JPS60168629A - 立体トリムカバ−の製法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 パネルその他車両用内装品および家具などに使用される
立体トリムカバーの裂法に関するものである。

まず、従来のトリムカバーの製作について説明する。

第１図は座席体のフロントクッションＦＣトフロントバ
ックＦＢが別体で、その結合部の図示を省略した例で、
トリムカバーの外観を示し、そのＡ−Ａａ矢睨断面が第
一図で、ウレタンモールドＳを除いた部分がトリムカバ
ーである。

トリムカバーは表皮ｌ１ワデイングλ、裏基布３の三層
の必要部分が高周波融層装置で上型と下型（図示省略ノ
との間に挿置して圧縮し、高周波電流を通すと上記三層
は融着部グで融層される。

第一図の融層部りは外−視上は第７図のａ〜ｒｉ、ｅ〜
ｂの長さで巾ｗの４’！層線グＡである。

従来は−）二型と下型の相対う゛る面は総て同一平面で
あるので、トリムカバーの上記三層が上型と下型とで１
触Ｍ部りで融層された後のトリムカバーは第３図に示す
ν■〈各融層部りＡは総て同一平面上にある。

従って、巣３図の同一平面」＝にある融Ｍ紳ｌｌＡを肩
するトリムカバーで第一図で示したウレタンモールドＳ
がトリムカバーの裏基布３に接する面５Ａが曲面（第１
図の外側の表皮／の曲面と融層線’％Ａの曲線に相当す
る〕に清って葎う場合は融層線りはａｚｄ、ｅ〜ｈの曲
１腺となる。

第７図の例ではａｚｂ、ｃ〜ｄ、ｅ〜ｆ、ｇ〜ｈは外９
１１１から見ると凸の曲勝ｂ〜０、ｆ　−ｇの門の曲ｉ
腺となる。

融層部りは上型と下型とで１１ニして「１］Ｗを存し、
表皮／、ワデイングコ、裏基布３が融層した固い層に成
形されている。従って平面的に成形された第３図の融Ｎ
ａ’ｌＡを第１図のａ〜ｄ、ｅ〜ｈの曲線として曲げて
使用すると融層線４ＺＡの断面の融着部ｑは第１１Ａ図
（ＢコのＢ−Ｂ線の断面ンでは折線状のしわまたは第り
８図（第２図のＢ−Ｂ線断面９では小波状のしわとなる
。その理由は第２図に示スウレタンモールドＳが柔らか
く、ウレタンモールド５と融漸部ダの間に空間３ａもち
り、さらに融着部グに対するウレタンモールドＳの反発
力が弱いこと、次には第２図の断面に見る如く融着部ｑ
以外の表皮／、ワデイングコ、裏基布３の７９さＷは融
層部りの厚さに比べて厚く、断面が楕円状であるから、
外側に曲げる（ａ−ｂ、ｇ〜ｈなど〕と内側の裏基布３
が圧縮を受け、しわが発生する。内側に曲げる（ｂ−ｃ
、ｆ＝ｇなど）と外側の表皮／が圧縮を受け皺が生ずる
。これらのしわはワデイングユが柔かいので発生し易く
、さらには融Ｎｇｑ、”　Ａに折れしわ、小波しわの発
生を誘発する原因となる。

第Ｓ図のワデイングコの厚さが厚く溝コａの深さＷが深
いと上記と同じ理由により、融着部ダ、４’Ａにしわ、
小波が発生する。さらには表皮／とワディングλのｍ　
”−ｎ融着部＜ｚ、＋に対して直角に近い壁は、上記と
同じ内側−または外側に曲けられると図示は省略するが
座屈、倒れなどの変形及びしわが生じ、外観品質が悪く
なる。

第グＡ図、第り８図、第５図などの折しわ、小波、変形
などは外観上、非常に商品価値を落とす。

従来のミシン縫いトリムカバーでも第Ｓ図の溝２ａのＷ
が深い場合、あるいは第１図の３〜５１ｇ−ｈなどの曲
線のＲが特に小さい場合は、表皮ｌの材料によっては折
れしわ、小波しわ、変形などの悪い現象が高周波トリム
カバー同様に発生している。

