JPS6014864B2 - ジエツトル−ムにおける緯入れ装置 - Google Patents

ジエツトル−ムにおける緯入れ装置

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JPS6014864B2
JPS6014864B2 JP54064441A JP6444179A JPS6014864B2 JP S6014864 B2 JPS6014864 B2 JP S6014864B2 JP 54064441 A JP54064441 A JP 54064441A JP 6444179 A JP6444179 A JP 6444179A JP S6014864 B2 JPS6014864 B2 JP S6014864B2
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weft
weft insertion
fluid
groove
guide passage
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準三 長谷川
行 川端
一徳 吉田
藤雄 鈴木
義勝 木佐貫
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Toyota Central R&D Labs Inc
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/27Drive or guide mechanisms for weft inserting
    • D03D47/277Guide mechanisms
    • D03D47/278Guide mechanisms for pneumatic looms

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は流体によって緯糸案内空間に緯糸を飛送させて
総入れを行うジェットルーム、特に流体として空気を用
いるェアジェットルームの緯入れ装置の改良に関する。
ジェットルームにおいて主ノズルから噴出させる流体に
より縞糸を飛送させるにあたり、流体を有効に使用する
ためにトンネル状の縞糸案内空間を形成させ、主ノズル
からの流体をこのトンネル状の空間に吹き込んで緯糸を
該流体流にのせ飛送させる縞入れ装置が従来から使用さ
れている。周知のように緯糸は、多数並列する経糸の閉
口内を飛送して綾入れされ、次いで筋打ちにより織成さ
れるものであるから、前記縞糸案内空間は連続する壁面
で形成することができず、経糸間に挿暦される多数の薄
板状の部材に溝孔を形成し、かつこれを多数並列させる
ことによって形成される。そしてこの溝孔は、銃打ち後
または銭打ち直前に緯糸を該澄孔から脱出させる形状の
ものでなくてはならない。このような絹糸案内空間を形
成させるための多数の薄板状の部材を用いる縞入れ装置
として、従来から変形筋方式とガイド部材方式とがよく
知られている。
変形筋方式とは、銭を構成する多数の筋羽の織前側を膨
出させた変形筋を使用し、各銭羽には該膨出部の一定の
高さ位置に好□に向け開口する同一形状の溝を形成し、
これら連続的に並列する溝によって綾入れ方向に延在す
る空間を縞糸案内通路とするとともに、この案内通路に
流体を噴出させてその噴出流により縞糸を縞入れ方向に
案内し、かつ筋羽の溝の底部を構成する面で銭打ちを行
う方式である。
この方式の緯入れ装置においては、前記した縞糸を飛送
させる流体流を噴射する主ノズルのほかに、緯糸案内通
路を流れる流体流の流速を補いかつ綾糸を安定状態で飛
送させる目的で、前記案内通路に近接した位置で、かつ
筋打ち時に邪魔にならないような位置に、スレィ上に所
要の間隔を隔てて補助ノズルを設けることも知られてい
る。
ガイド部材方式とは、鼓とは別体にスレィ上に筋の梓口
側に多数の薄板状のガイド片を列談し、該ガイド片には
緯糸取出口によって該ガイド片の頂部に開□する同一形
状の孔または該ガイド片の側面に開口する同一形状のコ
字状溝が各片の一定の位置に形成されており、これら連
続的に並列する孔または溝によって総入れ方向に延在す
る空間を絹糸案内通路とするとともに、このガイド片の
列を縞入れタイミング時に様口内へ挿入し、前記案内通
路に流体を噴出させてその噴出流により綾糸を綾入れ方
向に案内し、スレィの移動に伴ってガイド片の列を杯□
から脱出させて磯打ちを行う方式である。この方式にお
いてもガイド片の孔または溝によって形成される案内通
路に近接せしめて補助ノズルを設けることも知られてい
る。
これら従来より知られているジェットルームの綾入れ装
置に共通する技術思想は、緯糸の通路として剛体の板状
体の端面で囲まれる溝状または孔状の通路を提供し、こ
の通路内に主ジェットの噴流を噴出せしめ、該噴流にの
せて緒糸を飛送せしめ、さらには補助ノズルを併用して
縞糸を安定状態で飛送せしめようとするものである。
しかしながら、これらの従釆装置は、通路内の流れが一
様でなく、通路外への漏洩流れが多いため、有効に緒糸
を飛送させることができず、その結果として綾糸の飛送
を十分安定させるまでには至っていないとともに、流体
