JPS6023405A - 室温硬化性弾性組成物 - Google Patents

室温硬化性弾性組成物

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JPS6023405A
JPS6023405A JP13209483A JP13209483A JPS6023405A JP S6023405 A JPS6023405 A JP S6023405A JP 13209483 A JP13209483 A JP 13209483A JP 13209483 A JP13209483 A JP 13209483A JP S6023405 A JPS6023405 A JP S6023405A
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JP
Japan
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polymer
formula
group
composition
mol
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JP13209483A
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English (en)
Inventor
Yoshiya Hatsutori
服部 善哉
Takashi Nishikawa
俊 西川
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Sunstar Giken KK
Sunstar Engineering Inc
Original Assignee
Sunstar Giken KK
Sunstar Engineering Inc
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Publication date
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  • Polymerization Catalysts (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は室温硬化性弾性組成物、さらに詳しくは、特に
耐光性、耐候性、耐熱性、耐久性、耐汚染性に優れかつ
安価な弾性シーリング利に適する水分または湿気硬化性
共重合体組成物に関する。
弾性シーリング材は建築、土木、車輌、電機等諸産業に
おいて必要欠くべからざる材料であり、年々その使用量
は増大しつつある。
現在、弾性シーリング材としてポリウレタン系、ポリア
クリルエマルジョン系、iEシリコーン系、ポリサルフ
ァイド系、シリコーン系等の種々の重合体組成物が使用
されている。就中、シリコーン系特に、2成分シリコー
ン系は他の重合体組成物に比し耐光性、耐候性、耐熱性
および耐久性のいずれについても優れた特性を有するた
め、特に建築用シーリング材として有用とされているが
、コストが高く、また組成物中の低分子量ポリジメチル
シロキサンの移行に起因すると考えられる施工周辺部祠
のlυ染性および弾性シーリング材表面へ塗装される塗
膜との密着性に問題がある。
本発明者らは、上記2成分シリコーン系の優れた耐光性
等の特性を保持しつつ、且つその汚染性および密着性の
問題を解決すべき研究を進めた所、特定のアクリル酸エ
ステル単量体と特定のビニルアルコキシシランおよび(
メタ)アクリロキシアルコキシシランとをメルカプト基
含有連鎖移動剤の存在下重合して得られる共重合体を創
製し、該共重合体を主成分とする重合体組成物について
既に出j如係属中である(特開昭57−179210号
公報参照〕。しかしなから、この組成物の硬化物はモジ
ュラス強度(切断強度)が低く、また表面が粘着性を示
すことが多いため、粉じんなどの付着、汚れやすい等の
欠点があった。
そこで本発明者らは、かかる問題点に鑑み更に鋭意研究
を進めた結果、」1記アクリル酸エステル単量体(およ
び必要に応して他の重合性単量体を併用)を重合性開始
