JP5807031B2 - ハンドガイドローラのロール駆動ギヤの取り付け構造 - Google Patents

ハンドガイドローラのロール駆動ギヤの取り付け構造 Download PDF

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本発明は、路面の締固め施工等に使用されるハンドガイドローラに関する。
ハンドガイドローラは、走行輪(ロール)で路面を締め固める締固め機械の中では比較的小型の非搭乗型の車両であり、アスファルト舗装の転圧や路肩、狭路地等の締固め施工に使用される。
ハンドガイドローラの従来のロールの内部構造を図6、図7に示す。図6はロールの側面図、図7は図6におけるB−B断面図である。主に図7を参照して説明すると、ロール51内には互いに離間した一対の円板状の鏡板52、53が固設されており、鏡板52、53には各中心を貫通してロール51と同軸となる回転軸54が固設されている。具体的には、一方の鏡板53の貫通孔は他方の鏡板52の貫通孔よりも大径に形成されており、この鏡板53の貫通孔にはリング状のベースフランジ55が溶接等により一体に固設されている。回転軸54は、鏡板52側においては鏡板52の貫通孔に直に挿通された状態で溶接等により鏡板52と一体化され、鏡板53側においてはベースフランジ55の貫通孔に挿通されて溶接等によりベースフランジ55に固設されることで鏡板53と一体化されている。
ハンドガイドローラの左右のサイドフレーム56,57の内で鏡板52の外方に位置するサイドフレーム56にはブラケット58がボルト59により取り付けられ、鏡板53の外方に位置するサイドフレーム57にはブラケット60がボルト61により取り付けられている。ブラケット60は第1ブラケット60Aおよび第2ブラケット60Bからなる。回転軸54は一端が軸受62を介してブラケット58に支承され、他端が軸受63を介してブラケット60に支承されている。ブラケット60にはモータ取付け座64が固設されており、このモータ取付け座64に走行油圧モータMがボルト65により取り付けられている。走行油圧モータMの出力軸66はモータ取付け座64を貫通したうえで軸受67を介してブラケット60に支承される。出力軸66の先端に軸着された出力ギヤ68は、複数のボルト69によって前記ベースフランジ55に締結固定されたロール駆動ギヤ70に噛合する。
出力ギヤ66およびロール駆動ギヤ70からなる平歯車のギヤ伝達機構は、第1ブラケット60Aにより形成されたギヤ伝達機構収容室71に収容される。ギヤ伝達機構収容室71内には潤滑剤が充填され、ギヤ伝達機構収容室71を封止する封止部72として第1ブラケット60Aとベースフランジ55との間にオイルシール73が介設される。
以上により、走行油圧モータMの出力軸66が回転すると、出力ギヤ66およびロール駆動ギヤ70からなる平歯車のギヤ伝達機構により回転軸54が軸受62,63に支承されて回転し、回転軸54と一体化されたロール51が走行回転する。
以上の構造はたとえば特許文献1に記載されている。
特開2010−144386号公報
ロール駆動ギヤ70は、歯の磨耗や歯欠け等が生じたときに交換できるように回転軸54に着脱自在に取り付けられるものであり、従来では前記したようにボルト69による締結構造が利用されている。この構造では、ロール駆動ギヤ70と回転軸54との間での回転トルクの伝達は、ボルト69のボルト頭の座面とロール駆動ギヤ70の表面との接触部で行われる。ねじはその締付け力(軸力)に比べると前記座面で生ずる摩擦力が弱いという特性を持つことから、従来では、回転中心から力の作用点までの距離を大きくとる構造、具体的には、回転軸54の軸心回りの大径ピッチ上にボルト69を等間隔で複数配した構造となっている。前記ベースフランジ55は、回転軸54の外径よりも大きいピッチ上に配されることとなるボルト69を締結させるために設けられるものである。
しかしながら、ベースフランジ55を要する構造では主に2つの問題がある。
(1)「ロール51の左右の重量バランスが悪くなる」
ロール51内には左右方向一方側に走行油圧モータが配されており、これに加えてベースフランジ55も配する構造では、ロール51の左右方向の重量バランスが悪くなってロール51の回転時にバランス悪化に伴う振動を生じるおそれがある。
