JPS5951638B2 - 均一な透明性を有する粗面化紙の製造法 - Google Patents

均一な透明性を有する粗面化紙の製造法

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JPS5951638B2
JPS5951638B2 JP50113176A JP11317675A JPS5951638B2 JP S5951638 B2 JPS5951638 B2 JP S5951638B2 JP 50113176 A JP50113176 A JP 50113176A JP 11317675 A JP11317675 A JP 11317675A JP S5951638 B2 JPS5951638 B2 JP S5951638B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は筆記性、透明性、紙力、対湿寸法安定性、二次
加工適性の改善された粗面化紙の製造方法に関するもの
である。
トレーシングペーパー、第2原図用紙、プロッター用紙
等は一般的に水性インキ、鉛筆による良好な筆記適性と
均一な透明性が要求されるものであつて、パルプをC、
5、F50〜100cc以下にまで重叩解して抄紙した
紙を高湿分下にカレンダー掛けで加熱、加圧処理して製
造されるのが普通である。
しかしパルプを重叩解するとパルプ繊維の損傷とハイド
レーシヨンを進行させる結果となり、紙力の低下、対湿
寸法安定性不良といつた実用上好ましくない欠点が付随
する。例えば特公昭44−5326号は天然パルプ、合
成パルプ等の単独又は混抄紙を10〜30%の含水状態
でJISB0601で定義された表面粗さHmaxが2
μ以上20μ以下で微小な凹凸の高さが0.2μ以上1
μ以下であるような凹凸を表面全体に施した平版又はロ
ールで加熱プレスして透明化紙を製造する方法を提案し
ている。この技術は従来のキヤレンダー掛けでは十分な
筆記性が得られない点を、粗面ロールをキヤレンダーに
組み込むことにより紙の表面に細い凹凸を形成させ、鉛
筆などによるひつかかりを改善して筆記性の向上を計つ
ているものである。しかしながらこの技術では筆記性に
改善効果が得られるものの他の重要な要求特性の1つで
ある透明性を得るためにはなお、従来手段そのままにパ
ルプを重叩解する方法に依存せざるを得ないでいる。
例えばこの技術の実施例に明らかなようにパルプの叩解
度がJISP8121に示されるパルプロ水度試験法に
よるシヨツパーリグラで90乃至95SRという値で示
されるが、これはJISP8121−1963の付図に
示されるカナダ標準法とシヨツパーリグラとの口水度の
相関関係で理解されるフ ようにカナダ標準法では1桁
合の数値に示されるような極めて高度の叩解が行われて
いるものである。かかる重叩解に依存する欠点は上記に
詳細に説明した通りである。この技術ではロール面に微
細な凹凸を付するた5めの方法としては、その出願当時
に工業的に採用し得るサンドブラスト法のような限られ
た加工手段を用いている。
従つてロール面の粗面化もサンドブラスト特有のパター
ンを持つた微細な凹凸に限られるものであつたから、重
叩解したパルプを用いた紙シートに対しては透明性が得
られるもののC.S.Fが少くとも100cc以上の叩
解度のパルプを用いた紙シートに対しては十分かつ均一
な透明性が得られないという欠点がある。上記のように
、先行技術においては、トレーシング紙や第2原図用紙
の様な透明かつ粗面を持つた紙を得るのに通常の上質紙
に適用されるようなごく一般的な叩解度のパルプを用い
て均一透明性、強度、筆記性、寸法安定性、二次加工性
のよい紙を得ることは不可能なことであつた。
本発明はかかる従来技術の問題点を解消するものであつ
て、重叩解パルプの使用に透明化を依存するという概念
を脱却して、ごく一般的な紙シート形成に採用されてい
るような叩解度のパルプを使用し、一方かかる叩解を軽
度にすることに伴う透明化の低下を特殊な粗面ロールに
よる加熱加圧により解決する点に特徴があり、従つて本
方法によれば従来の欠点である紙力、寸法安定性、二次