剤として特定のアゾビスニトリル比合物の存在ドで重合
すると、得られる重合体が上述の欠点を悉く解消し、所
望の物性を有することを見出し、本発明を完成するに至
った。
即ち、本発明は、式、 C:H2= ci−icooItICTj〔式中、R1
は炭素数2〜8のアルキル基である〕 で示されるアクリル酸エステル単量体の少なくとも1種
を、重合開始剤として式、 〔式中、K2は炭暴数1〜4のアルキル基、Xはメトキ
シ基またはエトキシ基、aは0、lまたは2、およびR
3は2価の炭化水素基(好ましくは炭素数2〜4)であ
る〕 で示されるアルコキシシリル基含有アゾビスニトリル化
合物の少なくとも1種の存在下重合して得られる重合体
を主成分とすることを特徴とする室温硬化性弾性組成物
を提供するものである。
本発明において用いる上記アクリル酸エステル単量体C
I)としては、例えばエチルアクリレート、プロピルア
クリレート、n−ブチルアクリレート、インフチルアク
リレート、アミルアクリレート、ヘキシルアクリレート
、2−エチルへキシルアクリレート、シクロへキシルア
クリレート、n−オクチルアクリレート等の炭素数2〜
8の直鎖、分岐鎖および脂環状アルキルエステル類が好
ましく、これらの少なくとも1種を使用に供する。炭素
数が1のものは得られる重合体の物性が硬脆となり、炭
素数9以」二では得られる重合体の強度が低いだけでな
く、粘着性が発現しやすく好ましくない。
上記アクリル酸エステル単量体に代え、メタクリル酸エ
ステル単量体の使用も考えられるか、この種メタクリル
酸エステル単量体を使用すると得られる組成物がゴム弾
性を有しない場合があって好ましくない。しかしながら
、最終組成物に要求される物性を害しない範囲、通常5
0モル%以下、好ましくは20モル%以下の割合でアク
リル酸エステル単量体と重合し得る他の重合性単量体が
併用されてよく、この種単は体として、例えばメタクリ
ル酸エステル類(メチルメタクリレート、エチルメタク
リレート、n−ブチルメタクリレート、インブチルメタ
クリレート、2−エチルへキシルメタクリレート、ラウ
リルメタクリレート、トリデシルメタクリレート、ベン
ジルメタクリレ−11、シクロへキシルメタクリレ−1
・、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメ
タクリレート、グリシジルメタクリレート、2−メトキ
シエチルメタクリレート、2−エトキシエチルメタクリ
レート等)、前記式〔■〕以外のアクリル峻エステル類
(メチルアクリレ−h、グリシジルアクリレート、2−
ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ルアクリレート等)、メタクリル酸、アクリル酸、酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル、パーサティック酸ビニル
(商品名ベオバ、シェル化学製)、塩化ビニル、アクリ
ロニトリノペスチレン、アクリル酸アミド、N−メチロ
ールアクリル酸アミド、ビニルピリジン、無水マレイン
酸、ビニルピロリドン、ブタジェン等が挙けられる。
本発明において用いる上記アルコキシシリル基含有アゾ
ビスニトリル化合物(以下、シリルアゾ化合物と称す)
 C]Jjは、重合開始剤として機能すると同時に、反
応成分としても寄与し得られる重合体の分子鎖両末端に
アルコキシシリル化を導入する。かかるシリルアゾ化合
物はそれ自体公知のもので、例えは分子末端に二重結合
を有するケトン化合物(5−ヘキセン−2−オン、4−
ペンテン−2−オンなど)とヒドラジンの脱水縮合物を
、触媒としてクロロ白金酸等の存在下モノ乃至トリアル
コキシシランでアルコキシシリル化した後、ンアン化水
素を付加してヒドラゾビスニトリル化合物とし、次いて
ハロゲン(塩素、臭素など)て重化することにより製造
される〔ジョエル・1〕・シトロン著[ジャーナル・オ
ン・アプライド・ポリマー・サイエンス」(18巻、3
259〜3265頁、1974年、5ynLhesis
 of Sil 1con −5ubstitutcd
 Azonitriles and Tl1eir U
sein Preparing Caulks )参照
