JPS60173B2 - 回転する締付け装置用の締付け力検出器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、縦付け装置の締付け素子へ当てられる少なく
とも２つの対向する押氏片が保持体に設けられ、これら
押圧片のうち少なくとも１つが力検出器に作用し、この
力検出器の測定値が回転する縦付け力検出器ケースから
静止した移行ケースを経て取出される、回転する稀付け
装置用の緒付け力検出器に関する。

このような稀付け力検出器は３つ爪チャック用に公知で
、保持体へ挿入された３つの押圧片をもち、これらの押
圧片は共に中心の支持ピンに支持され、それぞれ力検出
器として形成されている。

この目的のため各押圧片は複数の伸び測定条片をもち、
これらの伸び測定条片がブリッジ回路により互いに接続
されて、それぞれ押圧片に及ぼされる緒付け力を測定す
る。公知の縦付け力測定器は多くの個別部品からなり、
大きい空間を必要とする大きい技術的出費を要する。

公知の綿付け力検出器を異なる爪数および異なる締付け
直径をもつ緒付け装置へ適合させることができないこと
により、さらに欠点が生ずる。最後に重大な欠点は、緒
付け力検出器の剛性が押圧片の剛性に大きく左右される
ことである。本発明の課題は、公知の続付レナ力検出器
の欠点を回避し、最初にあげた種類の緒付け力検出器を
発展させて、大した費用ないこ異なる締付け直径に使用
できるだけでなく異なる数の締付け素子をもつ綿付け装
置にも使用でき、しかも緒付け力検出器の剛性を変えな
くてもよいようにすることである。本発明によるこの課
題の解決策は、押圧片が多腕測定体の腕に交換可能にし
かも固定的に設けられ、この測定体の少なくとも１つの
腕が力検出器として構成されていることを特徴としてい
る。

本発明による構成によって、測定体に固定的に設けられ
た押圧片を交換することにより、緒付け力検出器の剛性
を変えることなく、締付け力検出器を異なる締付け直径
へ簡単に適合させることができる。測定体は同時に押圧
片の保持体として構成ざれているので、必要な部品の数
は少なくなり、全体の容積も小さくなる。複数の腕をも
つように測定体を構成することによって、異なる数の締
付け素子をもつ締付け装置にも本発明による緒付け力検
出器を使用することができ、締付け力検出器の定められ
た剛性は常に変らない。本発明の別の特徴によれば、測
定体が星形に６つの腕を形成され、これらの腕がそれそ
れ押圧片用接続部例えばねじ穴を備えているようにする
ことができる。

こうして緒付け力検出器を２つ、３つ、４つあるいは６
つの締付け素子をもつ緒付け装置に選択的に使用するこ
とが可能となる。特に２つ爪あるいは３つ爪チャックに
おけるのみならず、均等緒付けを行なうため１対ごとに
揺動可能に構成されている６つの爪をもつ均等化チャッ
クにおいても、緒付け力を測定することができる。本発
明による締付け力測定器で、締付け素子に作用する遠Ｄ
力による影響も考慮できるようにするため、最後に本発
明によれば、緒付け力検出器の回転するケースに、静止
した移行ケースに設けられるパルス検出器用のパルス発
生器を設けることが提案される。こうして測定される綿
付け力を直接回転数に対応させることができる。図面に
は本発明による綿付け力検出器の実施例が示されている
。

回転する緒付け装置用の緒付け力検出器はケース１をも
ち「 このケース１に支持軸３をもつ支持フランジ２が
ねじ止めされている。

支持軸３はころがり軸受４により移行ケース５内に回転
可能に支持されている。この移行ケース５には、縦付け
力検出器を保持するため図面には示してないハンドルを
設けることができる。ケースーの先端にはねじ６により
保持体７が取付けられ「 この保持体７に測定体８が設
けられている。

この測定体８は星形に６つの腕８ａを形成ごれ、実施例
ではこれらの腕８ａが保持体７からわずか突出している
。測定体８の各腕８ａは実施例ではねじ穴８ｂをもち、
このねじ穴へ押圧片９をねじ込むことができる。この目
的のため押圧片９はスパナ係合面ｇａをもっている。測
定体８の少なくとも１つの腕８ａは、伸び測定条片１０
１こより力検出器として構成されている。

