JPS60224753A - ステンレス焼結材の製造方法 - Google Patents
ステンレス焼結材の製造方法Info
- Publication number
- JPS60224753A JPS60224753A JP7997184A JP7997184A JPS60224753A JP S60224753 A JPS60224753 A JP S60224753A JP 7997184 A JP7997184 A JP 7997184A JP 7997184 A JP7997184 A JP 7997184A JP S60224753 A JPS60224753 A JP S60224753A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sintered material
- stainless steel
- sintered
- sintering
- nitrogen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(δ) 発明の技術分野
本発明は硬度の高いステンレス焼結材を得るための製造
方法に関する。
方法に関する。
申)従来技術と問題点
従来、オーステナイト系ステンレス鋼粉を焼結しステン
レス焼結材を形成する製造は、第1図の製造工程図に示
すように、焼結ゾーン】においては還元環境に1時間当
たり6500 N (6500/I H’)の純水素を
用い、焼結ゾーンの温度を1250℃として1時間ステ
ンレス鋼粉を加熱して焼結を行い、その後冷却ゾーン2
において還元雰囲気に5500 jlノJHの純水素を
用い、自然冷却してステンレス焼結材を形成していた。
レス焼結材を形成する製造は、第1図の製造工程図に示
すように、焼結ゾーン】においては還元環境に1時間当
たり6500 N (6500/I H’)の純水素を
用い、焼結ゾーンの温度を1250℃として1時間ステ
ンレス鋼粉を加熱して焼結を行い、その後冷却ゾーン2
において還元雰囲気に5500 jlノJHの純水素を
用い、自然冷却してステンレス焼結材を形成していた。
この製造方法によるとステンレス焼結材の硬度(以後H
RBで表す)はHRB26〜30の範囲が得られ、従来
より通信機器に用いられるステンレス部品として形成さ
れ広く用いられていた。
RBで表す)はHRB26〜30の範囲が得られ、従来
より通信機器に用いられるステンレス部品として形成さ
れ広く用いられていた。
近年、これ等ステンレス部品の組立加工の効率化のため
、部品組立時にカシメ加工が必要となり従来のステンレ
ス部品の硬度ではカシメ強度が得られないといった欠点
が生じ、カシメ強度を持たせるための高い硬度が必要と
なった。
、部品組立時にカシメ加工が必要となり従来のステンレ
ス部品の硬度ではカシメ強度が得られないといった欠点
が生じ、カシメ強度を持たせるための高い硬度が必要と
なった。
(C1発明の目的
本発明は上述した従来のステンレス焼結材の製造方法の
欠点に鑑みて創案されたもので、高い硬度が得られるス
テンレス焼結材の製造方法を提供することにある。
欠点に鑑みて創案されたもので、高い硬度が得られるス
テンレス焼結材の製造方法を提供することにある。
+dl 発明の構成
そしてこの目的は本発明によれば、オーステナイト系ス
テンレス鋼粉を焼結して焼結材を形成するに際し、前記
ステンレス鋼粉を所定の温度で焼結するとともに、還元
雰囲気に窒素が水素に対して50〜70%の流量比とな
る混合ガスを使用し、焼結ゾーンにおいて加熱を行なっ
た後、冷却ゾーンにおいて上記焼結ゾーンにおける運転
雰囲気と同し雰囲気で焼結材の冷却を行うことを特徴と
するステンレス焼結材の製造方法により達せられる。
テンレス鋼粉を焼結して焼結材を形成するに際し、前記
ステンレス鋼粉を所定の温度で焼結するとともに、還元
雰囲気に窒素が水素に対して50〜70%の流量比とな
る混合ガスを使用し、焼結ゾーンにおいて加熱を行なっ
た後、冷却ゾーンにおいて上記焼結ゾーンにおける運転
雰囲気と同し雰囲気で焼結材の冷却を行うことを特徴と
するステンレス焼結材の製造方法により達せられる。
(el 発明の実施例
以下、本発明による一実施例を前記の第1図に示す製造
工程図を参照して詳細に説明する。Niが9〜13%+
Crが18〜20%、Cが0.03以下、Stが1゜0
0%以下、Mnが2.00%以下、残がFeとなる成分
のオーステナイト系ステンレス(SuS 304L)を
還元雰囲気として水素5000 I!/I Hに対して
窒素を2500 e/IHまたは3000 j! /I
Hまたは3500 # /I Hと50%、60%、
70%の3種類の流量比の混合ガスをそれぞれ用いると
ともに、焼結ゾーンにおいて1250’Cの温度で1時
間の加熱を行なった後、冷却ゾーンにおいて上記の焼結
ゾーンにおける還元雰囲気と同じ雰囲気で焼結材の冷却
を行なう。この焼結過程において窒素により焼結材に窒
化層が形成され焼結材の硬度の向上が得られることとな
る。
工程図を参照して詳細に説明する。Niが9〜13%+
Crが18〜20%、Cが0.03以下、Stが1゜0
0%以下、Mnが2.00%以下、残がFeとなる成分
のオーステナイト系ステンレス(SuS 304L)を
還元雰囲気として水素5000 I!/I Hに対して
窒素を2500 e/IHまたは3000 j! /I
Hまたは3500 # /I Hと50%、60%、
70%の3種類の流量比の混合ガスをそれぞれ用いると
ともに、焼結ゾーンにおいて1250’Cの温度で1時
間の加熱を行なった後、冷却ゾーンにおいて上記の焼結
ゾーンにおける還元雰囲気と同じ雰囲気で焼結材の冷却
を行なう。この焼結過程において窒素により焼結材に窒
化層が形成され焼結材の硬度の向上が得られることとな
る。
次に上記の3種類の還元雰囲気を用いて焼結を行なった
焼結材と、還元雰囲気に純水素を用いて焼結を行なった