(2)「封止部72の最低高さ寸法Hが低くなって泥水や塵埃が浸入しやすくなる」
封止部72(オイルシール73)は、回転軸54の周面とブラケット60との間に位置してギヤ伝達機構収容室71を封止する部位であり、回転軸54にベースフランジ55が取り付けられた構造にあっては、封止部72はベースフランジ55の外周面とブラケット60との間に介設されることとなる。つまり、ベースフランジ55が存在する分、封止部72が大径化することとなり、封止部72の最低高さ寸法Hが低くなって泥水や塵埃がギヤ伝達機構収容室71に浸入しやすくなる。
また、ブラケット60の問題として、ブラケット60をたとえば鋳物から構成し、サイドフレーム57との連結部やギヤ伝達機構収容室71の形成部、軸受63の支持部等を全て鋳型により一体成形できれば、ブラケットの部品点数の低減につながることとなる。しかしながら、従来のブラケット60は、ギヤ伝達機構収容室71の軸方向一端側にオイルシール73を取り付ける開口部が形成され、軸方向他端側に軸受63を取り付ける開口部が形成されている。そして、両開口部は共にロール駆動ギヤ70の外径よりも小径に形成されていることから、仮にブラケット60を一体成形すると、ロール駆動ギヤ70をギヤ伝達機構収容室71の内部に組み込むことができないという問題がある。そのため、従来ではブラケット60を、少なくとも、オイルシール73が取り付けられる第1ブラケット60Aと、軸受63が取り付けられる第2ブラケット60Bとに分割構成し、ロール駆動ギヤ70の組み付け後に両ブラケットをボルト74により締結固定するという構造をとっていた。
本発明はこのような課題を解決するために創作されたものであり、その目的はロールの左右の重量バランスの向上およびギヤ伝達機構収容室への泥水等の浸入低減を図り、さらに回転軸の支持機能を持つブラケットを一体成形品として構成することにある。
前記課題を解決するため、本発明は、ロールの内部に、ロールと同軸に配されロールと一体に回転する回転軸と、前記回転軸に取り付けられるロール駆動ギヤと、前記ロール駆動ギヤを駆動する走行油圧モータと、サイドフレームに取り付けられるフレーム連結部と前記ロール駆動ギヤ周りを収容するギヤ収容部とを有し、前記ギヤ収容部のロール内側寄りに形成された側壁に前記回転軸を挿通させる貫通孔が形成されたブラケットと、前記ブラケットに取り付けられて前記回転軸を支承する軸受と、が配されたハンドガイドローラにおいて、前記ロール駆動ギヤは、その一端面が前記回転軸の端面に突き当てられ、このロール駆動ギヤの一端面から他端面まで貫通するように穿孔された嵌合孔と、前記回転軸の端面に穿孔された有底の嵌合孔とにわたって嵌合する断面C字形状を呈したスプリングピンからなる嵌合ピンにより、前記回転軸に取り付けられることを特徴とする。
このロール駆動ギヤの取り付け構造によれば、ロール駆動ギヤと回転軸との間の回転トルクの伝達は嵌合ピンの耐せん断強度に依る。SK材からなるスプリングピン等に代表される嵌合ピンの耐せん断強度はボルト頭の座面で得られる摩擦力よりも格段に大きい。したがって本発明によれば回転中心から力の作用点までの距離を大きくとる必要がなく、嵌合ピンを回転軸の端面に配することが可能となり、従来のベースフランジを要することがない。
また、本発明は、前記ロール駆動ギヤを前記回転軸の端面に締結して前記ロール駆動ギヤの軸方向移動を阻止するギヤ外れ防止ボルトを備えることを特徴とする。
このロール駆動ギヤの取り付け構造によれば、万が一、嵌合孔と嵌合ピンとの摩擦力が低下してロール駆動ギヤが回転軸から外れそうになったとしても、ギヤ外れ防止ボルトによりロール駆動ギヤの外れが阻止される。
また、本発明は、前記嵌合ピンは前記回転軸の軸心回りの円周方向に複数配置され、前記ギヤ外れ防止ボルトは前記回転軸の軸心上に配置され、前記ギヤ外れ防止ボルトの座面またはワッシャが前記ロール駆動ギヤの各嵌合孔に重なるように位置することを特徴とする。
このロール駆動ギヤの取り付け構造によれば、ギヤ外れ防止ボルトは回転軸の軸心上に位置しているため回転トルクはさほどかからず、ギヤ外れ防止ボルトが緩むことがない。また、1本のギヤ外れ防止ボルトにより複数の嵌合ピンの抜けを阻止できる。
