JPS60107420A - エアスク−プの取付け方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、エアスクープの取付は方法に係わり、更に
詳しくはサンルーフデフレクタに開設されたエアスクー
プ取付は穴に、エアスフ−（１） プ本体を嵌め込んで簡単に取付けることが出来るエアス
クープの取付は方法に関するものである。

〔従来技術〕

近年、自動車等のルーフには、車室内の開放感を得るた
めにサンルーフが設けられているものが多い。このよう
なサンルーフはルーフの一部が開口するので、車両が低
速で走行している時には問題はないが、車両の走行速度
が増すとこの開口部から風を巻き込んだり、風切り音が
増大するという問題がある。

そこで、このようなサンルーフ付車両の問題を解消する
ために、ルーフのサンルーフ開口部の前方に、空気を整
流する作用のあるサンルーフデフレクタを取り付けてい
るサンルーフ付車両がある。

しかしながら、従来のサンルーフデフレクタは、車両速
度が増した時のサンルーフ開口部からの風の巻き込みや
風切り音に対してはある程度の効果を持っているが、車
両が高速道路を走（２） 行する時のように、車両速度がさらに増して高速になっ
た時には、サンルーフデフレクタの裏側が表側を流れる
高速気流のために負圧となり、この負圧のためにサンル
ーフを閉じている時はスライド式サンルーフが開きにく
くなったり、また、サンルーフ開口時には風の巻き込み
が発生するという問題があった。

〔発明の目的〕

この発明は、係る従来の問題点に着目して案出されたも
ので、その目的とするところは車両走行時にサンルーフ
デフレクタの裏側にラムエアを取り入れるサンルーフデ
フレクタに開設されたエアスクープ取付は穴に、エアス
クープ本体を簡単に取付けられるようにして、エアスク
ープ本体の取付は作業性を向上させたエアスクープの取
付は方法を提供するものである。

〔発明の構成〕

この発明は上記目的を達成するため、サンルーフデフレ
クタに開設されたエアスクープ取付は穴に、エアスクー
プ本体を嵌め込んで固定す（３） るエアスクープの取付は方法であって、前記エアスクー
プ取付は穴に形成された係止部にエアスクープ本体の一
端に形成された係合部を係止させると共に、エアスクー
プ本体の他端側をエアスクープ取付は穴に押圧して嵌合
させ、サンルーフデフレクタの裏面側から固定手段を介
して前記エアスクープ本体の他端側を固定することを要
旨とするものである。

〔発明の実施例〕

以下添付図面に基いて、この発明の詳細な説明する。

第１図は、サンルーフデフレクタ１にこの発明に係るエ
アスクープ本体２を取付けた斜視図を示すもので、この
エアスクープ本体２は、合成樹脂材により一体的に成形
され、サンルーフデフレクタ１の両側にに開設されたエ
アスクープ取付は穴３ａ、３ｂに嵌込まれて固定されて
いる。

前記エアスクープ本体２の一端側２ａは、第２図〜第４
図に示すように、幅広でかつ所定の（４） 深さの断面凹状に形成され、また他端側２ｂは前記一端
側２ａから連続して幅の狭が狭く、しかも次第に浅くな
るように形成され、更に一端側２ａから他端側２ｂに連
続する両側壁部２Ｃは一定の曲線状に形成されている。

前記エアスクープ本体２の一端側２ａの側面には、断面
方形状のエア取入れ口４が形成され、またこのエア取入
れ口４の前面両側部には、前記エアスクープ取付は穴３
ａ、３ｂの係止部５と係止する爪状の係合部６ａ、６ｂ
が形成されている。

また他端側２ｂには、サンルーフデフレクタ１の先端コ
ーナ側に伸びるエア導入部７が形成され、また裏面側に
は合成樹脂材の突起８が一体的に植設されている。この
突起８には、固定手段で言うところの固定プレート９の
貫通孔１０を挿通し、サンルーフデフレクタ１の裏面側
から前記突起７の先端を溶着することにより固定するも
のである。

