JPH08210223A - 内燃機関に用いられる燃料高圧ポンプ - Google Patents

内燃機関に用いられる燃料高圧ポンプ

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JPH08210223A
JPH08210223A JP7297061A JP29706195A JPH08210223A JP H08210223 A JPH08210223 A JP H08210223A JP 7297061 A JP7297061 A JP 7297061A JP 29706195 A JP29706195 A JP 29706195A JP H08210223 A JPH08210223 A JP H08210223A
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JP
Japan
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pump
control
pump plunger
pressure
working chamber
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JP7297061A
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Manfred Kraemer
クレーマー マンフレート
Gottfried Kuehne
キューネ ゴットフリート
Uwe Kuhn
クーン ウーヴェ
Juergen Kirschner
キルシュナー ユルゲン
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Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M63/00Other fuel-injection apparatus having pertinent characteristics not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00; Details, component parts, or accessories of fuel-injection apparatus, not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M39/00 - F02M61/00 or F02M67/00; Combination of fuel pump with other devices, e.g. lubricating oil pump
    • F02M63/02Fuel-injection apparatus having several injectors fed by a common pumping element, or having several pumping elements feeding a common injector; Fuel-injection apparatus having provisions for cutting-out pumps, pumping elements, or injectors; Fuel-injection apparatus having provisions for variably interconnecting pumping elements and injectors alternatively
    • F02M63/0225Fuel-injection apparatus having a common rail feeding several injectors ; Means for varying pressure in common rails; Pumps feeding common rails
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    • F02M59/265Varying fuel delivery in quantity or timing with constant-length-stroke pistons having variable effective portion of stroke caused by movements of pistons relative to their cylinders characterised by the arrangement or form of spill port of spill contour on the piston
