JPS60204788A - 7−デアザプリン誘導体 - Google Patents

7−デアザプリン誘導体

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JPS60204788A
JPS60204788A JP59061995A JP6199584A JPS60204788A JP S60204788 A JPS60204788 A JP S60204788A JP 59061995 A JP59061995 A JP 59061995A JP 6199584 A JP6199584 A JP 6199584A JP S60204788 A JPS60204788 A JP S60204788A
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JP
Japan
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amino
reaction
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pyrimidin
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Susumu Nishimura
西村 暹
Masaaki Nomura
野村 容朗
Hiroshi Akimoto
秋元 浩
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
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Takeda Chemical Industries Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、新規な7−デアザプリン誘導体に関する。
背景技術 本発明と同一の骨格を有する天然のQ塩基類(例、Q塩
基、 PreQ1塩基)は、特定のtRNA(tRNA
Tyr、 tRNAH18,tRNAA8P オ!ヒt
RNAA8n)の構成成分として、広く生物界に分布し
ておシ、上記tRNAのアンチコドンの第−字目に位置
し、直接mRNAからの遺伝情報を認識し蛋白質合成に
関与する重要な生物学的意義を有している。特に最近の
生化学的基艇研究の進展にともない、種々のtRN A
の構造解析や生命現象における役割の解明が急速に進み
、癌細胞と正常細胞との間におけるtRNAの差異が明
らかになってきた。その差異の1つは、癌細胞では、Q
塩基のtRNA前駆体への取シ込みが完全ではなく、常
にQ欠損tRMAが存在することである。又、外部よJ
)Q塩基を与えることによシ、Q欠損tRNAはQ塩基
を所定の位置(アンチコドンの第−字目)に取シ込み正
常なtRNAになること、さらにQ塩基の取シ込みは一
般の正常−細胞には認められず癌細胞に特異的であるこ
とが観察されている〔西村迷、代WM * voL 1
71臨時増刊号[癌80Jp127〜136 (198
0))。
発明の開示 本発明者らは、q塩基類と同一の骨格を有する7−デア
ザプリン誘導体について種々検索したところ、C−,7
位にQ塩基μよシも炭素数が1つ伸びた2−アミノエチ
ル基または2−置換アミノエチル基を持つ7−ジアザグ
アニン類が新規化合物であ〕、かつtRNA前駆体へ効
率よく取シ込まれ優れた抗腫瘍作用を示すことを見い出
し、さらに研究を重ねた結果、本発明を完成した。
本発明は、一般式 〔式中 R1およびR2は同−又は異って水素原子また
は置換基を有していてもよい炭化水素残基を示し、R1
とR2が隣接する窒素原子とともに環を形成していても
よく、R3は保護されていてもよいアミノ基を示す。〕
で表わされる7−デアザプリン誘導体またはその塩であ
る。
上記式中、R1およびR2で示される置換基を有してい
てもよい炭化水素残基としては、基としての分子量が約
400以下のものが好ましい。
上記式中 R1およびR2で示される置換基を有しても
よい炭化水素残基における炭化水素残基としては、アル
キル基、アμケニμ基、シクロアμキμ基、シクロアμ
グニ/L/基、アフルキμ基。
アリ−/L/’(aryl ) 話などが挙げられる。
アルキル基としては、たとえば炭素数1ないし18のア
ルキル基(例、メチμ、エチル、プロピμ、イソプロピ
μ、ブチμ、イソブチμ、 5ea−ブチル。
tert−ブチル、ベンチμ、イソベンチμ、ヘキシp
、イソヘキシμ、へ7zチμ、オクチル、ノニ〜、デシ
ル、ウンデニル、ドデシ/l/、テトラデシμ、ヘキサ
デシμ、オクタデシル、1,2−ジメチμプロピ/l/
、1−エチルグロビμ、1.2.2−トリメチ〃プロピ
/l/、1−プロピμブチμ、2−ブチ)Vヘキシμ基
)があげられる。アpケ二μ基としては、たとえば炭素
数2ないし12のγμケ二二基基例、ビニル、アリ/I
/(allyl) 、 1−メチルビニ〃、2−メチμ
ビニ/l/、1−オクテニμ、1−デセニル基〕があげ
られる。シクロアルキル基としては、たとえ#′i次素
数3ないし12のシクロアルキル基(例、シクロプロピ
μ、シクロブチル、Vクロベンチ!、シクロヘキシμ、
シクロヘプチ!、シクロオクチμ、アダマンチμ基)が
あげられる。シクロアρヶ二μ基としては、たとえば炭
素数3ないし8のシクロアルケニル基(例、シクロベン
テニμ、シクロヘキセニ!、シクロヘプテニ!、シクロ
オクテニμ、シクロペンタジェニ/L/、シクロヘキサ
ジェニル、シクロヘプタジェニル、シクロオクタジエニ
μ基)があげられる。
アラルキル基としては、たとえば炭素数7ないし13の
アラルキル基(例、ベンジル、α−メチμベンジ/L/
、フエネチ/L/、ジフェニルメチμ基)があげられる
。アリーμ基としては、たとえば炭素数6ないし10程
度のアリーμ基(例、フェニp、a−ナフチμ、β−ナ
フチμ基)があげられる。
R1とR2とは隣接する窒素原子とともに環を形成して
もよい。かかる環としては、4ないしl。
員環が好ましく、たとえばアゼチジニμ、ビロリジニl
vIピロリニル、ピロリル、イミダゾリμ。
