JP6480199B2 - 印刷用紙 - Google Patents

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Description

本発明は、原紙の表面に塗工層を有し風合いを持つ高品質の印刷用紙に関する。
ユーザーニーズの多様化によって、紙は印刷したり包装したりする実用的な機能以外に、手触りなどの触感を高めることが要求されている。これら感覚的な紙の品位を表す言葉として「風合い」という言葉がよく使用される。紙の風合いは、紙の軽さ、手触りなどの触感的な感覚を総合して評価する。つまり、印刷用紙の密度は低い方が良く、凹凸が適当に感じられるほうが良い。
風合いと印刷適性とを両立させるために、低密度であり凹凸が比較的ある原紙に塗工液を塗工する手段が一般的に知られている。しかしながら、このような原紙は多くの空隙を有するために、塗工液が原紙に浸透しやすく、また、原紙に凹凸があることにより塗工層厚みが一定になりにくいため、印刷時のインクの浸透差が発生し、インク濃度ムラや光沢ムラにより、良好な印刷面が得られ難い。
特許文献1及び2で提案されている塗工紙は風合いと印刷適性とをある程度両立しているが、近年の印刷機の高精細化により、紙の印刷再現性のさらなる向上及びインク濃度ムラや光沢ムラのさらなる改善が求められている。印刷機の高精細化に対応するため特許文献3で提案されているように、原紙を平滑化処理する方法がある。しかしながら、平滑化処理により印刷用紙の密度が高くなってしまうため風合いの低下につながる。
特許文献1ないし3で挙げられているエアナイフコーター、ブレードコーター、バーコーター、ロールコーター、ロッドコーター、グラビアコーターなどは接触塗工方式として一般的に知られており、これら接触塗工方式は、原紙上へ塗工液を物理的な接触によって供給、計量する塗工方式であるため、特に低密度の原紙へ塗工する場合、原紙内部への塗料の浸透の不均一化が起きやすく、また、凹凸が比較的大きい原紙へ塗工する場合は、例えば、エアナイフコーターやブレードコーターなどで空気流やブレードで塗工液を掻き落とす際には、凹部に比べ凸部の塗工液が多く掻き落とされやすいため、塗工量の不均一化が起きやすい。その結果、印刷時のインクの浸透差が発生し、インク濃度ムラや光沢ムラにより、良好な印刷面が得られ難いという問題がある。
前述の如き接触塗工方式に対して、カーテン塗工法等の非接触塗工方式が知られている。カーテン塗工法は、塗工液の膜を形成させ、その膜に原紙を通すことにより原紙上に塗工層を設ける塗工方法であり、原紙上の塗工液へ物理的な接触をせずに計量を行ういわゆる前計量方式の塗工方法である。そのためカーテン塗工法は、塗工量及び厚みが均一である塗工層が得られやすいという特長を有する。
カーテン塗工法を用いた印刷用紙に関し、例えば特許文献4には、平滑化処理を施した原紙に塗工液をカーテン塗工法により塗工することが記載されている。特許文献4において、平滑化処理を施した原紙を用いた理由は印刷用紙を高光沢にするためである。しかしながら、実施例に見られるように、特許文献4の記載に従って作製される印刷用紙は、密度が1.06g/cm3以上と風合いが失われている。
特許第2578069号公報 特開平11−12986号公報 特開2011−63913号公報 特開2007−84981号公報
印刷用紙には、印刷品質に関して、印刷均一性に優れ、被印刷部においてインクの吸収ムラがなく、インク発色性に優れることが要望されている。また、印刷用紙の外観や風合いといった質感も重要であり、特に近年は、手に触れた際に紙の主原料である繊維を感じることができるような柔らかい風合い、独特のうねり感、照りの無い表面などに代表される、柔らかな質感が要望されている。柔らかな質感で且つ高レベルの印刷均一性を有し、高級感のある印刷品質が得られる印刷用紙は未だ提供されていない。
本発明の課題は、柔らかな質感で且つ高レベルの印刷均一性を有し、高級感のある印刷品質が得られる印刷用紙に関する。
