JPS6016931A - 重症の術前術後患者用栄養組成物の製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は室温で長１１１１間保存することの可能な重症
の術前術後患者用栄養組成物の製造法に関するものであ
る。

更に詳細には、本発明に、殺菌後の熱時充填或は充填後
のレトルト処理を１−７でも長期保存中（て凝集沈澱を
生じない重症の術前術後患者用栄養組成物の１１１！造
法（Ｃ　ｊ−ｔ！Ｉするイ、のである。

例えば、１１ｉ症の熱傷を受けた術前術後患者において
は、急＃々消化機能低下を起しておりほとんどの栄養物
は摂取不能な状■となっている。

しかし、これら患者には経口又は経管的にも栄養組成物
の投与は必須でホ）リ、１−かも緊急を要すること庁の
である。

そこで、寸ず、こノ１−ら重捨者用の栄養組成物が模索
されるグ）であるが、この重症者用栄養組成物には次の
条件が要求さわ７る。

（イ）栄養価が高く消化吸収がよいこと。

（口）下痢・便秘々ど、好寸しくない症状を惹起せ（７
めないこと。

（ハ）衛生的で、便利に使用することができること。

（二）　血糖に重大々変動を与えんいとと。

本発明者らは、先に、これら条件を満足する栄養糾成物
をめて長年研究Ｉ〜だ結果、臨床例を含む医学報告とし
て日本熱傷学会誌「熱傷」第６巻第２号（１９８１，３
）に発表したように、発酵乳と蜂蜜の混合物が最も適し
ていることを提案するに至った。

しかし、発酵乳と蜂蜜の混合物を重症者に実際に投与を
１ｄじめたとき、 （１）病院内での繁雑さを伴った調製を要する、（２）
長期にわたる投Ｊう時には、ミネラルやビタミンなどの
微量成分を補充する必要がある、（６）調製品の保存性
が長期に耐え得々い、彦どの多くの問題が提起されてき
たのである。

本発明者らは、これら問題点を解決すべく更に研究を重
ねた結果、本発明において、あらかじめ発酵乳と蜂蜜を
混合しても、室温にて長期保存下で安定であり、いつで
も重症者に対して経口又は経管的に投匈できる栄養組成
物を得ることに成功したのである。

本発明回発酵乳と蜂蜜に安定剤を混合して均質化［７、
次いで加熱殺菌処理し、必要に応じて均質（ろ） 化処理をおこ々い、容器に熱時充填するか、又は容器に
充填後レトルト処１１■１することを％徴とする室温で
長期保存可能な重症の術前術後患者用栄♀；−組成物の
製造法である。

本発明に用いる発酵乳一完全栄養食品といわれる牛乳を
乳酸菌で発酵したイＡので、牛乳よりも、さらに７Ｎ白
質々どのパ１１養成分が消化吸収１〜易く々っており、
寸だ、牛乳中の乳糖は乳酸菌により分ｙｌｌｆされ、牛
乳で下痢をする人でも、大量の発酵乳投与に十分に血１
え、１；痢の症状を起こさないものである。寸だ、蜂蜜
は、各種ビタミン、ミネラルを含む栄イと源として古来
Ｊ：り珍重されてきた炭水化物源であって、発酵乳との
混合において、すぐれた消化性をもつ栄・養組成物を形
成するものである。

一般的には、発酵乳１００重量部に対して蜂蜜は１８〜
２２重量部混合される。

寸だ、本発明においては必要に応じて脂肪も添加される
が、乳脂肪以外に植物油脂の使用も可能である。

（４） 本発明に用いる発酵乳は一般の製法に準じて５１Ｌす造
することができる。即ち牛乳に脱脂粉乳と水を添加して
調整し、これに乳酸菌スターターを接種し、ｐ＋−］が
’、）、　５〜４．５　（７）範囲、好ましくはｐＨ４
，０Ｋ々る捷で培養１、て製造する。

次に、本発明においては安定剤と］〜てペクチン、ＣＭ
Ｃ１ゼラチン、ガム、アルギン酸など公知の安定剤が単
独または併用されるが、ウルトラハイメトキシルペクチ
ン及び／又はアルギン酸グルピレングリコールエステル
の使用が最も好捷しい。

安定剤の添加Ｍ′は、混合物の物性を安定如保つに十分
々量であＪｌば適宜で」：いが、一般的には混合物に対
して０１〜１０係程度でよい。％に、ウルトラハイメト
キシルペクチン及び／又はアルギン酸グルピレングリコ
ールエステルは０，２〜１０チ程度で十分である。

発酵乳と蜂蜜と安定剤は混合され、必要によっては、脂
肪やアミノ酸、ピタばン、ミネラル等の栄養料、香味料
、着色料等も添加さワ１、よく混合される。混合物は、
５０〜２５０　Ｋｙ圧程度でホモゲナイザーを通し、均
質化される。