ピヲゾリ〃、イミダゾリニ〜、ピペリジノ、七μホリノ
、ジヒドロピリジμ、テトラハイドロピリジμ1M−メ
チルピペラジニル、N−エチμピペラジニμ、アザシク
ロへブチル、アザシクロオクチμ、イソインドリμ、イ
ンドリμ、インドリニμ、2−イソインドリニル、アザ
シクロノ=lv。
アザシクロデシ/I/などが挙げられる。
これらのR1,R2とで示される炭化水素残基、あるい
はR1とR2が隣接する窒素原子とともに形成した環は
、工ないし3個の置換基を有していてもよい。かかる置
換基としては、たとえば炭素数1ないし4程度のアルキ
ル基(例、メチμ、エチル、プロピμ、イソプロピμ、
イソグチ!、8e〇−ブチμ、 tert−ブチA/)
、水酸基を置換基として有していてもよい炭素数1ない
し4程度のアルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、プ
ロポキン、 1so−プロポキシ、n−ブトキシ、1a
O−ブトキシ、 5ea−グトキV 、 tert−ブ
トキシ基)、*素数1ないし4程度のアμカノイμ基(
例、ホ〃ミμ、アセチμ、プロピオニμ、n−ブチリμ
1so−ブチリμ基)、炭素数1ないし4程度のアμカ
ッイルオキシ基(例、ホルミμオキシ、アセチルオキシ
、プロピオニμオキシ、n−ブチリルオキシ、18o−
グチリμオキシ基)、力μボキシ基、灰素?!12ない
し4程度のアルコキシカμポニμ基(例、メトキシカμ
ボニ1vlエトキシカpボニμ、n−プロボキシカルポ
ニ/L/、1ao−プロポキシカμポニ!基、n−プト
キシカにボニル、イソブトキシカルボニル、t−ブトキ
シカルポニμ)、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、沃素)、水酸基、ニトロ基、シアノ基、トリフμオ
ロメチμ基、アミノ基、モノ置換アミノ基(例、メチμ
アミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ。
イソプロピμアミノ、ブチルアミノ、力pポキシメチμ
アミノ基)、シアルキルアミノ基(例、ジメチルアミノ
、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジイソプロピル
アミノ、ジグチルアミノ、シカμボキシメチルアミノ基
)、アルカノイルアミド基(例、ホμムアミド、アセタ
ミド、プロピオニルアミド、ブチリルアミド、イソブチ
リルアミド基)などがあげられる。R3で示される保護
基を有しているアミノ基における保護基としては、たと
えば、アシル基、アpコキシカμボニル基。
アリーμオキシカμボニμ基、N−置換力μバモイμ基
、チオアルコキシカμボニ/l’基、チオアリ−μオキ
シカルボニル基、アリーμメチμ基、N、N−ジアルキ
pアミノメチレン基、ホスホリμ基、スルホニ/l/i
、)リアルキルシリル基などが挙げられる。
該保護基としてのアシル基としては、基としての分子量
が約400以下のものが好゛ましく、その具体例として
はたとえばアルカノイル基、アロイル基などが挙げられ
る。上記アμカノイμ基としては、炭素数1ないし18
のものが好ましく、その例としては、ホルミμ、ア七千
p、プロピオニμ、ブチリル、イソブチリμ、サクシニ
ル、バレリμ、イソパレリμ、ピパロイμ、ヘキサノイ
μ、ヘプタノイ/L/、オクタノイル、2−エチルヘキ
サノイμ、ノナノイル、デカノイμ、ウンデカノイμ、
トリデカノイ!、テトフデカノイμ、ペンタデカノイμ
、ヘキサデカノイ!、ヘプタデカノイμ、オクタデカノ
イμなどが挙げられ、なかでも、炭素数1ないし10の
ものが好都合に用いられる。上記アロイμ基としては炭
素数7ないし12のものが好ましく、その例としてはベ
ンシイA’、p−アニソイル、0−シアノベンシイ!、
O−ニトロベンゾイμ、トルオイル、フタロイμ。
ナフトイルなどがあげられ、なかでもベンシイμ基など
が好都合に用いられる。
アルコキシカルボニμ基としては炭素数1ないし15の
ものが好ましく、その例としては、メトキシカルボニル
、エトキシカルボニル シカμボニル、イソプロポキシカルボニルキシカルボニ
μ, sea−エトキシカルボニル。
tert−ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボ
ニル、p−メトキシベンジμオキシカルボニμ、2−(
p−ゼニ/L/)イソプロポキシカルボニルロピリ ニμ,ベンジμオキシカルボニμ基などが好都合に用い
られる。アリーμオキシカμポニμ基トシては、炭素数
6ないし12のものが好ましく、その例としては、フェ
ノキシカルボニル、p−メトキシフエノキシカルボニμ
,a−ナフトキシカルボニμ,βーナフトキシカμボニ
μなどがあげられる。N−置換カルパモイル基としては
ピペリジツカμパモイ/L’, N 、 N−ジフェニ
ル力μバモイμ基などが用いられる。チオアμコキシカ
μボニμ基としては炭素数1ないし7のものが好゛まし
く、その例としては、チオメトキシカルボニル、チオエ
トキシカルボニμ,チオプロポキンカルボニμ、チオグ
トキシカpボニμ,チオベンジμオキシカpボニμなど
があげられ、なかでもチオベンジμオキシカルポニμ基
などが好都合に用いられる。
チオアリールオキVカμボニル基としては、チオフェノ
キシカルボニル、チオα−ナフトキシカルボニル、チオ
−β−ナフトキシカルボニルが用いられる。アリールメ
チμ基としては、ベンジμ,p−メトキシベンジμ.3
.4.5−トリメトキシベンジμ,ジ(p−メトキシベ
ンジ/l/)メチμ、トリチル、モノメトキシトリチI
VM、などが用いられる。N、N−ジアルキルアミノメ
チレニルアミノメチレン リル基トしては、p−ニトロベンジルホスホリル、p−
ブロモベンジルホスホリル スホリ/L/,ジ(p−ニトロベンジル)ホスホリル、
ジ(p−7’ロモペンジlV)ホスホリμ.s’(p−
ヨードベンジル)ホスホリμ基などが用いられる。ヌル
ホニ/l/基としてはスμホニルオキシ,ベンジルスル
ホニル ゼンスルホニ/l/,)ルエンヌμホニル基なトカアげ
られる。トリアルキルシリル メチルシリμ, tert−プチルジメチμシリル基な