従来の焼結材とについて比較試験を行なった結果につい
て説明する。
焼結材と、還元雰囲気に純水素を用いて焼結を行なった
従来の焼結材とについて比較試験を行なった結果につい
て説明する。
txt硬度
従来の焼結材はHRB26〜29の硬度範囲にあり平均
してHRB28となっている。この発明による焼結材の
硬度は第2図fat 、 (bl 、 fclの試験デ
ータに示すように、水素に対する窒素の流量比50%の
場合HRB59〜63の硬度範囲にあり平均してHRB
60となり、流量比60%の場合HRB63〜67の硬
度範囲にあり平均してHRB65となり、流量比70%
の場合HRB65〜70の硬度範囲にあり平均してHR
B68となる。つまり、従来の焼結材に比較して本発明
の焼結材はHRB32〜4oと高い硬度が得られた。
してHRB28となっている。この発明による焼結材の
硬度は第2図fat 、 (bl 、 fclの試験デ
ータに示すように、水素に対する窒素の流量比50%の
場合HRB59〜63の硬度範囲にあり平均してHRB
60となり、流量比60%の場合HRB63〜67の硬
度範囲にあり平均してHRB65となり、流量比70%
の場合HRB65〜70の硬度範囲にあり平均してHR
B68となる。つまり、従来の焼結材に比較して本発明
の焼結材はHRB32〜4oと高い硬度が得られた。
(2)その他の特性
本発明による焼結材の焼結密度は6.6g/ cd、引
張強さ48kg/ vX、であり従来の焼結材と比較し
て約40%高、くなっている。また伸びは10%であり
従来の焼結材と比較して約10%低くなっている。なお
上記の数値は試験結果の平均値を示している。
張強さ48kg/ vX、であり従来の焼結材と比較し
て約40%高、くなっている。また伸びは10%であり
従来の焼結材と比較して約10%低くなっている。なお
上記の数値は試験結果の平均値を示している。
(「)発明の効果
以上の説明から明らかなように本発明はオーステナイト
系ステンレス鋼粉を焼結して焼結材を形成するに際し、
還元雰囲気に窒素が水素に対して50〜70%の流量比
となる混合ガスを使用することにより硬度がHRB65
〜70となるステンレス焼結材を得ることができるとい
った効果がある。
系ステンレス鋼粉を焼結して焼結材を形成するに際し、
還元雰囲気に窒素が水素に対して50〜70%の流量比
となる混合ガスを使用することにより硬度がHRB65
〜70となるステンレス焼結材を得ることができるとい
った効果がある。
第1図はステンレス焼結材の製造工程図、第2図(al
、 (bl、 (C1は本発明によるステンレス焼結材
の硬度試験データである。図において、1は焼結ゾーン
、2は冷却ゾーンをそれぞれ示している。 第1図 (G) (jN針し通す1銅 →居度(HRB) (bl
、 (bl、 (C1は本発明によるステンレス焼結材
の硬度試験データである。図において、1は焼結ゾーン
、2は冷却ゾーンをそれぞれ示している。 第1図 (G) (jN針し通す1銅 →居度(HRB) (bl
Claims (1)
- オーステナイト系ステンレス鋼粉を焼結して焼結材を形
成するに際し、前記ステンレス鋼粉を所定の温度で焼結
するとともに、還元雰囲気に窒素が水素に対して50〜
70%の流量比となる混合ガスを使用し、焼結ゾーンに
おいて加熱を行なった後、冷却ゾーンにおいて上記焼結
ゾーンにおける運転雰囲気と同じ雰囲気で焼結材の冷却
を行うことを特徴とするステンレス焼結材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7997184A JPS60224753A (ja) | 1984-04-19 | 1984-04-19 | ステンレス焼結材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7997184A JPS60224753A (ja) | 1984-04-19 | 1984-04-19 | ステンレス焼結材の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60224753A true JPS60224753A (ja) | 1985-11-09 |
Family
ID=13705205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7997184A Pending JPS60224753A (ja) | 1984-04-19 | 1984-04-19 | ステンレス焼結材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60224753A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0257661A (ja) * | 1988-08-20 | 1990-02-27 | Kawasaki Steel Corp | 高窒素ステンレス鋼焼結体の製造方法 |
US6533996B2 (en) | 2001-02-02 | 2003-03-18 | The Boc Group, Inc. | Method and apparatus for metal processing |
JP2015004133A (ja) * | 2014-08-06 | 2015-01-08 | 日本冶金工業株式会社 | ステンレス鋼板の表面改質方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5049109A (ja) * | 1973-09-01 | 1975-05-01 | ||
JPS5421806A (en) * | 1977-07-20 | 1979-02-19 | Fuji Photo Film Co Ltd | Magnetic recording medium |
