JPS6013692Y2 - 車両用エアダクト構造 - Google Patents

車両用エアダクト構造

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Publication number
JPS6013692Y2
JPS6013692Y2 JP18471580U JP18471580U JPS6013692Y2 JP S6013692 Y2 JPS6013692 Y2 JP S6013692Y2 JP 18471580 U JP18471580 U JP 18471580U JP 18471580 U JP18471580 U JP 18471580U JP S6013692 Y2 JPS6013692 Y2 JP S6013692Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
air
valve member
duct
outlet
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Expired
Application number
JP18471580U
Other languages
English (en)
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JPS57107611U (ja
Inventor
広幸 藤木
利夫 横尾
Original Assignee
日産自動車株式会社
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Publication date
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Publication of JPS57107611U publication Critical patent/JPS57107611U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両用エアダクト構造、特に車両のリアフェン
ダ部やサイドパネル部から車室内空気を車外に流出させ
る一方、車外から浸入した水が奥にまで入り込まない様
に改良した車両用エアダクト構造に関するものである。
車両には、車両走行中にリアピラ一部分をはじめとする
車両外側の各個所に負圧領域が出来ることを利用して、
第1図に示すようにリアフェンダ等の車体1外板にベン
チレーショングリル2を取付けると共に、このベンチレ
ーショングリル2の内側に車室内外を連通させるエアダ
クトを設置し、車室内の換気を行うようにしているもの
があるが、このような換気装置に用いるダクトとしては
例えば第2図に示すようなものがある(実開昭51−3
886に公報参照)。
これは、流入ロア及び流入ロアの下流側に位置する流出
口8を有し、車体外板5にシール材6を介して密封取付
けしたダクト本体3と、ダクト本体3内の空気通路内の
流出口8近くに配置した板状のバルブ部材9とから成る
ダクト本体3の空気通路4は、車室上部から空気を取入
れ、車室側方部分から空気を流出させるため、上方位置
において流入ロアに連通し、下方位置において流出口8
に連通ずる略り字状の構造を有する。
そしてバルブ部材9はこの空気通路4をせき止めるよう
な形に配置する一方、当該バルブ部材9には通路方向と
同じ方向に向けて通気孔10が形成してあり、この通気
孔10には、空気が流入ロア側から流出口8側へと流れ
る場合にのみ開作動する一方向バルブ11が設置しであ
る。
また流出口8よりも更に車体1外側には、当該流出口8
が車外に露出するのを防ぐためスリット12を形成した
ベンチレーショングリル2を取付け、外観品質の向上と
エアダクトの保護とを図っている。
このため車室内空気は流入ロアから空気流れSとなって
空気通路4内へと流入し、一方向バルブ11の開作動と
共に通気孔10を通って流出口8へ流れ、スリット12
を通って車外へと流出する。
一方、車外から車室内へ、ダクトを通って流入しようと
する空気流れTがある時は、一方向バルブ11が通気孔
10を閉鎖し、空気の逆流現象を防止する。
しかしながら、このような従来のエアダクト構造にあっ
ては、板状のバルブ部材9をダクト本体3の低位置部分
において設置し空気通路4方向に向けて所定数の通気孔
10を形成しであるため、ダクト本体3の底壁かられず
か上方に一方向バルブ及び通気孔10の下縁が位置する
ことになり、この部分に車外から侵入した塵芥や水が溜
り易くなるという不具合があった。
このように、一方向バルブ11の下部に塵芥が溜ると、
当該一方向バルブ11の逆止機能が損なわれ、時にはこ
の塵芥や水が通気孔10を通って第2図中矢印T□で示
すように空気通路の内奥へと侵入し、さらには車室内へ
と逆流する恐れが生じていた。
また、バルブ部材9の設置状態が上記の通りであるから
、空気通路4の開口面積がバルブ部材9の設置場所で狭
くなってしまい、ダクトを流れる空気の流量を損失させ
るという問題があった。
また、リアパーセルシェルフから車室内空気を取り入れ
、リアフェンダから空気を流出させるためのエアダクト
においては、ダクト本体3がトランクルーム内にせり出
している場合があり、トランクルーム内の荷物がダクト
本体3に突き当ったりするとバルブ部材9がダクト本体
3と共に変形する可能性があるため、ダクト本体3の板
厚を大きくしたり、流出口部分の固定を特に強くしなけ
ればならない等の問題があった。
本考案は、このような従来の問題点に着目して行ったも
ので、その目的は、ダクト本体の流出口よりも高い位置
、とりわけ上下方向に延びる空気通路内に階段状の断面
構造を有するバルブ部材を取付け、このバルブ部材の縦
壁部に空気通路に対して交差する方向に通気孔を形成す
ると共に、この通気孔を一方向バルブで開閉可能に覆う
ことにより、車両外部から空気通路内に塵芥や水が侵入
しても、この侵入を最低限に抑えて車室内に逆流しない
様にし且つ通気孔によって得られる全開口面積を充分に
確保できるようにして上記問題点を解決することである
本考案の実施例を添付の図面を参照して詳細に説明する
第3図及び第4図は本考案の一実施例を示す図である。
この実施例に係る車両用エアダクト構造は、流入ロア及
びこの流入ロアから下方へ所定の段差をもって形成した
流出口8を有し、これら流入ロアから流出口8へかけて
略り字状に延びた空気通路4を形成しているダクト本体
3と、流入ロア付近において上下方向に延びる空気通路
4内に配置する一方、ダクト本体3の壁に固定したバル
ブ部材13とから戒る。
ダクト本体3は、流出口8の部分において車体外板等の
車体パネル5にシール材6を介して密着すると共に流入
