JPS5981229A - ４輪駆動車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、クランク軸が車体左右方向に延びるように配
置されたいわゆる横置きエンジンを備えたグ輪駆動車に
関する。

一般に、グ輪駆動車としては、エンジンをそのクランク
軸が車体前後方向に延びるように配置するとともに、ト
ランスミッションをその入力軸および出力軸が車体前後
方向に延びるように配置し、トランスミッションにトラ
ンスファを付加し、それによって前輪用プロペラシャフ
トと後輪用プロペラシャフトとでエンジンの駆動力を２
分割してフロントデフとリヤデフとに伝達し、前後左右
のグつの車輪を駆動するものが知られている。

ところが、このような縦置きエンジンを備えた７輪駆動
車では、車室スペースを広くとることができないという
不具合があることから、近年、そのような不具合のない
横置きエンジンを備えたグ輪駆動車がいくつか提案され
ている。

例えば、遊星歯車群で構成されたセンタデフをフロント
デフと同軸状に並置し、１）トランスミッションよりの
出力をセンタデフのピニオンキャリアで受け、センタデ
フのリングギヤまたはサンギヤより後輪駆動用の７対の
傘歯車の一方に出力するもの（特開昭６ｔ−／３；７３
．２２号参照）、ｉｉ）トランスミッションよりの出力
をセンタデフのリングギヤで受け、センタデフのピニオ
ンキャリアより後輪駆動用の／対の傘歯車の一方に出力
するもの（特開昭６７−グ／、２／１．号参照）がある
。

ところが、そのような構造であると、フロントデフの位
置、特に前後方向の位置が制約を受゛けるとともに、フ
ロントデフおよびセンターデフにかなりのスペースが必
要なため、エンジンルーム空間が小さくなるという不具
合がある。

本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、トランスミ
ッションの出力側およびフロントデフの入力側にそれぞ
れ／対の傘歯車を設け、各々の一方の傘歯車を、後輪駆
動軸に駆動力を伝達する伝動軸に一体的に設けることに
より、フロントデフの車体前後方向における配置を選定
する自由度が大きく、また、フロントデフ等の主要部を
トンネル部内に配置でき、それによってエンジンルーム
空間の拡大が可能であるところのグ輪駆動車を提供する
ことを目的とするものである。

以下、本発明の構成を、実施例について、図面に沿って
説明する。

〈実施例／〉 第１図および第２図において゛、１はｙ気筒のエンジン
で、車体前部においてクランク軸２が車体左右方向に延
びるように配置されている。６はトランスミッションで
、ケーシング４内に配設され、しかしてクラッチ手段５
を介してクランク軸２が連結される入力軸６と、フロン
トデフ、７に連係される出力軸８とが車体左右方向に配
置されている。

前記入力軸乙には、クラッチ手段５側から、第１連用ギ
ヤ９、後進用ギヤ１０、第２速用ギヤ１１、第３速用ギ
ヤ１２および第２速用ギヤ１１が順に固設されている。

一方、出力軸８には、前記各ギヤ９，１０，１１，１２
．・１３に噛合うギヤ１４，１５，１６，１７．１８お
よび駆動ギヤ１９が固設されるとともに、ギヤ１４と１
５、ギヤ１７と１８の間に同期機構２０．２１がそれぞ
れ配設されている。

前記駆動ギヤ１９には伝動ギヤ２２が噛合い、該伝動ギ
ヤ２２は、傘歯車２３が一体的に形成された中間軸２４
に嵌着固定されている。この中間軸２４の傘歯車２３は
、第１および第２伝動軸２５．２６からなる伝動軸２７
の該第１伝動軸２５の先端に固定した傘歯車２８と噛合
い、該第１伝動軸２５には別の傘歯車２９が一体的に形
成されている。また、この別の傘歯車２９には、フロン
トデフ７のケーシング３０外側に固設した傘歯車３１が
噛合っている。

フロントデフ７のケーシング３０内には、車体前後方向
の短軸４４により対向配置された／対の傘歯車３２．３
３と、該／対の傘歯車３２．３りと噛合うように左右に
対向配置された別の／対の傘歯車３４．３５とからなる
傘歯車群が配設されている。

前記左右の／対の傘歯車３４．３５の連係機構の端部に
は、ジョイン）３６．３７を介して前輪駆動軸３８．３
９の一端が連結され、該前輪駆動軸３８．３９の他端に
は別のジョイン）　４０　、４１を介して左右の前輪４
２．４３に連結されている。

