JPS60237180A

JPS60237180A - 密閉形ロ−タリ圧縮機

Info

Publication number: JPS60237180A
Application number: JP9092884A
Authority: JP
Inventors: Masayasu Sudo; 須藤　正庸; Minoru Ooki; 大木　年
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1984-05-09
Filing date: 1984-05-09
Publication date: 1985-11-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明は、冷凍冷蔵庫や空調機等に使用される密閉形ロ
ータリ圧縮機の防振構造に関するものである。

〔発明の背景〕

従来の密閉形ロータリ圧縮機の防振構造を第１図により
説明する。１は圧縮機、２はケースであり、電動要素及
び圧縮要素を収納している。３ｆまステータ、４はロー
タであり、電動要素を形成している。５はクランク軸、
６はシリンダ、７はローラ、８は軸受、９はベーンであ
り、圧縮要素を形成している。１０は支持足、１１は支
持棒であり、ケースに固定しである。１２は円筒ゴム、
１’３１′ｉ支持台、１４は防振ゴムであり、これらで
−圧縮機を防振支持している。

このような従来の圧縮機では、モータから生ずる回転方
向のトルク変・助力や圧縮機１のシリ／ダ乙に加わる変
動負荷トルクが加蛋力としてケース２に働くために圧縮
機１が回転方向に振動する。

そのため圧縮機１の振動を低減するため、例えば実開昭
５８−８４３８３号公報に示されるように支持足１０及
び支持棒１１の取付は位置をクランク軸５の軸線と唸ぼ
水平面上になるようにするととが知られている。この方
法は、支持点を圧縮機１の回転軸心近くにすることによ
って圧縮機１の固有振動数を低くして振動を低減するも
のであるが、防振ゴム１４と圧縮機１とで形成する振動
系の固有振動数は存在し、大巾な振動低減は困難である
。

〔発明の目的〕

本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、圧
縮機１の回転方向運転撮動をより大巾に低減し低振動の
密閉形ロータリ圧縮機を提供することを目的とするもの
である。

〔発明の概要〕

すなわち、圧縮機１が振動する周波数と等しい固有振動
数を持つ吸振器をケース２に取付け、圧縮機１の振動と
逆位相で吸振器を振動させることによシ、圧縮機１の振
動を止めるものである。

〔発明の実施例〕以下、本発明の一実施例を第２図及び第６図によシ説明
する。従来と同符号のものは、同一物を示す。１５は、
吸振器であり、ケース２に取付けられる。１６は振子で
あり、１７は支点軸でケース２に固定されている。１８
は穴でちゃ、振子１６に設けられ支点軸１７に嵌合する
。Ｇは振子１６の重心、ｈは穴１８の中心から重心Ｇま
での長さを示す。

このように構成された本発明の密閉形ロータリ圧縮機に
おいては、モータのトルクや圧縮負荷トルクが７１０損
力として働くと支点軸１７を中心軸として振子１６が左
右に振動する。振子１６の固有振動数を加振力の周波数
に等しくすると振子１６は共振状態となって振動する。

振子１６が共振状態になったときは、加振力の働く方向
と振ｆ１６の撮れる方向が逆位相となる。すなわち、加
振力Ｆが第３図の矢印の方向（時計廻り）に働くときは
振子１６は反対方向（反時計廻り）に振れる。

そのため、ケース１は、時計廻り方向の加振力と振子１
６の撮れによる反時計廻りの力を同時に受けて釣合状態
となるのでケース２は全く振動しなくなる。振子１６の
固有振動数は、振子１６の重量をＷとし、穴１８の中心
まわりの慣性モーメントをＪとするとｆｎ　＝　Ｗｈ／
Ｊ　／２πで示されるので振動を低減しようとする周波
数に等しくなるようにＷとＪとｈを設定することによシ
決められる。また、複数の振動を低減する場合は、それ
ぞれの周波数に等しい複数個の吸振器１５をケース２に
取付ければよい。更に圧縮・機１の回転振動を低減する
場合には、回転中心軸から遠ざけた方が効果的である。