どがあげられる。
化合物(I)の塩としては、たとえば塩酸,@酸,硝酸
,リン酸,ホウ酸などとの鉱酸塩、シュウ酸,酒石酸,
酢酸.トリフルオロ酢酸,メタンスルホン酸,ベンゼン
スルホン酸,p−)/I/エンスルホン酸,カンフアー
スpホン酸などとの有機酸塩、臭化メチル、ヨウ化メチ
μ,メタンスμホン酸メチルエステル、ベンゼンスルホ
ン酸メチμエステル、p−)μエンスルホン酸エステl
’lどとの四級塩があげられる。
本発明化合物(I)は、たとえば次に示す各合成法によ
って製造し得る。
A) 一般式 〔式中、R3は前記と同意義を有する。〕で表わされる
化合物をCurtius転位反応に付し必要ならばR3
 中の保護基を脱保護反応に付して除去することによシ
式(工, R1 = R2 =水素原子)で表わされる
7−デアザプリン誘導体を得ることができる。
上記Curtius転位反応は文献公知の方法”1)を
適用することによシ容易に行うことが出来る。
ml) P. A. S. Smith, Organ
ic Reacfiona 3 。
337(1946) ; K. Ninomiya, 
’I’. Shioiri 。
and S. Yamada, Chem.Pharm
. Bull 、 22 。
1398(1974)。
R3 中の保護基がアシル基の場合、脱アシル化反応は
自体公知の方法*2)によシ加水分解(例、酸加水分解
,アルカリ加水分解,アンモニア分解)することによシ
行うことが出来る。
*2)ヘントリック・クラム・ハモノド。有機化学(第
3版)〔工〕および〔■〕,広川書用(1973) 。
その他の保護基に関しても、自体公知の方法*3)によ
シ容易に脱保護することが出来る。
*3) 、T. F’. W. McOmie, Pr
otective Groups inOrganic
 Chemistry, Plenum Press。
London and New York (19 7
 3 )一本法で使用される原料化合物(II)はたと
えば次の工程に示す方法によって製造し得る。
上記式中、R3は前記と同意義を有する。R4およびR
5 は同一まだは異なって、アシル基.アシコキシカμ
ポニp基.Hに置換基を有してもよい力μパモイル基,
シアノ基を示す。
上記R4 およびR5 で表わされるアシル基としては
、灰素数2ないし8のものが好ましく、その例としては
、アセチル、プロピオニμ,ブチリμ、イソブチリル、
バレリル、イソバレリμ,ピバロイμ,ヘキサノイ1v
.ベンゾイル、トμオイμ基があげられ、なかでもアセ
チル基が好都合に用いられる。アμコキシカルポニμ基
としては、次素数2ないし9のものが好ましく、その例
としては、メトキシカμボニμ,エトキシカμポニp。
プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルポニp、グ
トキシカルポニμ、 5ea−ブトキシカμポニμ、 
tert−グトキシカルボニμ、ペンジルオキシカルボ
ニμ、p−メトキシペンジルオキシカルボニル基などが
あげられ、なかでもメトキシカμポニμ、エトキシカ〃
ボニ/L/ 、 tert−プトキシカルボニμ、ベン
ジμオキシカルボニμ基が好都合に用いられる。Nに置
換基を有してもよいカルバモイル基の置換基としては、
炭素数1ないし4程度のものが好ましく、例えばメチル
、エチル、プロピμ、イソプロピ!、ブチル、 5ea
−ブチμ。
tert−ブチル基などがあげられる。
R6,R7は、α位がメチレン基であるアμキル基、ア
ルケニiv基またはアフルキ/L/基をそれぞれ示し、
R6とR7とが隣接する窒素原子とともに環状アミノ基
を形成していてもよい。
R6およびR7で示される各基は同一もしくは異なって
いてもよく、0位がメチレン基であるアルキp基として
は、炭素数1ないし10程度の、たとえばメチル、エチ
μ、n−プロピ7tz、H−ブチμ、イソブチμ、ペン
チル、イソベンチμ、ヘキシμ、イソヘキシp、ヘプチ
ル、オクチル、ノニル、デシル基などがあげられ、なか
でも炭素数1ないし6程度のアルキル る。0位がメチレン基であるアルケニル基としては、炭
素数3ないし13程度の、たとえばアリル(2−プロベ
ニ/l/) 、 2−グチニル、2−ベンテニμ.2−
へキセニル,4ープロピyv−2−ペンテニル、シンナ
ミ/l/,2−ノニ1v−2−ブチ二p基などがあげら
れ、なかでも炭素数3ないし9程度のγμケ二ル基が好
都合に用いられる。これらのアルキル基およびアルケニ
ル基はα位以外の任意の位置に1ないし3個の置換基を
有していてもよく、かかる置換基としては、炭素g11
1ないし4程度のアルキル基(例、メチル、エチル、プ
ロピμ,イソプロピル、ブチμ,イソブチl 、 se
C−ブチル、 tert−ブチIv)、炭素数1ないし
4程度のアμコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、プロ
ポキシ、180−プロポキシ、n−ブトキシ、18〇−
ブトキシ、 sec−ブトキシ、 tert−ブトキシ
基)J2素数1ないし4程度のアルカノイμ基(例、ホ
ルミル、アセチル、プロピオニμ,n−ブチリμ,18
o−ブチリμ基)、水酸基,ニトロ基.ハロゲン原子(
例、フッ素,塩素,臭素,沃素)。
カルボキシ基,シアノ基,トリフルオロメチル基、シア
μキルアミノ基(例、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ
、ジグロピルアミノ,ジイソプロピμアミノ、ジプチル
アミノ基)、アルカッイルアミド基(例、ホルムアミド
、アセタミド、プロピオニルアミド、ブチリルアミド、
イソブチリルアミド基)などがあげられる。
R6およびR7で示されるα位がメチレン基であるアラ
ルキル基としては、たとえば炭素数7ないし12程度の
ベンジlv,フエネチμ,3−フェニルプロピル 基などがあげられ、なかでもベンジル基が好都合に用い
られる。これらのアラルキル基も0位以外のアルキレン
鎖部分および/またはアリール(フエニ/L/)環部分
に置換基を有していてもよく、かかる置換基としては、