従来の高周波融着カバーは、ミシン縫いトリムカバーに
比べて、外観上の’線層ａの変化の自由度に対応可能で
、デザイン上有利であり、省力化も進められるが、上記
の如き欠点を有している。

これらの対策として裏基布Ｊに接して１例えば厚いビニ
ールレザー等を同時に融層し、融着部を厚くするなどの
方法があるが、工数、材料費等の関係で、高価となる割
合には効果が少ない。

第１図のフロントクッションＦＣ、フロントバックＦＢ
の形状を人間の体形に適応すべく人間工学的に考照した
トリムカバーの座席体で形成しても上記の如き欠点を有
している。

本発明は従来例の上記欠点に鑑みてなされたもので、上
記欠点を解消し、人間工学的に優れた座席体およびこれ
に類する製品を押、供しようとするものである。

以下、本発明の一実楕的について添付図面を参照して詳
細に説明する。

第６図に示した本発明の実施例は、第１図のｅ〜ｈの曲
線の崎庸ａグＡの総てを高周波成形時から有する立体ト
リムカバーであり、第７図は第６図のｅ〜ｈの融層線ｑ
Ａの断面の融着部グを示す。

第７図は第４’Ａ図、第７８図に示した如き折れしわ、
小波などのしわが無い平滑な融層部４ｔ（融着線４／Ａ
）を示す。

第３図は融着装置で第６図、第７図の融Ｎ線＜ＺＡ、融
着部ｔの形状を上下反対に示している。

杓号／／は上型、／θは下型である。下型／θに表皮／
、ワディングコ、裏基布３を”、ｆｉ　ｇ、ｈの曲線に
浴って最初から設置して上型／／、下型／θでｆ上部し
、？￥周波、触看を行うと第６図に示す融層時から所望
の曲面を有する立体トリムカバーが出来る。

第９図は第８図のχ−Ｘ断面を示し、第８図は第９図の
Ｙ−Ｙ断面を示す。、・融層部１Ｉ−（融着線ｑＡ）ｆ
：成形する下型／／、下型１０の断面を示す。

第１ＯＡ図ｄ２第９図の各１（（円弧曲がｂ）の融層部
ｑの高さの異なる場合を示し、これによると第６図の融
着線ダＡの全部又は一部の高さの異なる曲面を有するト
リムカバーも得られる。さらに図示は省略するが、第６
図のｅ〜１１線は外側から直睨すると商科であるが、こ
れも曲線に変えることが出来る。あるいは第１θＡ図、
第１ｏＢ図に示すルーズ伏の融層部＋ＡのＺ−Ｚ線断面
を有するものでもよい。

第７図のフロントクッションＦＣが人間の尻型状の曲面
を竹する立体トリムカバーを必要とする場合は、（ウレ
タンモールドＳの表面＆Ａ！＋尻Ｗ吠）第１θＢ図のル
ープ伏の融Ｎ線グＡを曲面が必要形状の尻型に対応させ
た融層部とする。また説明は省略するがフロントバック
ＦＢの形状も人間の背中の形状に対応させることが出来
て上記従来例の欠点を解消することが出来る。この場合
、必要によってはワディングλの代りに次に説明する立
体形因ウレタン２Ａが尻型に対応する形状のものを使用
しても良い。

第１／図は第りＡ図、第＋Ｂ図、第Ｓ図に示した従来例
の欠点を改善したもので、立体形状ウレタン２Ａは外観
上は第１図のＡ−Ａ断面より上方のｂ点刊近までの形状
と第Ｓ図の溝２ａの深さＷ位にウレタンモールド又はス
ラブウレタンを成形したもので、表皮／も材質によって
は予め型によっては熱加工により成形されたものを使用
してもよくｔ記第Ｓ図の例の欠点を除いた立体トリムカ
バーで、第１／図は融着前の表皮／、ワディング２Ａ、
裏基布３を三層に配した例である。融層完成後のトリム
カバーは第６図に図示した巾Ｗが深い溝を有する立体ト
リムカバーである。

