JPH09132026A - 自動車のカウルボックス構造 - Google Patents

自動車のカウルボックス構造

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JPH09132026A
JPH09132026A JP31723395A JP31723395A JPH09132026A JP H09132026 A JPH09132026 A JP H09132026A JP 31723395 A JP31723395 A JP 31723395A JP 31723395 A JP31723395 A JP 31723395A JP H09132026 A JPH09132026 A JP H09132026A
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JP
Japan
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outside air
box
water
passage
cowl
Prior art date
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Pending
Application number
JP31723395A
Other languages
English (en)
Inventor
Rikihei Naruse
力平 成瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風量の低下を押えて及び排水性をよくすると
共に、製作の作業性を向上させたカウルボックスを得
る。 【解決手段】 車体前面の窓の下側を形成するボディ外
板に外気導入口を形成し、この外気導入口の下部のカウ
ル部5に、流入する外気6及び水8等を受けるボックス
23を配置する。ボックス23内の、外気導入口よりも車体
幅方向の外側位置に、水流路及び外気導入路を形成させ
るための内壁としての仕切板24をボックス23の長手方向
に直交させて設ける。この仕切板23によって、水8が外
気導入路に浸入するのを防ぎ、かつ、水と外気とを確実
に分離して、水を水流路に流入させ、外気を外気導入路
に流入させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カウル部のボック
スを改良した自動車のカウルボックス構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動車には、図10に示すように、車体1
の前面の窓2(フロントガラス)の下側に設けたボディ
外板3に空気調和装置(図示略)用の外気導入口4を設
けたものが多い。また、この外気導入口4の下側に位置
するカウル部5(図17参照)には、図11に示すように、
外気導入口4より入った外気6を車室7(図17参照)内
に導き、かつ、浸入した水8をエンジンルーム9(図17
参照)の下方に排出するカウルアッパーパネル10(板
金)が取付けられている。
【0003】ボディ外板3に外気導入口4を設けた自動
車のカウル部5には、上記のようなカウルアッパーパネ
ル10が取付けられているが、省スペースの関係で、カウ
ル部5に、図12乃至図14に示すような、合成樹脂製のカ
ウルボックス11を取付けたものもある。このカウルボッ
クス11は、図15に示すように、ボックス部12と、このボ
ックス部12の上縁部より下方に取付けたケーシング部13
とからなっており、ケーシング部13の内部には外気6と
水8とが通る通路14と、外気6が通る外気通路15と、水
8が通る水通路16とが各々形成されている。
【0004】また、通路15の下方には樋17が設けられ、
さらに、通路14には外気6と水8とを分離するネット18
や水8の浸入を防止する防止板19が設けられている。そ
して、図16に示すように、ボックス部12の壁部には、ケ
ーシング部13の通路15に連通する外気用入口20が形成さ
れ、ボックス部12の底21には水用入口22が設けられてい
る。
【0005】これにより、ボディ外板3の外気導入口4
より浸入した外気6と水8は、ボックス部12の外気用入
口20及び水用入口22よりケーシング部13の通路15に浸入
し、外気は外気通路15より外気調和装置のブロア(図示
省略)を介して車室7に取込まれ、水8は水通路16より
エンジンルーム9を通って車外に排出される。
【0006】なお、車体の外気導入構造として、実開平
2−51117号公報に開示されているものがある。こ
の公報はカウルボックスの前壁部と、カウルボックスの
底壁部に設けた車室内への外気導入口との間に、車体幅
方向に延びる、排水通路を有するフランジ部材を立設さ
せたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のカウルボックスは、浸入した水及び外気が、一
時、ケーシング内の同じ通路を通るので、水が外気通路
に流れ込まないように、通路には外気と水とを分離する
ネット及び、水の浸入を防止する防止板が設けられてい
た。このため、通路が狭くなって、外気及び水の通路を
十分に確保することができず、外気調和装置の外気取入
モードにおいては、風量が低下したり水の排水性が悪か
ったりする問題があった。
【0008】また、通路が狭くなると、通路内の風速が
