JPS6013741Y2 - クロ−ラ形走行装置における転輪支持構造 - Google Patents

クロ−ラ形走行装置における転輪支持構造

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JPS6013741Y2
JPS6013741Y2 JP1979099840U JP9984079U JPS6013741Y2 JP S6013741 Y2 JPS6013741 Y2 JP S6013741Y2 JP 1979099840 U JP1979099840 U JP 1979099840U JP 9984079 U JP9984079 U JP 9984079U JP S6013741 Y2 JPS6013741 Y2 JP S6013741Y2
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JP
Japan
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wheel
cylindrical boss
recess
rotating shaft
support structure
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JP1979099840U
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JPS5616593U (ja
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智夫 小林
広美 十川
健一 毛呂
輝光 大家
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ヤンマー農機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はクローラ形走行装置における転輪支持構造に関
する。
クローラ形走行装置における転輪支持構造の一般的なも
のは、例えば実開昭49−147735号公報にもみら
れるように、幅広の転輪を軸に回動自在に套嵌して、そ
の転輪の両端面部にそれぞれフローティングシールを介
装し転輪の嵌合支持面をシールするようになして、フロ
ーティングシールは、転輪外端部にあって軸に嵌着され
るシールカバーにより保護させ、軸の両端部を両持ちに
してトラックフレームに取付けるように構成されている
のであるが、この従来構造では転輪に加えて両側部のシ
ールカバーが必要になるので部品点数が増えコスト高に
なり、しかも軸の両端部を支持する部材が回転する転輪
の外側方に位置するので草茎等の異物の巻込みも生じ易
いといった難点がある。
そこで、転輪とは別のシールカバーを必要としないで、
転輪嵌着面をシールでき、しかも転輪をトラックフレー
ムに取付は支承するに際しては転輪外側部に支持部材が
垂下することがないようにするために、トラックフレー
ムに固設した筒体に枢軸を回動自在に支持させて筒体か
ら突出する枢軸部分に左右転輪を回動自在に嵌着する構
造(実開昭51−74929号公報参照)を提案してき
たのであるが、この既提案のものでも下記の点で未だ不
充分なものとなっている。
(イ)転輪嵌着用の支軸を支承する筒体が、トラックフ
レームに固着常設される構造になっているので、支軸の
組付けならびに支軸への転輪の組付は作業がトラックフ
レーム全体を取扱い単位として実施されねばならないの
で作業が行いにくい。
(ロ)筒体内部と、転輪嵌着部とを各別にシールするよ
うになっているので、シール構造が複雑となり、筒体端
面と転輪側部との間に生ずる空隙部に草の巻付きや泥土
の付着が起ってシール部が損傷され易い。
本考案は、既提案のもので発生する上述の問題点を解消
すべく更に改良を進めたもので、シールカバーを必要と
することなく、しかも少ないシールで内部を的確に封緘
することができて、シールは異物等から確実に保護され
、更に組付作業も既提案のものに比し一段と行い易くな
る転輪支持構造を提供するものである。
次に、図面に示す実施例について説明する。
第1図はコンバインの側面図を示し、機体の両側下部に
おける両クローラ3により支持する機台6の上方に脱穀