〕。
上記シリルアゾ化合物の具体例としては、2.2′−ア
ゾビス6−(メチルジメトキシシリル)2−メチルカプ
ロニトリル、 2.2−アゾビス6−(メチルジェトキシシリル)2−
メチルカプロニトリル、 2.2−7ソヒス6− (ジメチルメトキシシリル)2
−メチルカプロニトリル、 2.2−アゾビス6−(ジメチルエトキシシリル)2−
メチル力プロニトリノベ 2.2′−アゾビス7−(トリエトキシシリル)2−メ
チル力ブリロニ) IJ Jl/、2.2−アゾビス7
−(トリエトキシシリル)2−メチル力ブリロニトリル
、 2.2−アゾビス5−(メチルジメトキシシリル)2−
メチルバレロニトリル、 2.2−アゾヒス5−(メチルジェトキシシリル)2−
メチルバレロニトリル、 2.2−アゾビス5−(ジメチルメトキシシリル)2−
メチルバレロニトリル、 2.2′−アゾビス5−(ジメチルエトキシシリル)2
−メチルバレロニトリル、 2.2’−’7ゾピス5−(トリメトキシシリル)2−
メチルバレロニトリル、 2.2−アゾビス5−(トリエトキシシリル)2−メチ
ルバレロニトリル、 2.2′−アゾビス4−(メチルジメトキシシリル)2
−メチルブチロニトリル、 2.2′−アゾビス4−(メチルジェトキシシリル)2
−メチルブチロニトリル、 2.2′−アゾビス4−(エヂルジメトキシシリル)2
−メチルブチロニトリル、 2.2−アゾヒス4−(ジメチルメトキシシリル)2−
メチルブチロニトリル、 2.2−アゾビス4−(ジメチルエトキシシリル)2−
メチルブチロニトリル、 2.2−アゾビス4−(トリメトキシシリル)2−メチ
ルブチロニトリル、 2.2−アゾビス4−(トリエトキシシリル)2−メチ
ルブチロニ!・リル 等が挙けられ、これらの少なくとも1種を使用に供する
本発明に係る室温硬化性組成物の主成分である重合体は
、上記シリルアゾ化合物CIT)を重合開始剤としアク
リル酸エステル単量体[ID単独またはこれに他の重合
性単量体を併用して通常の方法(塊状重合法、溶液重合
法など)および条件でラジカル重合することにより製造
される。」1記重合に際し、重合体の平均分子量を調節
するため連鎖移動剤を得られる重合体の用途に応じた適
宜配合量で使用されてよい。この連鎖移動剤としては、
通常の各種メルカプタン類(例えば11−ブチルメルカ
プタン、オクチルメルカプタン、ラウリルメルカプクン
、ペンシルメルカプタン、シクロヘキシルメルカブタン
等の脂肪族、芳香族、脂環族メルカプタン類)以外に、
式: %式%) 〔式中、R4は2価の炭化水素基、R5は炭素数1〜4
のアルキル基、Yはメトキシ基またはエトキシ基、およ
びbは0.1または2である〕で示されるメルカプトア
ルコキシシラン、およヒ式:〔式中、R6,R7は2価
の炭化水素基、Rs 、 R9は炭素数1〜4のアルキ
ル基、Z、Wはメトキシ基またはエトキシ基、およびC
、dハ0. 1マタは2で遺る〕で示されるビスアルコ
キシシリルアルキルジスルフィド化合物が挙げられる。
上記アクリル酸エステル単量体CI)とシリルアゾ化合
物CIOの使用割合にあって、特に当該重合体をシーリ
ング祠用素利とする場合では、通常アクリル酸エステル
単量体(他の重合性単量体を併用する場合これも含めて
)1モルに対し、シリルアゾ化合物o、oos〜0.1
モル、好ましくは0,01〜005モルで選定すれはよ
い。上記シリルアゾ化合物の割合が0.005モル未満
、であると、得られる重合体は高粘度となり取扱いに支
障を来し、且つ硬化後の強度が低下したり、粘着性が発
現し、また0、1モルを越えると、硬化後の物性が硬脆
となる傾向にある。またこれら物性面以外に、シリルア
ゾ化合物はそれ自体製造が煩雑でコスト高となることか
ら、経済的および実用的なシーリング材を考慮すれば特
に0.01〜0.05モルの割合が好適といえる。
以上の如くして製造される重合体は、硬化後の粘着性が
ほとんどなく、粉じん等の付着による汚染もなく、しか
も従来の2成分シリコーン系と何ら遜色なく優れた耐光
性、耐候性、耐熱性および耐久性を有し、特にモジュラ
ス強度においても強靭なゴム弾性を付与することが認め
られる。
本発明に係る室温硬化性弾性組成物は、」1記重合体単
