JPS60104072A - 4−メチルイミダゾ−ルの製造法 - Google Patents

4−メチルイミダゾ−ルの製造法

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JPS60104072A
JPS60104072A JP21282783A JP21282783A JPS60104072A JP S60104072 A JPS60104072 A JP S60104072A JP 21282783 A JP21282783 A JP 21282783A JP 21282783 A JP21282783 A JP 21282783A JP S60104072 A JPS60104072 A JP S60104072A
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methylglyoxal
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methylimidazole
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Tamio Sakai
酒井 民生
Yukitomo Kouno
河野 之伴
Yoshihisa Hakusen
白占 喜久
Yoshihiko Hirayama
平山 吉彦
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Taoka Chemical Co Ltd
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Taoka Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は4−メチルイミダゾールの製造法に関する。
4−メチルイミダゾールの製造法としては米国特許第3
715365号に記載がある。該発明は強酸のアンモニ
ウム塩存在下にp!17以下の水媒体中でグリオキザー
ル又はメチルグリオキザール(Pyruvaldehy
de)をホルムアルデヒドと反応させて、イミダゾール
類を製造するというもので、該強酸には特に硫酸及びシ
ュウ酸を挙げている。そしてメチルグリオキザールから
4−メチルイミダゾールを製造する具体例としては、メ
チルグリオキザール、硫酸アンモニウム及びホルマリン
を混合し、これにアンモニア水を滴下して反応せしめ、
その後水酸化カルシウムを添加して、アンモニアを飛散
させ、硫酸根を硫酸カルシウムとして沈澱させ、沈澱物
を濾別した後、脱水、蒸留して4−メチルイミダゾール
を得ると開示している。しかしながらその製品純度はガ
スクロ分析で77%、収率は59%であり、純度、収率
ともに満足なものとはいいがたい。
木兄四人らは上記開示例において、硫酸アンモニウムの
代りにシュウ酸アンモニウムを用いてみたが、この場合
も収率、純度とも同様に思わしくない結果であった。4
−メチルイミダゾールは医薬の原料として利用されるが
、この程度の純度では使用できず、さらに精製を必要と
する。
木兄四人らは上記米国特許における開示例を検討する中
で、目的とする4−メチルイミダゾールのほかに2,4
−ジメチル体や二量体、さらには不明の重合物が副生じ
ていることを認め、これらの副生物はメチルグリオキザ
ールに対してシュウ酸アンモニウムとホルムアルデヒド
の組合わせで特定濃度で反応させる時は著しく減少し製
品純度を高めるばかりでなく、収率も向上することを見
出し本発明を完成させた。
すなわち本発明の目的はメチルグリオキザールを出発原
料とした高純度でしかも高収率の4−メチルイミダゾー
ルを工業的に容易に得ることであり。
その構成はメチルグリオキザールにシュウ酸アンモニウ
ム及びホルムアルデヒドを水媒体中で反応させて、該水
の量を使用メチルグリオキザールの4〜30倍としたこ
とを特徴とする4−メチルイミダゾールの製造法である
本発明でいう反応系の水量とは使用さJする各原料のも
つ結晶水又は含水分、或いは追加される水。
反応生成水等の総和を示し、この総水量が使用メチルグ
リオキザールの4〜30倍になるように調整しなければ
ならない。例えば、各原料を単独或いは混合して水に溶
解又は分散して適宜濃度の水溶液とする場合は、総水量
が発明範囲内にあるようにする限り操作上有利な量にな
るよう自由に配水すればよい。総水量がメチルグリオキ