上記アルキル基およびアルケニル基について例示した各
基があげられる。
R6とR7 とが隣接する窒素原子とともに形成する環
状アミノ基としては、たとえば5ないし6員程度の環状
アミノ基があげられ、上記窒素原子以外に2個目の環へ
テロ原子(例、N,0)を有していてもよい。かかる環
状アミノ基としては、たとえば1−ピロリジニル、1−
ピロリニμ,1−イミダゾリジニル、1−イミダゾリニ
ル、1−ピラゾリジニル,1−ピラゾリニル、モルホリ
ノ、ピペリジノ、1−ピペラジニμ基などがあげられ、
これらの環状アミノ基は窒素原子に隣接する位置(α位
)を除いて置換基を有していてもよく、かかる置換基と
しては、前記アルキル基およびアルケニル基について例
示した各基があげられる。
上記工程工の反応においては、化合物(IV)と化合物
(I[)とを(IV)/(N)=1ないし50(モル比
)程度でそれら自体又は適当な反応溶媒を用いて約O℃
からその反応溶媒の沸点、好ましくは約20ないし10
0℃の範囲の反応温度で約10分間から48時間程度反
応させ化合物(V)を得ることができる。なお、反応溶
媒としては、水、メタノ−IL/、エタノ−μ、プロパ
ノーρ、ゲタノーμ、ペンタノ−μ、テトラヒドロフヲ
ン。
ジオキサン、アセトニトリ!、ピリジン、ジメチルホμ
ムアミド、ジメチμス!ホキシト、スμホヲン又はそれ
らの適宜の混合物が使用される。反応溶液に塩基(例、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、
水酸化バリウム、ピリジン、N、N−ジメチルアニリン
、トリエチルアミン)を添加することによシ反応速度並
びに収率を向上させることが出来る。
上記方法によって製造される化合物(V)は、反応混合
物から通常の分離精製手段、たとえば濃縮、溶媒抽出、
再結晶、クロマトグラフィーなどを適宜利用して単離す
る事ができる。
工程πにおいては、化合物(V)を自体公知の方法で加
水分解(例、酸加水分解、アルカリ加水分解)すると脱
灰酸反応又は脱アシル反応が同時におこシ目的とする原
料化合物(I[)が−挙に生成する。必要ならば、この
加水分解反応の工程で、R3中の保護基を除去すること
も出来る。本原料化合物(II)は前述の通常の分難精
製手段によシ容易に単離することができる。
B) 合成法人)で製造される式 〔式中、R3は前記と同意義を有する。〕で表わされる
化合物と式 〔式中、R1およびR2は前記と同意義を有する。
〕で表わされるアルデヒドまたはケトン類とを脱水縮合
させ、いわゆるシップ塩基を形成させた後還元反応で還
元して、さらに必要ならばR3中における保護基を脱保
護反応に付して除去することによシ式(1)で表わされ
る7−デアザプリン誘導体を得ることが出来る。式(V
I)と式(■)の脱水縮合反応によシシッフ塩基を形成
する際、それら自体又は適当な反応溶媒を用いて、約O
ないし100℃、約10分間ないし2日間反応すること
によシシツフ塩基に導くことが出来る。
反応溶媒としては、ア〃コー/l/類(例、メタノ−μ
、エタノーμ、プロパノー!、ブタノール。
5ec−ブタノール、t−ブタノ−1vlエチレングリ
コ−μ、メトキシエタノール、エトキシエタノ−/L/
)、エーテ/L/類(ジエチルエーテル、ジエチルエー
テル モノグライム、ジグライム)、ハロゲン化仄化水素(例
、ジクロロメタン、クロロホμム,四塩化R1is )
 +ベンゼン、トルエン、キシレン、アセトニトリ〃,
ジメチルホルムアミド、又はそれ等の適宜の混合溶媒が
使用される。
本縮合反応に際しては、脱水剤(例、モレギュラーシー
ブス,塩化カルシウム、硫酸マグネシウム)等を添加す
ることによシ緩和な条件で速やかに反応を進行させるこ
とが出来る。この様にして生成したシップ塩基は、単離
してもよくまたは単離せず直接次の還元反応に付しても
よい。還元は通常用いられる試薬(例、水素化ホウ素ナ
トリウム、シアノ水素化ホウ素ナトリウム、リチウムア
ルミニウムヒドリド)によシ行うかまたは接触還元(触
媒例、パラジウム、白金,ロジウム、ニッケ/L/)に
よシ水素添加することによシ容易にかつ高収率でアミン
誘導体に導くことができる。
さらに必要とあれば、R3中の保護基を自体公知の方法
によシ脱保護することによシ行うことができる。
C) 式(VI)で表わされる化合物と式 x − R1 (■) 〔式中、Xはハロゲン原子 R1は前記と同意義を有す
る。〕で表わされる化合物とを反応させ、必要によJ)
R3中の保護基を脱保護反応で除去することによシ式(
1)で表わされる7−デアザプリン誘導体を得ることが
出来る。Xで示されるハロゲン原子としてはヨウ素,臭
素.塩素,フッ素があげられる。式(VI)と式(■)
との反応において、(■)に対して(■)を2倍当量−
I:lv以上用いると式(VI)のアミノ基に対して一
挙に2個以上の炭化水素残基を導入することが出来る。
又、最初に1つの炭化水素残基を導入し次いでこれと異
る他の炭化水素残基を導入することも出来る。
更に式(■)において、置換基としてX以外にもハロゲ
ン原子を有する場合、式(VI)の2−アミノエチル基
の窒素原子とともに新しい環を形成することも可能であ
る。式(VI)と式(■)を反応させる際、それら自体
又は適当な反応溶媒を用いて、約0ないし100℃で、
約1o分間ないし2日間反応する仁とによ)実施し得る
が、特に脱酸剤(例、水酸化カリウム、水酸化ナトリウ
ム、水M化すチウム、水酸化バリウム、炭酸カリウム。
炭酸ナトリウム、R酸バリウム、炭酸力バリウム、炭酸
水素ナトリウム、酸化マグネシウム、トリエチルアミン
、ピリジン、ピコリン、N、N−ジメチμアニリン)を
添加すると反応をよシ緩和な条件で有利に進めることが
出来る。
反応溶媒としては、水、アμコー/1/類(例、メタノ
−μ、エタノー/L/、プロパノーμ、ゲタノーμ、 
sea 7プタノー!、t−ブタノール、エチレングリ
コ−、/L’、メトキシエタノール、エトキシエタノ−
/l/)、エーテル類(ジメチルエーテル、ジエチルエ
ーテμ、テトラヒドロフラン、ジオキサン、モノグライ
ム、ジグライム)、ハロゲン化度化tklA (例、ジ