独またはこれに各種用途配合剤を添加して構成される。
使用用途としては、シーリング材以外に広く塗料、接着
剤等にも適用することができる。以下、シーリング材に
適用する場合について詳述する。
シーリング利組成物としては、当該重合体に必要に応じ
て可塑剤、充填材、補強剤、垂れ市め剤、着色剤、物性
調整剤、安定剤、接着促進剤、硬化促進剤、溶剤等を配
合し得るが、従来の弾性シーリング材(ポリウレタン系
、変成シリコーン系等)で必要とされる老化防止剤を特
に用いなくとも、シリコーン系シーリング材に匹敵する
優れた耐光性、耐候性、耐熱性および耐久性を有するう
え、その製造コストもはるかに安くてすむため極めて有
用である。
可塑剤としては、物性の調節、性状の調節などの目的に
よりシフ゛チルフタレート、ジヘプチルフタレート、ジ
(2−エチルヘキシル)フタレート、ブチルベンジルフ
タレート、ブチルフタリルブチルグリコレート等のフタ
ル酸エステル類;ジオクチルアジペート、ジオクチルセ
バケート等の非芳香族二塩基酸エステル類;ジエチレン
グリコールジベンゾエート、トリエチレングリコールジ
ベンゾエート等のポリアルキレングリコールのエステル
頬、トリクレジルホスフェート、トリブチルボスフェー
ト等のリン取エステル類;塩素化パラフィン類、アルキ
ルジフェニル、部分水添ターフェニルなどの芳香族炭化
水素系油等の単独あるいは2種以上混合して使用するこ
とができるが、必ずしも必要とするものでない。なお、
これら可塑剤は重合体製造時に配合することも可能であ
る。
充填材、補強材は硬化性組成物の物性(伸び、引張り強
さ等)の向上、性状の調整、コストの低減などの目的で
用いるが、重質および軽質炭酸カルシウム、脂肪酸、樹
脂酸、陽イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤等で表
面処理を行った炭酸カルシウム;炭酸マグネシウム、タ
ルク;酸化チタン;硫酸バリウム;アルミナ;アルミニ
ウム、亜鉛、鉄などの金属粉;ベントナイト;カオリン
クレー;フユ〜ムドシリ力2石英粉;カーボンブラック
;タルク等の通常のものを1種または2種以上用いる。
特に、本発明組成物を用いると、耐光性、耐候性が非常
にすぐれているため、フユームドシリカ等透明性を与え
る充填材、補強材を用いても屋外で充分に使用し得る耐
光性、耐候性を与える。
垂れ止め剤としては、水添ヒマシ油誘導体ニステアリン
酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン
酸バリウムなどの金属石ケン類等か挙けられるが、使用
目的によっては、または充填材、補強材の配合によって
不要な場合がある。
着色剤は必要に応じ通常の無機、有機顔料、染料等が使
用できる。本発明に係る重合体は殆んど無色で、かつ耐
変色性も非常に優れているため、使用顔料、染料の耐候
性に注意すれば、すぐれた色調を長時間保つことかでき
る。
物性調整剤としては、各種シランカップリング剤、例え
はメチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシンラ
ン、トリメチルメトキシシラン、n−プロピルトリメト
キシシラン等のアルキルアルコキシシラン類;ジメチル
ジイソプロペノキシシラン、メチルトリインプロペノキ
シシラン、γ−クリシドキシノロピルメチルジイソブロ
ペノキシシラン等のアルキルイソプロペノキシシラン類
;γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、
γ−クリシトキシプロピルトリメトキシシラン、ビニル
トリメトキシシラン、ビニルジメチルメトキシンラン、
γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N、−(β−
アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラン
、γ−メフルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−
メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン等の官能基
