JPH0247913Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0247913Y2 JPH0247913Y2 JP1982126734U JP12673482U JPH0247913Y2 JP H0247913 Y2 JPH0247913 Y2 JP H0247913Y2 JP 1982126734 U JP1982126734 U JP 1982126734U JP 12673482 U JP12673482 U JP 12673482U JP H0247913 Y2 JPH0247913 Y2 JP H0247913Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- wading
- cover
- skin member
- fused
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 17
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
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- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は表皮、ワデイング、ワデイングカバー
の三者を順次積層し、その表面を線状に加圧、加
熱して三者を一体に融着して形成する車両用シー
トの表皮部材の改良に関するものである。
の三者を順次積層し、その表面を線状に加圧、加
熱して三者を一体に融着して形成する車両用シー
トの表皮部材の改良に関するものである。
従来この種の表皮部材は線状に融着して美感の
向上を図つているが、この線状に融着して凹溝に
形成した部分は肉厚が薄く且つ硬質になる。
向上を図つているが、この線状に融着して凹溝に
形成した部分は肉厚が薄く且つ硬質になる。
従つて、湾曲状のシートバツクの頂部などの表
皮部材を湾曲させて張設する個所においては、前
記熱融着した部分が硬化されているため、シート
バツクの曲面に沿つて折曲せずに、この部分が略
直角状に折曲する。この折曲に伴ないワデイング
等も折曲するため、表面に折れ皺となつて現われ
る。そのため、シートバツクの外観が損なわれる
不具合があつた。
皮部材を湾曲させて張設する個所においては、前
記熱融着した部分が硬化されているため、シート
バツクの曲面に沿つて折曲せずに、この部分が略
直角状に折曲する。この折曲に伴ないワデイング
等も折曲するため、表面に折れ皺となつて現われ
る。そのため、シートバツクの外観が損なわれる
不具合があつた。
そこで、本考案は斯様な従来品の不具合を除去
することを目的とするものである。
することを目的とするものである。
以上の目的を達成するための本考案に係る車両
用シートの表皮部材は、湾曲させて使用し、その
湾曲方向に対して、表皮、ワデイング、ワデイン
グカバーの三者を線状に加圧加熱して一体に融着
して形成した多数の凹溝を直交状に配設してなる
車両用シートの表皮部材において、 前記湾曲個所のワデイングカバー側に、熱融着
性剛性布を設け、該剛性布を前記表皮、ワデイン
グ、ワデイングカバーと共に一体に融着して、湾
曲個所の表面の折れ皺の発生を防止することを特
徴とするものである。
用シートの表皮部材は、湾曲させて使用し、その
湾曲方向に対して、表皮、ワデイング、ワデイン
グカバーの三者を線状に加圧加熱して一体に融着
して形成した多数の凹溝を直交状に配設してなる
車両用シートの表皮部材において、 前記湾曲個所のワデイングカバー側に、熱融着
性剛性布を設け、該剛性布を前記表皮、ワデイン
グ、ワデイングカバーと共に一体に融着して、湾
曲個所の表面の折れ皺の発生を防止することを特
徴とするものである。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
第１図、第２図は本案品を示し、図中１は表
皮、２は発泡材製ワデイング、３は熱融着性ワデ
イングカバーを夫々示し、これらは従来周知の部
材であり、そのワデイングカバー３側に熱融着性
剛性布４を一体に融着する。この熱融着性剛性布
４はポリ塩化ビニールなどのやや剛性を有し高周
波融着性がある部材で、図示するもの（第４図、
第５図）如く、表皮部材Ａにおけ湾曲させる部分
の裏面側全面に設けて、表皮１、ワデイング２、
ワデイングカバー３の三者と共に、高周波で表皮
部材Ａの直交方向に間隔をあけて線状に融着す
る。即ち、剛性布４は以下に示すようにワデイン
グカバー３側に一体に融着する。
皮、２は発泡材製ワデイング、３は熱融着性ワデ
イングカバーを夫々示し、これらは従来周知の部
材であり、そのワデイングカバー３側に熱融着性
剛性布４を一体に融着する。この熱融着性剛性布
４はポリ塩化ビニールなどのやや剛性を有し高周
波融着性がある部材で、図示するもの（第４図、
第５図）如く、表皮部材Ａにおけ湾曲させる部分
の裏面側全面に設けて、表皮１、ワデイング２、
ワデイングカバー３の三者と共に、高周波で表皮
部材Ａの直交方向に間隔をあけて線状に融着す
る。即ち、剛性布４は以下に示すようにワデイン
グカバー３側に一体に融着する。
以上の表皮１、ワデイング２、ワデイングカバ
ー３、剛性布４を第３図に示す如く順次積層し、
高周波電極である上型５、下型５′で線状に加圧
して高周波を印荷し、前記４者を一体に融着して
成形する。従つて表皮部材Ａの表面には従来品と
同様な表皮部材Ａの湾曲方向に直交状に多数の凹
溝イ，イが現出する。なお、天然繊維など熱融着
性のない表皮を使用する場合にはその表皮とワデ
イング２との間に熱融着部材を介在せしめて表皮
を接着する。
ー３、剛性布４を第３図に示す如く順次積層し、
高周波電極である上型５、下型５′で線状に加圧
して高周波を印荷し、前記４者を一体に融着して
成形する。従つて表皮部材Ａの表面には従来品と
同様な表皮部材Ａの湾曲方向に直交状に多数の凹
溝イ，イが現出する。なお、天然繊維など熱融着
性のない表皮を使用する場合にはその表皮とワデ
イング２との間に熱融着部材を介在せしめて表皮
を接着する。
第４図、第５図は本案品の使用状態を示し、前
記剛性布４を一体に融着した部分を、シートバツ
クの頂部など表皮部材Ａを折曲げて又は弯曲状ク
ツシヨン材Ｂに沿わせる個所に使用する。
記剛性布４を一体に融着した部分を、シートバツ
クの頂部など表皮部材Ａを折曲げて又は弯曲状ク
ツシヨン材Ｂに沿わせる個所に使用する。