の消費量が多いという問題があった。
本発明は従来知られている縞入れ装置を改良し、緯糸案
内通路を緯入れ方向に平行に連続する凹凸壁面に形成し
て緯糸の飛送ならびに飛送姿勢をさらに安定させようと
するもので、本発明は、縞糸案内通路を構成する薄板状
の部材として織前側を膨出させた変形銭を用いる第1の
実施の態様と、該部材としてガイド片を用いる第2の実
施の態様とを包含するものである。
以下本発明を従釆技術と対比しながら各実施の態様に塞
いて説明する。変形彼方式の緯入れ装置として従来良く
知られているものに第1図に示す総入れ装置がある。
図かその原理図を示すもので、第1を構成する多数の飯
羽2の各々は、織前側を杵口方向に膨出させ、その高さ
方向のほぼ中央部に杯口側に閉口し底部を平坦部3とし
た溝4を形成せしめてあり、各綾羽2の溝4は同一高さ
位置に並列位置して銭1の幅方向(第1図紙面に垂直方
向)に延在する緯糸案内通路5を構成する。6は補助ノ
ズルであって、適宜間隔を隔てて設けられ、銭1の下端
を固着するスレィ7に取付拾具8により固定され、その
ノズル孔9は前記溝4の底部平坦部3による機打ちに邪
魔にならない位置で、かつ前記溝4により構成される縞
糸案内通路5に近接した位置に開□せしめられる。
このノズル孔9の流体噴出の中心軸線は縞入れ方向に向
けられ、かつ縞入れ方向に鋭角に交叉する方向に定めら
れている。なお、図中10,1川ま経糸、11は織布を
示す。上述の装置においては、縞糸は主ノズル(図示せ
ず)によって噴出される流体とともに綾糸案内通路5内
に挿入され、補助ノズル6のノズル孔9から噴出せしめ
られる流体によって推進力を受けながら穫入れ方向に搬
送され、縞入れ完了後スレィ7の前記溝4の底部に形成
した平坦部3によって筋打ちを行うことによって織成が
行われる。そこで上記縞入れ操作の間、縞糸は主ノズル
のみ、またはこれと補助ノズルによる噴流にのって比較
的無拘束状態で搬送されているものであるから、絹入れ
の安定性、より高速度の絹入れという見地からすれば、
主ノズルおよび補助ノズルからの噴出流体が絹糸案内通
路5内を絹入れ方向に安定して流れることが必要である
。しかしながら、実際には主ノズルおよび補助ノズルか
らの噴出流体は緯糸案内通路5から筋羽2の前面あるい
は背面に抜け、または筋羽2の列の間から上下方向に漏
洩し、この漏洩による影響が僅かであっても緒糸の飛走
に実質的な影響を与えること、場合によっては自由な方
向に飛走してしまうことがわかっており、この方向性の
不安定が原因して、縞糸が銭羽その他の部材に接触し、
縞糸の飛送抵抗の増大や総入れ速度の低下を招来し、さ
らには緯入れミス等の縞入れ機能の不安定を生ぜしめる
第2図はェアジェツトルームにおける上述の縞糸案内通
路付近の空気の流れを榛式的に示したもので、第2図a
はその側面図、第2図bはその要部正面図、第2図cは
第2図bにおける1一1線に沿う断面上面図である。図
から明らかなように主ノズルおよび補助ノズルからの気
流は矢示したように緯糸案内通路5内を緯入れ方向に流
れるが、その一部は筋羽2の背面または正面へ、さらに
は筋羽2の間隙に沿って漏洩する。変形筋方式にあって
は機羽2に形成した溝4の底部平坦部3で銭打ちするた
め、補助ノズル6を設ける場合には、補助ノズル6は縞
糸案内通路5の下方位置に、かつ筋打ち時に織物表面を
損傷しない位置に設けられるため、補助ノズル6のノズ
ル孔9の噴出の中心軸線は上向きになり溝4の平坦部3
の上端の隅部付近を指向することとなる。補助ノズル6
からの噴出流体はほぼ円錐形に拡散しながら前記案内通
路へ吹き込まれるため、総糸案内通路内の空気流の速度
分布を計測した結果によれば、第2図において補助/ズ
ル6のノズル孔9から噴出した気流は、その大部分は流
線mで示すように縞糸案内通路5の奥部へ向い、その一
部は流線nで示すように筋羽2の背部に漏洩するが、流
線p,qで示す前記通路5を構成する溝4の上壁面およ
び下壁面近くの流れは流線r,sに示すように壁面を伝
って該通路の外部、溝4の閉口方向へはみ出すようなパ
ターンを示すことがわかった。この原因として考えられ
る点の第1点は、ノズル孔9からの噴出気流がほぼ円錐
状に拡散しながら縞糸案内通路6に流入するためであり
、第2点は絹糸案内通路5を構成する鏡羽2の溝4の壁
面が、拝〇方向に開○する滑らかな曲面で形成されてい
るためである。上述の解析結果によれば、縞入れの安定
性、高速化を達成するためには緯糸案内通路内における
流体の流れを安定させることが必要であり、流体の消費
量をできるだけ節減して効率的に緯入れを行うためには
、前記流線nで示す漏洩や流線r,sで示す外部流出流
を低減させることが有効であることがわかる。
本発明は上記の所見に基し、て案出されたものであって
、縞糸案内通路を流れる流体を縞入れ方向に向けて整流
し、綾糸の飛走姿勢の安定化および消費流体量の低減を
図ることを目的とするもので、その第1の実施の態様に
おいては、前記各銭羽に形成した溝4の銭打ち面である
底部平坦部3を除く残余の溝壁面の一部又は全部に、絹
入れ方向に垂直な面内にて、滑らかに接続する凹凸面を
形成することにより、前記縞糸案内通路を縞入れ方向に