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 差し当たり必要となる吐出量だけが実際に圧
送されるような、高圧下にある燃料の圧送を可能にす
る。 【解決手段】 ポンププランジャ9の外周面が、ポンプ
作業室17に常時接続された、前記制御孔19と協働す
る制御切欠き37を有しており、該制御切欠き37の、
ポンプ作業室17とは反対の側の下縁部が、高圧吐出の
吐出開始を制御する制御縁部39を形成しており、該制
御縁部39が、ポンププランジャ軸線に対して斜めに配
置されており、ポンププランジャ9が、高圧吐出の吐出
開始を調節するために回転可能に案内されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関に用いら
れる燃料高圧ポンプであって、シリンダブシュに設けら
れたシリンダ孔内で軸方向往復駆動されるポンププラン
ジャが設けられており、該ポンププランジャの一方の端
面が、ポンプ作業室を仕切っており、該ポンプ作業室
が、シリンダブシュに設けられた制御孔を介して、燃料
を充填された低圧室に接続されていて、さらに吐出管路
を介して高圧捕集室に接続されており、該高圧捕集室か
ら噴射管路が導出されて、内燃機関に設けられた個々の
噴射弁に通じている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】このような形式の燃料高圧ポンプは欧州
特許出願公開第0307947号明細書に基づき公知で
ある。この公知の燃料高圧ポンプは低圧室から高圧捕集
室に燃料を圧送する。この高圧捕集室からは、多数の噴
射管路が導出されていて、燃料を供給されるべき内燃機
関の燃焼室に突入した個々の噴射弁に通じている(Co
mmon Rail)。この公知の燃料高圧ポンプは複
数のポンププランジャを備えたプランジャポンプとして
形成されている。シリンダブシュに設けられた各1つの
シリンダ孔内に案内されたポンププランジャは、共通の
カム駆動装置によって軸方向で往復駆動させられる。こ
のポンププランジャの、カム駆動装置とは反対の側の端
面はポンプ作業室を仕切っている。このポンプ作業室は
シリンダブシュの壁に設けられた制御孔を介して低圧室
から燃料を充填されるようになっている。さらに、この
ポンプ作業室は吐出管路を介して高圧捕集室に接続され
ている。ポンプ作業室内での高圧吐出は、ポンププラン
ジャの吐出行程運動時に前記制御孔がポンププランジャ
によって完全に乗り越えられると同時に開始され、これ
によって、ポンププランジャの吐出行程が引き続き行な
われると、封入されたポンプ作業室内で燃料高圧が形成
される。規定の圧力が超えられると、この燃料高圧は吐
出管路に設けられた吐出弁を開制御するので、高い圧力
下にある燃料は高圧捕集室内に圧送される。公知の燃料
高圧ポンプでは、高圧吐出量の制御は吐出管路と低圧室
との間のバイパス管路に挿入された圧力制御弁によって
行なわれる。この圧力制御弁はこの場合、電磁弁として
形成されている。この電磁弁は所望の吐出量に関連して
ポンププランジャの吐出行程運動中に規定の時機で低圧
室に対してポンプ作業室を閉鎖し、こうして高圧吐出を
開始させる。この高圧吐出はポンププランジャ行程運動
の上死点が達成されるまで続けられる。
【0003】しかしこの公知の燃料高圧ポンプには、次
のような欠点が認められる。すなわち、各ポンププラン
ジャに設けられた電磁弁を用いる吐出量の制御は比較的
手間がかかり、しかも高価である。さらに、高圧吐出終
了時に不必要の燃料が閉制御される点にも欠点が認めら
れる。すなわち、高い圧力下にある燃料が低圧システム
に流入し、この場所で個々のポンププランジャの吸込過
程に影響を与え、しかもシャープな閉制御噴流に基づ
き、高圧ポンプの壁に損傷を生ぜしめるおそれがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
で述べた形式の燃料高圧ポンプを改良して、差し当たり
必要となる吐出量だけが実際に圧送されるような、高圧
下にある燃料の吐出が可能となるような燃料高圧ポンプ
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、ポンププランジャの外周面が、ポ
ンプ作業室に常時接続された、前記制御孔と協働する制
御切欠きを有しており、該制御切欠きの、ポンプ作業室