図面に示した実施例では、第１図および第２図において
垂直に上方へ向く腕８ａがそれである。伸び測定条片１
０は、測定体８、ケースー、支持フランジ２および支持
軸３の中心穴内に延びる導線１１を介して支持藤３上に
設けられたスリップリング１２に接続されている。これ
らのスリップリング１２は、移行ケース５内に設けられ
た簾電片１３を介してケーブル１４の心線１４ａに接続
されるので、ケースーと共に回転する測定体８の伸び測
定条片１川まケーブル１４に導電接続されていることに
なる。回転する締付け装置の締付け素子から及ぼされる
緒付け力を測定するために、先に構造を説明した締付け
力検出器が縦付け装置へ挿入されて、締付け素子が測定
体８の押圧片９へ係合するようにする。

第１図および第２図による実施例では、３つ爪チャック
に使用するように締付け力検出器が構成され、測定体８
の全部で６つの腕８ａのうち３つが押圧片９を備えてい
る。その代りに２つ爪チャックあるいは４つ爪チャック
にこの綿付け力検出器を使用する場合、第１図にいて斜
め下方へ向く２つの腕８ａから押圧片９を取外し、その
代りに押圧片９を垂直下方へ向く腕８ａに設ければ、こ
の腕８ａは力検出器として構成されて垂直上方へ向く腕
８ａに対向する。４つ爪チャックは中心を締付けるチャ
ックなので、対向する２つの締付け素子だけが測定体８
に当てられる。

６つ爪チャックの締付け力を測定するためこの綿付け力
検出器を使用する場合には、全部の腕８ａに押圧片９を
設ける。

上述したすべての場合、力検出器として構成された測定
体８の腕８ａが締付け装置の締付け素子１へ当てられる
。

この力検出器がそれぞれの縦付け素子から及ぼされる締
付け力を受けると、この力の値が伸び測定条片１川こよ
り検出され、導線１１、スリップリング１２、集電片１
３およびケーブル１４を経て表示装置へ供給される。ケ
ーブル１４をもつ移行ケース５は静止しており、保持体
７および測定体８をもつケース１は締付け装置と共に回
転しているので、縦付け装置が回転していてもそのつど
の締付け力が検出され、それにより特に遠心力の影響が
検出される。そのっどの回転数にこの遠心力の影響を対
応させるため、ケースーにパルス発生器１５が形成され
ている。

このパルス発生器１５は、移行ケース５に設けられて静
止しているパルス検出器１６と共同作用する。パルス発
生器１５およびパルス検出器１６により検出される回転
数は、図面には示してないがこの検出器に接続される回
転数表示器へ、パルス導線１７を介して供給される。先
の説明からわかるように、測定体８の腕８ａにある押圧
片９を付け換えることにより、異なる締付け素子をもつ
締付け装置のそのつどの使用目的へ締付け力検出器を簡
単に適合させることができる。

異なる長さの押圧片９を選択することにより、異なる締
付け直径へ締付け力検出器を同じように迅速に適合させ
ることができる。この場合綿付け力検出器の剛性は大体
において測定体８の剛性によって決定されるので、この
剛性は不変である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による稀付け力検出器の正面図、第２図
は第１図の切断線ローローこよる締付け力検出器の断面
図である。 １・・・・・・締付け力検出器ケース、５・・・・・・
移行ケース、７・・・・・・保持体、８・・・・・・測
定体、８ａ…・・・腕、９・・・・・・押圧片。 Ｆｉｇ．ｌ Ｆｉｇ．２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 締付け装置の締付け素子へ当てられる少なくとも２
   つの対向する押圧片が保持体に設けられ、これら押圧片
   のうち少なくとも１つが力検出器に作用し、この力検出
   器の測定値が回転する締付け力検出器ケースから静止し
   た移行ケースを経て取出されるものにおいて、押圧片９
   が多腕測定体８の腕８ａに交換可能にしかも固定的に設
   けられ、この測定体８の少なくとも１つの腕８ａが力検
   出器として構成されていることを特徴とする、回転する
   締付け装置用の締付け力検出器。 ２ 測定体８が星形に６つの腕８ａを形成され、これら
   の腕８ａがそれぞれ押圧片９用接続部８ｂを備えている
   ことを特徴とする、特許請求の範囲第１項に記載の締付
   け力検出器。 ３ 静止した移行ケース５に設けられるパルス検出器１
   ６用のパルス発生器１５が回転する締付け力検出器ケー
   ス１に設けられていることを特徴とする、特許請求の範
   囲第１項に記載の締付け力検出器。