均質化貞れた栄養組成物は、発酵乳のｐＨである３５〜
４．５を保持するのが普通であるが、添加料によってこ
の範囲を−ずれていれば、酸又はアルカリを添加してｒ
）Ｈ＝　３．５〜４５の範囲にしておくのが好捷しい。

【〕〕ト１−６５〜４は、呈味性上の酸度として好まし
いのけ勿論であるが、熱時充填或は充填後レトルト処理
の際の内容物の安定性にも好ましいものである。組成物
のｐＨが３．５より下では風味が悪くまたｐＨが４５・
を１岡える場合は加熱殺菌によって内容物の凝固が起る
こともあるので好ましくない。

均質化された混合物は、８０〜１４０℃、２分〜２秒で
加熱殺菌処理されるが、ここで小さな凝固物が生じるよ
うなことがあれば、再度均質化される。

加熱殺菌処理された混合物は、そのまま８０〜１００℃
を維持した状態で熱時容器に充填されて密封されるか、
又は一旦容器に充填し、密封して１００〜１２５°Ｃ１
１５〜１分間レトルト処理される。

このよう々加熱処理が行々われても、本発、明において
は、内容物が分離沈降しない栄養組成物が得られる。そ
１．て熱時充填或は充填後レトルト処理さ力５た栄養組
成物は完全に殺菌されているために、室温で６ケ月以」
二も保存可能となるのである。

本発明で得られる栄養組成物製品は室温で６ケ月保存し
ても内容物が凝集することがなく、また腐敗することも
なく、病院等に室温で保存しておいて、重症の術前術後
患者に直ちに投与することができるイ、のである。

次に本発明の試験例、実施例を示す。

試験例 脂肪分６２チの原料乳８．０　Ｋ９に脱脂粉乳０．３　
Ｋｙを溶解し従来の方法により均質化し、殺菌してこれ
に乳酸菌スターターを５φ接種し、ｐＨが４０になる寸
でろ０℃で静置培養し、１０℃寸で冷却１゜た。こ力２
に蜂蜜１．８　Ｋｙとウルトラハイメトキシルペクチン
ろＯｇ、アルギン酸プロピレングリコールエステル１０
．９を水１１Ｋｇに添加、加熱混合（。

て得た混合液を添加Ｌ７４０°Ｃに加温して均！化し、
１２０℃で４秒間加熱処理して８０’Ｃで再び均質化し
その温度を維持しつ＼ガラスビンに熱時充填　−密封後
室瀧まで冷却した。

このよう（（１，て試作サンプルを室温に６ケ月静置保
存後の観、察では凝集物の生成は認められなかった。

実施例 ７ｋ　５４．２６　Ｋ９に脱脂粉乳８．４７Ｋｇを溶解
して９５°Ｃ１０分殺菌後、４２℃に冷却し、これ如ヨ
ーグルトスターター１．７４　Ｋｐを接再し、酸度１，
１％に々る寸で発酵させた。この発酵乳に、７に２０に
９に蜂蜜１３に９、アルギン酸プロピレングリコールエ
ステル５０ｇ、ウルトラハイメトキシルペクチン２５０
ｇを溶解したもの、コーンサラダ油２４４４に９とレシ
チン１２６．！７を乳化１〜だもの、硫酸第一鉄２９９
ｇ、アスコルビン酸１５．３５ｇ、チアミン０．１２５
．９、ナイアシン１９９ｇ、ビタミンＢ６０．１７．９
、ビタミンＡ　２０８，０００　ＴＩＪ、ビタミンＥ６
２ｇ、ビタミンＴ）２１ｇを各々添加混合し９５（７） ０Ｃにて１０秒間保持した後均質化し、２００ｍ１金属
缶に充填１．て内容物温度１１０’Ｃを５分間保持した
後冷却した。

本市は室温（１０〜２０°Ｃ）にて６ケ月保存（〜だが
品質の劣化は全く認めら九々かった。

代理人　弁理士　戸　１）親　男 （８）

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）発酵乳と蜂蜜に安定剤を混合して均質化し、つい
   で加熱殺菌処理［７、必嘔に応じて再度均質化をおこ々
   い、容器に熱時充嘆するか、又は容器！（充填後レトル
   ト如１理をする室温で長期保存可能な重症の術前術後患
   者用栄養組成物の製造法。
2. （２）加熱殺菌処理物のｐＨが６．５〜４５である特許
   請求範囲第１項節載の重症の術前術後患者用栄養組成物
   の一ヤリ造法。
3. （３）安定剤がウルトラハイメトキシルペクチン及び／
   又はアルギン１裳プロピレングリコールエステルである
   ７ｊ（、＋１許請求の範囲第１項記載の重症の術前術後
   患者用栄養．ｌｉ１１成物の製造法。