を有するアルコキシシランが必要に応じて添加される。
該アルコキシシラン類は珪素原子に結合するアルコキシ
基の数が多い程硬さを増す傾向がある。通常、該物性調
整剤はシーリング材用素材として用いる重合体100部
(重量部、以下同様)に対しおよそ5′部以下で充分な
効果を発揮する。
安定剤としては、硬化性組成物中の水分を除去しておけ
ば、必ずしも必要とするものではないが、メタノール、
エタノール等の低級アルコール、各種アルコキシシラン
系シランカップリンク剤が重合体100部に対し10部
以下用いられてよい。
接着促進剤は本発明の重合体自体かガラス、その他のセ
ラミック類、金属等に対し接着性を有し、また、各種プ
ライマーを用いれば、広範囲な材料に対し接着させるこ
とが可能であるので、必ずしも必要でないが、各種シラ
ンカップリング剤、アルキルチタネート類、芳香族ポリ
インシアネート等を1種または2種以上用いることによ
り、さらに多種類の被着体に対しても接着性を改善する
ことができる。
硬化促進剤としては、テトラブチルチタネート、テトラ
プロピルチタネート等のチタン酸エステル類;ジブデル
錫ジラウレ−1・、ジブチル錫マレエート、ジブチル錫
ジアセテート、オクチル酸錫、ナフテン峻錫等の有筬錫
化合物:オクチル酸鉛;ブチルアミン、オクチルアミン
、ジブチルアミン、モノエタノールアミン、ジェタノー
ルアミン、トリエタノールアミン、ジエチレントリアミ
ン、トリエチレンテトラミン、オレイルアミン、オクチ
ルアミン、シクロヘキシルアミン、ベンジルアミン、ジ
エチルアミノプロピルアミン、キシリレンジアミン、ト
リエチレンジアミン、グアニジン、ジフェニルグアニジ
ン、2,4.67)リス(ジメチルアミノメチル)フェ
ノール、モルホリン、N−メチルモルホリン、1,3−
ジアザビシクロ(5,4゜6)ウンデセン−7(DBU
)などのアミン系化合物あるいはこれらのカルボン酸等
の塩;過剰のポリアミンと多塩基酸より得られる低分子
量ポリアミド樹脂:過剰のポリアミンとエポキシ化合物
の反応生成物、アミノ基を有するシランカップリング剤
、例えば、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N
−(β−アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキ
シシラン等の1種または2種以上が必要に応じて用いら
れてよい。
なお、作業性の改善、粘度の低下等の目的で溶剤を配合
してもよく、たとえば、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル
、酢酸セロソルブ等のエステル系溶剤、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン等
のケトン系溶剤が挙げられる。この溶剤は重合体製造時
に用いてもよい。
老化防止剤は特に添加することを要しないが、通常の酸
化防止剤、紫外線吸収剤を使用してもよい。
かかるシーリング材組成物は全ての配合剤を予め配合密
封保存1−1、施工機空気中の湿気により硬化する1成
分型として調製することもできるし、また、硬化剤とし
て別途、硬化触媒、充填材、可塑剤、水等の成分を予め
配合しておき、重合体組成物に上記配合剤(利)を配合
した主剤と使用前混合する2成分型として調製すること
もできる。
■成分型の場合、全ての配合物が予め配合されるため、
水分を含有する配合剤(材)は予め脱水乾燥してから使
用するか、あるいは配合混練中に減圧等により脱水する
のが好ましい。
2成分型の場合、重合体を含有する主剤に硬化触媒を配
合する必要がないので、配合剤(拐)には若干の水分を
含有していてもゲル化の心配は少ないが、長期間の貯蔵
安定性を必要とする場合は脱水乾燥するのか好ましい。
脱水・乾燥方法としては、粉状などの固状物は加熱乾燥
法、液状物の場合は減用脱水法あるいは合成ゼオライト
、活性アルミナ、シリカゲル等を使用した脱水法が好適
である。また、インシアネート化合物を少般配合してイ
ンシアネート基と水を反応させて脱水してもよい。かか