大きくなって水を外気通路に引き込んでしまう問題があ
った。さらに、ネットや防止板を装着しているため部品
点数が多くなると共に、製作の作業性が悪くなる等の問
題もあった。
【0009】なお、実開平2−51117号公報に開示
されている車体の外気導入構造においては、カウルボッ
クスの前壁部と、車室内への外気導入口との間に、車体
幅方向に延びるフランジ部材を立設したものであるが、
排水通路を形成したフランジ部を設けているので、構造
がより複雑になる問題がある。
【0010】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、カウルボックスの構造を改良して、
風量の低下や排水性をよくすると共に、作業性を向上さ
せ、かつ、構造の簡単な自動車のカウルボックス構造を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明において
は、車体前面の窓の下側を形成するボディ外板に外気導
入口を形成し、該外気導入口の下部のカウル部に、流入
する水等を受けるボックスを設け、該ボックス内の、前
記外気導入口よりも車体幅方向外側位置に内壁としての
仕切板を設け、該仕切板によって水流路及び外気導入路
を形成したことを特徴とするものである。
【0012】請求項2に記載の発明においては、前記ボ
ックスのエンジン側の下部に排水口を設け、該排水口に
弁を設けたことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】請求項1の記載から把握される本
発明において、図1に示す、車体前面の窓2の下側を形
成するボディ外板3に外気導入口4を形成し、この外気
導入口4の下部のカウル部5に、流入する水8等を受け
るボックス23を設ける。ボックス23内の、外気導入口4
よりも車体幅方向の外側位置に、水流路26及び外気導入
路25を形成させるための内壁としての仕切板24をボック
ス23の長手方向に直交させて設ける。
【0014】そして、請求項1記載の発明では、ボディ
外板3に形成した外気導入口4下部のカウル部5に設け
たボックス23の内部に、仕切板24を設けてボックス23内
を仕切ったので、この仕切板23で、水8の浸入を防いだ
水流路26と、外気導入路25とを分離、形成させることが
できる。これによって、浸入した水8と外気6とを直ち
に分離させることができる。
【0015】請求項2の記載から把握される本発明にお
いて、図5及び図6に示すように、ボックス23のエンジ
ンルーム9側の下部に排水口28を設ける。この排水口28
にはゴム製の弁30を設ける。
【0016】そして、請求項2記載の発明では、ボック
ス23の下部の排水口28に設けたゴム製の弁30により、流
入した水8を排水させると共に、エンジンルーム9から
の熱気の流入を防止させる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図4に基
づき、図10乃至図17と同一の部材には同一の符号を付し
て説明する。図1において、符号23は本発明に係るカウ
ルボックスの本体部である合成樹脂製のボックス23を示
している。ボックス23は、図10で示す、車体1前面の窓
2の下側に取付られたボディ外板3の下方に設けられて
いる。すなわち、ボックス23はボディ外板3に形成され
た外気導入口4の真下のカウル部5に配設されている。
【0018】ボックス23の内部には仕切板24がボックス
23の長手方向の壁部に直交して1枚取付けられている。
この仕切板24の取付位置はボディ外板3の外気導入口4
よりも車幅方向の外側になっている。
【0019】このようにボックス23の内部に仕切板24を
取付けることにより、カウルボックス23の内部には大小
二つの室が形成される。このうち一側の小室は外気導入
路25に使用され、他側の大室は水流路26に使用されてい
る。
【0020】大室の底部23a は車幅方向の外側に向かっ
て下り傾斜に形成され、浸入した水が流れ易いようにな
っている。また、仕切板24の上端部はボックス23の上縁
部よりも低い位置に取付けられ、ボディ外板3との間で
風の通路を形成するようになっている。
【0021】さらに、ボックス23の車体前側に位置する
前壁部には水流路26を構成するホース27(図4参照)の
一端部が連結する排水口28が突出されている。ホース27
の他端部は、エンジンルーム9の内部に臨み、水8をエ
ンジンルーム9より車外に排水するようにしている。ま
た、図2に示すように、ボックス23の運転席側には外気
導入路25を構成するダクト(図示せず)が連結するため
の開口部29が設けられている。
【0022】また、ボックス23の排水口28の内部には、
図5及び図6に示す、弁30が取付けられている。弁30は
排水口28の端部に設けた十字状の弁保持部31に当接する
ように取付けられている。これによって、弁30は下側部
分が開閉自在となる。このような十字状の弁保持部31と
弁30とによって、ボックス23内の水8がホース27側に流
れ、逆に、ボックス23内へのエンジンルーム9内の熱気
の進入が阻止される。
【0023】上記弁30は、図8に示すように、正面視略
円形状のゴム板によって形成されており、このゴム板の
外周縁の一部(上縁部)には、図7及び図9に示すよう
に、ゴム板面に直交させたフランジ部32が形成されてい