ザールに対して4倍以下になると副生物が多く生成し、
゛収率も急激に低下する。2倍以下では特にこの傾向が
著しい。15倍以上になると収率的には変らないが、反
応速度が遅くなり、30倍以上になると生産性や後処理
工程での問題が生ずるので総水量としてはメチルグリオ
キザールの5〜15倍が好ましい。
本発明の製造法は特定水量中でメチルグリオキザールと
ホルムアルデヒド及びシュウ酸アンモニウムを接触させ
て5反応させるがその使用量は例えば当量で1:1:1
が好ましい。シュウ酸アンモニウムの過剰は不利ではな
いが、ホルムアルデヒドの過剰は副反応を促進し、不都
合である。反応温度は20〜100℃、好ましくは40
〜80℃である。
反応時間はその反応温度にもよるが2〜5時間で終了す
る。
本発明において反応系の総水量を厳密に特定しても、各
原料を一時に混合した後温度を上げて反応させたり、各
原料を混合しておいて、ホルムアルデヒド又はシュウ酸
アンモニウムだけをあとから添加して行く方法を採ると
、副反応が著しく、純度、収率とも満足できる結果が得
られない。本発明方法効果をさらに発揮させるに好まし
い原料添加方法は以下に示すとおりである。
(1)シュウ酸アンモニウムとホルムアルデヒドの水溶
液中へ、メチルグリオキザールを添加する。
(2)シュウ酸アンモニウム水溶液中へ、メチルグリオ
キザールとホルムアルデヒドの混合液又はそれぞれを同
時に添加する。
(3)先に用意した水中へ、メチルグリオキザールとホ
ルムアルデヒド、シュウ酸アンモニウムを同時に添加す
る。
かくして反応を終了した反応系中には4−メチルイミダ
ゾールのシュウ酸塩が生成しており、例えば、反応系を
アルカリ性にして、溶媒で抽出した後、減圧蒸留する方
法、或いは反応系から減圧下、水を回収し、得られた4
−メチルイミダゾールのシュウ酸塩をそのまま、或いは
一旦濾過、アルコール等で洗浄した後、アルカリ性にし
て分解し、シュウ酸アルカリ塩を除去した後、減圧蒸留
する方法などによって4−メチルイミダゾールを分取す
る。
本発明の方法により得られた4−メチルイミダゾールは
特別な精製をしなくても純度95%以上あリ、収率は7
5%を下ることはない。
本発明方法によ4しば原料メチルグリオキザールとして
ブ[1ピレングリコールの空気酸化による低純度品など
も有利に使用することもできる。プロピレンクリコール
の空気酸化によるメチルイミダゾ−ルはその製品水溶液
中には通常大量のプロピレングリコールを残存しており
、その他、副生物として、ホルムアルデヒド、1−ヒド
ロキシ−2−プロパノン、ギ酸、酢酸等が副柱するが、
これらを除くことなくそのまま使用しても、本発明方法
の効果が発現さ4して4−メチルイミダゾールの高純度
品を高収率で得ることができて、特別の精製手段を講す
る必要はない。
本発明の方法により収率、純度が著るしく向上した理由
については未だ十分に解明されていないが特定原料の組
合わせ下に1反応系を特定希薄水溶液中で反応させるこ
と、また、各原料の添加順序を限定することにより、2
,4−ジメチル体や二量体又は重合体等の副生物の生成
が抑えられたものと推定される7 次に本発明について実施例でさらに詳しく説明する。
実施例1 水80m1にシュウ酸アンモニウム67、2gを仕込み
、分散させる。さらに37%ホルムアルデヒド水溶液3
1.4gを注入し、55℃まで加熱した。42%メチル
グリオキザール73.8g (0,43mol)を55
〜60°Cで1時間を要して、滴下した。2時間同温度
で保温した後、反応マスをサンプリングし、アルカリで
分解後、ガスクロ分析(内標法)で4−メチルイミダゾ
ールの含有率を分析し1反応直後の収率をめた。
その結果を表1に示す。
ガスクロ分析法:島津GC−7Aを使用し、カラ、ム:
丁ENAX GC60/80mesh、カラム温度=1
90℃、インジェクション温度=250℃、キャリヤー
ガス:窒素70m1/min、検出器: FDI、内部
標準ニジエチレングリコールの条件で分析した。
実施例2 実施例1において水80m1の代りに129m1用いた
以外実施例1と同様にした。結果を表1に赤す。
実施例3〜5 実施例1において水80耐の代りに水181.7191
.867m1用いた以外実施例1と同様にした。結果を
表1に示す。
比較例1〜2 実施例1において水80 m lの代りに0.50+n
l使用し、以下実施例】と同様にして、4−メチルイミ
ダゾールの収率をめた。その結果を表1に示す。
表1 実施例1〜5及び比較例1〜2の結果から反応系を水で