加工適性は著しく改善され、しかも透明性、軽叩解に起
因してしばしば起りがちな霜降り状の斑点もない均一な
透明性を持ち、鉛筆による書き込みが容易な良好な筆記
適性を持つた紙が得られる。
本発明を更に具体的に説明すると本発明は、天然,パル
プ単独ないし天然パルプと合成パルプとの混合状態にお
けるカナデイアン・スタンダード・フリーネス(C.S
.F)が100cc以上のパルプサスペンションより抄
紙した紙を5〜30%の含水分状態で、Rmaxが25
〜200μ、粗さ密度が2〜20ケ/Jmmであるよう
な微細な凹凸をロール表面に有する金属ロールにより加
熱、加圧して紙の片面または両面に微細な凹凸を附する
ことを特徴とする。即ち本発明で使用する紙シートは天
然パルプ単独又は天然パルプと合成パルプとの混抄紙で
あこり、フリーネスがC.S.FlOOcc以上のパル
プサスペンションより抄紙したものを使用することを必
須の条件の一つとするものである。この場合規定される
フリーネスは抄紙前段のパルプサスペンションのフリー
ネスであり、例えばバージン・パルqプを叩算して得ら
れるパルプ、故紙を離解して得られるパルプ或いはそれ
らの混合パルプのサスペンションを含み、或いはまた本
発明の限定範囲外のフリーネスのパルプであつても他の
パルプと混合して本発明の範囲内のフリーネスになるよ
うなパルプサスペンション等を含むものである。合成パ
ルプとしては湿式抄紙可能なあらゆる合成パルプが使用
可能であり、例えば特公昭35−8565、特公昭38
−19602、特公昭39−2302、特公昭43一1
0183、特公昭46−32458、特開昭47−35
319、特開昭47−35225、特開昭50−298
20、特開昭50−36731.特開昭50−4080
3等数多くの特許に紹介されている公知の合成パルプが
使用可能である。こlれらの合成パルプを天然パルプと
混抄する場合にはその混抄比率が天然パルプ対合成パル
プの重合比にて100:0〜10:90の範囲のものを
対象とするものであり、合成パルプ単独では加熱、加圧
によりフイルム化して好ましくない。なお抄紙時に従来
の如くサイズ剤定着剤、離型剤、填料、染料あるいは澱
粉、ポリビニルアルコール、CMC、アルギン酸ソーダ
、合成樹脂水溶液乃至エマルジヨン等の接着剤、透明化
剤、透明化助剤、帯電防止剤等従来の抄紙技術における
慣用手段を採用することは本発明になんらの妨げになら
ない。上記の如きフリーネス範囲のパルプから抄紙され
る紙シートが重叩解のパルプから抄紙される紙シートよ
り透明化に困難性が伴う傾向にある事は前記した通りで
あり、このため本発明では特殊な粗面ロールの採用によ
つてこの問題の解決を計つているものである。即ち粗面
ロールとしては、Rmaxが25〜200μ、粗さ密度
が2〜20ケ/Mmであるような微細な凹凸をロール表
面に付した金属ロールが使われる。これは粗面化及び透
明化が最も効果的に得られ、且つ粗面ロールとニツプを
形成するため組み合される弾性ロールの損傷を長期安定
的に防止しうる領域である。ここでRmaxとはJIS
BO6Ol及びJISBO65lに準拠し、先端曲率半
径が5μの触針を針圧0,4g、走査速度0,2mm/
Secの条件でロール表面を走査させ、チヤートに現れ
た最大ピークを除去し、ヒータに3点で接する直線を基
準線とし、その線からそれに相対する最も深い谷底まで
の距離と定義される。また粗さ密度とは同じチヤートか
ら読みとれる触針の走査距離1mm当りのピークの数と
定義されるものである。この場合、粗さ曲線に於てRm
axの値に関与する凹凸に比較して極めて小さい凹凸は
当該粗さ密度の算出の際には除外されるべきものである
。上記の如き特定の粗面度をロール表面に得るのに最も
工業的に有効な加工方法は彫刻柄をマザーロールから金
属ロール表面に写し取るような彫刻法とも云うべき方法
がある。本発明に於ける粗面金属ロールによれば、上記
の如き特定の粗面度に起因してロールのミクロな線圧効
果、熱伝達効果及び紙層中の空気、水分の逸散効果を高
めるため、軽叩解に伴なう繊維間隙の大なる紙、ワイヤ
ーマークの目立つ紙、熱可塑性に劣る紙に対しても均一