とは反対の側の下縁部が、高圧吐出の吐出開始を制御す
る制御縁部を形成しており、該制御縁部が、ポンププラ
ンジャ軸線に対して斜めに配置されており、ポンププラ
ンジャが、高圧吐出の吐出開始を調節するために回転可
能に案内されているようにした。
【0006】
【発明の効果】本発明による燃料高圧ポンプには、従来
のものに比べて次のような利点がある。すなわち、差し
当たり必要となる吐出量だけが実際に圧送されるよう
な、高圧下にある燃料の吐出が、構造的に単純に可能と
なる。必要とされない吐出量はポンププランジャの吐出
行程の間に、高圧吐出の開始前に低圧室の圧力でポンプ
作業室から低圧室内に押し出され、この場合、このこと
はシリンダブシュの壁に設けられた、流入を可能にする
制御孔を介して行なわれるので、付加的な開口もしくは
管路を設ける必要がないので有利である。このことは、
公知のシステムに比べて製造の手間を減少させる。
【0007】高圧吐出量の制御は、高圧吐出の可変の開
始と一定の吐出終了とによって行なわれるので有利であ
る。この場合、高圧吐出の吐出開始および吐出終了は機
械的な手段によって制御される。このためには、ポンプ
プランジャの外周面に、ポンプ作業室に常時接続された
制御切欠きが加工成形されている。この制御切欠きの、
ポンプ作業室とは反対の側の下縁部は、高圧吐出の吐出
開始を制御する制御縁部を形成している。前記制御孔と
協働する制御縁部はこの場合、ポンププランジャ軸線に
対して斜めに配置されているので、ポンププランジャの
回転位置に関連して、高圧吐出のための可変の有効行程
を調節することができる。
【0008】さらに、低い圧力下にしかない燃料がポン
プ作業室から流出することに基づき、リザーバタンクか
ら高圧ポンプに通じた吸込管路に逆止弁もしくは吸込絞
りは必要とならないので、逆止弁もしくは吸込絞りにお
ける損失出力はほとんど生じない。このことはシステム
全体の効率を高める。
【0009】吐出終了はポンププランジャの上死点にお
いて一定に行なわれ、この場合、場合によっては、ポン
プ作業室の残留圧を放圧する、ポンプ作業室に接続され
た付加的な第2の切欠きをポンププランジャに設けるこ
とができる。この第2の切欠きはポンププランジャの上
死点の範囲で前記制御孔に重なり合う。
【0010】ポンププランジャにおける対称的な圧力分
配を得るためには、択一的に、全周にわたって均一に分
配された複数の制御切欠きを設けることも可能である。
これらの制御切欠きはそれぞれ対応する制御孔と協働す
る。
【0011】さらに、コントロールロッドを用いたポン
ププランジャの回転位置の比較的簡単な調節に基づき、
別の利点が得られる。このことは、互いに列になって配
置された複数のポンププランジャ(列型ポンプ構造)が
設けられている場合に特に有利である。この場合、これ
らのポンププランジャは唯一つの共通のコントロールロ
ッドを用いて調節可能となり、さらにポンププランジャ
に設けられたコントロールスリーブの使用によって、個
々のポンププランジャエレメントの簡単な等量化が可能
となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面につき詳しく説明する。
【0013】図1には、内燃機関に用いられる燃料高圧
ポンプ1の、本発明にとって重要な構成部分だけが図示
されている。この燃料高圧ポンプ1では、ポンプハウジ
ング5にシリンダブシュ3が挿入されている。このシリ
ンダブシュ3はシリンダ孔7を有しており、このシリン
ダ孔7には、ポンププランジャ9が案内されている。こ
のポンププランジャ9は公知の形式で、カム駆動装置1
1によって戻しばね13のばね力に抗して軸方向に往復
駆動させられる。ポンププランジャ9の、カム駆動装置
11とは反対の側の端面15は、シリンダブシュ3内で
ポンプ作業室17を仕切っている。このポンプ作業室1
7はシリンダブシュ3の壁に半径方向に配置された制御
孔19を介して低圧室21に接続されている。この低圧
室21は供給管路(図示しない)を介して燃料リザーバ
タンク(同じく図示しない)から燃料を充填される。さ
らに、ポンプ作業室17の、ポンププランジャ9とは反
対の側の上端部からは、吐出弁23を有する吐出管路2
5が導出されている。この吐出管路25は他方におい
て、高圧捕集室27に開口している。この高圧捕集室2
7からは、燃料を供給されるべき内燃機関に設けられた
噴射個所の数に対応した複数の噴射管路29が導出され
て、内燃機関の燃焼室に突入した噴射弁31に通じてい