平行な凹凸壁面によって構成し、前記の漏洩流および外
部流出流を低減し、前記目的を達成しようとするもので
ある。
以下図面に基いて本発明の第1の実施の態様を説明する
なお図中第1図と同一部分は同一符号を以って説明する
。第3図はその一実施例の概念図を示すものであって、
筋1を構成する多数の筋羽2の各々は織前側を符□方向
に膨出させ、その高さ方向のほぼ中央部に杉口側に開□
し底部を平坦部3とした溝4を形成せしめてあり、各綾
羽2の溝4は同一高さ位置に並列位置して、筋1の幅方
向(図において紙面に垂直方向)に延在する緯糸案内通
路5を構成し、かかる筋1がその下端でスレィ7に固着
されていることは第1図と同様である。本実施例におい
て特徴とするところは、溝14の機打ち面となる底部平
坦部3を除く残余の壁面、すなわち溝14の上下の壁面
12,12を、絹入れ方向(図において紙面に垂直方向
)に垂直な面において円滑に接続する凹凸面13,13
に形成したことである。
この凹凸面13,13を有する溝14の形状を第4図に
拡大して示す。各筋羽2の一定の高さ位置において同一
形状の凹凸面13,13を上下の壁面12,12に有す
る溝14を形成した結果、これら銭羽2を多数並列せし
めた銭1には、その綾入れ方向(第3図紙面に垂直方向
)に上壁面12に、平坦面3、下壁面12により三方を
囲まれ、残る一方を開放した綾糸案内通路15が構成さ
れ、議案内通路15の上下面は各鏡羽2の壁面12,1
2に形成した凹凸面13による縞入れ方向に平行な溝列
状の面に構成される。この溝列状の上下面で構成される
絹糸案内通路15を縞入れ方向に流動する流体は、溝1
4の壁面12,12に形成された凹凸面13,13の列
によって構成される溝列により該溝列の長さ方向に規制
され、該方向に方向性のある流れとなる。よってこの縞
糸案内通路15を流体とともに搬送される縞糸の姿勢は
、従来の平滑な曲面で構成された緯糸案内通路内を搬送
される緯糸に比して箸るしく安定性を増すものである。
そしてかかる形状の縞糸案内通路といえども流体の漏洩
は避けられないので、流体の漏洩による損失を可及的に
少くするためには、前記凹凸面13は可及的に滑らかに
接続するものとするを可とする。特に筋1の下端を固着
したスレィ7に補助ノズル6を取付治貝8によって取付
け、該補助ノズル6のノズル孔9を、その藤線を縞入れ
方向に向け、かつ緯入れ方向に鋭角に交叉するように指
向させ、該ノズル孔9よりの噴流を前記凹凸面13を有
する溝14によって構成される緯糸案内通路15内に噴
出せしめるようにするときは、補助ノズル6のノズル孔
9から供給される流体のうち溝14の壁面12に沿って
流れる流体は、前記溝状列によって流れ方向を規制され
、溝14の開□より外部へ流出する流れを箸るしく減少
せしめることになる。
上記実施例を施したェアジェットルームの絹糸案内通路
15内の空気流の速度分布を計測した結果によれば、第
5図に榛式的に示すように、空気の漏洩流および外部流
出流が箸るしく少し、ことが判明した。
第5図aはその側面図、第5図bはその正面図、第5図
cは第5図bのローD線における断面上面図を示すもの
であって、これを従来装置に示す計測例と比較すると顕
著な差異がある。すなわち、補助ノズル6のノズル孔9
から縞糸案内通路15に吹き込まれる空気流は、ほぼ円
錐状に拡散して縞入れ方向に向うことにおいて本実施例
装置も従来のものと差は存在しない。そして該ノズル孔
9から吹き込まれる気流は流線mに示すとおりその大部
分は前記通路15の奥部に向い、その一部は流線nで示
すように筋羽2の背部に漏洩する。
ところが、溝14の壁面12,12に近い流れは、夫々
流線x,yで示すように、壁面12,12に形成された
凹凸面13による溝状列によって方向性が与えられると
ともに溝14の開○方向への流出を阻止され、緯入れ方
向へ向う流線で示されるようにその大部分が緯入れ方向
への流れに方向づけられる。すなわち本実施例の従来の
装置との相違点は王として緯糸案内通路15の上壁およ
び下壁近くの流れの様子にあり、第5図に示すようにこ
の部分の流体流が縞入れ方向に平行な凹凸壁面に規制さ
れた流れ方向となり、従来装置に見られた流線r,sで
示す溝4の開□方向への流出気流を低減することになる
。この流線x,yで示された方向性のある流れと流線m
により示された流れとにより、総糸案内通路15内の流
れが緯入れ方向に整流された状態となること、および該
通路15の上下壁面での外部への流出流が箸るしく低減
したこと、縞糸案内通路15内の流れを乱す原因を除去
して流体の流れを安定状態としたこととにより、総糸の
飛走姿勢は安定化し、流出流体が低減する作用と相俊つ
て効率よく流体を利用することができ、従来装置と同じ
流体消費量では高速化を、従来装置と同一速度では消費
流体量の低減を図ることができるものである。本発明の
第1の実施の態様において溝14の底部には凹凸面13
を形成しないこととしたのは、変形銭方式の縞入れ装置
においては溝14によって構成される案内通路15によ
り緯糸を経糸間に案内するとともに、溝14の底部平坦
部3において抜打ちをするものであるから、溝の底部ま
で凹凸を形成すると銭打ちに不都合を生じ織布に損傷を
生ずるとする理由からである。
