JPS60248708A - 耐熱性の共重合体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、耐熱性の優れた共重合体に関するものである
。さらに詳しくは、メタクリル酸５〜４０重量部、スチ
レン、メタクリル酸エステル、アクリロニトリルから選
択される少なくとも１種以上の単量体９５〜６０重量部
、及びこれらと共重合可能な単量体０〜２０重量部（単
量体合計１００重量部）からなる耐熱性共重合体に関す
るものである。

（従来の技術） 最近、自動車部品、電気部品、ＯＡ機器部品分野で耐熱
性の良い樹脂の需要がますます高まって来ている。従来
、ポリカーボネート、ボリアリレート等のエンジニアリ
ングプラスチックスやＡｓ樹脂が使用されていたが、前
者は高価であること、後者は耐熱性が不十分であるなど
の欠点があった。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明者らは、かかる欠点を改良すべく鋭意研究した結
果、本発明に至ったものである。即ち本発明は安価でか
つ耐熱性に優れた共重合体を提供することを目的とする
。

（問題点を解決するための手段） 以下詳細に本発明を説明する。本発明の共重合体は、メ
タクリル酸５〜４０重量部、スチレン、メタクリル酸エ
ステル、アクリロニトリルから選択される少なくとも１
種以上の単量体９５〜６０重量部、及びこれらと共重合
可能な単一量体０〜２０重量部からなる。更に好ましく
は、ｆｉｌＺり＋Ｊルｆ１０〜３０重量部、スチレン、
メタクリル酸エステル及びアクリロニトリルから選択さ
れる少くとも１種以上の単量体９０〜７０重量部からな
る。

メタクリル酸が５重量部未満では耐熱性向上効果が少な
く、４０重量部をこえると成形加工が困難となるため好
ましくない。スチレン１．メタクリル酸エステル、アク
リロニトリルの使用割合は任意でよい。加工成形の面か
らはスチレンがリッチな系がよい。耐油性、ガスバリヤ
−性の面からはアクリロニトリルがリッチな糸がよい。

本発明でいうスチレンとは、スチレン及びｔ−プチルス
チレン、ｐ−メチルスチレン、ｐ−ハロゲン化スチレン
等のスチレン誘導体がアシ、これらは単独で使用、或は
併用することができる。アクリロニトリルとは、アクリ
ロニトリル及びメタアクリロニトリルを言い、これらは
単独で使用、或は併用することができる。メタクリル酸
エステルとは、メチルメタクリレート、エチルメタクリ
レート等のメタクリル酸エステルを言い、これらは単独
使用、或は併用するととができる。また本発明でいう、
これらと共重合可能な単量体とは、無水マレイン酸、Ｎ
−フェニルマレイミド、Ｎ−メチルマレイミド等のマレ
イミド化合物、アクリル酸及びそのエステル、α−メチ
ルスチレン等の公知の単量体を言う。これらも単独で使
用、或は併用することができる。

本発明の共重合体は、前記単量体を使用して、公知の乳
化重合法、懸濁重合法、または塊状重合法等によって得
られる。乳化重合法で得た共重合体は、粒子径が小さい
ため取扱いが困難であること、凝固工程が必要なこと、
また共重合体粒子に残存する乳化剤のため成形体の透明
性が低下する。従って、懸濁重合法または塊状重合法で
共重合体を製造するのが好ましい。乳化重合法あるいは
懸濁重合法では、公知の乳化剤、分散剤が使用される。

重合開始剤としては、乳化重合法では公知の水溶性開始
剤またはレドックス系開始剤が使用される。また、懸濁
重合法あるいは塊状重合法では公知の油溶性開始剤が使
用される。

またメタクリル酸は水溶性であるだめ塊状重合法、ある
いは塊状重合の途中から懸濁重合にする塊状・懸濁重合
法を採用するのが重合排水、メタクリル酸の重合性の面
から有利である。

本発明の共重合体は、比粘度〔ηｓｐ　）が００１〜０
．７　（０，３％ジメチルホ）Ｖムアミド溶液）であシ
、殊に０．０３〜０．５の範囲のものが好ましい。

共重合体の分子量調節のためには、ｔ−ドデシルメルカ
プタン、２−メルカプトエタノール、チオフェノール等
の公知の連鎖移動剤；ジアリルフタレート、ジエチレン
グリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタ
アクリレート等の公知の多官能性化合物を使用してもよ
い。