る脱水乾燥法に加えてメタノール、エタノール等の低級
アルコ7/L/、n−7’口ピルトリメトキシシラン、
ビニルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピ
ルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシラン等のアルコキシシラン化合物を添加
することによりさらに貯蔵安定性は向上する。
以下、本発明を実施例にもとずき、さらに詳細に説明す
る。
実施例1 (a1重合体の製造: n−ブチルアクリレート128g(1モル)、2.2−
アゾビス6−(メチルジェトキシシリル)2−メチルカ
プロニトリル10.26 F C0,02モル)および
ジ(2−エチルヘキシル)フタレート32グco、os
モル)を混合し、攪拌溶解する。
該混合液の一部(301を乾燥窒素ガスで置換した4ツ
ロ攪拌機付300rnl用セパラブルフラスコに入れ、
窒素ガスを吹込みながら油浴(75℃)中で徐々に加熱
する。数分後、重合が始まり発熱する。この発熱か穏か
になり粘度が上昇するのを確認し、そのまま攪拌・加熱
を続け、約10分後」1記混合液の残分を滴下ロートで
徐々に滴下して重合させる。約3時間で全量滴下後、さ
らに1114間加熱1セ1拌を続け、(It合反応を完
了させる。得られる重合体は、淡黄色透明の粘稠液であ
った。
110℃、3時間の減圧重Jfi変化法(不揮発分法)
による重合率98.5%、ゲルパーミュージョンクロマ
トグラフィー法による平均分子514000゜ (bl室温硬化性弾性組成物の調製および硬化物の作成
: 上記重合体100gに、ルチル型チタン白lOV、脂肪
酸表面処理炭酸カルシウム90Fおよびトルエン107
を予備混合した後、3本ロールにて20分間均一に混練
し、さらに減圧混合機中で5分間減圧脱泡し、白色ペー
スト状非垂下性の組成物を得る。次に、この組成物全量
にジブチル錫ジラウレート0.9gおよびn−ラウリル
アミン0゜3gを加え、気泡が混入しないように減圧下
でょく混合後、ポリエチレン板上に延ばし、20℃。
65%RHの室内で7日間放置硬化させた所、ゴム状弾
性を示す硬化シートが得られた。
実施例2 (a) n−ブチルアクリレ−)128P(1モル)、
2.2−アゾビス6−(メチルジェトキシシリル)2−
メチルカプロニトリル20.52g−(0,04モル)
およびジ(2−エチルヘキシル)フタレート32グ(0
,08モル)を混合し、4q拌溶解する。後は実施例1
−aに記載の操作を繰返して重合体を得る。
(I))実施例1−bに記載の操作を繰返して硬化シー
トを得る。
実施例3 (al n−ブチルアクリレート128g(1モル)、
2.2−アゾビス6−(メチルジェトキシシリル)2−
メチルカプロニトリル30.787(0,06モル)お
よびジ(2−エチルヘキシル)フタレート32FC0,
08モル)を混合し、攪拌溶解する。後は実施例1−a
に記載の操作を繰返して重合体を得る。
(1))実施例1−1〕に記載の操作を繰返して硬化シ
ートを得る。
実施例4 にI)n−ブチルアクリレート128FC1モル)、2
.2−アゾビス4−(エチルジメトキシシリル)2−メ
チルブヂロニトリル14.12!9(0,03モル)お
よびジ(2−エチルヘキシル)フタレート3:l(0,
08モル)を混合し、攪拌溶解する。後は実施例1−a
に記載の操作を繰返して重合体を得る。
(1〕)実施例1−1)に記載の操作を繰返して硬化シ
ートを得る。
実施例5 (a) n−ブチルアクリレート128グ(1モル)、
2,2−アゾビス7−(トリ再トキシシリル)2−メチ
ルカプリロニトリル11.14グ(0,02モル)およ
びジ(2−エチルヘキシル)フタレート32g(0,0
8モル)を混合し、攪拌溶解する。後は実施例1−aに
記載の操作を繰返して重合体を得る。
(b) 実施例1−bに記載の操作を゛繰返して硬化シ
ートを得る。
比較例1 (al シリルアゾ化合物の代わりに2,2′−アゾビ
ス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.62FC0
,0025モル)を使用し、γ−メタクリロキシプロピ