装置7を搭載し、その前方には分草板8、引起し装置9
、刈刃10、搬送体11等を装備する刈取部を装設して
従来形同様に構成する。
また、前記クローラ3を支持するトラックフレーム1は
長いパイプ構造にし、該トラックフレーム1を取付フレ
ーム12を介して前記機台6に連設し、トラックフレー
ム1の前部には該トラックフレーム1により支持するか
または機体の駆動側から延設する駆動輪2をのぞませ、
トラックフレーム1の後部にはアジャスター付きのブラ
ケット13により支持する遊動輪14をのぞませ、トラ
ックフレーム1の下部にそって4個の転輪Aを、上部に
1個の転輪Aをそれぞれ架設して、これら駆動輪2、各
転輪Aおよび遊動輪14に従来形のクローラ3を掛廻し
て構成する。
各転輪Aを取付ける部分となるトラックフレーム1の下
面および上面の部分には側面コ状の取付金15をそれぞ
れ固着し、横方向となる筒形ボスBの中央前後部に一体
に形成した支持内部16を取付金15に嵌合してボルト
17.17を前後から螺挿することにより固定し、筒形
ボスBの両端には径大の環状端部すを遊端にして形成し
、筒形ボスbの内部にはカラー18を介装して両ベアリ
ング5を嵌着するとともにスナップリング19により係
止し、両ベアリング5に嵌挿する回転軸4の両端が筒形
ボスBの両端より外方に延出するように回転軸4をやや
長く形成し、回転軸4の両端部4aを楕円状に形成して
構成する。
Aは転輪で、トラックフレーム1を挾み回転軸4の両端
にそれぞれ取付けるが、両転輪Aの中心部には回転軸4
を嵌挿する軸孔20を形成するとともに、内側面におけ
る軸孔20外周の筒部21の外周には凹部aを形成し、
転輪Aを回転軸4に嵌着した状態で凹部aの内方に筒形
ボスBの環状端部すが嵌合し、凹部aの外周面と環状端
部すの外周面とが軸方向に一定長さだけ僅かな隙間Cを
保持してオーバーラツプするように装設して構成する。
また、転輪Aの筒部21内端が筒形ボスB内のベアリン
グ5に接合する嵌合状態で転輪Aの凹部a内方にはシー
ルSを嵌装するが、該シールSはいわゆるフローティン
グシールで、隣接する特殊合金鋳物製の両フローティン
グリング22a、22bのそれぞれの外周に、緩衝及び
ばねの機能を有するパツキン23 a、 23 bを
嵌着して形成し、両フローティングリング22a、22
bを転輪Aの筒部21に嵌装するとともに、一方のパツ
キン23aは凹部aの奥側内面に対し回転できるよう嵌
接し、他方のパツキン23bは前記環状端部すの内周面
に対し固定状に嵌接して取付は構成する。
前記転輪Aの軸孔20と回転軸4の嵌合部分にはOリン
グ24を嵌装し、回転軸4の端面から軸心方向にボルト
25用のねじ孔26を、また、転輪Aの偏心位置にはボ
ルト27用のねじ孔28をそれぞれ形成し、平板製の回
り止め金具29には回転軸4の楕円状端部4aが嵌合す
る楕円状孔30およびボルト27挿通用の丸孔31をそ
れぞれ形成し、両ボルト25,27を挿通できる回り止
め板32の一側部32aを屈折できるように形成して構
成する。
また、転輪AにはシールS側へ注出できる注油口33を
形成して盲栓33aを嵌着できるように装設し、筒形ボ
スBの部分にもベアリング5側へ注油できる注油口34
を形成して盲栓34aを嵌着できるように装設し構成す
る。
したがって、シールSを嵌装置、て転輪Aを回転軸4の
両端側にそれぞれ嵌合し、回り止め金具29の楕円状孔
30を回転軸4の端部4aに嵌合するとともに、回り止
め金具29の外面に回り止め板32を接合し、ボルト2
5を回り止め板32に挿通して回転軸4のねじ孔27に
螺挿し、ボルト27を回り止め板32に挿通し丸孔31
を通してねじ孔28に螺挿し、両ボルト25.27を締
付けてから回り止め板32の一側部32aを直角に屈折
して両ボルト25.27の頭部に係合させると、転輪A
を回転軸4に対し回り止めさせて嵌着することができる
また、各注油口33.34から注油して盲栓33av3
4aを打込んでおく。
しかして、回転自由に支承される回転軸4の両端側の両
転輪A、 Aがクローラ3の内周面に転接して支持を行
なうことができるが、転輪Aの凹部3面と筒形ボスBの
端部すとが隙間Cを保持してオーバーラツプしているの
で、内方のシールS等に対し防塵効果を発揮できる。
このように本考案は、トラックフレーム1に着脱自在に