しかしながら織布品質を低下させない範囲で緩やかな凹
凸面を設けることは可能であり、このようにすれば、流
れの整流効果は綾糸案内通路を構成する壁面全周に生じ
一層より良い効果を発揮する。またこの実施の態様にお
ける溝14の凹凸面13も、壁面12,12の前記底部
平坦部3に近接する部分に深い凹凸を形成すると織布に
損傷を与える可能性があるので、該部分の凹凸面13は
浅くすることを可とする。なお第3図および第4図に示
した溝14の凹凸面13は等しい深さで等ピッチの緩や
かな波状のものとして示したが、その凹凸面の形状は図
示のものに限定されるものではない。
第6図に該該凹凸面の形状の変形例を示す。該凹凸面の
形状は縞糸に引掛るないように滑らかに形成されていて
、かつ経糸に悪影響を及ぼさないものであれば、波状、
溝状、筋状、鋸歯状など種々の形状のものがそれ相当の
効果を発揮する。第6図aに示すものは溝14の底部へ
向け傾斜する斜面の方が長い鋸歯状の滑らかな等ピッチ
の凹凸面を示し、この例においては矢示Zで示す溝14
の閥口方向に向う流れに対する抵抗が大きくなるため、
綾糸案内通路15を流れる流体の向きを確実に総入れ方
向に規制し整流することができ、絹糸の前記通路15外
への飛び出し現象を確実に抑制することができる。第6
図bに示すものは鎖歯状の凹凸を筋打ち面である底部3
付近に近づくに従って浅く形成し、織布の損傷を緩和す
べ〈した例である。第6図cに示す例は凹凸を台形状の
溝状とした例、第6図dに示す例は波状の凹凸のピッチ
を小とし、かつ銭打ち点付近の凹凸を除去した例を夫々
示すものである。また、第3図および第4図に示す絹入
れ装置の変形実施例として、機羽2に形成した溝14の
壁面をテーパ状の面とすると、筋羽2の背面に漏洩する
流線nで示す漏洩流を減少せしめた縞入れ装置を得るこ
とができる。
第7図はその実施例における筋羽2の要部の側面図、第
8図は第7図m−m線に沿う拡大断面図である。図にお
いてテーパ状の面とは、各俵羽2に形成した溝の壁面を
縞入れ方向に垂直な面(第7図においては紙面に平行な
面、第8図においては2点鎖線W−Wを含み紙面に垂直
な面)内において、溝の壁面によって形成される空間が
縞入れ方向(第8図矢示Fで示す)に次第に狭窄するよ
うに傾斜して形成される面をいう。このようなテーパ面
16を形成せしめること、縞糸案内通路15内を流線u
,vに沿って壁面に衝突する方向に流れる流体は、夫々
流線u′,v′のように総糸案内通路15の内部に向け
て方向を変えさせられ、筋羽2の間隙から漏洩すること
はない。
第8図に示す左方の筋羽2の下端にテーパ面を付さない
場合の織羽の断面を点線で付記してある。このテーパ面
を付さない溝形状によると、1点鎖線で示した流線wお
よび前記流線vの間を流れる流体はすべて点線で付記し
た磯羽の側面によって向きを変えられ流線w′′で示す
方向の漏洩流となってしまうが、テーパ面16を付した
溝形状によれば、流線v、流線w間を流れる流体もすべ
て縞糸案内通路15側の流線v′,w′間に向きを変え
られるので、漏洩流を一層低減し、消費流体量を低減せ
しめる効果がある。次にガイド部材方式の綾入れ装置と
は、頭記したようにスレィ上に筋とは別に縞糸案内のた
めの溝または孔を有するガイド片を蓮設し、この溝また
は孔によって構成される縞糸案内通路内に縞糸を搬送す
るための流体を吹き込み緯入れを行うものである。
この方式の縞入れ装置として多くのものが知られている
が、ガイド片の形で分類すると、第9図aに示すように
緯糸取出口31で外部と運通する孔32を形成したガイ
ド片33を有するもの、第9図bに示すように杉口に向
けて開口する溝34を形成したガイド片35を有するも
の、第9図cに示すように杯□と反対側に向けて閉口す
る溝36を形成したガイド片37を有するものがあり、
また緯糸を搬送する流体の取り扱い装置によって分類す
ると、i)主ノズルのみにより緒入れするもの、ii)
主ノズルと複数個の補助ノズル38を併用して緯入れす
るもの、iii)上記i)またはii)に綾入れ方向先
端に負圧発生手段を設けて縞糸を吸引し縞入れを行うも
の、などがある。そしてガイド部材方式の緯入れ装置は
、前記孔32または溝34,36によって構成する様糸
案内通路に、主ノズルあるいはこれと併用する補助ノズ
ル38より噴出する流体にのせて絹糸を縞入れ方向に飛
走させ、縞入れが完了すると、前記ガイド片33,35
または37を固定するスレィ39の揺動の途中において
、前記ガイド片および補助ノズル38が経糸40,40
から離脱するとともに綾糸は綾糸取出口31を経て脱出
し経糸40,40間に残り、第9図cに1点鎖線で示す
位置において筋41によって縞糸は筋打ちされ織布42
に織布されるものである。
本発明の第2の実施の態様においては、前記したガイド
片の形状または流体の取り扱い装置の相違にかかわらず
、いずれの形式のものにも実施し得るものである。
第10図は本発明の第2の実施の態様にかかる一実施例
装置の概要図を示すものであって、ガイド片の形状は第
9図aに示す縞糸取出口31で外部と蓮適する孔32を
有する形式のガイド片を有するものである。
このガイド片42の孔32には、その内周全面に滑らか