ルメチルジメトキシシラン3.4’9 !F (0,0
15モル)およびγ−メルカプトプロピルメチルジメト
キシシラン2.70PC0,015モル)を併用する以
外は、実施例1−aに記載の操作を繰返して重合体を得
る。
(1〕)実施例1−1〕に記載の操作を繰返して硬化シ
ートを得る。
比較例2 (a) シリルアゾ化合物の代わりに2.2′−アゾビ
ス−(2,4−ジメチルバレロニトリル) 0.62 
g(0,0025モル)を使用し、γ−メタクリロキシ
プロピルメチルジメトキシシラン1.16y(0゜00
5モル)およびラウリルメルカプタン0.51g(0,
0025モル)を併用する以外は、実施例1−aに記載
の操作を繰返して重合体を得る。
(1〕)実施例1−1)に記載の操作を繰返して硬化ソ
ートを得る。
試験例1 各実施例および比較例で得た硬化シートのゴム物性につ
いて、)IS K−6301に規定の3号ダンベルと島
津製作所製オートグラフDC,S−5000型を用い5
00m/分の引張速度で伸ひ率(%)および切断強度C
K9/cd)を測定した。
結果を表1に示す。
試験例2 各実施例および比較例で調製した組成物をそれぞれ、ガ
ラス板」二に約2馴厚で塗布し、屋外にて南面向45度
の角度で1ケ月間放置し、硬化物の粘着による汚染性を
評価した。結果を表1に示す。
表1の結果から明らかなように、本発明組成物(シリル
アゾ化合物を用いたもの)が比較組成物(ビニルアルコ
キシシランや(メタ)アクリロキシアルコキシノランを
用いたもの)に対して、破断時の伸び率が同等でありな
がら切断強度が2倍以」二に達し、強靭なゴム弾性を有
することがわかる。また、硬化物の表面粘着力の程度差
による汚染性評価として1ケ月間の屋外暴露した結果か
らみて、本発明組成物の場合粉じん等のゴミの表面付着
はほとんどなく汚染しなかったが、比較組成物ではゴミ
付着が多く、容易に取除くこともできずに白色であった
ものが灰濁色を示し〆η染が著しく起っていた。
特許出願人 ザンスター技研株式会社 代 理 人 弁理士 青山葆外1名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式、 clt 2= CM COO+tl 〔式中、1(、は炭素数2〜8のアルキル基である〕で
    示されるアクリル酸エステル単1け体の少なくとも1種
    を、重合開始剤として式、 〔式中、R2は炭素数1〜4のアルキル基、Xはメトキ
    シ基またはエトキシ基、aは0、lまたは2、およびI
    (3は2価の炭化水素基である〕で示されるアルコキシ
    シリル基含有アゾビスニトリル化合物の少なくとも1種
    の存在下重合して得られる重合体を主成分とすることを
    特徴とする室温硬化性弾性組成物。 2アクリル酸エステル単量体とアルコキシシリル基含有
    アゾビスニトリル化合物のモル比が110、 o o 
    s〜0.1である前記′第1項記載の組成物。
JP13209483A 1983-07-19 1983-07-19 室温硬化性弾性組成物 Pending JPS6023405A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4771117A (en) * 1987-04-30 1988-09-13 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polymerization of acrylic esters
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WO2011152002A1 (ja) 2010-06-03 2011-12-08 株式会社カネカ 湿気硬化型反応性ホットメルト接着剤組成物
WO2012033030A1 (ja) 2010-09-09 2012-03-15 株式会社カネカ 湿気硬化型反応性ホットメルト接着剤組成物
WO2012117902A1 (ja) 2011-03-02 2012-09-07 株式会社カネカ 硬化性組成物

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