前記第１伝動軸２５の後端に、は、ジョ゛インド４５を
介してプロペラシャフト４６に後端が連結された第２伝
動軸２６が軸受４７を介して回転可能に連結されている
。また、前記両伝動軸２５．２６の連結部分には２−グ
切換スリーブ４８が軸方向に沿って移動可能に係合（例
えばスプライン嵌合）している。この２−グ切換スリー
ブ４８は、第１伝動軸２５（または第２伝動軸２６）と
のみ係合している２輪駆動位置と、両伝動軸２５．２６
と係合して該両伝動軸２５．２６を連結するグ輪駆動位
置との間を、操作手段（図示省略）にて移動するように
なっている。なお、２輪駆動位置ではり□ヤデフ４９と
雨後輪５０．５１との連結が解除され、しかして２−グ
切換スリーブ４８と雨後輪５０．５１との間の部材は動
かないようになっている。

前記プロペラシャフト４６の後端にはジヨイント５１を
介してリヤデフ４９の傘歯車５２が連結されている。こ
の傘歯車５２には／対の傘歯車５３．５４を支承する大
きい傘歯車５５が噛合い、該傘歯車５３．５４に噛合う
ように左右に別の／対の傘歯車５６・、５７が対向配置
されている。

また−左右の傘歯車５６．５７にはジヨイント５．８　
、．５９を介して後輪駆動軸６０．６１の一端が連結さ
れ、該後輪駆動軸６０　、６１の他端にジョイン）６２
　、／）３を介して左右の後輪５０．５１が連結されて
いる。

上記のように構成すれば、エンジン１より出力された駆
動力はクラッチ手段５を介してトランスミッション乙の
入力軸乙に入力され、適宜変速操作されて出力軸８の駆
動ギヤ１９と伝動ギヤ２２との噛合いにより中間軸２４
が回転駆動され、しかしてそれの回転駆動により、／対
の傘歯車２６゜２８の噛合いで伝動軸２７が回転駆動す
ることになる。

前記伝動軸２７の回転駆動力は、第１伝動軸２５の傘歯
車２９とフロントデフ７のケーシング３０の傘歯車２９
との噛合いにより、ケーシング３０における短軸４４に
伝達され、該短軸４４にて支承される／対の傘歯車３２
．３３とこれらに噛合う別の／対の傘歯車５４．３５と
により左右に分配され、それによって左右の前輪４２．
４３が駆動される。

それとともに、２−グ切換スリーブ４８がグ輪駆動位置
にある場合には、前記伝動軸２７（第１伝動軸２５）の
回転駆動力は、ｊｌ’切換スＩＪ−ブ４８、第２伝動軸
２６を経て、プロペラシャフト４６に伝わり、それから
リヤデフ４９において左右に分配されて、左右の後輪５
０．５１を駆動する。

〈実施例２〉 本例はトランスミッションが副変速機を備えている場合
である。

第３図において、伝動軸（第１伝動軸）の端部における
傘歯車は、副変速機８１を構成する軸８２と一体的に形
成した傘歯車８３と噛合い、該軸８２には該ギヤ８６の
側から低速ギヤ８４および高速ギヤ８５が順に嵌着固定
され、該両ギヤ８４　、８５の間に同期機構８６が介設
されている。

前記低速ギヤ８４および高速ギヤ８５に噛合うギヤ８７
．８８がトランスミッション乙の出力軸８に一体的に形
成されている。

これにより、副変速機側の高速と低速との２段階におい
て、それぞれ、主変速機側は第７速、第２速、第３速お
よび第グ速のグ段階で変速されるので、全体としては♂
段階に変速されることになる。　　１ なお、その他の構成要素は実施例／と同様であるので、
同一の構成要素については同一の符号を用い、その詳細
な説明を省略する。

また、上記実施例では、エンジン１を車体前部に配置し
た場合について説明したが、エンジンを車体後部に配置
した場合にも適用することができるのは勿論である。

本発明は、上記のように構成したから、フロントデフの
車体前後方向における配置を選定する自由度が大きくな
り、操縦安定性のよい配置を選定することができるとと
もに、フロントデフ等の主要部をいわゆるトンネル部内
に配置することができ、エンジンルーム空間の拡大を図
ることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施態様を例示するもので、第１図は実
施例／の駆動系をスケルトンにて模式的に示した図、第
２図は実施例／の主要部を具体的に示した図、第３図は
実施例２の第２図と同様の図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）クランク軸が車体左右方向に延びるように配置さ
   れたエンジンと、入力軸と駆動ギヤを有する出力軸とが
   車体左右方向に配置されたトランスミッションと、入力
   ギヤが傘歯車であるフロントデフとを具備し、前記駆動
   ギヤが傘歯車であり、前記雨傘歯車にそれぞれ噛合う／
   対の傘歯車が、後輪駆動軸に駆動力を伝達する伝動軸に
   一体的に設けられていることを特徴とするグ輪駆動車。