JPS596997A - 廃水の生物学的脱窒処理法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、廃水の生物学的脱窒処理法に関するもので
ある。

廃水の生物学的脱窒処理法は、廃水中の窒素除去を目的
として行なわれるものであり、硝化菌８よひ脱窒菌の酸
化還元作用によって廃水中のアンモニア性窒素を硝酸性
窒素を経て、最終的に窒素カスとして放出させる方法が
ある。この処理法は、硝化菌ｒこよる硝化が好気的反応
てあり、脱窒菌による脱窒が好気的反応であるため、通
常第１図に示すように硝化槽と脱窒槽とを別個に設け、
硝化き脱窒とを分離して行なっている。

ところで、上記脱窒槽においては、脱窒菌と廃水中の窒
素基質との接触を良好にするために、槽内の攪拌が行な
われている。従来、この脱窒槽の攪拌は、脱窒槽におい
て発生する窒素カス等を用いたガス攪拌が行ＩＳわれる
ことが多い。この攪拌ガス中には、酸素カスが８〜１５
％含有しているが、脱窒槽は嫌気状態に保たれなけれは
ならないので、攪拌ガス中にできるたけ酸素が混入しな
いように、脱窒槽、配管、ブロワ−等を気密にする必要
があり、処理設備が複雑化するという問題があった。ま
た、従来、脱窒槽内の攪拌は、連続的Ｉこ行なわれてい
るため、槽内の処理水と汚泥が均−ｌこ混合されており
、処理水を次工程に流出させた場合、処理水とともに汚
泥が次工程に流出し、脱窒槽内の汚泥濃度を高くすると
いうことができなかつグこ。

そこで、この発明は、上記のような生物学的脱窒処理法
の問題点を解消することを目的とする。

即ち、この発明は、脱窒槽の攪拌装置を間欠運転し、上
記攪拌装置の運転停止時に脱窒槽内の処理液の上澄液を
次工程に流出するようにしたものである。

上記攪拌装置は、脱窒槽において発生する窒素カス等を
用いたガス攪拌装置でも、また機械的な攪拌装置であっ
てもよい。第１図の１は、カス攪拌用のブロワ−を示し
ている。

次に、攪拌装置を運転し、脱窒槽内の攪拌を行なう時間
ａは、槽内を均一化し、脱窒菌と廃水中の窒素基質との
接触を得られる最小限の時間でよく、通常５分〜１０分
て十分である。また、攪拌装置の運転を停止し、脱窒槽
内の攪拌を中止している時間すは、脱窒反応に悪影響を
及はさない限り、できるだけ長い方がよく、通常は３０
〜１８０分である。第２図（１、上記攪拌装置の間欠運
転の状態を示す模式図である。このように、脱窒槽内の
攪拌を停止すると、汚泥が次第に沈降し、脱窒槽の上層
から中間層に上澄層が形成されるので、この上澄層の上
澄液のみを引抜き、処理水として次工程に供給する。

以上のように、この発明は、脱窒槽内の攪拌を間欠的に
行ない、その攪拌停止時に処理液の上澄液のみを脱窒槽
外に引抜くようにしたものであるから、以下の如き効果
を奏する。

即ち、脱窒槽内の攪拌を間欠的に行なうことで、ガス攪
拌では、酸素の持込みが低減できるので、従来の設備に
比し、酸素混入を防ぐ気密化の設備を簡素化することが
できると共に、ガス攪拌ブロワ−の稼動時間が短縮され
、動力費を節減することができる。

また、従来、脱窒槽のＭＬＳＳ（微生物量）は、６５０
０〜１１００００ｐｐであるが、この発明によれば脱窒
槽の攪拌停止時に汚泥をさほど含まない上澄液を処理水
として脱窒槽外に引抜くことができるので、脱窒槽内の
汚泥を濃縮てきＭ　Ｌ　Ｓ　Ｓを１３０００〜２０００
０ＰＰｍ程度に保ち、脱窒処理効率が高くなるという効
果がある。

尚、脱窒槽内て、増加する活性汚泥は徐々に処理される
と共に流出していき、沈殿池にて分離されることは、い
うまでもない。更に、脱窒槽内て発生するＮ２　　ガス
の排気を良好にする為に、脱気槽が設けられることも適
宜なされるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は生物学的脱窒処理法のフローシートであり、第
２図は脱窒槽の攪拌装置の運転状況を示す線図である。 特許出願人　　久保田鉄工株式会社 同　代理人　　鎌　１）文　二

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 生物学的脱窒槽の攪拌装置を間欠運転し、上記攪拌装置
   の運転停止時に処理液の上澄液を上記脱窒槽、：Ｉ）ら
   流出せしめる廃水の生物学的脱窒処理法。