装着される筒形ボスBにベアリング5を介して回転軸4
を支承し、筒形ボスBの両側方から突出する回転軸4の
両端部分に転輪A、 Aをそれぞれ嵌着する構成のクロ
ーラ形走行装置における転輪支持構造において、前記各
転輪Aは中心筒部21の軸孔20を回転軸4へ廻り止め
状に嵌装して取付けて、ぞの嵌合面にOリング24を介
装すると共に、前記筒部21の外周部には凹部aを形成
して該凹部aが転輪組付時に筒形ボスBの環状端部す外
周にオーバーラツプして嵌り合うようなし、オーバーラ
ツプ部より内方で転輪の凹部aと筒形ボスの環状端部す
との間に形成される空間部にフローティングシールSを
介装するようにしているので、つぎのような利点がある
■ 転輪A内側の筒部21外周部に凹部aを設けて、該
凹部aが筒形ボスBの環状端部す外周にオーバーラツプ
して嵌まり合うようになし、オーバーラツプ部の内方に
形成される空間部にフローティングシールを介装し1回
転軸4への嵌着面にはOリング24を介装するので、シ
ールカバーを要した公知構造(実開昭49−14773
5号公報)のものに比すと転輪自体がシールを内包防護
することとなって構造が簡潔になり、更に転輪凹部にフ
ローティングシールが設置されるだけでなく、転輪嵌着
面にもOリング24が介装されるから、内部の密封は回
転軸嵌着部でも確実に行われることとなって防塵性が著
しく向上する。
■ 筒形ボスBはトラックフレーム1に対して着脱自在
であるから、筒形ボスB1回転軸4、転輪A、Aの組付
けを、トラックフレームとは切離して単独に行うことが
できるので、既提案の同種のもの(実開昭51−749
2N公報)に比すと、組立分解作業が著しく行い易くな
る。
■ 転輪Aの四部aに筒形ボスBの環状端部を入り込ま
せてラビリンス構造にしてシールを防護するだけでなく
、筒形ボスのトラックフレームへの取付けは両転輪間で
行わせて転輪外側部には支持のための部材がないように
17、軍に転輪は回転軸4に対し自由回転しない構造で
取付けるので、これ等の構成があいまって転輪全体での
草等の巻付を良好に防止し作動を円滑ならしめて耐久性
を向上するこεができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は:1ンバインの
側面図、第2図は要部の側面図、第3図は第2図から転
輪を外した状態の側面図、第4図は要部の側断面図、第
5図は回り止め金具を示し、第6図は第4図の一部の断
面図、第7図は第4図の一部を示す。 1・・・・・・トラックフレーム、A・・・・・・転輪
、2=駆動輪、3・・・・・・クローラ、4・・・回転
軸、5・・・・・・ベアリング、B・・・・・・筒形ボ
ス、a・・・・・・凹部、b・・・・・・ボスの端部、
S・・・・・・シール、C・・・・・・隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トラックフレーム1に着脱自在に装着される筒形ボスB
    にベアリング5を介して回転軸4を支承し、筒形ボスB
    の両側方から突出する回転軸4の両端部分に転輪A、
    Aをそれぞれ嵌着する構成のクローラ形走行装置におけ
    る転輪支持構造において、前記各転輪Aは中心筒部21
    の軸孔20を回転軸4へ廻り止め状に嵌装して取付けて
    、その嵌合面にOIJング24を介装すると共に、前記
    筒部21の外周部には凹部aを形成して該凹部aが転輪
    組付時に筒形ボスBの環状端部す外周にオーバーラツプ
    して嵌り合うようなし、オーバーラツプ部より内方で転
    輪の凹部aと筒形ボスの環状端部すとの間に形成される
    空間部にフローティングシールSを介装するようにして
    なる転輪支持構造。
JP1979099840U 1979-07-18 1979-07-18 クロ−ラ形走行装置における転輪支持構造 Expired JPS6013741Y2 (ja)

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JPS5616593U JPS5616593U (ja) 1981-02-13
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