JPS60110563A - 非常脱出口装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、人が出入するハウジング、例えば地下鉄用車
両、高架軌道用車両などの非常時に、乗客が車両側面の
乗降口から脱出することが危険であり、かつ、困難なた
め、車端の非常口から軌道上へ脱出することが必要な車
両の前頭部に設ける最適の非常脱出口装置に関するもの
である。

一般に車両の前頭部の非常脱出口装置としては、１７図
に示すような開戸（１）を開いて梯子（２）を降す方式
や、１２図に示すように、開戸（３）が下部を軸支（４
）シて外側へ倒れ、開戸（３）の内側面が非常階段（５
）となる方式のものがある。

前者の場合には、列車同志を併結した場合には、開戸（
１１を開いた口が貫通路としての機能を果すことが可能
であるが、軌道上へ降りる装置としては、重量、スペー
スなどの問題で簡単な梯子程度の、ものしかとりつける
ことができず、また貫通路としての機能を果すためには
、梯子を常時側の場所に保管しておかざるを得ず、非常
のパニック状態で、この種の梯子が有効に使用されると
いう保証はなく、そのため軌道上への脱出には設置時間
や安全性の点で問題がある。

後者の場合は、開戸の内側面を踏み板とした構造で、軌
道上へ降りる装置として、しっかりとした剛性構造の階
段やスロープとすることができるが、列車同志を併結し
た場合には、貫通路となり得ない問題点がある。

本発明は、このような実情に鑑みなされたもので、簡単
な面も合理的手段によって従来技術の問題点を解消せし
め、列車の中間にはさまった場合には、普通の開戸と同
じ機能をもち、貫通路として使用できるとともに、列車
の先頭部の場合には、非常脱出口としてゆるやかな階段
、もしくはスロープとなり、安全かつ迅速に軌道上へ降
りることができる装置を提供せんとするものである。

この発明の構成は、人が出入するハウジングの所要壁面
に、下部を軸支して外側に倒れて開く開戸枠を開閉可能
に設け、該開戸枠には、内側もしくは外側に開閉可能な
開戸を設け、前記開戸枠が開戸を伴って倒れて開いた時
、開戸の内側面が階段もしくはスロープを形成するよう
にした非常脱出口装置であり、また人が出入するハウジ
ングの所要壁面に、内側もしくは外側に開閉可能な開戸
枠を設け、該開戸枠の内側に、下部を軸支して外側に倒
れて開く開戸を設け、該開戸が外側に倒れて開いた時、
その内側面が階段もしくはスロープを形成するようにし
た非常脱出口装置である。

次に矛３〜１０図について本発明実施例の詳細を説明す
る。矛３〜７図までは、矛ｌの発明の一実施例であり、
また矛ｆ−１０図は矛コの発明の一実施例を示している
。先づ矛３〜７図についてｊ’　／の発明の詳細な説明
すると、矛３図に示すαυは車両本体であって、該車両
本体αυの車端に形成せる連絡用の貫通路には、軸ａｚ
により下部を車両本体ａυに軸支した開戸枠０３）が外
側に倒れて開くよう開閉可能にとりつけられている。そ
してこの開戸枠Ｑ３１の内側には、開戸（１４）がヒン
ジ構造Ｑ５）によって内側もしくは外側に開閉するよう
に設けてあス　十を勃朋石＃Ａ＾φ山刑（小面ｒ、−１
寸　は晒／＋　Ｃ１と　Ｉくは滑り止めなどを施したス
ロープ（図示略）を設け、その上を人が安全に歩行でき
るような構造としている。図中０ηは、上記開戸枠（１
３１４ｍ車両本体αυにロックするための鎖錠装置であ
る。

列車の中間においては、矛り図に示すように、開戸枠（
１３）は上記鎖錠装置Ｑηにより車両本体←υにロック
しておき、開戸α（イ）のみを開閉可能とすることによ
り貫通路として使用することができる。

また列車の先頭において非常口として使用する場合には
、矛５図に示すように、鎖錠装置鰭によるロックを解除
し、開戸枠α３）を開戸α（イ）ごと外側へ押し倒すこ
とにより、開戸Ｉの内側面が階段もしくはスロープとな
り、非常脱出通路を構成する。

このとき、引き上げロープＱ８１が車両本体（１１１と
開戸枠ａ３との間につながれ、これを手すりとして使用
すると安全性は一層向上する。

上記開戸枠α〜の断面形状をＴ字型とし、開戸（１４）
と車両本体ａυの相方との間にシールゴムａ功を介在さ
せ、雨水や風の侵入を防ぐようにする。矛６図及び矛り
図は、上記実施例の具体例を一層している。

