JPS60156968A - 内燃機関用の燃料噴射ポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、内燃機関用の燃料噴射ポンプであって、シリ
ンダシシュ内で案内される、ポンプピストンによって制
限されたポンプ作業室から燃料を吐出するためのポンプ
ピストン金偏え、上記７リンダブシユに形成された燃料
供給口を備え、ポンプピストンに制御縁部を有する制御
面を備え、かつ供給口が閉鎖された後に始まるポンプピ
ストンの吐出行程の開始時に有効である逃がし接続路を
ポンプ作業室と供給口との間に備えており、上記の制御
面の供給口に対する相対的位置が供給口の開放と閉鎖を
決めるようになっており、かつ上記の逃がし接続路がポ
ンプピストンの制御面に形成された、ポンプ作業室を制
限するピストン端面から距離を置いてこの端面に平行に
延びるみそを有している形式のものに関する。

従来技術 燃料噴射ポンプでは、機関の小さな回転数範囲ではより
高い回転数で要求されるものに比べて吐出量もしくは噴
射量も少なぐし、かつ吐出開始時期も遅くするのが有利
である。そのためには公知の燃料噴射ポンプでは、逃が
し接続路がポンプ作業室と供給口との間に設けられてお
シ、該逃がし接続路がポンプピストンの吸込み行程に直
接続く吐出行程の初めの部分に対して有効であるように
なっている（スイス国特許第２６９５９７号明細書）。

吐出行程の上記の部分の間では逃がし接続路を介して燃
料は再び供給口に戻されるようになっている。したがっ
て吸込まれた燃料量が加圧下に噴射ノズルに送られる、
本来のポンプピストンの吐出行程は逃がし接続路が閉じ
られて初めて開始する。吐出量もしくは噴射量は戻され
た燃料の量に応じて減少している。内燃機関の回転数が
低く、したがってポンプピストンの行程速度が低いとき
にはこの効果はよシ高い行程速度のときよシも大きい。

高回転数範囲では逃がし接続路は殆ど効果がない。

公知の燃料噴射ポンプでは逃がし接続路はピストン周面
を一循するリングみぞから構成されている。リングみぞ
はポンプ作業室を制限するピストン端面から距離を置い
て、該端面に平行に配置されている。リングみぞは軸線
方向に延びる逃がし孔を介してポンプ作業室と接続され
ておシ、そのために逃がし接続路は、ポンプピストンが
、リングみぞが下方の制御縁部でもってシリンダブシュ
内の供給口の上方に位置するまで上方へ移動して初めて
閉鎖されるようになっている。

逃がし孔がみぞフランクを貫通するようにするためには
リングみそは比較的深く形成されなければならない。そ
の他にリングみぞは比較的ピストン端面近ぐに配置する
必要があるので、高負荷のかかるピストン端面の外縁部
では材料厚さの小さな１．自由に突出する突出縁部が形
成され、この突出縁部は圧縮応力に対して長期的に十分
な強度を持たない。急速な材料疲労に基づき、この燃料
噴射ポンプの耐用年限は短かい。

発明が解決しようとする問題点 本発明の課題は、圧力のかかるピストン面の言うに値す
る程の弱体化を生ぜしめないように燃料噴射ポンプを構
成することである。

問題点を解決するための手段 上記の課題を解決す、るための本発明の手段は、冒頭に
記載の形成の燃料噴射ポンプにおいて、逃がし接続路が
ピストン端面に開口している袋孔と、この袋孔をみぞの
みぞ底と接続する、少なぐとも１つの絞シ孔を備えてい
ることである。

実施態様 本発明の有利な実施態様が特許請求の範囲第２項〜第５
項から得られる。

流動工学的な理由から特許請求の範囲第４項に記載され
た２つの絞シ孔の槽底が優れている。

吐出開始のずれはみそ下縁部のピストン端面からの距離
によって決められ、このずれはポンプピストンのカム駆
動装置に関連したカム角度（’ＮＷ）で設定される。同
時に理論的な吐出量減少または吐出量調整が、特に上記
の距離とピストン端面の寸法の積によって決められる。

このことは回転数の低い範囲に関して該当する。

機関回転数の上昇に伴なってピストン速度が上昇すると
、校正された絞シ孔内の流動抵抗が増大し、これによっ
て吐出量が増大し、同時に吐出開始時期が早ぐ力る。ポ
ンプピストンの速度の一定値を境に絞シ孔内の流動抵抗
がきわめて高くなシ、そのために逃がし接続路の作用を
もはや認めることができなくなる。この状態では吐出量
と吐出開始時点は制御面のみによって決められる。

実施例 第１図に示された燃料噴射ポンプではケーシング１０内
にシリンダブシュ’１１がはめ込まれている。シリンダ
ブシュ１１内にはポンプピストン１２がＹ内されておシ
、ポンプピストン化はカム（図示せず）と押しばね１３
の協働作用によって軸線方向で往復移動せしめられる。