また、本発明は、前記回転軸と前記ブラケットの貫通孔との間に封止部が介設され、前記軸受は、前記回転軸の軸方向において前記ロール駆動ギヤと前記封止部との間に配置されて前記ブラケットの貫通孔に取り付けられていることを特徴とする。
このロール駆動ギヤの取り付け構造によれば、ギヤ収容部よりもロール内側寄りに封止部および軸受が配されることとなる。したがって、従来のようにギヤ収容部のロール外側寄りに軸受用の小径の開口部を形成する必要がなくなり、ギヤ収容部のロール外側寄りの開口部をロール駆動ギヤの外径以上の大きな開口部として形成できる。これにより、ブラケットを一体成形してもロール駆動ギヤをギヤ収容部に組み込むことができる。
本発明によれば、従来のベースフランジを要することがないため、ロールの左右の重量バランスが向上し、ギヤ伝達機構収容室への泥水等の浸入が低減される。
また、ブラケットを一体成形品から構成できるので、分割構成された従来のブラケット構造に対し、部品点数が低減され、ブラケットの組み立て作業が不要となる。
ハンドガイドローラの外観斜視図である。 ロールの側面図である。 図2におけるA−A断面図である。 ブラケットの外観斜視図である。 スプリングピンの説明図である。 従来のロールの側面図である。 図6におけるB−B断面図である。
図1において、ハンドガイドローラRは、走行機体1に走行駆動源となるエンジン及びこのエンジンにより駆動される油圧ポンプ(共に図示せず)を搭載しており、走行機体1の下部には前後一対のロール2を備えている。走行機体1の両側には平板状のサイドフレーム3,4が取り付けられており、後記するようにロール2はサイドフレーム3,4に支持される。エンジンの駆動によって油圧ポンプから圧油がロール2内の走行油圧モータM(図3参照)に流れることで、ロール2が回転してハンドガイドローラRが走行する。走行機体1の後部には操縦桿5が取り付けられ、操縦桿5の手元には操作パネル6および作業者が把持するハンドル7が設けられている。操作パネル6の上面には、中間の中立位置から前方、後方に倒すと走行機体1がそれぞれ前進、後進となる前後進レバー8が設けられている。
図2は一方のロール2の側面図であり、図3は図2におけるA−A断面図である。図3において、ロール2内には互いに離間した一対の円板状の鏡板11,12が固設され、鏡板11,12には各中心を貫通してロール2と同軸となる回転軸13が固設されている。回転軸13は、鏡板11,12の各貫通孔にいずれも直に挿通された状態で溶接等により鏡板11,12と一体化されている。回転軸13は、鏡板11,12の各貫通孔にかけて挿通される中央部分は一定径の中央軸部13Aとして形成され、鏡板11,12から各外方に突出する中央軸部13Aの内で各先端周りは、中央軸部13Aよりも若干径の小さい小径部13B,13Cとして形成されている。
サイドフレーム3にはブラケット14がボルト15により取り付けられ、サイドフレーム4にはブラケット16がボルト17により取り付けられている。回転軸13は、小径部13Bにおいて軸受18を介してブラケット14に支承され、小径部13Cにおいて軸受19を介してブラケット16に支承される。符号20は軸受18の軸方向移動を阻止する止め輪、符号21、22は軸受19の軸方向移動を阻止する止め輪、符号23はリング状のスペーサである。
ブラケット16について図4も参照して説明すると、ブラケット16は、概ね、回転軸13の軸方向に扁平の略円筒状を呈したギヤ収容部24と、ギヤ収容部24の上部から二又状としてサイドフレーム4に向けて延設され先端部に前記ボルト17の締結座が形成されたフレーム連結部25と、を備えた形状からなる。ブラケット16は鋳物からなり、ギヤ収容部24とフレーム連結部25は一体に成形されている。ギヤ収容部24の軸方向一端寄り(ロール内側寄り)の側壁26は鏡板12に対向するように配置される。側壁26の略中央には、回転軸13を挿通させる貫通孔26Aが形成されており、この貫通孔26Aと回転軸13との間に前記軸受19と、封止部42としてのオイルシール27が介設されている。ギヤ収容部24の軸方向他端寄り(ロール外側寄り)は、後記する出力ギヤ33やロール駆動ギヤ35等を組み込み可能となるように大きな開口部として形成されている。