クロロメタン、クロロホルム、四m(lJ素)、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、アセトニトリル、ジメチルホ
μムアミド、又はそれ等の適宜の混合溶媒が使用される
。さらに必要とあれば、R3中の保護基を自体公知の方
法により脱保護することによシ行うことが出来る。
なお、化合物(III)は、日本特開昭58−8588
9号公報あるいは日本特開昭58−157790号公報
に記載の方法あるhはそれらと同様の方法で製造するこ
とができる。
R1,R2で示される炭化水素残基が有するこれら置換
基のうち、例えば、カルボキシ基、水酸基、アミノ基あ
るいはアルキルアミノ基のような場合、必要とあれば、
自体公知の方法(X、 r、 w。
McOmie、Protective Groups 
in OrganicCbemistry、Plenu
m Press、London and NewYor
k (1973)−)によシ保護された、または、既に
保護されている置換基(例、アpカノイμオキシ基、ア
ルコキシカμボニル基、アルカノイルアミド基)を有す
る原料化合物(■)および(■)を用いて化合物(1)
としたのちに保護基の脱離反応を行ってもよい。
該保護基の脱離反応は通常行なわれる自体公知の保護基
脱離反応に付すことによシ行なわれる。
上記各方法によシ製造された7−デアザプリン誘導体(
I)は、通常の分離精製手段、たとえば濃縮、溶媒抽出
、クロマトグラフィー、再結晶などによシ、反応混合物
から単離することが出来る。
また、化合物(I)が遊離形で得られたときは、常法に
よシ、薬学的に許容される塩の形に変換してもよい。
産業上の利用可能性 このようにして得られた化合物(1)またはその塩は、
in vitroにおけるL5178Y#!を養細胞の
増殖およびin vivoにおけるMeth A 。
Sarcoma、l g Qなどの増殖をそれぞれ抑制
するので1、抗腫瘍作用を有する。また、化合物(I)
またはその塩は、マウスに2001Mf!/に9となる
量を腹腔内投与しても、死亡例を認めない。したがって
、化合物(I)またはその塩は、温血動物とシわけ哺乳
動物(例、マウス、ラット、ネコ、犬、ウサギなど)の
腫瘍の治療を目的として、抗腫瘍剤として用いることが
できる。
抗腫瘍剤として用いる場合には、そのもの、あるいは通
常用いられる方法によシ薬理的に許容されうる担体、賦
形剤、稀釈剤などを使用して、たとえば、粉末、顆粒1
錠剤、カプセル剤、坐剤。
注射剤などの形態で経口的まだは非経口的に投与し得る
。投与量は、対象動物、疾患、症状、化合物の種類、投
与経路などによシ異なるが、経口投与の場合は化合物(
1)として1日当シ約10ないし200111/k1体
重であシ、非経口投与の場合は1日当ル約10ないし1
00η/ky体重である。
さらに、化合物(I)またはその塩は種々のつイルレス
および微生物に対して抗つイ〃ス作用および抗菌作用を
有し、上述のように毒性が低いので、温血動物とシわけ
哺乳動物(例、マウス、ラット、ネコ、犬、ウサギ、人
)のウィルスおよび細菌感染症の予防、治療を目的とす
る抗ウィルス剤。
抗菌剤、消毎剤として用いることができる。
化合物(I)またはその塩を殺菌剤、消毒剤として使用
する場合には、たとえば化合物(I)tたはその塩を約
0.5ないし500啼/ゴの濃度で水9等張のブドウ糖
溶液、リンゲル液の様な水溶液又は植物性(例、木綿種
子、ビーナツツ、コーン、ごま)脂肪油の様な非水溶液
中に含有する液剤とし、これを哺乳動物の手9足、耳な
どに塗布することによシ、投与部位の殺菌、消毒に用い
ることができる。
また、化合物(1)またはその塩を約0.5ないし50
011gを乳糖、澱粉、タルク等の賦形剤を含む錠剤と
して経口的に該哺乳動物のウィルス感染症、細菌感染症
の予防、治療に用いることができる。この場合の投与量
は、化合物(I)として−旧約10ないし200q/1
9体重となる量である。
本発明の化合物(IF)および(V)は、たとえば化合
物(I)を製造する際の合成中間体として有用である。
発明を実施するだめの最良の形態 以下に、実験例、参考例および実施例を挙げて本発明を
さらに具体的に説明する。
参考例1 2−アミノ−5−(2,2−ジェトキシカル
ボニルエチル リミジン−4−オンの製造: 5−ジベンジルアミノメチ/L’−2−オクタノイルア
ミノピロロ〔2,3−a)ピリミジン−4−オン(29
,2g)、マロン酸エチルエステル3 8、 4 ’I
 )および決酸カリウム(49.7g)をエタノール(
750d)に溶解,′懸濁し、70℃で)、5時間攪拌
下に反応−レh0不溶物をp去後、炉液を減圧乾固して
得られた残渣に水(300g/)を加えて析出する結晶
をp取しRoこのものをエタノ−lv/テトラヒトtf
f7ラン( 1 : 1 、 1.2jl)に溶解し、
少量の不溶物を沖去した後、ろ液を濃縮すると目的物(
xo.zg)が得られた。
N M R (MSO−d6/D20/CDCI3)δ
:t.o7(t。
6H)、2.97(d,2H)、3.97(q,4H)
、4.00(t、IH)、6.17(a,IH)0 工R (KBr): y 3380. 1740. 1
720. 1670。
1625、 1235CI11 。
参考例2 2−アミノ−5−(2−カルポキシエチ/L
/)ピロロC2.3−d)ピリミジン−4−オンの製造
: 参考例1で得られた2−アミノ−5−(2.2−ジェト
キシカルボニルエチル)ピロロ(2.3−d)ピリミジ
ン−4−オン(13.OV)を2規定塩酸(150m/
)と酢酸(250譚t)の混液に溶解し、130℃で1
5時間反応し″r−o冷後析出する結晶を沖取し、次い
でエタノールおよびエチルエーテルで洗滌後、乾燥する
と目的物(8.8g)が得られた。
N M R (DMSO−d5/D20/CDC13)
δ: 3.53(8。
2)1)、6.37(8,IH)。
I R (KBr)ニジ3470, −3350. 3
245. 1710。
1630、1590a 0 参考例3 5−N,N−ジベンジルアミノメチ!−2−
N,N−ジメチルアミノメチリデンアミノピロロ(2.