る(Common Rail System)。
【0014】ポンププランジャ9は公知の形式で、作動
部材によって負荷されたコントロールロッド33を介し
て回転可能である。このためには、コントロールロッド
33が、ポンププランジャ9に相対回動不能に配置され
たコントロールスリーブ35に作用している。
【0015】高圧吐出を制御するためには、ポンププラ
ンジャ9の、ポンプ作業室17に面した端部が、ポンプ
作業室17に常時接続された制御切欠き37を有してい
る。この制御切欠き37の、ポンプ作業室17とは反対
の側の下縁部は制御縁部39を形成している。この制御
縁部39は制御孔19と協働して、ポンプ作業室17内
での高圧吐出の吐出開始を制御する。制御縁部39はポ
ンププランジャ軸線に対して斜めに配置されており、こ
の場合、図2〜図6において、制御切欠き37の5つの
変化実施例が図示されている。
【0016】図2には、ポンププランジャ9に設けられ
た制御切欠き37の第1実施例が示されている。この制
御切欠き37はポンププランジャ9の端面15に直接に
続いていて、こうしてポンプ作業室17から制御切欠き
37へのスムーズな燃料通流を可能にしている。制御縁
部39はポンププランジャ軸線に対して所定の角度で延
びている。この角度の大きさは、圧送したい最大燃料量
の大きさに関連している。
【0017】図3に示した第2実施例では、制御切欠き
37の、ポンプ作業室17寄りの上縁部41と、ポンプ
プランジャ9の端面15との間に、ヘッドつばを形成す
るウェブ43が設けられている。このウェブ43はシリ
ンダ孔7内でのポンププランジャ9のガイドを改善し、
ひいてはポンププランジャ9の「ひっかかり」を阻止す
る。図3に示した第2実施例では、制御切欠き37とポ
ンプ作業室17との間でのハイドロリック接続が、軸方
向溝45を介して行なわれる。この軸方向溝45は端面
15を起点として延びて、制御切欠き37にまで通じて
いる。
【0018】図4に示した第3実施例は、ポンプ作業室
17と制御切欠き37との間でのハイドロリック接続の
構成の点で上記第2実施例とは異なっている。第3実施
例では、ポンプ作業室17と制御切欠き37との間での
ハイドロリック接続が、ポンププランジャ9の端面15
を起点として延びる軸方向の盲孔47によって形成され
る。この盲孔47は、ポンププランジャ9に設けられ
た、制御切欠き37に開口する横方向孔49によって交
差される。
【0019】ポンププランジャ9に設けられた制御切欠
き37の、図5に示した第4実施例は図3に示した第2
実施例にほぼ相当している。第4実施例では、上記第2
実施例の構成に対して付加的に、ポンプ作業室17とは
反対の側で制御切欠き37の下方に配置された第2の切
欠き51が設けられている。この第2の切欠き51は方
形のポケットとして形成されており、この場合、択一的
に横方向溝も可能である。第2の切欠き51は、この第
2の切欠き51がポンププランジャ9の上死点位置にお
いて、つまり吐出行程運動の終了時において、制御孔1
9と重なり合うようにポンププランジャ9に配置されて
いる。この場合、図5に示した第2の切欠き51は軸方
向溝45の延長部を介して制御切欠き37に、ひいては
ポンプ作業室17に、ハイドロリック接続されている。
【0020】図6に示した第5実施例は、図4に示した
第3実施例の構成を図5に示した第4実施例の場合と同
様に、第2の切欠き51の分だけ拡張したものである。
この第2の切欠き51はやはりポンププランジャ9の上
死点位置において、制御孔19と重なり合う高さで、ポ
ンププランジャ9の外周面に加工成形されている。第2
の切欠き51に開口した第2の横方向孔53は、ポンプ
プランジャ9の端面15に続いたポンプ作業室17に接
続されている。
【0021】図2〜図6に示した切欠き37,51は対
で設けることができる。この場合、切欠き37,51は
それぞれ直径方向で互いに向い合って位置していて、各
1つの対応する制御孔19と協働する。
【0022】以下に、図7〜図10につき、本発明によ
る燃料高圧ポンプ1の作業形式を説明する。図7〜図1
0には、図2に示した制御切欠き37を備えたポンププ
ランジャ9が、シリンダブシュ3の壁に設けられた制御
孔19に対する種々の位置で示されている。図7に示し
た位置では、ポンププランジャ9が下死点位置に位置し
ている。この下死点位置では、制御孔19とポンプ作業
室17との間での、制御切欠き37に沿った流過横断面
が開放されている。この場合、ポンププランジャ9のこ
の行程位置において、ポンププランジャ9の端面15の