表皮／は下型／θＡ、１０Ｂに浴って設置され、立体形
状ウレタンの溝部がその設置されて、立体トリムカバー
が成形される。立体形状ウレタン２Ａは他の図の例でも
応用出来る。

第７２図は表皮／と別体の表皮／Ａの一端が内１１１１
１に折り返されて市ねられ、これらとワディングコ、裏
基布３が融層部りで融層されているトリムカバーを示す
。この場合、表皮／Δが折り込まれて融層したＪｉ漸部
ｌＩ″ｉ例えば第６図のｅ〜ｒ〜ｇ〜ｈの線の様な融層
線りＡで融層された図示は省略するが、これも立体的な
トリムカバーである。

最初に表皮／Ａの一端を上面／θＣとに１部１０Ｄ、１
０Ｅの内側で凹状となし、その内側にＩＪ字形に曲げて
挿入してよ型／／が下るに従って上部１００、／　ＯＥ
も下りＵ字形の一端が梼き込まれて第７２図の図示の様
に折込まれて密着した時に通電し、各心安′触漬部ヶで
各祠料が強肩されているものである。

融層後、上型／／が上るとスプリング／２により上部／
　ＯＥ、／　ＯＤは上方に上り、上記の下型１０に突起
部１００の上面とで上ｍｌの凹部の長い溝部ｕａを形成
する。

第７３図は表皮／と別体の表皮／Ａの上に玉ぶち／３が
成形されて、これと−都電ねた表皮／、ワディングλ、
裏基布３が融胸部ヶで融層されているトリムカバーを示
す。

この場合、玉ぶち／３と融着部りは、例えば第６図の８
〜１〜ｇ　−ｈのような融層部で融着された立体的なト
リムカバー（図示省略うである。表皮ｌと表皮／Ａは別
体であるが、仕様によっては一枚の表皮の場合もある。

第７３図に示したトリムカバーの融着装置は図示省略し
たが第７２図に示した例と同一である。

最初にテープ状の玉ぶち／３の材料を下型／θの突起部
ｉｏｃの上面と上部１０Ｄ、１０Ｅとの内側で凹状とな
し、その内側にＵ字状に曲げて挿入してよ型／／が下る
に従って上部／θＤ、１０Ｅも下シ、テープ状の玉ぶち
／３は巻き込まれて玉ぶちの形状となった時に通電し、
必要融着部ヶで各月料が、”触着されるものである。

この場合、玉ぶち／３はテープ状のものでなく、初めか
ら玉ぶち伏に別途成形されたものを使用しても良い。ま
た第１３図に示した玉ぶち／３の中心の９間が無く密層
してもよく、あるいはこの空間に別の玉石を挿入したも
のでもよい。

以上、各１＃１Ｍ装置で図示は省略したが上型と下ノ（
すはヒＦ反対に配置しても良い。

次に本発明による立体トリムカバーの製法によると次の
ような効果がある。

（ａ）トリムカバーの着眉線の折れしわ、小波、変形な
どの外観不良の発生が無く、外観が向上することはｆｌ
Ｉ記の１由りである。史らに下型１０゜ＩＯＡ、１０Ｂ
、ＩＯＣ，／１ｌｌ）、１０Ｅなどの図面形状に活って
予め、表皮／、表皮／Ａ、ワデイングコ、裏基布３を設
置してから上型／ｌで圧縮し、通電融着して第６図の立
体トリムカバーが優られる。この立体形状はウレタンモ
ールドＳの表側形状と一致するので、これに覆つても融
着部は勿論融層部以外の表皮もしわ、変形が発生しない
。これに対し従来では第３図の平面トリムカバーでは融
着していない表皮の部分にもしわは発生していたのであ
る。

（ｂ）＠記、第１１Ａ図、第＆Ｂ肉、第Ｓ図の例の如く
ワデイングコの厚さが厚く、溝コａが深い場合、あるい
は融ＮＨのＲが特に小さい場合に発生する外観不良を改
善することが出来る。