3−d)ピリミジン−4−オンの製造: 2−アミノ−5−ジベンジμアミノメチμピロロ(2.
3−d)ピリミジン−4−オン(540jl!’)全乾
燥したジメチルホμムアミド(101+1t)に溶解し
、これにジメチpホμムアミドジメチμアセター/’(
1.0jl)を加えた後、室温で24時間攪拌反応した
。溶媒を減圧で留去し、残渣をエチルエーテルで洗滌す
ると目的物(SSOHy)が得られた。
N M R (DMSO−a6)δ: 2.9B(a,
3H)、3.10(s,3H)、3、57(8,41,
3.75(8,2H)。
6、67(d,IH)、7.10〜7.50(m,IO
H)、8.47(8.1H)。
工R (KBr):y 1645. 1625. 15
50CtR−1。
参考例4 5−(2−力μポキシエチlv)−2−N 
、 N−ジメチμアミノメチリデンアミノビロロC2,
3−d)ピリミジン−4−オンの製造:参考例3で得ら
れた5−N、N−ジベンジルアミノメチル−2−N、N
−ジメチルアミノメチリデンアミノピロロ(2,3−d
)ピリミジン−4−オン(4,1g)、マロン酸メチル
エステル(5,3g)および炭酸カリウム(8,39)
をtert−ブタノ−*(3oog/)に懸澗)溶解し
、85℃で6時間攪拌反応した。溶媒を減圧で留去し、
残渣に水(i5o*/)を加えて、生ずる沈澱をp取す
る、!:、2−N、N−ジメチルアミノメチリデンアミ
ノ−5−(2,2−ジメトキシカルボニルエチル)ピロ
ロ〔2.3−a)ピリミジン−4〜オン(2.5g)が
得られた。このもの全量を酢酸(200*/)と2規定
塩酸(10耐)の混液に溶解し、120℃で13時間攪
拌下に反応した。冷後、溶媒を減圧で留去し、残渣にア
ンモニア水を加えて、不溶物を枦去し、p液を塩酸で中
和すると目的物(0.65g)が得られた。
N M R (DMSO−d6/D20)δ: 2.3
3 〜2.9o(m。
41、6.23(8.11)、8.97(s.IH)。
工R (KBr)ニジ1685. 1645. 159
5a−1。
参考例5 2−ベンゾイルアミノ−5−(2−カルポキ
シエチ)V)ピロロC2 、3−d)ピリミジン−4−
オンの製造: 参考例4と同様にして、2−ベンゾイルアミノ−5−N
,N−ジベンジμアミノメチルピロロ〔2、3−d)ビ
リーミジン−4−オン(4.6g)から2−ベンゾイル
アミノ−5−(2.2−ジメトキシカルボニルエチ/L
/)ピロロ(2.3−a)ピリミジン−4−オン( 2
. 7 g)が得られた。氷晶全量を一考例4と同様に
して、加水分解,脱灰酸反応に付すと目的物(0、(1
)が得られた。
N M R (DMSO−d6/D20)δ: 2.4
 7〜3.1 3 ( m 。
4H)、6.27(s.1)1)、7.17 〜7.4
3tm.3H) 。
7、6 7〜7.9 3 ( m 、 2H )。
工R (KBr)ニジ1700, 1675. 159
0Cffl 1。
実施例1 2−アミノ−5−(2−アミノエチル)ピロ
ロ〔2,3−d〕ピリミジン−4−オン(2塩酸塩)の
製造: 参考例2で得られた2−アミノ−5−(2−カルポキシ
エチ/l/)ピロロ(2,3−d,lピリミジン−4−
オン(6.6(1)をジメチルホルムアミド(300s
g/)に溶解し、氷水浴で冷却後、攪拌下にジフエニ!