本発明は、原紙の少なくとも片面に、非接触塗工方式の塗工装置により形成された塗工層を1層以上有し、且つ、密度が0.65〜0.75g/cm3、JIS P8151に基づきソフトバッキングを用いてクランプ圧980kPaで測定した塗工層表面のパーカープリントサーフラフネスが8.0μm未満、塗工層表面のMMD値が0.011以上である印刷用紙である。
本発明によれば、柔らかな質感で且つ高レベルの印刷均一性を有し、高級感のある印刷品質が得られる印刷用紙が提供される。
本発明の印刷用紙は、原紙の少なくとも片面に塗工層を1層以上有するいわゆる印刷用塗工紙であり、密度並びに塗工層表面のパーカープリントサーフラフネス及びMMD値が、それぞれ下記特定範囲にあることを主たる特徴の1つとしている。ここでいう密度は、原紙及び塗工層を含めた印刷用紙全体の密度を意味する。また、パーカープリントサーフラフネス及びMMD値の測定対象となるのは、印刷用紙における塗工層の最表面であって、原紙の表面ではなく、また、測定対象の塗工層が、2層以上の塗工層を積層してなる多層構造である場合は、該多層構造の最表面がパーカープリントサーフラフネス及びMMD値の測定対象である。
前記パーカープリントサーフラフネスは、後述する測定方法から明らかなように、所定の印刷圧(通常のオフセット印刷圧)をかけたときの塗工層表面の凹凸状態(印刷時平滑性)を示す数値であって、該数値が大きいほど印刷時における塗工層表面の凹凸の程度が大きい傾向があり、それ故、該数値が大きすぎると、風合いは向上するが、印刷品質が低下するおそれがある。一方、前記MMD値は、後述する測定方法から明らかなように、印刷前の自然状態において塗工層表面を手指で触れたときの肌触りの良さを示す数値であり、該数値が大きいほど、塗工層表面の凹凸が大きく手指で触れたときに柔らかな質感が得られ、風合いに優れる傾向がある。本発明では、風合いと印刷適性との両立を目指す上で塗工層表面の状態を示すのに適切な指標として、パーカープリントサーフラフネスとMMD値との組み合わせに着目したものである。即ち、本発明者らは鋭意検討の結果、原紙表面に塗設された塗工層の表面のパーカープリントサーフラフネスを8.0μm未満、MMD値を0.011以上の範囲に調整することで、柔らかな質感を有しつつもオフセット印刷における印刷のインク着肉性に優れ、風合いに優れたオフセット印刷物を提供し得る印刷用紙が得られることを見出した。
1)印刷用紙の密度:0.65〜0.75g/cm3、好ましくは0.66〜0.74g/cm3、さらに好ましくは0.67〜0.74g/cm3
2)塗工層表面のパーカープリントサーフラフネス:8.0μm未満、好ましくは7.0μm未満、さらに好ましくは6.5μm未満。
3)塗工層表面のMMD値:0.011以上、好ましくは0.012〜0.030、さらに好ましくは0.012〜0.028。
印刷用紙の密度、塗工層表面のパーカープリントサーフラフネス(印刷時平滑性)及びMMD値(肌触り指数)がそれぞれ前記範囲にあることにより、手に触れた際に含有されている繊維を感じることができるような柔らかい風合い、独特のうねり感、照りの無い表面などに代表される柔らかな質感が得られるようになり、塗工層の特徴と相俟って、高級感のある印刷品質が得られるようになる。印刷用紙の密度が0.65g/cm3未満では、印刷均一性の低下及び印刷強度の低下を招くおそれがあり、0.75g/cm3を超えると、十分な嵩高さが得られず風合いの低下を招くおそれがある。また、塗工層表面のパーカープリントサーフラフネスが8.0μm以上では、印刷用紙の表面が粗くインク着肉性が悪くなるおそれがあり、塗工層表面のMMD値が0.011未満では、印刷用紙の柔らかな質感の付与が不十分となるおそれがある。