ギヤ収容部24は、円周方向の一部に、径外方向に向けて膨出する膨出部24Aを有するように形成されている。ギヤ収容部24の軸方向他端寄りの開口部は膨出部24Aも含め、当該開口部周りの縁に複数のボルト28により取り付けられる平板状のカバー29によって閉塞される。カバー29は例えば鉄板である。これにより、ギヤ収容部24の内部空間は密閉されたギヤ伝達機構収容室30として構成される。
ギヤ収容部24の膨出部24A周りの縁には、走行油圧モータMがその出力軸31が膨出部24Aの内部に位置するようにボルト32により締結固定される。なお、前記カバー29には出力軸31を通すための孔が穿孔されている。出力軸31には平歯車からなる出力ギヤ33が軸着される。出力ギヤ33の筒軸部は、ギヤ収容部24の膨出部24Aに取り付けられた軸受34により支承される。出力ギヤ33は、回転軸13に取り付けられた平歯車からなるロール駆動ギヤ35に噛合する。
以上により、走行油圧モータMの出力軸31が回転すると、出力ギヤ33およびロール駆動ギヤ35からなるギヤ伝達機構により回転軸13が軸受18,19に支承されて回転し、回転軸13と一体化されたロール2が走行回転する。
ロール駆動ギヤ35は、その一端面が回転軸13の端面に突き当てられ、ロール駆動ギヤに穿孔された嵌合孔37と回転軸13の端面に穿孔された嵌合孔とにわたって嵌合する嵌合ピン36により、回転軸13に固定される。嵌合ピン36としては図5に示すように断面C字形状を呈したスプリングピンが好適である。スプリングピンはたとえばJIS B 2808に準じたものである。嵌合ピン36は回転軸13の軸心回りの円周方向に複数(本実施形態では3個)、等間隔で設けられている。
また、ロール駆動ギヤ35には、嵌合孔37のピッチ上にねじ孔38が複数(本実施形態では3箇所)等間隔で螺設されている。つまり、ロール駆動ギヤ35には、図2に示すように同一ピッチに嵌合孔37とねじ孔38とが交互に形成されている。ねじ孔38は、たとえばロール駆動ギヤ35を交換するとき等において、外しボルト(図示せず)を螺合させるためのものである。外しボルトを締め込んでいくと、外しボルトの先端が回転軸13の端面に当接し、外しボルトとねじ孔38との送りねじ作用によりロール駆動ギヤ35を回転軸13から外すことができる。
さらに、ロール駆動ギヤ35は、このロール駆動ギヤ35に穿孔されたボルト貫通孔を挿通して回転軸13の端面に螺設された雌ねじに螺合するギヤ外れ防止ボルト39により、回転軸13に締結固定される。ギヤ外れ防止ボルト39は回転軸13の軸心上に位置する。符合40はスプリングワッシャ、符合41はワッシャであり、ワッシャ41はその外縁が各嵌合孔37に重なるように位置している。
「作用」
走行油圧モータMの駆動によりロール駆動ギヤ35が回転すると、ロール駆動ギヤ35の回転トルクは嵌合ピン36を介して回転軸13に伝達され、その際、嵌合ピン36にはせん断力が作用する。つまり、ロール駆動ギヤ35から回転軸13への回転トルクの伝達として従来はボルト頭の座面の摩擦力を利用する構造であったのに対し、本発明は嵌合ピン36の耐せん断強度を利用する構造となる。一般にSK材からなる汎用のスプリングピン等の耐せん断強度はボルト頭の座面で得られる摩擦力よりも格段に大きい。したがって本発明によれば回転中心から力の作用点までの距離を大きくとる必要がなくなり、嵌合ピン36を回転軸13の外径よりも小径のピッチ上に配する、すなわち回転軸13の端面に配することが可能となり、従来のベースフランジ55(図7)を要することがない。
また、万が一、たとえば嵌合孔37と嵌合ピン36との摩擦力が低下してロール駆動ギヤ35が回転軸13から外れそうになったとしても、ギヤ外れ防止ボルト39によりロール駆動ギヤ35の外れが阻止される。ギヤ外れ防止ボルト39は回転軸13の軸心上に位置しているため回転トルクはさほどかからず、ギヤ外れ防止ボルト39が緩むということもない。
また、ワッシャ41の外縁が嵌合孔37に重なるように位置しているため、このワッシャ41によって嵌合孔37からの嵌合ピン36の抜けが阻止される。場合により、スプリングワッシャ40やワッシャ41を設けずに、ギヤ外れ防止ボルト39の座面を嵌合孔37に重ねるように配置して、このギヤ外れ防止ボルト39の座面により嵌合孔37からの嵌合ピン36の抜けを阻止するようにしてもよい。