な透明化効果が得られるものである。これに反し従来技
術による粗面化方法では金属ロールがミクロ的には面圧
に近い状態で加圧されることになり、繊維間隙、ワイヤ
ーマーク部分に対しては十分に加圧が果されず、霜降り
状の不透明な斑点が残り、均一な透明性が得られない。
更に本発明では粗面ロールのニツプを通る際の紙水分が
5 〜30%という比較的低率水分の領域を含めた範囲
で良好な粗面化紙が製造しうることも特徴の一つである
。一般に透明化紙を製造する際の紙の含有水分は金属ロ
ールによる加熱、加圧過程でパルプに対する可塑剤とし
て又は熱媒体としてあるいはシート中の空気の随伴除去
に作用し紙の迅速な透明化に役立つものであるが本発明
に於ては、前記した如き特定の粗面ロールが透明化を著
しく増進させるため、かかる水分の作用効果の依存度を
軽減させ.て十分な透明化が達成できるのである。
本発明の工業的な実施方法に於いては、キヤレンダー方
式が採用される。
この場合粗面金属ロールと弾性ロールを二段に架して1
ニツプを構成する場合や、通常のスーパーカレンダーの
チルドロ.−ルの一部又は全部を粗面金属ロールに置換
した多段式のものが有効である。金属ロールに対向する
弾性ロールの材質、硬度等については特に限定するもの
ではなく、材質としてはコツトン、アスベスト、硬質ゴ
ム等が有効であり、硬度は所望に.より適宜選択出来、
一般にはシヨアー硬度70゜以上のものが好ましい。粗
面ロールによる加熱、加圧の度合いは、紙の水分、パル
プ配合、米坪、通紙ニツプ数等の要因が交絡しまた複数
の粗面ロールを組み込む場合には個々のロールによつて
異なつた温度が適用されるケースも有りうるので画一的
に示すのは適当でなく、当業者が各種要因に合致する適
切な条件を選択しうるものである。
また同様に加圧条件も画一的でないが一般に低軟化点の
合成パルプを含有する紙には低圧力でよく、又天然パル
プが多量に含有される場合は比較的高圧力が好ましい。
以下に実施例をもつて更に詳細に本発明を説明するがこ
れら実施例に限定されないことは勿論である。実施例
1 C.S.F380ccの針葉樹晒クラストパルプ(N)
とC.S.F45Occ広葉樹晒クラストパルプ(L)
から成るC.S.F4OOccのパルプサスペンション
を使つて工場抄紙材で抄紙した。
得られた紙をノズル噴霧方式により含有水分23%に加
湿後、Rmax34.3μ粗さ密度8ケ/ Mmの粗面
を有する硬質クロムメツキを施した彫刻柄エンボスロー
ル(以降#800とする)を下段より3段目と6段目に
弾性ロールと対向する如く配したコマーシヤル14段ス
ーパーカレンダーを使つて前記紙匹の両面が各2度づつ
加熱、加圧される如く都合8ニツプ通紙した。
この時の3段目の粗面ロールの表面湿度は155℃であ
り、6段目は145℃であつた。また通紙最終ニツプの
最大線圧は220kg/Cm、通紙速度は50m/Mi
nであつた。対照例 1 対照例として上記実施例1の#800エンボスカール2
本を表面平滑なチルトロールに置き替えた以外は全く実
施例1と同様にして透明紙を得た。
上記実施例1及び対照例1で得た紙シートの品質は表1
及び添附図面4並に5に示した如くであり、本実施例に
より得られた透明紙は透明性が良好である上に、鉛筆々
記性の点で好適な凹凸がエンボスロールの反復処理によ
り賦与され、又外観性の点ではきわめて霜ふり状の不透
明斑点の少ない良好なものであつた。一方対照例に示め
される透明紙は透明性が劣る上に鉛筆々記性の点で余り
にも表面がなめらか過ぎるため、鉛筆の筆圧を強くしな
いと良好な筆記性が得られず、さらに抄紙工程で原紙表
面に発生したと考えられるワイヤーマーク状の霜ふり状
の不透明斑点が顕著に残り外観性がきわめて劣つていた
。実施例 2 ポリビニルアルコールとアクリロニトリルの重量比で5
0/50グラフト重合体と、アクリロニトリルとスチレ
ンの重量比で24/76の共重合体の混合物から湿式紡
糸して得られたPVA成分を10%含む単紙繊度7デニ
ール、10mmカツトの繊維を叩解し、C.S.F25
Occの合成パルプ状物(S1)を得た。
この合成パルプ(S1)と実施例1で使用したC.S.