本発明において、塗工層表面のパーカープリントサーフラフネスはJIS P8151に基づき測定され、測定対象面について10点以上測定し、それらの平均値をその測定対象面のパーカープリントサーフラフネスとする。測定装置としては、例えばLorentzen&Wettre製の「PPS TESTER SE165」を用いることができる。一般に、パーカープリントサーフラフネスの測定では、バッキングの材質及びクランプ圧を適宜変更することにより、種々の条件で測定対象の平滑性を測定することができるところ、本発明においては、測定時のバッキングとしてソフトバッキングを選択し、且つ測定時のクランプ圧を980kPaに設定する。斯かるパーカープリントサーフラフネスの測定条件は、オフセット印刷時のブランケットの弾力性と印圧を想定したものである。
また本発明において、塗工層表面のMMD値は市販のMMD測定装置(カトーテック株式会社製「摩擦感テスターKES−SE」)を使用して測定され、温度23℃、湿度50%RHの環境下で、摩擦子として、ピアノワイヤーを使用した10mm角(横断面が10mm四方の四角形形状)の前記装置付属のセンサーを用いて、感度H、試験台移動速度1.00mm/秒、摩擦静荷重50gfの条件で、測定対象面について5回以上測定し、それらの平均値をその測定対象面のMMD値とする。このMMD値の測定において摩擦子として用いる前記センサーは、人間の手指の指先を模した摩擦子である。MMD値の測定では、試験台移動速度や摩擦静荷重、摩擦子を適宜変更することにより、種々の条件で測定対象の肌触り指数を測定することができるところ、本発明で採用した前記測定条件は、人が指先で紙印刷用紙の塗工層表面をなぞる等して風合いを感じる際の、指先の移動速度、圧力を想定したものである。
また、本発明の印刷用紙は、JIS P8148に準拠した測光器の光路に420nmカットオフフィルタを設けて測定した白色度(以下、「UV−CUT白色度」という)が88%以上、特に90%以上であることが好ましい。一般的に印刷用紙は蛍光増白剤を添加することで白色性を向上させており、本発明の印刷用紙にも蛍光増白剤を添加することは可能であるところ、仮に、蛍光増白剤の添加によって設計上は高白色の印刷用紙とされていたとしても、例えば窓のない室内の如き、紫外線量が十分ではない環境では、その印刷用紙について見た目に高白色を感じるとは限らない。そこで本発明においては、印刷用紙の白色度の指標として、日常に用いられる蛍光灯等の光源下における白色度を想定した指標である、UV−CUT白色度を採用したものである。UV−CUT白色度の測定装置としては、例えばLorentzen&Wettre社製の「SE071」を用いることができる。印刷用紙のUV−CUT白色度が88%以上であることにより、紫外線量が多い光源下に限らず、紫外線量の少ない日常に用いられる蛍光灯等の光源下で見た場合においても、印刷の色コントラストを高めることが可能となり、印刷用紙の密度並びに塗工層表面のパーカープリントサーフラフネス及びMMD値がそれぞれ前記範囲であることと相俟って、印刷用紙の質感、印刷品質が一層向上し得る。また、本発明の印刷用紙は蛍光増白剤を含んでも良く、その場合、紫外線量が多い光源下で印刷の色コントラストがさらに高まることは自明である。本発明において、蛍光増白剤は原紙及び塗工層の何れか一方又は両方に含有させることができる。
本発明において原紙としては、基本的に、塗工層を塗設可能なシートであれば使用可能であり、上質紙、中質紙、板紙、和紙等のパルプを主体とする紙の他に、合成紙、不織布、樹脂製フィルム、合成繊維紙等を用いることもできるが、前記各特性(印刷用紙の密度、塗工層表面のパーカープリントサーフラフネス及びMMD値、UV−CUT白色度)を満たし、柔らかな質感、高級感のある印刷品質をより確実に得る観点から、パルプを主体とする紙が好ましい。原紙に配合されるパルプの種類は特に限定されず、例えば、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒サルファイトパルプ(NBSP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、砕木パルプ(GP)等の木材パルプ;麻、竹、藁、ケナフ、三椏、楮、木綿等の非木材パルプ;カチオン化パルプ、マーセル化パルプ等の変性パルプ等が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
