JP2530166B2 - モ−ルディングの製造方法 - Google Patents

モ−ルディングの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車用サイドモールディング等に用い
られるモールディングの製造方法に関する。
(従来の技術) モールディングは、たとえば自動車用サイドモールデ
ィングの如く車体の保護あるいは装飾性向上のために用
いられている。一方、そのモールディングを構成するに
は長尺であるプラスチックの押出成形品が好適であり、
それを所定寸法に切断したものが多用されている。しか
し、押出成形品の切断面は鋭利で危険であるばかりか美
麗とは言い難いものである。
そこで、従来押出成形品の切断面に熱加工等によりア
ール(R:曲面)をつけたり、該切断面を美麗にするた
め、第4図の如く押出成形品の端部10を所定の端末キャ
ップ用キャビティを有する型14内に装置し、第5図に示
す端末キャップ16を射出成形すると同時に押出成形品の
切断端部10に被着することが行われている。
ところが、モールディングは装飾性向上の点から表面
長手方向に凹溝18が設けられたり、あるいは該凹溝18部
にモールディング主体とは異色の帯状体が装着されたり
するなど、押出成形品の断面が種々の形状をしている。
そのため前記端末キャップ用キャビティ12の内面は曲面
で構成されるものの複雑な凹凸面とされる。
(発明が解決しようとする課題) 端末キャップ用キャビティ12に射出圧入される溶融樹
脂は、キャビティ面に沿って充填されるものの、充填初
期に充填された溶融樹脂は型面等に熱を奪われて早期に
硬化し、後続して充填される溶融樹脂との温度差から、
成形される端末キャップ16表面にフローマーク、艶ムラ
等の欠陥が現れることが往々にしてある。しかも端末キ
ャップ用キャビティの内面が複雑な凹凸面からなるた
め、前記フローマーク等が複雑な表面模様を形成し、キ
ャップ外観を非常に損ねることがある。また前記方法に
より得られるモールディングは、端末キャップが押出成
形品の切断面のみに溶着しているため、端末キャップの
固着強度が劣る場合もある。
そこで本発明は、従来技術において生じていた端末キ
ャップ外面のフローマーク、艶ムラ、あるいは端末キャ
ップの固着強度不足の問題を解決しようとするものであ
る。
(課題を解決するための手段) この発明は、押出成形品の切断端部に端末キャップを
射出成形により一体に形成するモールディングの製造方
法において、予め押出成形品の裏面側に押出成形品の切
断端部の端面に開口する凹溝を設け、少なくともその押
出成形品の端部を所定のキャップ用キャビティを有する
型内に装置し、端末キャップ用キャビティの端部から溶
融樹脂を充填し、その初期に充填された樹脂を押出成形
品の前記凹溝内に圧入することを特徴とするものであ
る。
(作用) 端末キャップ用キャビティに充填された溶融樹脂は、
該キャビティ面に沿って流れ、押出成形品の切断端面に
到達した後、その端面に沿って押出成形品裏面側へ流れ
る。そしてその溶融樹脂の先端は、後続して充填される
溶融樹脂によって押され、押出成形品裏面の溝内に流入
するようにして圧入される。
即ち、型面と接して早期に硬化した充填初期の樹脂が
押出成形品裏面の溝内に収容されるように圧入され、残
りのほぼ均一な温度を有する樹脂によって端末キャップ
用キャビティが満たされるため、成形されるキャップ表
面にフローマーク、艶ムラ等を生ずることは極めて少な
くなる。
また成形された端末キャップは、その一部が押出成形
品裏面の凹溝内に流入した樹脂と繋がっているため、押
出成形品の切断端面のみならず、押出成形品裏面の凹溝
部でも押出成形品と溶着するようにして結合し、その固
着強度は極めて大となる。
(実施例) 以下実施例に基づき、この発明を説明する。
第1図はこの発明によりモールディングを製造する際
の型および押出成形品の要部断面図、第2図はキャップ
被着前の押出成形品の端部斜視図、第3図はこの発明に
より得られたモールディングの端部斜視図である。
図示の型は、押出成形品20の両端に端末キャップ22を
被着する際に用いられるもので、可動型24、ランナー板
26、固定型28からなる。可動型24には押出成形品20を収
容するキャビティ30とその両端に端末キャップ用キャビ
ティ32、32が形成してある。また、ランナー板26には、
ランナー34と溶融樹脂注入口36、36が形成してある。溶
融樹脂注入口36、36は端末キャップ用キャビティ32、32
の裏面側端部に位置し、その溶融樹脂注入口がランナー
34とキャップ用キャビティ32とを連絡している。一方、
固定型28にはランナー34に続くスプル38が形成してあ
る。
押出成形品20には、軟質塩化ビニル樹脂等の発泡若し
くは非発泡のプラスチックの押出品を所定寸法に切断し
たものが用いられる。その裏面には予め長手方向に凹溝
40が設けてあり、その凹溝40が前記切断端部の端面に開
口している。なお、その凹溝40は予め押出成形品20の成
形の際に形成しておくのが好ましく、またその凹溝40は
押出成形品裏面に開口する溝巾が溝内底面の溝巾より小
