JPS6023324Y2 - 光彩金銀糸 - Google Patents

光彩金銀糸

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Publication number
JPS6023324Y2
JPS6023324Y2 JP3871881U JP3871881U JPS6023324Y2 JP S6023324 Y2 JPS6023324 Y2 JP S6023324Y2 JP 3871881 U JP3871881 U JP 3871881U JP 3871881 U JP3871881 U JP 3871881U JP S6023324 Y2 JPS6023324 Y2 JP S6023324Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
gold
diffraction grating
adhesive
glitter
Prior art date
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Expired
Application number
JP3871881U
Other languages
English (en)
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JPS57150566U (ja
Inventor
照己 篠原
隆一 長野
Original Assignee
尾池工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 尾池工業株式会社 filed Critical 尾池工業株式会社
Priority to JP3871881U priority Critical patent/JPS6023324Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は点在した無数の小片が各ダイヤモンド様の光彩
を独自に放った金銀糸、珠に帯地等の織物の引箔用に供
することで好適となる光彩金銀糸に関するものである。
従来より虹色の光彩色を演する合成樹脂フィルムは周知
であり、当該製造方法としては例えば金属やガラス等の
平滑面に等間隔に細条溝をITrrrrLあたり300
乃至1500本程刻殺した回折格子面に合成樹脂フィル
ムを押圧してそれを転写し、その表面にアルミニウム、
銀等の金属薄膜を蒸着して製出されている。
而して斯かる回折格子フィルムは、それ自体を細幅に裁
断して織物用糸に成形したり、或いは当該回折格子フィ
ルムを微細な正方形、長方形等の方形に裁断したグリツ
タ−化したものを粘着剤と混合して装飾用ラベルとして
使用したりされている。
然し乍ら前者に於いては回折格子フィルムの製造に際し
てベースフィルムが厚手でないと織物用糸として使用出
来ず、製造コストが高くなる欠陥があり、また回折格子
フィルムはその製造工程により必然的に均一の外観模様
で、各模様の単位が規則的であるため、このフィルムを
細幅に裁断しても単に連続的に各種の虹色が現出するに
溜まり、頗る単調な光彩を放つに過ぎない。
更に後者に於いては前者同様ベースフィルムが厚手であ
ることが要求され製造が高価となり、且つ粘着フィルム
化されているため、片面のみの利用となり適用範囲が限
定されるものである。
本考案は叙上従来の欠陥を是正すると同時に、在来の如
く回折格子フィルム自体を細幅に裁断して糸状となすも
のではなく、該回折格子フィルムをスパングル即ち正方
形等の方形状に微細に裁断したる小片を使用し、これを
別異に設けたベースフィルムに無数に点在させて一面に
タイヤモンドの光彩を放ちた新規な金銀糸を提案したも
ので、即ちこの考案は透明な合成樹脂フィルム1の片面
に、回折格子フィルムを微細に裁断して形成した長さと
幅を有する面状のグリツタ−小片2を無数に内含する透
明な接着剤3の層を形成腰更にその表面に和紙4を貼着
したシートAを細幅に裁断して形成してなることを特徴
とする光彩金銀糸に係る。
本考案を図面に基き説明すれば、1は厚さ6〜25μの
透明な合成樹脂フィルムであって、これにはポ利エステ
ルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリカーボネー
トフィルム等が使用される。
2は前記合成樹脂フィルム1と和紙4の間に接着剤3と
共に内在される微細で無数のグリツタ−小片であり、こ
れは既述の如く金属等の平滑面に等間隔に細条溝を、1
rIrrnあたり300乃至1500本程度刻設した回
折格子面上に合成樹脂フィルムを押圧して回折格子をそ
れに転写し、斯かる表面にアルミニウム等の金属薄膜を
蒸着した回折格子フィルムを微細な面状に裁断したもの
であって、当該厚さは例えば18〜54μ、大きさは例
えば0.33〜0.7斜である少なくとも成る面積を持
った小片である。
3は厚さ1〜3μの膜厚に形成された透明な接着剤の被
膜であって、その粘着性は構成後に附与しない特性を持
ったものが使用される。
4は他面を形成する和紙である。
次いで本考案光彩金銀糸の実施の一例を挙げると先ず厚
さ12μの透明なポリエステルフィルムの片面に、AI
