JPS6032316Y2 - 建物の避難兼用扉 - Google Patents
建物の避難兼用扉Info
- Publication number
- JPS6032316Y2 JPS6032316Y2 JP1079U JP1079U JPS6032316Y2 JP S6032316 Y2 JPS6032316 Y2 JP S6032316Y2 JP 1079 U JP1079 U JP 1079U JP 1079 U JP1079 U JP 1079U JP S6032316 Y2 JPS6032316 Y2 JP S6032316Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- hole
- auxiliary door
- auxiliary
- edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Emergency Lowering Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、鉄筋コンクリート住宅その他一般建物が地震
等の際に傾斜等して出入口に設けた扉の枠体に狂いが生
じて扉が開閉し得ない状態になった場合に緊急避難し得
るように、扉の下部に避難口を設け、その下部枠縁に対
して補助扉の下縁を蝶番等によって内側下向に開くよう
に装着してこれを内外両側から開閉し得るようになし、
かつ開いた状態でこの補助扉の上を渡り廊下として安全
に出入し得るようにした扉に関するものである。
等の際に傾斜等して出入口に設けた扉の枠体に狂いが生
じて扉が開閉し得ない状態になった場合に緊急避難し得
るように、扉の下部に避難口を設け、その下部枠縁に対
して補助扉の下縁を蝶番等によって内側下向に開くよう
に装着してこれを内外両側から開閉し得るようになし、
かつ開いた状態でこの補助扉の上を渡り廊下として安全
に出入し得るようにした扉に関するものである。
鉄筋コンクリート住宅その他一般の建物の出入口に設け
た扉は、その殆んどが出入口の枠縁内に嵌入するように
その一縁において蝶番によって装着されているために、
地震等によって建物が傾斜する等して枠縁に狂いを生じ
た場合には扉はその外周が枠縁に強く圧迫されて開かな
くなって外へ脱出し得なくなったり、外からも救助に入
ることができなくなるので、己むなく破壊したり、切り
開いたりする等多くの手数と時間を要する欠点があるの
で、本考案は、このような場合に内外より簡単に開閉し
得る補助扉を、扉本体の下部に設けた避難出入口に対し
て特に内側下向に開くように装着することによってこの
補助扉の上を通って安全に避難し得るようにしたもので
あって、その構成を図面の実施例について説明すれば、
１は扉本体にして、その一側縁を蝶番２によって建物の
枠体に取りつけ、他側に把手を装着することは従来の横
開き扉と同様であるが、本考案においては、扉本体１の
下部羽目板部分に適当な大きさの出入口４を設け、この
出入口の下縁に対して補助扉５を特に内側下向に開くよ
うにその下縁を蝶番等６によって装着しかつこれと反対
側の上縁には掛止片７を設けてこれを扉本体側の受金具
８に掛は止めるようにしたものである。
た扉は、その殆んどが出入口の枠縁内に嵌入するように
その一縁において蝶番によって装着されているために、
地震等によって建物が傾斜する等して枠縁に狂いを生じ
た場合には扉はその外周が枠縁に強く圧迫されて開かな
くなって外へ脱出し得なくなったり、外からも救助に入
ることができなくなるので、己むなく破壊したり、切り
開いたりする等多くの手数と時間を要する欠点があるの
で、本考案は、このような場合に内外より簡単に開閉し
得る補助扉を、扉本体の下部に設けた避難出入口に対し
て特に内側下向に開くように装着することによってこの
補助扉の上を通って安全に避難し得るようにしたもので
あって、その構成を図面の実施例について説明すれば、
１は扉本体にして、その一側縁を蝶番２によって建物の
枠体に取りつけ、他側に把手を装着することは従来の横
開き扉と同様であるが、本考案においては、扉本体１の
下部羽目板部分に適当な大きさの出入口４を設け、この
出入口の下縁に対して補助扉５を特に内側下向に開くよ