JPS57126946A (en) * | 1981-01-29 | 1982-08-06 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Production of sintered tool steel |
-
1984
- 1984-04-19 JP JP7997184A patent/JPS60224753A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5049109A (ja) * | 1973-09-01 | 1975-05-01 | ||
JPS5421806A (en) * | 1977-07-20 | 1979-02-19 | Fuji Photo Film Co Ltd | Magnetic recording medium |
JPS57126946A (en) * | 1981-01-29 | 1982-08-06 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Production of sintered tool steel |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0257661A (ja) * | 1988-08-20 | 1990-02-27 | Kawasaki Steel Corp | 高窒素ステンレス鋼焼結体の製造方法 |
US6533996B2 (en) | 2001-02-02 | 2003-03-18 | The Boc Group, Inc. | Method and apparatus for metal processing |
US7018584B2 (en) | 2001-02-02 | 2006-03-28 | The Boc Group, Inc. | Method and apparatus for metal processing |
JP2015004133A (ja) * | 2014-08-06 | 2015-01-08 | 日本冶金工業株式会社 | ステンレス鋼板の表面改質方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS60224753A (ja) | ステンレス焼結材の製造方法 | |
US2656595A (en) | Chromium-alloyed corrosion-resist | |
US3591365A (en) | Heat resisting corrosion resisting iron chromium alloy | |
US2994600A (en) | Iron powder for making sintered iron articles | |
JPS5763670A (en) | Manufacture of misch metal-nickel quaternary alloy for occluding hydrogen and manufacture | |
JPS6029446A (ja) | 精密プラスチツク金型部品用合金鋼 | |
US3723106A (en) | Magnetic alloy | |
US4481045A (en) | High-coercive-force permanent magnet with a large maximum energy product and a method of producing the same | |
US4936925A (en) | Method for producing alloy of low thermal expansion | |
US2655457A (en) | Method of heat-treating tungstennickel alloys | |
JPS61208806A (ja) | 表面処理方法および永久磁石 | |
IZUMIYAMA et al. | Effects of Alloying Element on Supercooled A_3 Transformation of Iron | |
US2329698A (en) | Preparation of manganese alloys | |
US3202506A (en) | High-temperature oxidation-resistant cobalt base alloys | |
US2661284A (en) | Precipitation hardenable iron base alloy | |
JPS6151003B2 (ja) | ||
CN114540710B (zh) | 无磁注射成型材料g19、制备方法及其在适合穿戴设备制造方面的应用 | |
JPS586953A (ja) | 高透磁率Fe−Ni系合金 | |
JPS6326192B2 (ja) | ||
US2903354A (en) | Process for improving parts formed by powder metallurgy by addition of spiegeleisen to metal powders | |
JPS57149461A (en) | Production of heat-resistant alloy article | |
US3595709A (en) | Process for producing ferrochrome alloys with high nitrogen content and low carbon content | |
JPS6369948A (ja) | 継目無鋼管製造用工具材料 | |
JPH0114985B2 (ja) | ||
US1504338A (en) | Alloy comprising iron, nickel, chromium, tungsten, or molybdenum |