ポンプピストン１２の駆動速度は内燃機関もしくはエン
ジンの回転数と同期化されている。ポンプピストン１２
のピストン端面１４Ｆｉシリンダブシユｌｌとともにポ
ンプ作業室１５を包囲しておシ、ポンプ作業室１５の出
口（図示せず）は通常のように内燃機関のシリンダのた
めの噴射ノズルに接続されている。

ポンプ作業室１５に燃料を充填するためには、シリンダ
ブシュ１工内に供給口１６が設けられており、該供給０
１６は入口としても戻り口としても働き、かつポンプ作
業室１５を燃料で充填されたリング室１７と接続する。

燃料噴射ポンプの吐出ｔを調節するためには、１つには
ポンプピストン１２を回動調節するための吐出量調節部
材１８が設けられており、かつ１つにはポンプピストン
１２はポンプ作業室１５に向き合った区分に周みぞ１９
ｅ有している。周みぞ工９は縦みぞ２０によってポンプ
作業室１５と常時接続されている。縦みぞ２０はポンプ
ピストン１２の周面にわたって斜めに延びる、制御面２
２の制御縁部２工によって制限されている。

制御面２２はポンプピストンエ２のいｉゆる吐出行程の
間は供給口１６を閉鎖している。この吐出行程ではポン
プ作業室工５内に存在する燃料が噴射ノズルに送られる
。ポンプピストン１２の有効な吐出行程は、斜めの制御
縁部２１が供給口１６に到達し、シタがってピストン行
程のこの後の経過では周みぞ１９と供給口１６とが接続
されることになるときに終了する。ピストン行程のこの
区間でポンプ作業室１５から出された燃料は縦みぞ２０
、周みぞ１９および供給口１６を介して噴射ポンプのリ
ング室エフにもどされる。噴射ポンプの吐出量を変更す
るためにはポンプピストンエ２を吐出量調節部材１８を
用いて周方向に回動せしめる、その結果回動方向によっ
て制御面２２の軸線方向の寸法が大小に変化し、かつそ
れに応じて吐出量が増減せしめられる。

吐出量および吐出開始時点を回転数に関連して調節する
ためには、ポンプ作業室１５と供給ロエ６との間に逃が
し接続路２３が設けられていて、この逃がし接続路２３
はポンプピストン１２の吐出行程の開始時にのみ有効で
アシ、かつポンプ作業室１５内に存在する燃料の部分量
が供給口１６’に介して戻るようになっている（第２図
参照〕。逃がし接続路２３はポンプピストンエ２の円筒
状表面、す々わち制御面２２にピストン端面１４に平行
に延びるみぞ２４と、ピストン端面１４に開口している
袋孔２５と、袋孔２５とみぞ２４のみぞ底２６とを接続
する、２つの校正された絞り孔２７．２８とを有してい
る。みぞ２４は縦みぞ２ｏから距離を置いてポンプピス
トンエ２の調節路の少なくとも一部分にわたって延びて
いる。ピストン端面１４からみぞ下縁部２９までの距離
ａの公差はきわめて小さくされている。この距離ａろ一
方では吐出開始時点の遅れ量を調節し、かつ他方ではピ
ストン端面１４との商として吐出量を減少させる量を与
える。したがって距離ａは低速ピストン速度においてポ
ンプピストン１２の制御面２２が供給口１６を閉鎖する
ときに対して吐出開始時点を望ましいだけ時間的にずら
すように設定することができる。

２つの絞シ孔２７．２８は互いに所定の角度へα間隔を
置き、かつみぞ２４の周方向の延びに対して対称的に、
しかもみぞ２４とともにポンプピストン１２の共通の横
断平面内に配置されている（第２図、第３図）。絞り孔
の直径は本実施例では０．２２ｉａである。絞シ孔２７
．２８は噴射ノズルの噴射孔と同じ公知の方法で穿孔さ
れるので、大量生産のサンプルのノ々うっきをきわめて
小さく保つことができる。

逃がし接続路２３０作用形式を以下に記載する。

ポンプピストン１２の下死点においてポンプピストン１
２のビス（ン端面１４はシリンダブシュ１工内の供給ロ
エ６の下方にある。ポンプ作業室１５は周みぞ１９と縦
みぞ２ｏとともに燃料で充満している。ポンプピストン
１２が上方へ移動して供給ロエ６が制御面２２によって
閉鎖される時点からポンプピストン１２の吐出行程が始
まる。そのときにピストン移動の当初は燃料はピストン
端面１４に開口している袋孔２５と、２つの絞り孔２７
．２８と、みぞ２４を介して供給口１６に還流する。こ
れは、ポンプピストン１２が更に移動してみぞ２４のみ
ぞ下縁部２９が供給０１６の上方に位置するまで続く。