に連続する凹凸簿43が形成されており、第11図に拡
大して示すように、この凹凸溝43はその主要部が第6
図cの実施例に示したと同様の等ピッチの台形状の溝状
に形成され、縞糸取出口31に接続する部分44,44
は該凹凸溝43を次第に浅く形成し、前詐取出口31に
滑らかに接続せしめてある。
本実施例装置は主ノズルのみの噴出流体により縞入れを
行うものであって、スレィ39上の筋41の村口方向前
方に多数並列して桶立せしめられた板状の前記ガイド片
42には、同一高さ位置に同一形状の前記孔32と緯糸
取出口31が穿設されているから、並列するガイド片4
2の前記孔32によって絹入れ方向に延在するトンネル
状の絹糸案内通路45が構成され、スレィ39の一方の
揺動端の緯入れ&瞳において主ノズル(図示せず)の噴
出孔の藤線が前記孔32のほぼ中心付近に対応し、この
緯入れ位置における総糸案内通路45の中心線に一致す
る。
そしてこの縞入れ位置において主ノズルにより流体を前
記案内通路45内へ噴射するとともに、この噴流にのせ
て緯糸を前記案内通路45内に飛走せしめるものである
。本実施例装置においては、前記ガイド片42の孔32
のほぼ全周に滑らかに連続する凹凸溝43を形成せしめ
たから、縞糸案内通路45は多数並列するガイド片42
の孔32の内壁によって緯入れ方向に多数の平行する凹
凸条壁面を有するトンネル状の空間に構成され、該案内
通路45に緯入れ方向に流れる流体は前記凹凸条壁面を
構成する凹凸溝列によって整流された流れとなる。また
凹凸溝の列は縞入れ方向に平行に整列するため前記案内
通路45内の流れは旋回成分を減ぜられ、該流れにのっ
て飛走する縞糸は不安定な揺動状態を呈することな〈飛
走する。主ノズルからの噴出流体のみにより緯入れする
方式の穫入れ装置においては、緯糸案内通路を流れる流
体のガイド片間隙からの漏洩は流れの速度を失い総糸の
飛走を不安定ならしめる。
従来から知られた第9図aに示す方式のものも緯糸案内
通路がトンネル状を呈したものであるため、第9図b,
cに示す一方を開□した溝により絹糸案内通路を構成す
るものに比較すれば、前記案内通路の外部へ流出する流
れは箸るしく少いため、主ノズルのみで縞糸を搬送し得
るものであるが、流体の流れが整流されていないとガイ
ド片の間隙から漏洩する流体も多く、大きな流体量を必
要とし、しかも流れに旋回成分が存在すると、旋回成分
によってガイド片の間隙から外部へ流出する流体も増大
する。これに対して本実施例装置においては孔32の凹
凸溝43により、縞糸案内通路45内を流れる流体を整
流しかつ旋回成分を減ずるため、ガイド片の間隙から外
部へ漏洩する流体量を低減せしめるので、流れの安定化
とともに流体消費量を低減することができる。第12図
は第ILI図に示すガイド片の孔32の内壁にテーパ面
46を形成し、さらに流体の漏洩を低減せしめた変形例
を示す。
第13図は第12図V−V線に沿う断面を示す。図にお
いてテーパ面とは、各ガイド片42に形成した孔32の
内壁(凹凸溝43の壁面)を、鏡入れ方向に垂直な面(
第13図において紙面に平行な面)内において、孔32
の内壁によって囲まれる面積が、総入れ方向(第13図
において紙面に垂直な方向)に次第に狭窄するように傾
斜して形成される面をいつ。このようなテーパ面46を
形成せしめると、緯糸案内通路45から外方に向う流れ
は該テーパ面46によって該案内通路45内にひき戻す
ように向きを変えされるので、ガイド片42の間隙から
外部へ漏洩する流体は著るしく低減され、広い範囲にわ
たって高速状態の流れが維持される。
第14図か第11図、第13図に示す台形状の凹凸溝に
代え凹凸溝43として滑らかに接続する波状のものを採
用し、かつ縞糸取出口31に接続する孔32の部分44
を直線状とした変形例である。この変形例においてもテ
ーパ面46は孔32の全周に形成せしめてある。縞糸取
出口31付近の孔32の内壁部分44に凹凸溝43を形
成せしめることは、縞糸案内通路45の全周に緯入れ方
向に平行な凹凸条列を構成し流体の整流効果に好ましい
ことではあるが、穫入れ完了後、ガイド片42が経糸4
0,40間から離脱するに際し、絹糸が孔32内から緯
糸取出口31を経て離脱する際に引掛りを生じ、縞入ミ
スの原因ともなり得るため、望ましいことではない。
しかし引掛りを生じない程度の凹凸溝であれだ整流効果
には有効である。第15図は第12図に示すガイド片4
2の内部に流体源に蓮適する流体通路47を形成し、複
数の補助噴出孔48をガイド片表面に穿設して該燈出孔
48を前記流体通路47に蓮通せしめ、補助噴出孔48
からの流体を縞糸案内通路45へ噴射供給するようにし
たものである。
第16図に第15図W−打線に沿う断面図を示したよう
に、前記補助噴出孔48の軸線は緯入れ方向(第16図
中に矢示Fで示す)に向け、かつ緯入れ方向に鋭角に交
叉するように形成され、主ノズルから噴射される流体流
に補助噴射孔48から噴射される流体流を加え、緯糸を
搬送する流れの速度を低下させることなく縞入れを行わ
せようとするものである。前述したように主ノズルから
噴射される噴流によって綾糸を搬送する場合に、縞糸案
内通路45をトンネル状の空間に構成したものにおいて