F38Occの針葉樹晒クラフトパルプ(N)及びC.
S.F45Occの広葉樹晒クラフトパルプ(L)を用
い、パルプ組成比S1/N/Lが表2に示す如き条件で
現場抄紙機で抄紙した。上記の如く得られた各シートを
22%の含有水分になるように加湿後、Rmax34.
3μ粗さ密度6ケ/Mmの#800エンボスロールを実
施例1と同様に配したコマーシヤルの14段スーパーカ
レンダーに於て、実施例1と同様の通紙方法で最高温度
155℃、最大線圧220kg/Cm、速度80m/M
inにより粗面化透明紙を得た。
得られた各粗面化透明紙の諸性質は表2に併記したが、
実施例1と同様、透明性、鉛筆々記性、寸法安定性機械
的強度及び外観性ともに、きわめて良好なものであつた
。実施例 3実施例2に於て使用したと同様のC.S.
F25Occの合成パルプ状物(S1)を用い、これに
,C.S.F58Occの針葉樹晒クラフトパルプ(N
1)とC.S.F62Occの広葉樹晒クラフトパルプ
(L1)を表3に示される如き条件で混合し、コマーシ
ヤルの現場抄紙機で抄紙した。
得られたシートを表3に示す如き含有水分に加湿後、実
施例1の14段ス、ーパーキヤレンダ一の下段より8段
目の表面平滑なチルトロールをRmax57.3μ粗さ
密度4ケ/Mmの粗面を有する硬質クロムメツキを施し
た彫刻柄エンボスロール(以後#400とする)で置き
換えた以外は全く同様のロール配置のま・であるスーパ
ーキヤレンダ一を用い、片面4回、反対面1回の割合で
粗面ロールで加熱、加圧されるよう都合6ニツプ通紙し
た。その際の粗面ロールの最高温度は150℃、最大線
圧240kg/Cm、速度65m/Minで連続的に通
紙し、粗面化透明紙を得た。得られた.粗面化透明紙の
諸性質は表3に併記した。対照例 2 対照例として、実施例3で用いた通紙方法に於て、8段
目の#400エンボスロール及び6段目の#800エン
ボスロールの代りにそれぞれ表面平滑・なチルトロール
を配し、更に3段目の#800ロールの代りにRmax
llμ、粗さ密度8ケ/Mmの硬質クロムメツキを施し
た46メツシユエメリーサンドブラストロールを架した
コマーシヤルの14段スーパーカレンダーに於て実施例
3−1,3−3の加湿紙を用い、それぞれ対照例2−1
,2−2として前記実施例3と同様の通紙方法で透明紙
を得た。
この時のニツプ数は実施例3と同じく都合6ニツプであ
り、最終ニツプに於て紙の片面のみ46メツシユエメリ
ーサンドブラストロールにより処理されており、最高温
度150℃、最大線圧240kg/Cm、速度65m/
Minであつた。得られた透明紙の諸性質は表4に示す
。本発明の実施例3に比較し対照例2に於ては透明度が
不足している上に紙表面の粗面度不足により鉛筆筆記性
が不充分であり、更に霜降り状の不透明斑点も多かつた
実施例 4 C.S.F450ccの針葉樹晒クラフトパルプ(N2
)とC.S.F5OOccの広葉樹晒クラフトパルプ(
L2)及び市販のポリα−オレフイン系合成パルプ(三
井ゼラバツタ社製、SWP)をスプラウトワールドロン
型シングルデイスクリフアイナ一によりパルプ濃度3%
、クリアランス50μで叩解して得たC.S.F28O
ccのフィフリル状物(S2)を表5に示す如き条件に
より角型シートマシン(東洋精機(株)製)で手抄し、
手抄シートを得た。
得られた手抄シートを表5に示す如き条件に加湿後、前
記#800エンボスロールと同一のパターンを有す小径
の#800エンボスロールと弾性ロールを対向し、2段
に架した由利ロール(株)製テストエンボスマシンに於
てエンボスロール表面温度150℃、線圧200kg/
Cmで表裏反転させながら都合4回手通し粗面化透明紙