次いで供給孔工６は再び制御面２２によって中断部なく
閉鎖されてポンプピストン１２の本来の吐出行程が開始
する。したがって吐出開始は、供給口１６が制御面２２
によって閉鎖された後にポンプピストン１２が行程方向
に距離ａだけ摺動するために必要とする時間に左右され
る。ピストン速度が増大するにしたがって吐出開始は進
められることが判る。吐出量の減少量はきわめて低速の
ピストン速度ではピストン端面１４と距離ａによって与
えられる容量に相当する。更にこの容量は絞り孔２７．
２８内の流動抵抗に左右されるが、流動抵抗はきわめて
低速のピストン速度では無視できる程小さい。

ピストン速度の増大とともに絞シ孔２７　、２８内の流
動抵抗が高まり、その結果逃がし接続路２３による吐出
量の減少は低下し、したがって内燃機関の回転数の増大
とともによシ大きな吐出量が噴射ノズルもしくは内燃機
関のシリンダに送られるようになる。高速回転数では絞
シ孔２７．２８内の流動抵抗がきわめて高くなるので、
逃がし接続路２３は働かなくなる。

発明の効果 冒頭に記載の形式の燃料噴射ポンプを本発明のように構
成したことによって、絞り孔がみぞ底に通じているため
に外みぞをきわめて浅く形成することができる。更にこ
のみそはピストン外周の僅かな部分にわたって延びてい
ればよいので、負荷のかかるピストン面の言うに足りる
程の弱体化は起らない。校正された絞シ孔は噴射ノズル
の噴射孔と同じ有利な方法で穿孔することができ、その
ために犬を生産のときのサンプルのバラつきはきわめて
小さい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による燃料噴射ポンプの１実施例の部分
縦断面図、第２図は第１図による燃料噴射ポンプのポン
プピストンの斜視図、第３図は第２図のＩ−Ｉ線による
部分断面図である。 ｌＯ・・・ケーシング、ｔｔ・・・シリンダブシュ、１
２・・・ポンプピストン、１３・・・押しばね、１４・
・・ピストン端面、１５・・・ポンプ作業室、１６・・
・供給口、１７・・・リング室、１８・・・吐出量調節
部材、１９・・・周みぞ、２０・・・縦みぞ、２１・・
・制御縁部、２２・・・制御面、２３・・・逃がし接続
路、２４・・・みぞ、２５・・・袋孔、２６・・・みぞ
底、２７．２８・・・絞シ孔、２９・・・みぞ下縁部。 （ほか１名）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　内燃機関用の燃料噴射ポンプであって、シリンダ
   ブシュ内で案内される、ポンプピストンによって制限さ
   れたポンプ作業室から燃料を吐出するためのポンプピス
   トンヲ備え、上記シリンダブシュに形成された燃料供給
   口を備え、ポンプピストンに制御縁部を有する制御面を
   備え、かつ供給口が閉鎖された後に始まるポンプピスト
   ンの吐出行程の開始時に有効である逃がし接続路をポン
   プ作業室と供給口との間に備えておシ、上記の制御面の
   供給口に対する相対的位置が供給口の開放と閉鎖金決め
   るようになっており、かつ上記の逃がし接続路がポンプ
   ピストンの制御面に形成された、ポンプ作業室を制限す
   るピストン端面から距離を置いてこの端面に平行に延び
   るみそを有している形式のものにおいて、逃がし接続路
   （２３）がピストン端面（工４〕に開口している袋孔（
   ２５）と、との袋孔（２５）ｅみぞ（２４〕のみぞ底（
   ２６）と接続する、少なくとも１つの絞り孔（２７，２
   ８）を備えていることを特徴とする、内燃機関用の燃料
   噴射ポンプ。 ２　ピストン端面（工４）からみそのピストン端面とは
   反対側のみそ下縁部（２９）ｔでの距離が低回転数にお
   いて供給口（１６〕の閉鎖時点に対して吐出開始時点を
   好都合に時間的にずらすように決められている、特許請
   求の範囲第１項記載の燃料噴射ポンプ。 ３　みぞ（２４）と絞シ孔（２７，２８）とがポンプピ
   ストン（１２）の同一横断平面内で延びている特許請求
   の範囲第１項または第２項記載の燃料噴射ポンプ。 ４　互いに角度（Δα〕間隔を訃て配置された２つの絞
   シ孔（２７，２８）が設けられている、特許請求の範囲
   第１項から第３項までのいずれか１つの項記載の燃料噴
   射ポンプ。 ５、　制御面（２２）を制限する制御縁部（２工〕がポ
   ンプピストン（１２）の周面に斜めに延びていて、行程
   方向でみて制御面（２２）の下方に位置した、ポンプピ
   ストン〔１２〕内の周みぞ（１９）を制限しておシ、周
   みぞ（１９）が縦みぞ（２０）を介してポンプ作業室（
   １５）と接続されており、ポンプピストン（１２）を供
   給口（工６）に対して相対的に回動調節するための吐出
   量調節部材（１５）が設けられておシ、かつみぞ（２４
   ）が縦みぞ（２０〕から距離を置いて、しかもポンプピ
   ストン（工２）の回動調節路の少なくとも一部にわたっ
   て延びている、特許請求の範囲第１項から第４項までの
   いずれか１つの項記載の燃料噴射ポンプ。