孔32の内壁をテーパ面46に形成することにより、ガ
イド片42間の間隙よりの漏洩流を低減できるが、緯糸
案内通路45内の流れから縞入れ方向に垂直の成分を完
全に除くように整流することは不可能であり、漏洩流は
不可避である。
このため該案内通路45内を飛走する緯糸は常に該案内
通路45の中心部付近を飛走するとは考えられず、前記
孔32の壁面に近い部位を飛走するものと考えられる。
また糸には撚りがかけられており、無拘束状態で飛走す
る糸ま撚りの回復によって旋回することも考えられる。
従って総糸案内通路45を構成する孔32の壁面に近い
流れを整流し補強することは、縞糸の安定した飛走を保
証することになる。本実施例装置における補助噴射孔4
8からの流体の噴射は、主ノズルから噴射され緯糸を搬
送している流れの速度を補うと同時に、補助噴射孔48
からの噴流も孔32の凹凸溝43によって整流されるの
で、綾糸の安定した高遠飛走を保証するものである。上
述のように、トンネル状の緯糸案内通路45を有するガ
イド部材方式の縞入れ装置においても、補助の流体流に
よる前記案内通路の壁面近くの流れの整流化は有効であ
ることから、トンネル状の緯糸案内通路を有するガイド
片に補助ノズルを併設して効果を増強すべくした実施例
が第17図に側面図で示すものである。
図において符号49は円筒状の補助ノズルであって、緯
糸案内通路45に向けて穿設されたノズル孔5川ま流体
通路51を介して流体源に蓮通される。
この補助ノズル49はガイド片42の列とは独立にスレ
ィ上に設置してもよいが、第17においては、第12図
、第14図に示すガイド42の緯糸取出口31より左半
分の形状、すなち孔32を右方(補助ノズル49に対向
する側)を開□した溝状としたガイド片52に形成し、
その脚部53を補助ノズル49一に沿わせてスレィに立
設するとともに、ガイド片52の上端部と勤ノズル49
の上端部との間に緯糸取出口31を形成したものとして
示してある。ガイド片52の脚部53と補助ノズル49
とは固着もしくは一体化をしてもよく、またガイド片列
から流体の漏洩が心配ない程度に両者を離間せしめてス
レィ上に立設せしめてもよい。上言己ガイド片52およ
び補城助ノズル49をガイド片42の列の中に配置した
上面図を第18図に示す。
補助ノズル49のノズル孔50の軸線は綾入れ方向(第
18図中に矢示Fで示す)に向け、かつ縞入れ方向に鋭
角に交叉するように形成され、その流線は図中に点線で
示すようになる。そして該ノズル孔50から縞糸案内通
路45に吹き込まれる流体は円錐状に拡散するが、綾糸
案内通路45の壁面すなわちガイド片42,52の孔3
2の内壁に形成した凹凸溝43の総入れ方向に並列する
溝列のために整流され方向性が与えられるので、第5図
に基いて説明した効果と同様の効果を奏するほか、トン
ネル状の絹糸案内通路においては流体の漏洩または外部
流出流を阻止する効果は著大である。第19図および第
20図に示す他の形式の実施例は、ガイド片に緯糸を案
内すべき孔をトンネル状の孔を穿設するに代えて溝状と
し、補助ノズルを併用する形式のガイド部材方式の緯入
れ装置に係るものである。
そして従来からよく知られるものとして、スレィ上に筋
と別体に銭の織前側に立設されるガイド片に、杵口側に
開口する溝をガイド片に形成する形式(第9図bの形式
)のものと、かかるガイド片の杯口側と反対側に閉口す
る溝を形成する形成(第9図cの形成)のものとがあり
、第′19図は本発明の第2の実施の態様を前者の形式
のものに実施した実施例、第20図は本実施の態様を後
者の形式のものに実施した実施例を夫々示すものである
。第19図においてスレィ39上には好□側から補助ノ
ズル38、ガイド片35、銭41が楯立され、前記ガイ
ド片35にはその各片に同一高さ位置に杉口側に関口す
る同一形状の溝34が形成されている。
該溝34にはその内壁全周にわたり滑らかに接続する凹
凸面61が形成される。また第20図においては、スレ
ィ39上に杵口側からガイド片35、補助ノズル38、
筋41の順に楯立され、前記ガイド片35には各片に同
一高さ位置に杉口側の反対方向に向け関口する同一形状
の溝34が形成され、該溝34の内壁全周に滑らかに接
続する凹凸面61が形成される。
これら各実施例における縞糸案内通路62は、多数のガ
イド片の溝34の列によって縞入れ方向に延在し、該案
内通路62の三方の壁面は溝34の内壁の凹凸面61に
よる綾入れ方向に並列された凹凸溝状を呈することにな
る。そして緯糸は主ノズル(図示せず)から噴射される
流体にのって絹糸案内通路内を搬送され、補助ノズル3
8のノズル孔63の噴射流体によって飛走し緯入れされ
る。補助ノズル38のノズル孔63の轍線は、縞入れ方
向に向き、かつ綾入れ方向に鋭角で交叉するように指向
して設けられ、該ノズル孔63から円錐状に拡散しなが
ら絹糸案内通路62に噴射される流体は、溝34の凹凸
面61の列による凹凸溝状の通路壁に規制されて方向性
を与えられ、第5図a,b,cに基いて説明したと同一
の作用効果を奏する。
また該凹凸面61を第7図、第8図に示すと同様のテー
パ面に形成するときは、さらにガイド片35の間隙から
漏洩する流れを低減せしめる効果を有する。本発明は、