うにその下縁を蝶番等６によって装着しかつこれと反対
側の上縁には掛止片７を設けてこれを扉本体側の受金具
８に掛は止めるようにしたものである。
而してこの補助扉５の上部−隅には孔９を設けると共に
その近くの内側周面に掛止鉤１０を設けこれに、孔９に
挿通した補助扉５の支持兼引寄鎖またはロープ１１の一
端を掛は止め、その他端を、扉本体１の出入口４の縁部
に設けた、前記補助扉５の孔９に対応する孔１２を通し
てその外側局面に設けた掛止鉤１３に掛は止めるように
したものである。
その近くの内側周面に掛止鉤１０を設けこれに、孔９に
挿通した補助扉５の支持兼引寄鎖またはロープ１１の一
端を掛は止め、その他端を、扉本体１の出入口４の縁部
に設けた、前記補助扉５の孔９に対応する孔１２を通し
てその外側局面に設けた掛止鉤１３に掛は止めるように
したものである。
以上のように構成したこの扉本体は、鉄筋コンクリート
住宅その他の一般住宅、事務所等の出入口の扉として第
１図および第２図に示すように枠体Ａに蝶番２によって
取りつけ使用するものであるが、その際補助扉５は内側
下向に開くように装着する。
住宅その他の一般住宅、事務所等の出入口の扉として第
１図および第２図に示すように枠体Ａに蝶番２によって
取りつけ使用するものであるが、その際補助扉５は内側
下向に開くように装着する。
すなわち平常の状態では補助扉５はその支持兼引寄鎖ま
たはロープ１１を内側から孔９を通して引き込みながら
上縁を押し上げて出入口４を閉鎖してその上部の掛止片
７を扉本体側の受金具８に掛は止め保持する。
たはロープ１１を内側から孔９を通して引き込みながら
上縁を押し上げて出入口４を閉鎖してその上部の掛止片
７を扉本体側の受金具８に掛は止め保持する。
このようにして使用中に地震等によって建物が傾斜した
り、扉枠体Ａに歪みが生じて扉本体１が枠体Ａの間に強
く挾まれて開かない状態になった場合は、補助扉５の掛
止片７を扉本体側の受金具８より外して引き下げれば、
その内側に引き込まれた支持兼引寄鎖またはロープ１１
は孔９を通して反対側に引き出されて補助扉５は第３図
および第４図鎖線にて示すように下向に開いて支持兼引
寄鎖またはロープ１１によって斜めに支承されるのでそ
の上を渡り廊下として扉本体の出入口４の下縁等につま
づくことなく安全にくぐり抜けて外へ脱出することかで
きる。
り、扉枠体Ａに歪みが生じて扉本体１が枠体Ａの間に強
く挾まれて開かない状態になった場合は、補助扉５の掛
止片７を扉本体側の受金具８より外して引き下げれば、
その内側に引き込まれた支持兼引寄鎖またはロープ１１
は孔９を通して反対側に引き出されて補助扉５は第３図
および第４図鎖線にて示すように下向に開いて支持兼引
寄鎖またはロープ１１によって斜めに支承されるのでそ
の上を渡り廊下として扉本体の出入口４の下縁等につま
づくことなく安全にくぐり抜けて外へ脱出することかで
きる。
次いで外側から支持兼引寄鎖またはロープ１１を孔１２
を通して引けば補助扉５は引き寄せられて第１図、第２
図および第４図に示すように出入口４を閉鎖することが
できる。
を通して引けば補助扉５は引き寄せられて第１図、第２
図および第４図に示すように出入口４を閉鎖することが
できる。
以上のように本考案は、横開き扉本体の下部に出入口を
設け、その下縁に内側下向に開く補助扉を装着すると共
に、この補助扉および扉本体側にそれぞれ設けた孔を通
して補助扉の支持兼引寄鎖またはロープの端部をそれぞ
れ支持したことによって扉の内外両側からこれを操作し
て補助扉を開閉することができるので、地震等の場合に
扉本体が開かなくなった場合でも内側から補助扉の上部
の掛止片を外して引き下げるだけで容易かつ迅速に内向
に開いてその上を通って安全に脱出することができる。
設け、その下縁に内側下向に開く補助扉を装着すると共
に、この補助扉および扉本体側にそれぞれ設けた孔を通
して補助扉の支持兼引寄鎖またはロープの端部をそれぞ
れ支持したことによって扉の内外両側からこれを操作し
て補助扉を開閉することができるので、地震等の場合に
扉本体が開かなくなった場合でも内側から補助扉の上部
の掛止片を外して引き下げるだけで容易かつ迅速に内向
に開いてその上を通って安全に脱出することができる。