第４図及び第５図は、本発明の他の実施例であり、吸振
器１５を振子１６と弾性体１９、支持板２０とで構成し
たものである。振子１６に設けた切欠溝２１ば、弾性体
１９の上部に設けた７ツク部が当接し、振子１６のピン
穴２２は弾性体１９の下部に設けたピン部が嵌合する、
振子１６の矩形切欠部２６は、支持板２０のＵ字曲部が
位置するためのものである。弾性体１９には、中央部に
山形の曲げが設けられ、支持板２０の０字曲げ部に挾み
込まれる。支持板２０の０字曲げ部は、ド部に密着部２
４があり弾性体１９が下方にずれないようにしである。

このような本発明の他の実施例では、振子１６の固有撮
動数が弾性体１９の曲げ剛性にと切欠溝２１とピン穴２
２の中間０点を回転中心とした振子１６の慣性モーメン
トＪで決まる（ｆ＝　ｋ７３　／２π）ので、弾性体１
９の曲げ剛性Ｋを変えるのみで固有撮動数が変えられ、
種々の周波数に対応し７た吸振器が１乍り易い。また、
本実施例のものは、振子１６がＦ方向に吊り下げられる
ものとけかぎらず水平方向に煩いで取付けても吸振器の
働きをする本のである。また、振子１６０重心Ｇが、弾
性体１９のＥＦ軸心線上から外れた点にあるようにすル
ば、振子１６にはモーメントが向き弾性体１９に初期の
曲げ力が常に加わるので支持板２０に押し７当てられＣ
ガタ付くことがなくなる。

〔発明の効果〕

以上、説明のごとく本発明の密閉形ロータリ圧縮機では
、圧縮ＦＩｋｌに働く振動の周波数に等しい固有振動数
の吸振器１５を設けて振子１６を加振力に対して逆位相
で共振させるようになっており加振力と振子１６の振動
により生ずる力が圧縮機１に対してそれぞれ反対方向に
作用して釣合うので、圧縮機１は全く振動しなくなると
いう利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の密閉形ロータリ圧縮機の断面図、第２
図は、本発明の密閉形ロータリ圧縮機の断面図、第６図
は、第２図の吸振器を示す斜視図、第４図は、本発明の
他の実施例の密閉形ロータリ圧縮機、第５図は、第４図
の吸振器を示す斜視図。１・・・圧縮機、２・・・ケース、６・・・ステータ、
４・・・ロータ、５・・・クランク軸、６・・・シリン
ダ、７・・・ローラ、８・・・軸受、９・・・べ−／、
１０・・・支持足、１１・・・ｉ持棒、１２・・・円筒
ゴム、１６・・支持台、１４・・・防根ゴム、１５・・
・吸振器、１６・・振子、１７・・・支点軸、１８・・
・穴、１９・・・弾性体、２０・・・支持板、２１・・
・切欠溝、２２・・・ピノ穴、２６・・・矩形切欠部、
２４・・・密着部。＄１図半２図

Claims

【特許請求の範囲】１、電動要素と圧縮要素をケース内に収納した密閉形ロ
ータリ圧縮機において、吸振器を備え持つことを特徴と
した密閉形ロータリ圧縮機っ２、振子と支点軸で吸振器
を構成し支点軸を圧縮機に取付けたことを特徴とする特
許請求の範囲第１項記載の密閉形ロータリ圧縮機。６、吸振器を弾性体と振子で構成し、理性体を支持板で
支持し、当該支持板を圧縮機に取付けたことを特徴とす
る特許請求の範囲第１項記載の密閉形ロータリ圧縮機。４、振子の重心が弾性体の上丁軸心線上からずれている
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項第２項記載の密
閉形ロータリ圧縮機。