本発明によれば、従来のベースフランジ55(図7)を要することがないため、ロール2の左右の重量バランスが向上する。また、ベースフランジ55が存在しないため、回転軸13とブラケット16との間の封止部42(本実施形態ではオイルシール27)が小径化して封止部42の最低高さ寸法Hが高くなる。したがって、封止部42から軸受19,ギヤ伝達機構収容室30への泥水や塵埃の浸入が低減される。
また、本発明によれば、ロール駆動ギヤ35よりも小径の軸受19は、回転軸13の軸方向においてロール駆動ギヤ35とオイルシール27との間に配置されて、ブラケット16の側壁26の貫通孔26Aに取り付けられる。したがって、ギヤ収容部24(ギヤ伝達機構収容室30)のロール外側寄りに軸受用の小径の開口部を形成する必要がなくなり、ギヤ収容部24のロール外側寄りの開口部を出力ギヤ33やロール駆動ギヤ35等を組み込み可能となる程度の大きな開口部として形成できる。すなわち、ブラケット16を一体成形してもロール駆動ギヤ35をギヤ収容部24の内部に組み込むことができる。
以上、本発明に係るハンドガイドローラのロール駆動ギヤの取り付け構造について好適な実施形態を説明したが、各構成手段は図面に記載した内容に限られることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。嵌合ピン36としては、スプリングピンの他にたとえばJIS B 1352に準ずるテーパピン等を用いることもできる。
1 走行機体
2 ロール
3,4 サイドフレーム
13 回転軸
16 ブラケット
24 ギヤ収容部
25 フレーム連結部
26 側壁
26A 貫通孔
30 ギヤ伝達機構収容室
33 出力ギヤ
35 ロール駆動ギヤ
36 嵌合ピン
37 嵌合孔
38 ねじ孔
39 ギヤ外れ防止ボルト
40 スプリングワッシャ
41 ワッシャ
42 封止部
M 走行油圧モータ
R ハンドガイドローラ

Claims (4)

  1. ロールの内部に、
    ロールと同軸に配されロールと一体に回転する回転軸と、
    前記回転軸に取り付けられるロール駆動ギヤと、
    前記ロール駆動ギヤを駆動する走行油圧モータと、
    サイドフレームに取り付けられるフレーム連結部と前記ロール駆動ギヤ周りを収容するギヤ収容部とを有し、前記ギヤ収容部のロール内側寄りに形成された側壁に前記回転軸を挿通させる貫通孔が形成されたブラケットと、
    前記ブラケットに取り付けられて前記回転軸を支承する軸受と、
    が配されたハンドガイドローラにおいて、
    前記ロール駆動ギヤは、その一端面が前記回転軸の端面に突き当てられ、このロール駆動ギヤの一端面から他端面まで貫通するように穿孔された嵌合孔と、前記回転軸の端面に穿孔された有底の嵌合孔とにわたって嵌合する断面C字形状を呈したスプリングピンからなる嵌合ピンにより、前記回転軸に取り付けられることを特徴とするハンドガイドローラのロール駆動ギヤの取り付け構造。
  2. 前記ロール駆動ギヤを前記回転軸の端面に締結して前記ロール駆動ギヤの軸方向移動を阻止するギヤ外れ防止ボルトを備えることを特徴とする請求項1に記載のハンドガイドローラのロール駆動ギヤの取り付け構造。
  3. 前記嵌合ピンは前記回転軸の軸心回りの円周方向に複数配置され、
    前記ギヤ外れ防止ボルトは前記回転軸の軸心上に配置され、
    前記ギヤ外れ防止ボルトの座面またはワッシャが前記ロール駆動ギヤの各嵌合孔に重なるように位置することを特徴とする請求項2に記載のハンドガイドローラのロール駆動ギヤの取り付け構造。
  4. 前記回転軸と前記ブラケットの貫通孔との間に封止部が介設され、
    前記軸受は、前記回転軸の軸方向において前記ロール駆動ギヤと前記封止部との間に配置されて前記ブラケットの貫通孔に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のハンドガイドローラのロール駆動ギヤの取り付け構造。
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