また外に脱出した後は外側から支持兼引寄鎖またはロー
プの端を引き寄せて補助扉を閉鎖することができるので
、一時的にも乱りに出入することができなくなって種々
の災害を未然に防止することができる。
プの端を引き寄せて補助扉を閉鎖することができるので
、一時的にも乱りに出入することができなくなって種々
の災害を未然に防止することができる。
第１図は正面図、第２図は第１図Ｘ−Ｙ切断面図、第３
図は補助扉を開いた状態の斜面図、第４図は要部の切断
側面図である。 １・・・・・・扉本体、２・・・・・・蝶番、３・・・
・・・把手、４・・・・・・出入口、５・・・・・・補
助扉、６・・・・・・蝶番、７・・・・・・掛止片、８
・・・・・・受金具、９・・・・・・孔、１０・・・・
・・掛止鉤、１１・・・・・・扉支持兼引寄鎖またはロ
ープ、１２・・・・・・孔、１３・・・・・・掛止鉤、
Ａ・・・・・・枠体。
図は補助扉を開いた状態の斜面図、第４図は要部の切断
側面図である。 １・・・・・・扉本体、２・・・・・・蝶番、３・・・
・・・把手、４・・・・・・出入口、５・・・・・・補
助扉、６・・・・・・蝶番、７・・・・・・掛止片、８
・・・・・・受金具、９・・・・・・孔、１０・・・・
・・掛止鉤、１１・・・・・・扉支持兼引寄鎖またはロ
ープ、１２・・・・・・孔、１３・・・・・・掛止鉤、
Ａ・・・・・・枠体。
Claims (1)
- 建物のの横開き扉本体１の下部羽目板部に適当な大きさ
の出入口４を設け、その下縁に補助扉５の下縁を蝶番６
等によって内側下向に開くように装着すると共に、補助
扉５の上部−隅に孔９を設けこの孔に対して、この孔９
の近くの内側周面に設けた掛止鉤１０に一端を支持した
鎖またはロープ１１を通してその他端を、扉本体１の出
入口４の縁部に前記孔９に対応して設けた孔１２を通し
てその外側周面に設けた掛止鉤１３に掛は止めるように
構成した建物の避難兼用扉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1079U JPS6032316Y2 (ja) | 1979-01-05 | 1979-01-05 | 建物の避難兼用扉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1079U JPS6032316Y2 (ja) | 1979-01-05 | 1979-01-05 | 建物の避難兼用扉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55101293U JPS55101293U (ja) | 1980-07-15 |
| JPS6032316Y2 true JPS6032316Y2 (ja) | 1985-09-26 |
Family
ID=28800846
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1079U Expired JPS6032316Y2 (ja) | 1979-01-05 | 1979-01-05 | 建物の避難兼用扉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6032316Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010090545A (ja) * | 2008-10-03 | 2010-04-22 | Masato Ishida | 避難扉付扉装置 |
-
1979
- 1979-01-05 JP JP1079U patent/JPS6032316Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010090545A (ja) * | 2008-10-03 | 2010-04-22 | Masato Ishida | 避難扉付扉装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55101293U (ja) | 1980-07-15 |
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