マタ、ベヘニン酸、エチレンビスステアリルアミド、ス
テアリン酸、流動パラフィン等の公知の滑剤を共重合体
製造時に添加してもよい。

更に、必要ならば、ＮＢＥ、ポリブタジェン、スチレン
−ブタジェン共重合体等の公知のゴムを共重合体製造時
に添加してもよい。

本発明の共重合体は、前述の滑剤や、公知の安定剤、着
色剤、顔料、難燃剤、その他各種の樹脂とブレンドして
利用してもよい。ブレンドする樹脂としては、ポリ塩化
ビニル系樹脂、塩素化ポリ塩化ビニル系樹脂、ＭＢＳ系
樹脂、塩素化ポリエチレン系樹脂、アクリルゴム系樹脂
、ＮＥＲ系樹脂及びポリカーボネート、ボリアリレート
等のエンジニアリングプラスチックス等公知の樹脂があ
る。

本発明の共重合体は、インジェクション、口−ル、押出
成形機で加工成形出来る。また、製品形態としてはプラ
スチック成形体分野、発泡成形体分野に利用出来る。

（実施例と効果） 以下に本発明の実施例を示すが、これらは何ら本発明を
限定するものでない。

実施例１〜１１、比較例１〜４ 攪拌翼を有する内容積３１のステンレス重合器ニ、ジ−
ｔ−ブチルパーオキシへキサヒドロテレフタレート（略
称ＨＴＰ）、１，１−ジブチルパーオキシ−３，３，５
−トリメチルシクロヘキサン（略称ＤＢＴＯ）、１，１
′−アゾビヌシクロヘキサンカーポニトリル（略称ＡＢ
ＣＣ）、メタクリル酸、ヌチレン、メチルメタアクリレ
ート、アクリロニトリルからなる混合単量体１００部を
仕込み、９５′ｃで３時間重合し、次いで部分ケン化ポ
リ酢酸ビニル０５部を溶解したイオン交換水２００部を
仕込み、更に９５℃で６時間重合した。それから＋　１
５　′ｃで４時間の熱処理を行なった。脱水后、１５０
　’Ｃで１時間乾燥した。そして共重合体の重量から転
化率をめた。

次イで、この共重合体をインジェクション成形機でテス
トピースを作り、これから５　ｋｑ　／　ｃｍ２荷重の
ビカット軟化温度（′Ｃ）を測定した。結果を表−１に
示す。尚、表−１には比較例として市販のＡＳ樹脂、ポ
リメタクリル酸メチルを、上記と同様にして測定したビ
カット軟化温度も併載した。

米１　タイリル７６９（’ＡＳ樹脂市販品）米２　アク
リベットＭＦ（ポリメタクリル酸メチル系樹脂市販品） 米３　サンプルがもろくて、シートとして取出すことが
出来なかった。

来４０印は市販樹脂を用いてたことを示す表−１からメ
タクリル酸が５部未満では耐熱向上の効果が少なく、４
０部をζえると加工成形性が悪く々ることが判る。また
、従来の樹脂ではｒ＃熱性が低いことが判る。

特許出願人　鐘淵化学工業株式会社 代理人弁理士浅野真−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　メタクリル酸５〜４０重量部、スチレン、メタク
   リル酸エステル及ヒアクリロニトリルから選択される少
   なくとも１種以上の単量体９５〜６０重量部、及びこれ
   らと共重合可能な単量体０〜２０重量部（単量体合計１
   ００重量部）からなる比粘度〔ηｓｐ　）が００１〜０
   、７　（０，５％ジメチルホルムアミド溶液）である耐
   熱性の共重合体。 ２、　懸濁重合法または塊状重合法によって得られる特
   許請求の範囲第１項記載の耐熱性の共重合体。 ３、　重合中、塊状重合から懸濁重合に切換える塊状・
   懸濁重合法によって得られる特許請求の範囲第１項記載
   の耐熱性の共重合体。