希釈するに従って収率が向上することが判る。
実施例6 水150m1にシュウ酸アンモニウム67.2gを仕込
み。
分散させる。さらに37%ホルムアルデヒド水溶液31
.4gを注入し、55℃まで加熱した。42%メチルク
′リオキザール7:3.8g(0,43mol)を55
〜60℃で1時間を要して滴下した。2時間同温度で保
温した後、減圧下、水を回収した。得られたシュウ酸塩
を少量のアルコールで洗った後、25%アンモニア水で
分解し、冷却し、析出したシュウ酸アンモニウムを濾別
し、少量のメタノールで洗い、母液、洗液を合わせ、減
圧下脱水、つづいて減圧蒸留して130〜1.40℃/
7uv+l1gの留分をとり純度98.5%の4−メチ
ルイミダゾール28.1gを得た。収率78.3%比較
例3 水150耐にシュウ酸アンモニウム67.2gを込み、
分散させる。42%メチルグリオキザール73.8g(
0゜43mo1.)を注入し55℃まで加熱した。37
%ホルムアルデヒド水溶液31.4gを55〜60℃で
1時間を要して、滴下した。2時間同温度で保温した。
以後、実施例6と同様に処理して、純度96,7%の4
−メチルイミダゾール20.1gを得た。収率55%で
あった。
比較例4 水150m1に37%ホルムアルデヒド水溶液31.4
g及び42%メチルグリオキザール73.8g(0,4
3mol)を溶解し、55°Cまで加熱した。シュウ酸
アンモニウム67.2gを55・〜60℃で1時間を要
して、添加した。2時間同温度で保温した。以後、実施
例6と同様に処理して、純度97.0%の4−メチルイ
ミダゾール18゜2gを得た。収率50%であった。
実施例7 水181m1にシュウ酸アンモニウム67.2gを仕込
み、55℃まで昇温した。これに37%ホルムアルデヒ
ド水溶液31.4gと42%メチルグリオキザール73
.8g(0゜43mol)混合液を55〜60℃で1時
間を要して滴下した。2時間同温度で保温した。以後、
実施例6と同様に処理して、純度99.2%の4−メチ
ルイミダゾール27.8gを得た。収率78%であった
実施例8 水80+ulにシュウ酸アンモニウム67.2gを溶解
し、別に、37%ホルムアルデヒド水溶液31.4gと
42%メチルグリオキザール73.8g(0,43+o
ol)を用意し。
加温された水150m1中に、55〜60°Cを保ちな
がら、この3者をそれぞれ独立にかつ同時に、1時間を
要して滴下した。2時間同温度で保温した。以後、実施
例6と同様に処理して、純度99.1%の4−メチルイ
ミダゾール27.8gを得た。収率78%であった。
特許出願人 田岡化学工業株式会社

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メチルグリオキザール、シュウ酸アンモニウム及
    びホルムアルデヒドを水媒体中で反応させ、該水の量を
    使用メチルグリオキザールの4〜30倍としたことを特
    徴とする4−メチルイミダゾールの製造法。
  2. (2)水の量がメチルグリオキザールの5〜15倍であ
    る特許請求の範囲第1項記載の製造法。
  3. (3)シュウ酸アンモニウム及びホルムアルデヒドの水
    溶液中へ、メチルグリオキザールを添加して反応させる
    ことからなる特許請求の範囲第1項記載の製造法。
  4. (4)シュウ酸アンモニウム水溶液中へ、メチルグリオ
    キザールとホルムアルデヒドの混合液又はそれぞれを同
    時に添加して反応させることからなる特許請求の範囲第
    1項記載の製造法。
  5. (5)先に用意した水中へ、メチルグリオキザールとホ
    ルムアルデヒドの混合液と同時にシュウ酸アンモニウム
    を添加するか又はメチルグリオキザール、ホルムアルデ
    ヒド、シュウ酸アンモニウムをそれぞれ同時に添加して
    反応させることからなる特許請求の範囲第1項記載の製
    造法。
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US6177575B1 (en) * 1998-06-12 2001-01-23 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for manufacture of imidazoles

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