すぐ上で制御孔19がポンプ作業室17に直接に開口す
るように制御孔19を配置することも可能である。下方
に向けられた吸込行程運動の終了時における、このプラ
ンジャ位置では、ポンプ作業室17に、低圧室21から
低い圧力下にある燃料が充填される。
【0023】下死点位置の通過後に、ポンププランジャ
9はカム駆動装置11によって戻しばね13のばね力に
抗して上死点の方向に運動させられ、この場合、ポンプ
プランジャ9のこの吐出行程運動時では、ポンプ作業室
17内の容積が徐々に減じられる。このときに、高圧吐
出のためには必要とならない燃料量が、まず低い圧力で
ポンプ作業室17から制御孔19を介して低圧室21に
押し出される。このアイドル行程運動は図8に示したよ
うに、制御縁部39が制御孔19を完全に乗り越えるま
で行なわれる。この時機はポンププランジャ9の回転位
置を介して調節可能である。この時機を超えた後に、封
入されたポンプ作業室における高圧吐出が開始される。
ポンプ作業室の容量はポンププランジャ9の吐出行程運
動中にさらに減少し(図9)、このことは周知のよう
に、ポンプ作業室17内の燃料の圧力増大を生ぜしめ
る。規定の限界圧が達成されると、吐出弁23が開か
れ、高い圧力下にある燃料は吐出管路25を介して高圧
捕集室27に流入し、この高圧捕集室27から燃料はさ
らに噴射管路29を介して噴射弁31に供給される。こ
の噴射弁31の開放時機は噴射弁31に設けられた電磁
弁を介して制御可能である。
【0024】高圧吐出のためのポンププランジャ9の有
効行程は、図10に示した上死点にまで続き、この場
合、燃料高圧は高圧捕集室27に完全に流出している。
吐出弁23はポンプ作業室17内の規定の圧力降下が達
成されると閉じられるので、高圧吐出の吐出終了はポン
ププランジャのいずれの回転位置においても一定とな
る。上死点では、ポンプ作業室17内に場合によっては
生じる残留圧を低減する目的で第2の切欠き51を開制
御することができる。このことはポンプ作業室17の放
圧を生ぜしめ、この放圧はポンプ作業室17の新たな充
填にも有利に作用する。周知のように、ポンププランジ
ャ9の行程運動の上死点に続いて吸込行程が行なわれ
る。この吸込行程の経過では、制御切欠き37が制御孔
19を再び開制御し、燃料は再び低圧室21からポンプ
作業室17に流入することができる。
【0025】複数のポンププランジャ9が設けられてい
ると有利である。これらのポンププランジャ9は列型ポ
ンプ構造の燃料噴射ポンプの場合のように互いに列にな
って配置されている。したがって、本発明による燃料高
圧ポンプを用いると、可変の吐出開始時機と、不変の吐
出終了時機とを設定し、こうして高圧吐出を所要の燃料
量に限定することが構造的に簡単に可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による燃料高圧ポンプの縦断面図であ
る。
【図2】ポンププランジャに設けられた制御切欠きの第
1実施例を示す概略図である。
【図3】ポンププランジャに設けられた制御切欠きの第
2実施例を示す概略図である。
【図4】ポンププランジャに設けられた制御切欠きの第
3実施例を示す概略図である。
【図5】ポンププランジャに設けられた制御切欠きの第
4実施例を示す概略図である。
【図6】ポンププランジャに設けられた制御切欠きの第
5実施例を示す概略図である。
【図7】制御孔に対するポンププランジャの1吐出行程
位置を示す概略図である。
【図8】制御孔に対するポンププランジャの別の吐出行
程位置を示す概略図である。
【図9】制御孔に対するポンププランジャのさらに別の
吐出行程位置を示す概略図である。
【図10】制御孔に対するポンププランジャのさらに別
の吐出行程位置を示す概略図である。
【符号の説明】
1 燃料高圧ポンプ、 3 シリンダブシュ、 5 ポ
ンプハウジング、 7シリンダ孔、 9 ポンププラン
ジャ、 11 カム駆動装置、 13 戻しばね、 1
5 端面、 17 ポンプ作業室、 19 制御孔、
21 低圧室、 23 吐出弁、 25 吐出管路、
27 高圧捕集室、 29 噴射管路、 31 噴射
弁、 33 コントロールロッド、 35 コントロー
ルスリーブ、 37 制御切欠き、 39 制御縁部、
41 上縁部、 43 ウェブ、 45 軸方向溝、
47 盲孔、 49 横方向孔、 51 第2の切欠