従つて、凹溝イ，イにおいて、表皮１、ワデイ
ング２、ワデイングカバー３、剛性布４は一体に
融着され、その融着個所は硬化する。そのため、
この凹溝イ，イ……の直交方向に表皮部材Ａを折
曲させると、前記融着個所は硬化しているため折
れる。しかし、剛性布４における融着個所の両側
など融着されていない部分は、クツシヨン材Ｂの
曲面に沿つて湾曲し、また、表皮１、ワデイング
２、ワデイングカバー３は融着個所を介して剛性
布４に一体に連結されている。そのため、凹溝
イ，イ……の間の表皮１、ワデイング２、ワデイ
ングカバー３は押し出されるような形態になり、
ワデイング２等が折曲しないため、前記折れ皺が
表面に発生しない。図中Ｃはシートを構成するフ
レームである。
ング２、ワデイングカバー３、剛性布４は一体に
融着され、その融着個所は硬化する。そのため、
この凹溝イ，イ……の直交方向に表皮部材Ａを折
曲させると、前記融着個所は硬化しているため折
れる。しかし、剛性布４における融着個所の両側
など融着されていない部分は、クツシヨン材Ｂの
曲面に沿つて湾曲し、また、表皮１、ワデイング
２、ワデイングカバー３は融着個所を介して剛性
布４に一体に連結されている。そのため、凹溝
イ，イ……の間の表皮１、ワデイング２、ワデイ
ングカバー３は押し出されるような形態になり、
ワデイング２等が折曲しないため、前記折れ皺が
表面に発生しない。図中Ｃはシートを構成するフ
レームである。
本考案は叙上の如く構成したから、剛性布にお
ける融着個所以外の部分がクツシヨン体の湾曲状
曲面に沿つて折曲する。そのため、融着個所を介
して表皮、ワデイング、ワデイングカバーは湾曲
状に折曲した剛性布に一体に連結されているた
め、融着されていない個所の剛性布によつて、表
皮、ワデイング、ワデイングカバーはクツシヨン
体の湾曲状曲面に沿つて湾曲し、シートの美感を
損なう折れ皺が発生することがない。また剛性布
は熱融着性を有するから、表皮、ワデイングなど
を一体に融着する際同時に融着でき、従来品に比
べ成形性が損なわれることもない。しかも剛性布
を表皮部材の裏面に一体に設けたから表皮部材の
弯曲部の形状出しを的確に行うことができる。
ける融着個所以外の部分がクツシヨン体の湾曲状
曲面に沿つて折曲する。そのため、融着個所を介
して表皮、ワデイング、ワデイングカバーは湾曲
状に折曲した剛性布に一体に連結されているた
め、融着されていない個所の剛性布によつて、表
皮、ワデイング、ワデイングカバーはクツシヨン
体の湾曲状曲面に沿つて湾曲し、シートの美感を
損なう折れ皺が発生することがない。また剛性布
は熱融着性を有するから、表皮、ワデイングなど
を一体に融着する際同時に融着でき、従来品に比
べ成形性が損なわれることもない。しかも剛性布
を表皮部材の裏面に一体に設けたから表皮部材の
弯曲部の形状出しを的確に行うことができる。
依つて、所期の目的を達成し得る。
図面は本考案の一実施例を示し、第１図は平面
図、第２図はＸ−Ｘ線に沿える拡大縦断面図、第
３図は成形方法を示す断面図、第４図は使用状態
を示す斜視図、第５図は同縦断面図である。 図中１は表皮、２はワデイング、３はワデイン
グカバー、４は剛性布を夫々示す。
図、第２図はＸ−Ｘ線に沿える拡大縦断面図、第
３図は成形方法を示す断面図、第４図は使用状態
を示す斜視図、第５図は同縦断面図である。 図中１は表皮、２はワデイング、３はワデイン
グカバー、４は剛性布を夫々示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 湾曲させて使用し、その湾曲方向に対して、表
皮、ワデイング、ワデイングカバーの三者を線状
に加圧加熱して一体に融着して形成した多数の凹
溝を直交状に配設してなる車両用シートの表皮部
材において、 前記湾曲個所のワデイングカバー側に、熱融着
性剛性布を設け、該剛性布を前記表皮、ワデイン
グ、ワデイングカバーと共に一体に融着して、湾
曲個所の表面の折れ皺の発生を防止することを特
徴とする車両用シートの表皮部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12673482U JPS5930000U (ja) | 1982-08-20 | 1982-08-20 | 車両用シ−トの表皮部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12673482U JPS5930000U (ja) | 1982-08-20 | 1982-08-20 | 車両用シ−トの表皮部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5930000U JPS5930000U (ja) | 1984-02-24 |
| JPH0247913Y2 true JPH0247913Y2 (ja) | 1990-12-17 |
Family
ID=30288068
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12673482U Granted JPS5930000U (ja) | 1982-08-20 | 1982-08-20 | 車両用シ−トの表皮部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5930000U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55107462A (en) * | 1979-02-13 | 1980-08-18 | Mtp Kasei Kk | Cushion sheet laminated* which has wrinkle pattern |
-
1982
- 1982-08-20 JP JP12673482U patent/JPS5930000U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55107462A (en) * | 1979-02-13 | 1980-08-18 | Mtp Kasei Kk | Cushion sheet laminated* which has wrinkle pattern |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5930000U (ja) | 1984-02-24 |
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