以上第1および第2の実施の態様に基き詳細に説明した
ように、変形歳方式の綾入れ装置においては薄板状の部
村として筋を構成する銭羽を、ガイド部材方式の総入れ
装置においては薄板状の部材として銭とは別に設けたガ
イド片をそれぞれ使用し、かつこれらのそれぞれ所定の
高さ位置に同一形状の溝または孔を形成し、スレィ上に
並列するこれら筋またはガイド片の溝または孔によって
緯入れ方向に延在する縞糸案内通路を構成するものであ
って、前記各溝または孔の内周壁面の一部または全部に
、綾入れ方向に垂直な面内において滑らかに接続する凹
凸を形成するとともに、これら銭またはガイド片に設け
た凹凸が緯入れ方向に連続する列をなすことにより前記
縞糸案内通路を絵入れ方向に平行な凹凸壁面によって構
成したことを特徴とするもので、前記総糸案内通路の壁
面付近を流れる流体の流れを前記総入れ方向に平行な凹
凸壁面によって緯入れ方向に向う流れに整流することに
より、前記綾糸案内通路から磯羽の間隙またはガイド片
の間隙から漏洩する流体流あるいは前記綾糸案内通路か
ら外部へ流出する流体流を低減し、縞糸案内通路内の流
れの安定化および高速化を達成し、絹糸の飛走姿勢を安
定化して縞入れミスをなくすとともに、流体消費量を低
減しようとするものである。
さらに本発明によると、前記筋羽またはガイド片に形成
した造または孔の凹凸面を形成した内壁を、緯入れ方向
に垂直な面内において溝または孔の壁面によって形成さ
れる空間が綾入れ方向に次第に狭窄するテーパ面に形成
することにより、縞糸案内通路を流れる流体の該通路の
外へ向う流れを該案内通路内へ変向しつつ、凹凸によっ
て変向流を絹入れ方向に整流することによって、一層漏
洩流を低減しようとするものである。
また該テーパ面は、補助ノズルあるいは補助噴射孔を付
設することにより、該補助ノズルあるいは補助噴射孔か
ら緯糸案内通路に噴射される流体流を緯入れ方向に指向
するよう整流するとともに、旋回流を低減させるので、
主ノズルに補助/ズルあるいは補助噴射孔を併用するこ
とによって本発明は顕著な効果を発揮する。
以上のように、本発明は緯糸案内通路を構成すべき機羽
あるいはガイド片の溝または孔の内壁に凹凸を形成し、
該案内通路を構成する壁面を緯入れ方向に平行な凹凸溝
状に形成することによって、該案内通路を流れる流体を
整流し、旋回成分を低減し、流体の利用効率を高めよう
とするものであるから、本発明は縞入れ方向終端に負圧
発生手段を設けて緯糸を吸引する手段を付設した場合は
、さらにその効果を向上するものである。
何となれば負圧発生手段により縞糸案内通路内の流体を
吸引するときは、該負圧発生手段により発生する流れに
は乱れが箸るしく少く、主ジェットにより噴射された流
体流に付加されてもこれを乱す要素はないからである。
第21図は、第12図に示すガイド片42を並.列せし
めたガイド部材方式の緯入れ装置において、緯入れ方向
の終端部に吸引ブロア−71の吸入口72を配設し、該
吸入口72の軸線を緯糸案内通路45のほぼ中心位置に
縞入れ方向日こ沿わせて取り付けたものを示す。
第22図は複数のガイド片42と前記ブロア−71との
関連を示す図である。吸引,プロアー71を併用するこ
とにより、その負圧によって緯糸案内通路45内の流体
の流れは縞入れ方向Fに向けて加速されるとともに、絵
入れ方向終端部付近においては、ガイド片42の間隙部
にも該負圧によって外部から絹糸案内通路45内へ向う
流れを生じ、漏洩流を低減すると同時に、議案内通路4
5の壁面付近の整流効果は補助ノズルを併用する方式に
比して顕著である。
本発明においては負圧発生手段の併用は、主ノズルのみ
により綾糸を搬送する方式に限らず、主ノズルと補助ノ
ズルを併用する方式においてもなし得ることは勿論であ
り、またガイド部材方式の絵入れ装置のみならず、変形
筋方式の縞入れ装置に施しても有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来用いられている変形機方式の総入れ装置の
概要図、第2図a,b,cは該装置の緯糸案内通路付近
の空気の流れを示す模式図、第3図は本発明の第1の実
施の態様における一実施例の概要図、第4図はその要部
拡大側面図、第5図a,b,cは該実施例装置の縞糸案
内通路付近の空気の流れを示す漠式図、第6図a,b,
c,dは第4図に示す部分の変形例の要部側面図、第7
図は前記実施例装置の変形実施例における要部側面図、
第8図は第7図W−W線に沿う断面図、第9図a,b,
cは従来用いられているガイド部材方式の絵入れ装置の
概要図、第10図は本発明の第2の実施の態様における
一実施例装置の概要図、第11図はその菱部拡大側面図
、第12図は第11図に示す部分の変形例の要部側面図
、第13図は第12図V−V線に沿う断面図、第14図
は第11図に示す部分の他の変形例の要都側面図、第1
5図は第12図に示すガイド片に補助噴射孔を形成した
実施例の要部側面図、第16図はガイド片列を第15図
の−の線に沿う断面で示す図、第17図は第12図に示
すガイド片に補助ノズルを結合した要部側面図、第18
図は第17図のガイド片および補助ノズルを含むガイド
片列の上面図、第19図および第20図はそれぞれ本発