次に１３〜７０図について矛コの発明の詳細な説明する
。矛ざ図において開戸枠（／、？α）はヒンジ構造（ｌ
！ｉのにより車両本体（／／りに開閉自在にとりつけら
れ、そして該開戸枠（／、？α）の内側には開戸（１０
りが下部を軸（／コリにより外側に倒れて開くようにと
りつけられている。またこの開戸（ｌりα）の内側面に
は、階段（／Ａα）もしくは滑り止めなどを施したス四
−プ（図示略）を施し、その上を人が安全に歩行できる
ように構成されている。（ｌクリは開戸枠（／、？α）
と開戸（ｌクリをロックする鎖錠装置である。

また列車の中間においては、２７９図に示すように、開
戸枠（／、？りを開戸（ｌダα）ごと内側に開けること
により貫通路として使用することができ、また、列車の
先頭において、非常口として使用する場合には、矛１０
図に示すように、鎖錠装置（ｌクリを外し、開戸（ｌ＋
α）を外側へ押し倒すことにより、この開戸（／りα）
の背面が階段（／６α）もしくはスロープとなり、非常
脱出通路を構成する。このとき、σ１き上げロープ（１
ｇりが車両本体（／／α）と開戸（ｌｌＩα）との間に
つながれ、手すりとして使用すると安全性は一層向上す
る。また雨水や風の侵入防止手段として前記同様のシー
ルゴム（／９りを使用するとよい。

尚矛ｌ、矛コの発明とも、開戸は内開きで説明したが、
連結に支障のない範囲で、開戸−を外開きに構成しても
よく、この場合、観音開きなど開戸を２以上に分割、あ
るいは折戸構造とするなどの手段で対応できるものであ
るため、実施例の手段に特定されるものではない。

本発明は上述のように構成したので、従来の内開き式の
貫通路タイプの非常口と、外開き式の非常口との相反す
る好適条件を補完充足し、貫通路と非常脱出装置との機
能を７個の開戸機構によって両立させることができ、列
車の中間においては通常の貫通路として使用し得られ、
列車の先頭部においては軌道上への安全な脱出非常口と
して使用しうるなど優れた特長を有するものである。

【図面の簡単な説明】

１７図は従来の貫通路を兼ねた非常口の断面図。 ２１２図は従来の外開き式非常脱出装置の断面図。 、ＩＰ３〜７図は特許請求の範囲矛／項に記載しれた発
明の一実施例を示し、ツ・３図は要部の断面図。 矛ダ図は貫通路として使用した状態の説明図、矛Ｓ図は
非常脱出装置として使用した状態の説明図。 坩・６図は貫通路状態の具体例を示す斜視図、矛り図は
非常脱出装置状態の具体例を示す斜視図である。 １１ｇ〜）０図は、特許請求の範囲１２項に記載された
発明の一実施例を示し、λ・３図は要部の断面図、矛？
図は貫通路として使用した状態の説明図、矛１０図は非
常脱出装置として使用した状態の説明図である。 ０υ−・・（／／す・・・車両本体、　（１２）、　（
／Ｊす・・・軸、（１３１゜（／、７α）・・・開戸枠
、α４）、（／４’４）　・・・開戸、α５Ｌ　（＃ｌ
Ｚ）・・・ヒンジ構造１　（１６１，（／Ａα）・・・
階段もしく（まスロープ、Ｑηｔ　（’クリ・・・鎖錠
装置、θ樽、（／ｇα）・・・引き上げローフ’、　０
．９）ｔ　（／？α）・・・シールゴム。 特許出願人　川崎重工業株式会社 第１図 第２図 ”°７．。 一日＝１ 第６図 手続補正器 １／ｊ和３Ｓ年／、２月−／Ｕ １、　Ｚｊ件の表示 昭和５ｇ年　特　願第２２０　／　ＩＩ　Ｊ壮３　補正
をする者 月１件との関係　出願人 ４、代理人 住　所　東京都新宿区百人町１−２２−２７太陽ビル８
　補正の内容　別紙のとおり ／明細書中、１−２頁矛７〜ｇ行の「設ける最適の」を
「設けるのに最適の」と補正。 以　上

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）人が出入するハウジングの所要壁面に、下部を軸
   支して外側に倒れて開く開戸枠を開閉可能に設け、該開
   戸枠には、内側もしくは外側に開閉可能な開戸を設け、
   前記開戸枠が開戸を伴って倒れて開いた時、開戸の内側
   面が階段もしくはスロープを形成するようにしたことを
   特徴とする非常脱出口装置。
2. （２）人が出入するハウジングの所要壁面に、内側もし
   くは外側に開閉可能な開戸枠を設け、該開戸枠の内側に
   、下部を軸支して外側に倒れて開く開戸を設け、該開戸
   が外側に倒れて開いた時、その内側面が階段もしくはス
   ロープを形成するようにしたことを特徴とする非常脱出
   口装置。