メッキが250〜400Aに施こされた回折格子フィル
ムを微細な面状に裁断して得たグリツタ−小片を接着剤
と混練してロールコテイングにて前記フィルムに塗布し
、向きが不規則な状態で無数のグリツタ−小片を比較的
密に形成して120〜140°Cにて乾燥すると共に、
その表面に坪量18〜44g/dの和紙をラミネートす
るか、或いは第4図に示す如く厚さ12μの透明なポリ
エステルフィルムの片面に接着剤を3〜5g/rrlロ
ールコーティングし、120〜140°Cで初期ドライ
後にグリツタ−小片をこれにふりかけ、他方同様に接着
剤が塗布された坪量が18〜44g/?71″である和
紙を、その接着剤を内面にして前記グリツタ−小片側へ
貼合せてシートAを製出する。
而して該シートAをマイクロスリッター等で細幅に裁断
して和紙をベースにした片面のみにダイヤモンド状の光
彩効果が現出した引箔用の平糸5とするか、または場合
によって他のナイロン、アセテート等の繊条と共に羽衣
撚、タヌキ撚として使用するものである。
尚、グリツタ−小片は厚さ30μ、大きさ0.4〜0.
6rrr!ILのもので20〜40g/ 771”塗布
し、接着剤はhaz e 1.0以下のものを5〜50
g/d使用し、アトコー目22(NV=50%)20幅
(東洋インキ製品)、触媒F−J2(2)、MEK5t
i、グリツタ−小片20部である。
また、グリツタ−小片は厚さ18〜54μのものが良い
が、厚手の方が並列にならべ易く、30〜54μが好ま
しい。
接着剤被膜はhazeが1.0以上であれば光彩性効果
を減少させ好ましくない。
本考案によれば片面に和紙をベースとして用い、他面は
透明な合成樹脂フィルムとなすと共に、該和紙とフィル
ム間に接着剤によって混練された回折格子フィルムのグ
リツタ−小片を無数に形成するか、或いは予め接着剤が
塗布された該フィルムに無数のグリツタ−小片を塗布し
て形成した光彩金銀糸であるため、片面に各グリツタ−
小片によるダイヤモンド状の特異な光彩を備えた在来に
見ない優雅で斬振な風合の糸となり、これを平糸、タス
キ撚にして帯地、着尺等に織成すれば、ダイヤモンド状
光彩の織模様を製出し得るものである。
なお本願考案の光彩金銀糸はシートAを細幅に裁断して
形成せられるものであるが、シートAを二枚用いてそれ
らの和紙側を内面にして適当な接着剤で貼合わせてなる
シートを細幅に裁断すればダイヤモンド風光彩効果を両
面に呈する金銀糸に利用することができる。
また本考案は金銀糸を一本一本打込む引箔用の光彩金銀
糸として誠に好適であって、そして和紙をベースとする
ため糸としての充分な腰の強さが発揮でき、取扱い簡便
で糸に伸びを招来させぬ利便がある。
更にベースである和紙の色彩を濃色とすれば更に優れた
ダイヤモンド光彩が現出するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案品を得る前のシート状物の見取図、第2図
は裁断後の本案品の見取図、第3図は同拡大断面図、第
4図は他の実施例による拡大断面図である。 1・・・・・・合成樹脂フィルム、2・・・・・・グリ
ツタ−小片、3・・・・・・接着剤、4・・・・・・和
紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 透明な合成樹脂フィルム1の片面に、回折格子フィルム
    を微細に裁断して形成した長さと幅を有する面状のグリ
    ツタ−小片2を無数に内含する透明な接着剤3の層を形
    成し、更にその表面に和紙4を貼着したシートAを細幅
    に裁断して形成してなることを特徴とする光彩金銀糸。
JP3871881U 1981-03-18 1981-03-18 光彩金銀糸 Expired JPS6023324Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3871881U JPS6023324Y2 (ja) 1981-03-18 1981-03-18 光彩金銀糸

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3871881U JPS6023324Y2 (ja) 1981-03-18 1981-03-18 光彩金銀糸

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57150566U JPS57150566U (ja) 1982-09-21
JPS6023324Y2 true JPS6023324Y2 (ja) 1985-07-11

Family

ID=29835865

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3871881U Expired JPS6023324Y2 (ja) 1981-03-18 1981-03-18 光彩金銀糸

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JPS57150566U (ja) 1982-09-21

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