を得た。
対照例3として本実施例4−2で使用したと同一の加湿
紙を本実施例4の#800エンボスロールの代りに46
メツシユエメリーサンドブラストロールを架した前記テ
ストエンボスロールに於て本実施例4と同一条件で表裏
反転させながら都合4回手通しした。本実施例に於ては
通紙性が良好であり、得られた粗面化透明紙の透明性、
筆記性及び外観性も良好であつたが;本対照例3に於て
は46Mサンドブラストロールの粗面が微小すぎること
に起因し、通紙水分の高い1回通し目に於て紙層内にブ
リスタ一が発生した。更に得られた紙の粗面度が不充分
であり、鉛筆筆記性の点で表面のすベリが大で書き難い
ものであつた。又霜降り状斑点も本実施例4に比較して
劣つていた。実施例 5 ポリビニルアルコールとアクリロニトリルが重量比で5
0/50であるグラフト共重合体とアクリカニトリル9
5モル%、アクリル酸メチル5モル%含有するアクリロ
ニトリル共重合体の混合物より湿式紡糸して得られたP
VA成分を20wt%含有する単糸繊度1.2゛、セン
イ長6mmの繊維を叩解しC.S.F35Occの合成
パルプ状物(S。
)を得た。これを実施例4で用いたC.S.F45Oc
cの針葉樹晒クラフトパルプ(N。)とC.S.F5O
Occの広葉樹晒クラフトパルプ(L,)と表6に示す
如き条件で手抄し、手抄シートを得た。得られた手抄シ
ートを表6に示す如き条件に加湿後、#400エンボス
ロールと弾性ロールを対向して2段に架した由利口ール
(株)製テストエンボスマシンに於て、温度160℃、
線圧220kg/Cmで表裏反転させながら都合2回通
紙した。得られた粗面化透明紙の諸性質を表6に併記し
た。対照例 4 C.S.F55ccに叩解した針葉樹晒クラフトパルプ
(N。
)を用い表7に示すごとき条件で手抄し、手抄紙を得た
。得られた手抄紙を表7に示す如き条件に加湿後、46
メツシユサンドブラストロールと弾性ロールを対向して
架した由利ロール(株)製テストエンボスマシンに於て
対照例4−1,4−2,4−3の加湿紙をそれぞれl回
通し、表裏反転させながら2回、4回通紙を行つた。得
られた透明紙の性質は表7に併記したが、粗面度が不充
分である上、寸法安定性も好ましいものではなかつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例で使用した#800エンボスロ
ールの表面につきJISBO6Ol及びJISBO65
lに準拠し、先端曲率半径5μの触針を使い小坂研究所
製表面粗さ測定器SE−4型で得た表面粗さの測定チヤ
ートであり、第2図は同#800エンボスロール表面の
レプリカを撮映した倍率50倍の走査型電顕写真である

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 天然パルプ単独ないし天然パルプと合成パルプとの
    混合状態におけるカナデイアン・スタンダード・フリー
    ネス(C.S.F)が100cc以上のパルプサスペン
    ジョンより抄紙した紙を5〜30%の含水分状態で、R
    maxが25〜200μ、粗さ密度が2〜20ケ/mm
    であるような微細な凹凸をロール表面に有する金属ロー
    ルにより加熱、加圧して紙の片面または両面に微細な凹
    凸を付することを特徴とする均一な透明性を有する粗面
    化紙の製造法。
JP50113176A 1975-09-18 1975-09-18 均一な透明性を有する粗面化紙の製造法 Expired JPS5951638B2 (ja)

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