ロアの部分においても他の車体パネルに固定しである。
他方、バルブ部材13は、段差を置いて並列関係に並ん
だ複数の縦壁14と、互いに隣り合った縦壁14の一方
の下端部と他方の上端部とを連結する横壁15とを有腰
一端から他端にかけて階段状に延びる板材から戒る。
縦壁14には矩形成はその他の形状の通気孔16が形成
してあり、この通気孔16の部分には、空気が流入ロア
側から流出口8側へと図中矢印Sで示すように流れる場
合に開作動し、矢印Sとは逆向きに流れる場合には閉状
態を保つ一方向バルブ19が取付けである。
また、バルブ部材13の両端には係止部17及び18が
形成してあり、第4図に示す様に、バルブ部材13を流
入ロアからダクト本体3内へ挿入すると係止部17.1
8がダクト本体3の壁部上縁に係合し、バルブ部材13
を空気通路4内の所定の位置(例えばダクト本体3の底
壁から高さHの位置)に設置できるようになっている。
このバルブ部材13の取付けは、第5図に示すように、
ダクト本体3の壁部内側面に突起体20を取付け、この
突起体20によってバルブ部材13を支持するようにし
てもよい。
なお図中符号2はベンチレーショングリル、符号12は
ベンチレーショングリル2に開設した空気流通用のスリ
ットである。
かかる構成を有するため、車室内空気は室内トリム等の
部所に開設した孔からエアダクトへ向けて流れ、流入ロ
アから空気流れSとなって空気通路4内へと流入し、一
方向バルブ19を開作動させて通気孔16を通過し流出
口8へと向う。
通気孔16は複数の縦壁14に開設しであるため、立壁
14の数量又は大きさを調整することにより通気孔16
の全開口面積をダクト本体3によって自戒した空気通路
4の開口面積にほぼ等しいか又はやや大きめにすること
が出来、これによってバルブ部材13を通る際に空気流
れSが抵抗を受けない様にすることが可能となる。
そして、空気流れSは流出口8を出た後スリット12を
通って車外へ流出し車室内の換気を行うことができる。
他方、車外から強風を受けたり、或は洗車時にベンナレ
ーショングリル2外表面に水が当たり、風や水の飛沫が
流れTとなって空気通路4内に逆流して来た場合、一方
向バルブ19が閉作動して空気等の流れを阻止する。
そして、塵芥や水は横壁15に突き当って点線T2で示
すようにダクト本体3の底面へ向けて落下する。
バルブ部材13は、第3図中Hで示すように、ダクト本
体3の底面よりはかなり上方位置に設置しであるから、
ダクト本体3の底部に溜った塵芥が一方向バルブ19の
作動を妨害するようなことはなく、常に正常なバルブ作
動を行わせることができる。
なお図に示した実施例においては、横壁15を傾斜させ
て形成しているが、必ずしもこのような形状に限定され
るものでなく、水平方向に延びる横壁にしてもよい。
以上述べたように、本考案によれば、車両用エアダクト
の流出口よりも高い位置に、階段状の断面構造を有する
と共に通気孔と、この通気孔を必要に応じて開閉するこ
とのできる一方向バルブとを備えたバルブ部材を設置し
たため、車外から逆流した塵芥等がバルブ部材の作動を
妨げ、車室内へ外気が逆流したり、或はバルブ部材が車
室内から車外へと向かう空気の流れを妨げるという問題
を解決することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用するエアダクトを備えた車両を示
す側面図、第2図は従来の車両用エアダクトの一例を示
す断面図、第3図は本考案の一実施例を示す断面図、第
4図は第3図の実施例を示す斜視図、第5図はバルブ部
材の取付は部の変形例を示す第3図中v部拡大断面図で
ある。 1・・・・・・車体、2・・・・・・ベンチレーション
グリル、3・・・・・・ダクト本体、4・・・・・・空
気通路、7・・・・・・流入口、8・・・・・・流出口
、13・・・・・・バルブ部材、16・・・・・・通気
孔、19・・・・・・一方向バルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車室内に連通ずる流入口と、流入口の下方に位置する流
    出口と、これら流入口、流出口をつなぐ空気通路とを有
    し、車体外板に固定したグリル部材を通して車室内空気
    を流出させるようにしたエアダクト構造において、上記
    空気通路内の流出口よりも上方の位置に階段状の断面構
    造を有するバルブ部材を取付け、このバルブ部材には、
    当該バルブ部材を設置した通路に対して交差する方向に
    通気孔を形成し、この通気孔を一方向バルブで開閉可能
    にしたことを特徴とする車両用エアダクト構造。
JP18471580U 1980-12-24 1980-12-24 車両用エアダクト構造 Expired JPS6013692Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18471580U JPS6013692Y2 (ja) 1980-12-24 1980-12-24 車両用エアダクト構造

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JP18471580U JPS6013692Y2 (ja) 1980-12-24 1980-12-24 車両用エアダクト構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57107611U JPS57107611U (ja) 1982-07-02
JPS6013692Y2 true JPS6013692Y2 (ja) 1985-05-01

Family

ID=29985112

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18471580U Expired JPS6013692Y2 (ja) 1980-12-24 1980-12-24 車両用エアダクト構造

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6042116A (ja) * 1983-08-19 1985-03-06 Nissan Motor Co Ltd 換気ダクト
JPS60152523U (ja) * 1984-03-23 1985-10-11 トヨタ自動車株式会社 自動車用ベンチレ−タ

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Publication number Publication date
JPS57107611U (ja) 1982-07-02

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