ホスホリルアジド(xx.og)およびトリエチルアミ
ン(4.6f)を加え3時間反応した。反応液を氷水(
31)に性用し、沈澱を枦取、次いで水およびエチルエ
ーテμで洗滌し、乾燥すると中間体として2−アミノ−
5−(2−アジドカルポニμエチル)ピロロC2,3−
a)ピリミジン−4−オンの粗結晶(s.2og)が得
られた。工R (Nujol)ニジ2140. 171
5. 16701M111。
とのもの全量を酢酸(4O阿/)に溶解しこれを70℃
に加温した2規定塩酸/酢酸(1:1)の混液(80だ
/)に攪拌下滴下した。滴下終了後更に10分間同温度
に放置した後、溶媒を減圧で濃縮乾固した。残渣に水(
2OS/)を加え、不溶物を沖去し、炉液を約半量にな
るまで濃縮した後、エチルアルコ−μを加えて析出させ
ると目的物(3.49)が得られた。
N M R (D20) :δ3.03〜3.73(m
.4H)、7.OO(s,IH)。
IR(KBr): v 3390,3270,3170
,2920。
2710、2630. 1690. 1675備 。
実m例2 2−アミノ−5−(2−シクロヘキシルアミ
ノエチル)ピロロ(2.3−d)t”Jミジン−4−オ
ン(2塩酸塩)の製造: 実施例1で得られた2−アミノ−5−(2−アミノエチ
ル)ピロロ〔2.3−d〕ピリミジン−4−オン(2塩
酸塩)(53211y)、酢酸ナトリウム(328#)
およびシクロヘキサノン(78 4り)を80%含水メ
タノ−/’(10*?)に溶解し、室温攪拌下、シアノ
水素化ホウ累ナトリウム(126q)を加えた。次いで
酢酸(206q)を添加し、反応液を室温で15時間攪
拌放置した後、2規定塩酸(15屑J)を加えて液量が
約半分になるまで濃縮すると目的物(566fP)が白
色沈み物として得られた。
N M R (DMSO−d6/D20) :δ1. 
1 3〜2.4 3 ( bm 。
xou)ez.s3(bm*IH)t:3.oo 〜3
.63(m,4H)、7.03(s、IH)。
工R(KBr)ニジ 3420,3170.2930.
2720゜1695、 1675国 。
実施例3 2−アミノ−5−(2−(1−(4−クロロ
フエニlv)エチμアミノ〕エチル〕ピロロ(2,3−
d)ピリミジン−4−オン(2塩酸塩)の製造: 実施例2と同様にして、実施例1で得られた2−アミノ
−5−(2−アミノエチ1v)ピロロ〔2、a−a)ピ
リミジン−4−オン(2塩酸塩)(532ダ)と4−ク
ロロアセトフェノン(1,54g)とから目的物(47
oq)が得られた。
N M R(DMSO−a6/p2o)δ: 1.67
(cl、3H)。
3.07(bm、4H)、4.47(q、IH)、6.
73(8,IH)、7.60(13,4H)。
工R(KBr):l’ 3350.3130. 295
0. 2770゜16801:Im 。
実施例4 2−アミノ−5−(2−(4−シアノベンジ
ルアミノ)エチル〕ピロロ(2,3−d〕ピリミジン−
4−オンの製造: 実施例1で得られた2−アミノ−5−(2−アミノエチ
lv)ピロロ(2,3−d)ピリミジン−4−オン(2
塩酸塩)(x、o6g)、酢酸ナトリウム(656q)
およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(756q)を8
0%含水メタノ−/l/(40ml)に溶解し、これに
4−クロロベンツアμデヒド(624#)oメタz−/
1/(15*/)溶液を約1時間で攪拌下に滴下した。
さらに酢酸(’x、og)を添加し、室温に100時間
放置した後、生じた沈載を枦取、次いで水およびメタノ
−μで洗滌すると目的物(576q)が得られた。
N M R(DMSO−d6/D20)δ: 2.90
〜a、5o(m。
4H)、4.30(8,2H)、6.60(R,IH)
、’1.7’1(d、2H)、7.87(d、2H)。
I R(KBr) :y 3410.2770.222
5.1670c’l+! 。
実施例5 2−アミノ−5−(2−ピペリジノエチ/L
/)ピロロ(2,3−d)ピリミジン−4−オン(2塩
酸塩)の製造: 実施例1で得られた2−アミノ−5−(2−アミノエチ
/L/)ピロロC2,3−d〕ピリミジン−a−#:i
c 2塩酸塩)(798rIv)、炭酸水素ナトリウム
(1,z3g)、ペンタメチレンジプロミド(7601
17”)およびミラ化カリウム(24■)を60%含水
エタノ−/I/(100胃l)に溶解し、85℃で攪拌
下45時間反応した。冷後、減圧下に大部分のエタノ−
〃を留去すると淡黄色の析出物が生じた。このものを戸
数し、再び水(10にl)に懸濁し2規定塩酸(3,0
*/)を加えて溶解後、活性度(x、oe)処理した。
炉液を濃縮乾固し、残渣をエタノ−μで洗滌すると目的
物(156q)が得られた。
n M R(D20)δ: 1.70〜2.30(bm
、6H)。
3.03〜3.90(m、8H)、6.90(8,1H
)。
工R(KBr):y 3420.3210.2700.
 1675trl 実施例6 2−アミノ−5−C2−(2,4−ジニトロ
フェニル)アミノエチル〕ピロロ〔2゜3−d)ピリミ
ジン−4−オンの製造:実施例1で得られた2−アミノ
−5−(2−アミノエチル)ピロロ(2,3−cl)ピ
リミジン−4−オン(2塩酸塩)(27り)をナトリウ
ムメトキシドのメタノール溶液(Q、 4 mmol/
l/ ; 0.5m1)に溶解し室温で30分間攪拌放
置した。これに炭酸水素ナトリウム(8ダ)と2.4−
シニ)ロフ!オロベンゼン(21s)とを加え、ジメチ
μホμムアミドで稀釈した後、室温で2時間反応した。
減圧下に溶媒を留去し、残渣に水を加えて不溶物を枦取
、次いで水および少量のエタノ−μで洗滌後乾燥すると
目的物(284)が得られた。
N M R(DMSO−a6)δ: 2.77〜3.0
7(bm、2H)、3.57〜4.00(bm、2H)
、6.53(bs、IH)。
7.53(d、IH)、8.17(d4.LH)、8.
80(d、IH)。
IR(KBr)ニジ3350.1670. 1615.