上記のように、エアスクープ本体２のエア導（５） 入部７からエア取入れ口４までを曲線形状に形成するこ
とにより、車両走行中にサンルーフデフレクタ１の表面
に衝突するラムエアは、エア導入部７の両側壁部２Ｃに
沿ってエア取入れ口４内に案内されるので、エア取入れ
口４に導入されるエアの密度が増し、サンルーフデフレ
クタ１の前面に単にエア取り入れ用の穴を設けた場合に
比べてエアの量が増大するものである。

従って、この実施例のサンルーフデフレクタ１を取り付
けたサンルーフ付車両は、車両が高速で走行した場合で
もサンルーフデフレクタｌの裏側にエアスクープ本体２
からラムエアが多量に取り入れられるので、サンルーフ
デフレクタ１の裏側が負圧にならない。従って、スライ
ド式サンルーフ付車両ではこれが走行中に開き易く、ま
た、サンルーフ開口状態では風の巻き込みが発生しない
。

次にサンルーフデフレクタ１にエアスクープ本体２を取
付ける方法について説明する。

先ず第２図に示すように、エアスクープ本体（６） ２の一端側２ａに突設された爪状の係合部６ａ、６ｂを
、サンルーフデフレクタ１のエア取入れ口４の前面両側
部に形成された係止部５に係止させ、エアスクープ本体
２を下方に押圧しながらエアスクープ取付は穴３ａ、３
ｂに嵌合させる。このような状態を保持しながら、サン
ルーフデフレクタ１の裏面側から前記エアスクープ本体
２の他端側２ｂの下面から突出している突起７に、第３
図及び第４図に示すように固定プレート９の貫通孔１０
を挿通させ、更に固定プレート９の下面から突出した突
起７を図示しない溶着手段により固定すものである。

なお、上記の固定プレート９の固定手段としては、上記
のように溶着手段に限定されず、例えばエアスクープ本
体２の他端側裏面に予めボルト等を植設しておき、ナツ
ト状の部材により固定しても良い。

〔発明の効果〕

この発明は、上記のようにサンルーフデフレクタに開設
されたエアスクープ取付は穴に、工（７） アスタープ本体を嵌め込んで固定するエアスクープの取
付は方法であって、前記エアスクープ取付は穴に形成さ
れた係止部にエアスクープ本体の一端に形成された係合
部を係止させると共に、エアスクープ本体の他端側をエ
アスクープ取付は穴に押圧して嵌合させ、サンルーフデ
フレクタの裏面側から固定手段を介して前記エアスクー
プ本体の他端側を固定するようにしたため、車両走行時
にサンルーフデフレクタの裏側にラムエアを取り入れる
サンルーフデフレクタに開設されたエアスクープ取付は
穴に、エアスクープ本体を簡単に取付けられるようにし
て、エアスクープ本体の取付は作業性を向上させること
が出来る効果がある。

また接着剤等を使用しないので、作業時間も短縮出来、
更に構成も従来のものと殆ど変らないので作業効率を向
上させながらコストダウンを図ることが出来る効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はサンルーフデフレクタにこの発明を（８） 実施した車両の斜視図、第２図はサンルーフデフレクタ
にエアスクープ本体を取付ける操作を示す分解斜視図、
第３図はエアスクープ本体の裏面側から見た分解斜視図
、第４図はサンルーフデフレクタにエアスクープ本体を
取付けた状態を示す側面図である。 １・・・サンルーフデフレクタ、２・・・エアスクープ
、３ａ、３ｂ・・・エアスクープ取付は穴、５・・・係
止部、６ａ、６ｂ・・・係合部、９・・・固定手段（固
定プレート）。 代理人　弁理士　小　川　信　− 弁理士野口賢照 弁理士斎下和彦 （９）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. サンルーフデフレクタに開設されたエアスクープ取付は
   穴に、エアスクープ本体を嵌め込んで固定するエアスク
   ープの取付は方法であって、前記エアスクープ取付は穴
   に形成された係止部にエアスクープ本体の一端に形成さ
   れた係合部を係止させると共に、エアスクープ本体の他
   端側をエアスクープ取付は穴に押圧して嵌合させ、サン
   ルーフデフレクタの裏面側から固定手段を介して前記エ
   アスクープ本体の他端側を固定することを特徴とするエ
   アスクープの取付は方法。