明の第2の実施の態様の他の実施例の概要図、第21図
は本発明の第2の実施の態様のその他の実施例の要部側
面図、第22図はその説明のための断面図を示すもので
ある。 なお図中、1,41は銭、2は筋羽、4,14は銭羽に
形成した溝、13は溝14に形成した凹凸面、16は溝
14の内壁に形成したテーパ面、33,35,37,4
2,52はガイド片、32はガイド片に形成した孔、3
1は孔32に運通する縞糸取出口、46は孔32の内壁
に形成したテーパ面、34,36はガイド片に形成した
溝、5,15,45,62は緯糸案内通路、6,38,
49は補助ノズル、9,50,63は補助ノズルのノズ
ル孔、48は補助噴射孔、7,39はスレィ、71は負
圧発生手段としての吸引ブロアー、をそれぞれ示すもの
である。 籍1凶 舞2− 第3母 鑓8函 球ム囚 努5凶 数7母 鱗10母 ※ 11 母 繁68 鮫 12 凶 磯 13 口 第1ム囚 舞15凶 繁 16 母 籍 17 母 繁 18 舷 ※9母 ※19蝿 礎 20 凶 籍 21 8 鱗 22 母

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スレイ上に多数の薄板状の部材を列設植立させ、該
    多数の薄板状の部材の同一位置に同一形状の溝孔を設け
    て該部材列の全長にわたり緯入れ方向に延在する緯糸案
    内通路を構成し、該通路にノズルより噴出する流体とと
    もに緯糸を飛送せしめ緯入れを行うジエツトルームにお
    いて、 前記薄板状の部材に形成した溝孔の壁面の一部
    又は全部に緯入れ方向に垂直な面内に滑らかに接続する
    凹凸面を形成するとともに、 前記列設された多数の薄
    板状の部材に形成した溝孔の前記凹凸面は緯入れ方向に
    平行に連続する列をなさしめることにより、 前記緯糸
    案内通路を緯入れ方向に平行な凹凸壁面を一部又は全部
    に有する壁面によって構成したことを特徴とする、ジエ
    ツトルームにおける緯入れ装置。 2 前記スレイ上に列設植立した薄板状の部材は筬羽で
    あり、かつ前記溝孔は筬羽の織前側に杼口に向け開口す
    る溝の形状に形成され、該溝の底部を構成する面で筬打
    ちを行うものであることを特徴とする、特許請求の範囲
    第1項に記載のジエツトルームにおける緯入れ装置。 3 前記筬羽に形成した溝には筬打ち面を除く残余の壁
    面に前記凹凸面が形成されていることを特徴とする、特
    許請求の範囲第2項に記載のジエツトルームにおける緯
    入れ装置。 4 前記スレイ上に列設植立した薄板状の部材は筬とは
    別体に設けたガイド片であることを特徴とする、特許請
    求の範囲第1項に記載のジエツトルームにおける緯入れ
    装置。 5 前記薄板状の部材に形成した溝孔の凹凸面を形成し
    た壁面は、緯入れ方向に垂直な面内において溝の壁面に
    よって形成される空間が、緯入れ方向に次第に狭窄する
    ようにテーパ面に形成されていることを特徴とする、特
    許請求の範囲第1項、第2項、第4項の何れかに記載の
    ジエツトルームにおける緯入れ装置。 6 前記緯糸案内通路の緯入れ方向終端部に負圧発生装
    置を設け、該緯糸案内通路の流体を緯入れ方向に吸引す
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第1項、第2項、
    第4項の何れかに記載のジエツトルームにおける緯入れ
    装置。 7 前記スレイ上に列設植立した薄板状の部材の溝孔に
    近接した位置に開口する補助ノズルを主ノズルとは別に
    適宜間隔を隔てて設け、該補助ノズルの流体噴出主方向
    を、緯入れ方向に向け、かつ緯入れ方向に鋭角に交叉す
    る方向としたことを特徴とする、特許請求の範囲第1項
    、第2項、第4項の何れかに記載のジエツトルームにお
    ける緯入れ装置。 8 前記薄板状の部材の1個または複数個の表面に、該
    部材の溝孔に近接した位置に補助ノズル孔を開口させ、
    該補助ノズル孔を前記部材内部に形成した流体通路を介
    して流体源に連通させるとともに、前記補助ノズル孔の
    流体噴出主方向を、緯入れ方向に向け、かつ緯入れ方向
    に鋭角に交叉する方向にしたことを特徴とする、特許請
    求の範囲第1項、第2項、第4項の何れかに記載のジエ
    ツトルームにおける緯入れ装置。
JP54064441A 1979-05-24 1979-05-24 ジエツトル−ムにおける緯入れ装置 Expired JPS6014864B2 (ja)

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JPS55158362A JPS55158362A (en) 1980-12-09
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0445678U (ja) * 1990-08-22 1992-04-17

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