（ｃ）　ｉｎｎ郡部巾Ｗをせ捷くすると、表皮／の仕様
によっては外部から融Ｎ線が見えず、ミシン縫いトリム
カバーと同一の感触の製品が鍔られる。

（ｄｌ　前記第１ＯＡ図、第１ＯＢ図に示した人間の尻
型形状に適応した曲面を有する立体トリムカバーは人間
工学的に着座時の体千分布を考慮した肩座体形の立体ト
リムカバーであり、乗心地の改善の効果は大きい。

ｆ、ｌ　省力化コストダウン、商品性向上に格段の向上
が望める。

以上、本発明の説明については、１更宜よ、座席の立体
トリムカバーとして、また製法については高周波融着と
したが、本発明はこれに限定されるものでなく、本発明
の精神を逸脱しないで幾多の変化、変則のあることは勿
論で、例えば座席用トリムカバーだけでなく車両用ドア
パッド、インストメントハネル、その他の車両用内装品
或は家具などにも応用でき、パネルに応用の場合は裏基
布をハードボードのパネルに変え、ワディングをモール
ドウレタンに代える場合もあり、また、高周波融着てな
く、超音波融着あるいはその他の熱融着による製法の場
合もある。

【図面の簡単な説明】

第１図より第５図は従来のトリムカバーに係り、第７図
はトリムカバーを示す座席の斜視図、第一図は第１図に
おけるＡ−Ａａ矢睨の断面図、第３図はトリムカバーの
斜視図Ｔｈ第４’Ａ図、第１／−Ｂ図は共に第２図のＢ
−Ｂ線における断面図、第Ｓ図はトリムカバーの溝を示
す断面図、第６図以降は本発明の実施例で、第４図は立
体トリムカバーの斜視図、第７図はしわのない融着部を
示すトリムカバーの断面図、第３図は融着装置の断面図
、第９図は第３図のＸ−Ｘ線における断面図、第１ＯＡ
図は融着部の高さの異なる例を示す融着型の断面図、第
１ＯＢ図は尻型に対応した融着線を示す平面図、第１／
図は第’ＪＡ図、第４８図の従来例の欠点を除いた本発
明の一実施例の融着装置の斜視図、第７２図は一万の表
皮が折り返されて融着される実癩例の断面図、第７３図
は玉ぶち融着例の断面図である。 ／　／Ａ＠−表皮、−〇〇ワディング１．２ａ・・溝、
３・・裏基布、り・・融着部、グＡ・・鍍Ｎｍ％！ｒ％
３Ａ−φウレタンモールド、１０１１０Ａ、／（１７８
・・下型、／／、／／Ｄ、／／Ｅ・・上型、／コ−・ガ
イドビン、／３争・玉ぶち。 第１Ｉｉ！Ｑ 第２図 第３図 第４Ａ図　第４８図 第５図 第６図 〃 第７図 第９図 第１０Ａ囚 第１０Ｂ霞

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）　表皮、ワディング、裏基布などを積層し、これ
   らの所要部分を熱融着するトリムカバーの製法において
   、互いに対象的に補形するトリムカバーの曲面形状が形
   成された上型と下型との間に上記表皮、ワディングおよ
   び裏基布とを積■して挿置し、これらを加熱して必要部
   分を融層し、融着された融涜部は曲面を含みトリムカバ
   ーが立体的に形成することを特徴とする立体トリムカバ
   ーの製法。
2. （２）　上記表皮を複数部に分割し、−万が折込まれ、
   他方の端部に融層した上記特許請求の範囲４７項記載の
   立体トリムカバーの製法。
3. （３）　上記において、玉ぶちを表皮の一部に融層した
   上記特許請求の範囲第１項記載の立体トリムカバーの製
   法。
4. （４）　上記におけるワディングあるいは表皮も予め所
   要立体形状に成形する上記特許請求の範囲第１項記載の
   立体トリムカバーの製法。
5. （５）　上記において、人間の着座体形を考慮して着座
   曲面を形成する上記特許請求の範囲第７項記載の立体ト
   リムカバーの製法。