る。フランジ部32の途中部分にはつば部33が設けられて
おり、このつば部33と、弁30の上縁部とで弁保持部31を
挟持することによって、弁30の上部側を弁保持部31に固
定させている。なお、図4において、符号34で示すもの
はダッシュパネルである。
【0024】なお、本実施例は仕切板24とボックス23と
を一体成形によって設けたが、一体成形せず、別体の仕
切板24を形成してそれを取付けるようにしてもよい。ま
た、ボックス23内に内壁部と底部23a とを連結するリブ
(図示略)を複数個形成すれば、ボックス23の強度を向
上させることができる。
【0025】本実施例は、このように構成したので、ボ
ディ外板3に設けた外気導入口4(図10参照)よりボッ
クス23内に水8混じりの外気6が流入した場合、外気6
及び水8は、最初に、ボックス23の大室に流入し、外気
6のみが、空気調和装置のブロアに引かれて、小室の外
気導入路25に流入して助手席側より車室内に取り込まれ
る。このとき、ボックス23内の小室(外気導入路25)の
断面積が従来よりも大きいので、内部を流れる風速をよ
り小さくすることができ、外気導入路25への水8の浸入
を容易に阻止することができる。
【0026】一方、水8は仕切板24によって外気6と分
離され、大室の傾斜した底部23a を通って、運転席側に
ある排水口28に導かれ、水の重さでゴム製の弁30を押し
てこれを開き、図4に示すように、ホース27を通ってエ
ンジンルーム9に排出される。しかし、エンジンルーム
9からの熱気は、この弁30によって阻止され、ホース27
及びボックス23より車室7内に流れ込むのが防止され
る。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、ボディ外板に
形成した外気導入口の下方のカウル部にボックスを設
け、このボックス内に仕切板を設けたので、外気導入口
よりボックス内に流入した外気及び水を仕切板により分
離して外気導入路及び水流路に流入させることができ
る。
【0028】また、ボックスに設けられた通路には、従
来使用していた外気と水とを分離するネット及び、水の
浸入を防ぐ防止板等が設けられていないので、通路の断
面積を従来に比べて大きくすることができる。これによ
って、通路内の風速をより小さくすることができ、外気
導入路への水の浸入を確実に阻止することができる。
【0029】さらに、ボックス内の通路に取付けるネッ
トや浸入防止板が不要となったので、部品点数を少なく
することができて、ボックスの構造を簡単にすることが
できる。また、仕切板とボックスとを一体成形すること
ができるので、ボックスを容易に製作することができ
る。
【0030】請求項2記載の発明では、ボックスのエン
ジン側の下部に設けた排水口に弁を設けたので、ボック
ス内に流入した水のみを排出し、エンジンルームからの
熱気の流入を阻止することができる。また、弁が室内側
の排水口の内部に設けられているので、弁の劣化を抑え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のものの正面図である。
【図3】図2のものの模式図である。
【図4】図3のC−C線に沿う模式図である。
【図5】図4のA部の拡大断面図である。
【図6】図5のもののB矢視図である。
【図7】図5に示す弁の側面図である。
【図8】図7に示す弁の正面図である。
【図9】図8に示す弁の上面図である。
【図10】車両のボディ外板を説明するための斜視図で
ある。
【図11】従来のカウルアッパーパネルの模式図であ
る。
【図12】従来のカウルボックスの模式図である。
【図13】従来のカウルボックスの正面図である。
【図14】図13のものの上面図である。
【図15】図12のものの右側面断面図である。
【図16】図15のものを上部より見た斜視図である。
【図17】車両のカウル部の位置を示す側面図である。
【符号の説明】
1 車体 2 窓 3 ボディ外板 4 外気導入口 5 カウル部 8 水 9 エンジンルーム 23 ボックス 24 仕切板 25 外気導入路 26 水流路 28 排水口 30 弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前面の窓の下側を形成するボディ外
    板に外気導入口を形成し、該外気導入口の下部のカウル
    部に、流入する水等を受けるボックスを設け、該ボック
    ス内の、前記外気導入口よりも車体幅方向外側位置に内
    壁としての仕切板を設け、該仕切板によって水流路及び
    外気導入路を形成したことを特徴とする自動車のカウル
    ボックス構造。
  2. 【請求項2】 前記ボックスのエンジン側の下部に排水
    口を設け、該排水口に弁を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の自動車のカウルボックス構造。
JP31723395A 1995-11-10 1995-11-10 自動車のカウルボックス構造 Pending JPH09132026A (ja)

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Cited By (5)

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