1585゜1335Cr。
実施例7 2−アミノ−5−(2−アリμアミノエチ/
L/)ピロロC2,3−d)ピリミジン−4−オンの製
造: 実施例1で得られた2−アミノ−5−(2−アミノエチ
/I/)ピロロ(2,3−d)ピリミジン一4−オン(
2塩酸塩)(266#)、アリルプロミド(1339)
および炭酸水素ナトリウム(a 3 oq)をエタノ−
/’ (5ttl )に懸濁、溶解し、封管中80℃で
15時間攪拌反応した。反応終了後、溶媒を減圧で留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離
精製すると目的物(65wv)が得られた。
N M R(DMSO−d6/D20)δ: 2.70
〜3.23(m。
6H)、4.93〜5.27(m、2H)、5.63〜
6.07(m。
xa)、6.68(a、IH)。
工R(KBr)ニジ1680.1645.1600cf
fi 1゜実施例8 2−アミノ−5−(2−(4,5
−ジヒドロキシシクロベント−1−エン−3−イルアミ
ノ)二チル)ピロロ(2,3−a)ピリミジン−4−オ
ン(2塩酸塩)の製造: 実施例1で得られた2−アミノ−5−(2−アミノエチ
/I/)ピロロ(2,3−d)ピリミジン−4−オン(
2塩酸塩)(1,xg)を、メタノール(100m/)
中、28%のナトリウムメトキシド−メタノール溶液(
tsg)で中和し、溶媒を減圧で留去した。この残渣に
、3.4−)ランス;4.5−シス−3−ブロモシクロ
ベント−1−エン−4,5−ジオールジベンゾエート(
1,559)および炭酸水素ナトリウム(36oW)を
加、tて、ジメチμホμムアミド(50y/)に懸局、
溶解した後、40℃で24時間攪拌反応した。反応終了
後、溶媒を減圧で留去し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーで分hTe精製すると2−アミノ−5−
(2−(4,5−ジベンゾイルオキシシクロベント−1
−エン−3−イルアミノ)エチμ)ピロロC2,3−d
)ピリミジン−4−オン(16!l’)が得られた。こ
のもの全量をメタノ−、u(20y/)に溶解し、水冷
攪拌下4規定力性ソーダ液(1ml)を加えて、2時間
反応した。反応液をイオン交換樹脂(CG−50,H+
型)で精製し、流出液に1規定塩酸(Ir!t/)を加
えた後、濃縮乾固し、残渣をエタノ−μで洗滌すると目
的物(85〜)が得られた。
N M R(D20)δ:3.00〜3.70(m、4
H)、4.10〜4.80(m、3H)、5.90〜6
.30(m、2H)、7.00(s、IH)。
工R(KBr)ニジ 1690.1680.1615C
11。
実施例9 2−アミノ−5−(2−n−オクチμアミノ
エチ/l/)ピロロC2,3−d、lピリミジン−4−
オンの製造: 実施例7と同様にして、実施例1で得られた2−アミノ
−5−(2−アミノエチル)ピロロ〔2,3−d)ピリ
ミジン−4−オン(2塩酸塩)(266#)、n−オク
チルプロミド(205r4)、炭酸水素ナトリウム(3
30q)およびヨウ化カリウム(5q)よシ目的物(3
1q)が得られた。
N M R(DMSO−d6/D20)δ: 0.90
(bt、3H)。
1.33(bs、12H)、2.70〜3.23(m、
6H)、6.33(8,IIH)。
工R(KBr)ニジ1680,1645− 1600”
 。
実施例10 2−アミノ−5−(N、N−ジーn−プチ
ルアミノエチ/l/)ピロロ[2,3−d)ピリミジン
−4−オンの製造: 実施例7と同様にして、実施例1で得られた2−アミノ
−5−(2−アミノエチlv)ピロロ〔2,3−d)ピ
リミジン−4−オン(2塩酸塩)(5321F)、n−
ブチルプロミド(60aW)、伏醜水素ナトリウム(8
4(1’)およびヨウ化カリウム(1011’)よシ目
的物C’12q>が得られた。
N M R(DMSO−d6/D20)δ: o、9o
(bt、6a)。
1.37(bs、8H)、2.73〜3.30(m、8
H)、6.30(S、 la)。
IR(KBr)ニジ1675.1650.15951’
f1゜実施例11 5−(2−アミノエチ/l/) −
2−N、N−ジメチルアミノメチリデンアミノピロロ〔
2,3−d)ピリミジン−4−オン(2塩酸塩)の製造
: 実施例1と同様にして、参考例4で得られた5−(2−
力μボキシエチ/l/)−2−N 、 N−ジメチルア
ミノメチリデンアミノピロロC2,3−d〕ピリミジン
−4−オン(263q)よシ目的物(8111fI)が
得られた。
N M R(DMSO(16/D20)δ: 3.37
(s、3H)。
3.47(a、3H)、3.03〜3.73(m、4H
)、6.87(s、IH)、9.03(a、IH) 。
工R(KBr)ニジ 1685,1665備 。
実施例12 5−(2〜アミノエチμ)−2−ベンゾイ
ルアミノピロロ(2,3−d)ピリミジン−4−オン(
塩酸塩)の製造: 実施例1と同様にして、参考例5で得られた2−ベンゾ
イルアミノ−5−(2−カルボキシエチル)ピロロ(2
,3−d)ピリミジン−4−オン(326′q)よシ目
的物(xo5#)が得られた。
N M R(DMSOd6/D20)δ:3.OO〜3
.63(m。
4H)、6.90(s、IH)、7.20〜7.47(
m、3H)。
7.70〜7.97(m、2H)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 〔式中、R1およびR2は同−又は異って水素原子また
    は置換基を有していてもよい次イE水素残基を示し、R
    1とR2が隣接する窒素原子とともに環を形成していて
    もよく、R3は保護されていてもよいアミノ基を示す。 〕で表わされる7−デアザプリン誘導体またはその塩。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62228019A (ja) * 1985-11-29 1987-10-06 Takeda Chem Ind Ltd 抗腫瘍剤

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