き、 53 第2の横方向孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゴットフリート キューネ ドイツ連邦共和国 エルトマンハウゼン アイヒェンドルフシュトラーセ 13 (72)発明者 ウーヴェ クーン ドイツ連邦共和国 リーデリッヒ クルツ ェ シュトラーセ 1 (72)発明者 ユルゲン キルシュナー ドイツ連邦共和国 ヴィムスハイム ヘラ ッハシュトラーセ 8

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関に用いられる燃料高圧ポンプで
    あって、シリンダブシュ(3)に設けられたシリンダ孔
    (7)内で軸方向往復駆動されるポンププランジャ
    (9)が設けられており、該ポンププランジャ(9)の
    一方の端面(15)が、ポンプ作業室(17)を仕切っ
    ており、該ポンプ作業室(17)が、シリンダブシュ
    (3)に設けられた制御孔(19)を介して、燃料を充
    填された低圧室(21)に接続されていて、さらに吐出
    管路(25)を介して高圧捕集室(27)に接続されて
    おり、該高圧捕集室(27)から噴射管路(29)が導
    出されて、内燃機関に設けられた個々の噴射弁(31)
    に通じている形式のものにおいて、ポンププランジャ
    (9)の外周面が、ポンプ作業室(17)に常時接続さ
    れた、前記制御孔(19)と協働する制御切欠き(3
    7)を有しており、該制御切欠き(37)の、ポンプ作
    業室(17)とは反対の側の下縁部が、高圧吐出の吐出
    開始を制御する制御縁部(39)を形成しており、該制
    御縁部(39)が、ポンププランジャ軸線に対して斜め
    に配置されており、ポンププランジャ(9)が、高圧吐
    出の吐出開始を調節するために回転可能に案内されてい
    ることを特徴とする、内燃機関に用いられる燃料高圧ポ
    ンプ。
  2. 【請求項2】 前記制御切欠き(37)の、ポンプ作業
    室(17)寄りの上端部と、ポンププランジャ(9)
    の、ポンプ作業室(17)を仕切る端面(15)との間
    で、ポンププランジャ(9)の外周面に環状のウェブ
    (43)が設けられている、請求項1記載の燃料高圧ポ
    ンプ。
  3. 【請求項3】 前記制御切欠き(37)の、ポンプ作業
    室(17)とは反対の側の端部の下方で、ポンププラン
    ジャ(9)の外周面に、ポンプ作業室(17)に常時接
    続された別の切欠き(51)が設けられており、該切欠
    き(51)が、ポンププランジャ(9)の吐出行程運動
    時にポンププランジャ(9)の上死点の範囲で、シリン
    ダブシュ(3)に設けられた前記制御孔(19)と重な
    り合う、請求項1または2記載の燃料高圧ポンプ。
  4. 【請求項4】 ポンププランジャ(9)に設けられた前
    記両切欠き(37,51)が、ポンププランジャ(9)
    に設けられた軸方向溝(45)を介してポンプ作業室
    (17)に接続されている、請求項1から3までのいず
    れか1項記載の燃料高圧ポンプ。
  5. 【請求項5】 ポンププランジャ(9)に設けられた前
    記両切欠き(37,51)が、ポンププランジャ(9)
    の前記端面(15)を起点として延びる軸方向の盲孔
    (47)と、同じくポンププランジャ(9)に設けられ
    た、該盲孔(47)に交差して前記両切欠き(37,5
    1)に開口した横方向孔(49,53)とを介して、ポ
    ンプ作業室(17)に接続されている、請求項1から3
    までのいずれか1項記載の燃料高圧ポンプ。
  6. 【請求項6】 ポンププランジャ(9)に、互いに直径方
    向で向い合って位置する2つの制御切欠き(37)が設
    けられており、両制御切欠き(37)が、シリンダブシ
    ュ(3)に設けられた、互いに向い合って位置する2つ
    の制御孔(19)と協働する、請求項1から4までのい
    ずれか1項記載の燃料高圧ポンプ。
  7. 【請求項7】 ポンププランジャ(9)の回転位置調節
    が、ポンププランジャ(9)に固定されたコントロール
    スリーブ(35)に作用するコントロールロッド(3
    3)を介して行なわれる、請求項1記載の燃料高圧ポン
    プ。
JP7297061A 1994-11-18 1995-11-15 内燃機関に用いられる燃料高圧ポンプ Pending JPH08210223A (ja)

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