JPS6013622Y2 - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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Publication number
JPS6013622Y2
JPS6013622Y2 JP15816882U JP15816882U JPS6013622Y2 JP S6013622 Y2 JPS6013622 Y2 JP S6013622Y2 JP 15816882 U JP15816882 U JP 15816882U JP 15816882 U JP15816882 U JP 15816882U JP S6013622 Y2 JPS6013622 Y2 JP S6013622Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
resin material
injection mold
knurling
injection
Prior art date
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Expired
Application number
JP15816882U
Other languages
English (en)
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JPS5961922U (ja
Inventor
浩之 石見
弘之 金山
Original Assignee
株式会社太洋工作所
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Publication date
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は射出成形用金型、特にコア側面の少くとも一部
にローレットを刻設してなる射出成形用金型に関する。
ラジオやステレオ等のオーディオ機器に用いられるつま
みなどのプラスチック外観部品におけるウェルドライン
やガス焼けなどは、外観上のみならずセットの価値観を
も著しく低下させ商品の価値をそこねるものである。
金型内への成形材料の充てん状況とウェルドラインの発
生状態を詳しく調べたところ、以下のことが明らかにな
った。
樹脂の充てん過程において樹脂流路の厚み(空隙)の違
いにより充てんが部分的に遅れたり進みすぎたりして充
てんの先端ラインに凹凸が発生する。
充てんが完了するまでの全過程において、例えば、第1
図に示すように、未充てん部100を残して流動先端ラ
イン101がつながるときξウェルドライン102が必
ず発生する。
ウェルドラインの発生を防止する手段として、樹脂材料
の温度や金型の温度を上げたり、樹脂材料の射出速度や
射出圧力を高めることが行われている。
しかし、これはむしろガス焼けをひきおこしたリウエル
ドラインを強調することになる。
樹脂材料の射出速度を遅くするとガス焼けは防止され得
るがウェルドラインをさらに強調することになる。
キャビティ内の空気の追い込まれる箇所(未充てん部1
00)のキャビティ部もしくはコア部にピンをブツシュ
し、ピンとのギツプから空気を逃がすことも可能である
が、成形中にギャップが詰まるため、空気を抜く効果が
なくなってしまい、実用的ではない。
本考案の目的は、ウェルドラインの発生を軽減し得る構
造の射出成形用金型を提供することにある。
以下に本考案を実施例に基づいて詳述する。
第2図aおよびbに示すように、本考案の金型1は、そ
のコア部11の側面110の少なくとも一部にローレッ
ト111が刻設されている。
このローレット111は例えば、先端角が120°のバ
イトでピッチ0.5mmに刻設され得る。
ローレットの底の先端が先鋭であることが重要である。
先端が先鋭でなかったり先端角が極端に大きいとその先
端にまで樹脂材料が充てんされうるため、好ましくない
第3図に示すように溶融樹脂材料3のキャビティ2内へ
の充てん過程においては、溶融樹脂材料3はローレット
111に完全には充てんされず、両者間には空隙112
が存在する。
キャビティ空間2内への溶融樹脂材料3の侵入により追
いこまれるキャビティ空間の空気4はこの空隙112か
らキャビテイ外へ流出していく。
空気が流出するため、射出速度を高めることが可能とな
り、その結果、ウェルドラインの発生が軽減され得る。
幸いなことに、ローレット111側にそって流動する樹
脂は、その流動抵抗の故に非ローレット側113よりも
いく分遅れる傾向にある。
それ故、空気4はむしろローレット111側の溶融樹脂
材料にとりこまれ、その結果空隙112からの空気の流
出がより容易となる。
なお、ローレット111には、最終的には加圧され、樹
脂材料が完全に充てんされうる。
このようにして、略円筒状もしくはカップ状の、例えば
、オーディオ機器に用いられるつまみなどの射出成形品
がウェルドラインの軽減された状態で得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の金型を用いた射出成形におけるウェルド
ライン発生の様子を説明する説明図、第2図aは本考案
の金型の一実施例の正面断面図、第2図すは本考案の金
型のコア部の一実施例の斜視図、第3図はそのキャビテ
ィ空間部内の溶融樹脂材料の流動状態を説明する説明平
面図である。 1・・・・・・本考案の射出成形用金型、2・・・・・
・キャビティ、3・・・・・・樹脂材料、4・・・・・
・キャビティ空間の空気、11・・・・・・コア部、1
10・・・・・・コア側面、111・・・・・・ローレ
ット、113・・・・・・非ローレット側。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略円筒状もしくはカップ状の射出成形品を得るためのキ
    ャビティ空間を有し、該成形品の内面を形成しかつ該キ
    ャビティ空間を形成するコアの側面の少なくとも一部に
    ローレットが刻設された、射出成形用金型。
JP15816882U 1982-10-19 1982-10-19 射出成形用金型 Expired JPS6013622Y2 (ja)

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EP4318174A1 (en) * 2022-08-03 2024-02-07 Canon Kabushiki Kaisha Input apparatus and electronic apparatus

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JP4671805B2 (ja) * 2005-08-24 2011-04-20 新神戸電機株式会社 樹脂射出成形品

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JPS5961922U (ja) 1984-04-23

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