さい蟻溝としておくのが好ましい。なお押出成形品20の
切断は、その切断端面20a、20aが表面側から裏面側に傾
斜した面となるように行うのが好ましい、特には押出成
形品裏面側の長手方向の長さを表面側長手方向の長さよ
り短くした傾斜面とするのが好ましい。
このように予め所定の形状に形成した押出成形品20を
型の押出成形品収容キャビティ30に装置し、射出成形に
よりスプル38、ランナー34を介して溶融樹脂注入口36、
36から溶融樹脂を端末キャップ用キャビティ32、32に充
填する。充填する樹脂は、押出成形品20の大部分を構成
する樹脂と同種および同色のものが好ましいが、異種、
異色であってもよい。なお、押出成形品20が長い場合に
は、まず押出成形品20の一端を型に装置して、その端部
に端末キャップを形成し、その後同様にして押出成形品
の他端に端末キャップを形成してもい。
端末キャップ用キャビティ32、32に充填された溶融樹
脂は、まずそのキャビティ面に沿って流れる。そして押
出成形品の端面20a、20aに達すると、今度はその端面20
a、20aに沿って押出成形品20の裏面側へ流れ、後続する
溶融樹脂に押されるようにしてその先端樹脂は凹溝40内
に流入する。このとき端面20a、20aを、前述の如く押出
成形品裏面側長手方向の長さが表面側より短い傾斜面と
しておくと、凹溝内への流入がきわめてスムーズに行わ
れる。
従って、キャップ用キャビティ32、32に充填され、キ
ャビティ面等によって冷却され早期に硬化した充填初期
の溶融樹脂は凹溝40内に収容され、後続の樹脂によりキ
ャップ用キャビティ32、32が満たされ、押出成形品20の
端面20a、20aを覆う端末キャップ22、22が一体に形成さ
れる。その結果、端末キャップ22、22は充填初期の早期
に硬化した部分を除く均一な温度を有する樹脂で構成さ
れるため、フローマーク、艶ムラ等のないものとなる。
また端末キャップ22、22は押出成形品20の切断端面20
a、20aのみならず、凹溝40部においても押出成形品20と
溶着する等して結合するため、その固着強度は極めて高
いものとなる。また、凹溝40が蟻溝となっている場合
は、前記に加え構造的に係合構造となるため、ますます
固着強度が増すこととなる。更に、押出成形品の端面20
a、20aが傾斜した面となっているため、その端面におけ
る押出成形品と端末キャップとの溶着面積が広くなり、
それによっても高い固着強度が得られる。
(発明の効果) この発明は、前述するように、裏面に凹溝を設けた押
出成形品の端部を型内に装置し、端末キャップ用キャビ
ティに溶融樹脂を充填するに際して、その充填初期の早
期に硬化した樹脂を押出成形品裏面の凹溝内に圧入する
ものであるから、成形されるキャップは充填初期の温度
低下した樹脂により影響を殆ど受けなく、端末キャップ
表面にフローマーク、艶ムラ等が生じるのを防ぐことが
できたものである。
また、成形された端末キャップは押出成形品の切断端
面のみならず裏面の凹溝においても押出成形品と溶着等
して結合するため、極めて強い固着力で端末キャップを
押出成形品の切断端面に被着することができるようにな
ったものである。なお、凹溝を有する押出成形品の裏面
側がモールディングの取付面となるため、端末キャップ
が脱落する等の虞も解消されることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明一実施例におけるモールディング製造
時の型および押出成形品の要部を示す一部省略断面図、
第2図はキャップ被着前の押出成形品端部の斜視図、第
3図はこの発明により得られたモールディングを裏面側
からみた端部斜視図、第4図は従来の方法を示す型およ
び押出成形品の要部断面図、第5図は従来の方法により
得られたモールディング端部の斜視図である。 記号の説明 20……押出成形品、20a……押出成形品の切断端面 22……端末キャップ、24……可動型 26……ランナー板、28……固定型 30……押出成形品収容キャビティ 32……端末キャップ用キャビティ 34……ランナー、36……注入口 38……スプル、40……凹溝

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】押出成形品の切断端部に端末キャップを射
    出成形により一体に形成するモールディングの製造方法
    において、予め押出成形品の裏面側に前記端部の端面に
    開口する凹溝を設け、少なくともその押出成形品の端部
    を型内に装置し、端末キャップ用キャビティの端部に設
    けた注入口から溶融樹脂をキャビティ内に充填し、その
    充填初期に充填された樹脂を押出成形品の前記凹溝内に
    圧入することを特徴とするモールディングの製造方法。
  2. 【請求項2】押出成形品の切断端部の端面は、押出成形
    品裏面側の長手方向の長さが表面側長手方向の長さより
    短くした傾斜面とされている特許請求の範囲第1項に記
    載のモールディングの製造方法。
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