特に、印刷用紙のUV−CUT白色度を前記範囲とする観点から、原紙に配合されるパルプは漂白パルプが好ましい。パルプの漂白法は特に制限されず、例えば、アルカリ処理、塩素漂白、次亜塩素酸漂白、二酸化塩素漂白、過酸化水素漂白、酸素漂白、オゾン漂白、二酸化チオ尿素漂白等の単独漂白、又はこれらの2種以上の併用による多段漂白が挙げられる。同様の観点から、原紙のUV−CUT白色度は、好ましくは88%以上、さらに好ましくは90%以上である。
また特に、印刷用紙の密度を前記範囲内とする観点から、原紙に含まれるパルプのフリーネス(CSF)は、好ましくは280〜500cc、さらに好ましくは330〜450ccである。フリーネスとは、JIS P8121に規定されるパルプの濾水度試験方法のうち、カナダ標準形によって得られる値である。フリーネスの調整は、パルプの叩解の程度を適宜調整することで調整可能である。
原紙には、パルプ以外に必要に応じて、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、カオリン、焼成カオリン、クレー、タルク、シリカ、酸化チタン、ホワイトカーボン、酸化アルミニウム、プラスチックピグメント等の填料あるいはこれらの複合体;澱粉、ポリアクリルアミド、ポリアミンポリアミドエピクロルヒドリン等の紙力増強剤又は定着剤又は耐水化剤;硫酸バンド、ロジン、アルキルケテンダイマー、アルケニル無水コハク酸、スチレンアクリル樹脂等のサイズ剤、濾水歩留り向上剤、定着剤、染料、蛍光増白剤、消泡剤、スライムコントロール剤等の1種又は2種以上が含有されていても良い。
原紙の抄紙条件は特に限定されず、例えば、長網式抄紙機、ギャップフォーマー型抄紙機、円網式抄紙機、短網式抄紙機等の公知の抄紙機を、目的に応じて適宜選択して使用できる。また、低密度で風合いが優れた原紙を得るためにはキャレンダーを不使用であることが好ましい。抄紙方式としては、酸性抄紙、中性抄紙、弱アルカリ抄紙等のいずれの方式でも使用できる。原紙の坪量は特に限定されないが、好ましくは50〜300g/m2である。
本発明において原紙として好ましく用いられるものの一例として、「パルプと、焼成カオリン及び/又はシリカとを含んで構成され、該パルプの70質量%以上、好ましくは80質量%以上がユーカリを原料とする漂白クラフトパルプである原紙」(以下、特定原紙ともいう)が挙げられる。斯かる特定原紙を用いることで、前記各特性(印刷用紙の密度、塗工層表面のパーカープリントサーフラフネス及びMMD値、UV−CUT白色度)を満たし、柔らかな質感、高級感のある印刷品質がより確実に得られるようになる。
前記特定原紙のパルプ原料となるユーカリとしては、例えば、E.camaldulensis、E.citriodora、E.deglupta、E.globulus、E.grandis、E.maculata、E.punctata、E.saligna、E.terelicornis、E.urophylla、あるいはこれらの交雑種等を用いることができる。前記特定原紙の主成分である、ユーカリを原料とする漂白クラフトパルプは、これらのユーカリを用いて公知のクラフト蒸解法、パルプ漂白法によって製造することができる。
また、前記特定原紙中には、焼成カオリン及びシリカの両方が含有されていても良く、どちらか一方のみが含有されていても良い。前記特定原紙中における焼成カオリン及びシリカの合計含有量は、該特定原紙の全質量に対して、好ましくは5質量%以上、さらに好ましくは7〜13質量%である。焼成カオリンは、天然に産するカオリンを高熱処理(例えばキルンなどを用いて800℃程度で加熱処理)することにより、カオリンの結晶構造中に存在する結晶水を放出させたものであり、結晶構造が崩壊して非晶質な構造を有している。またシリカとしては、合成非晶質シリカが好ましく用いられる。合成非晶質シリカは、乾式法によって製造されるものと、湿式法によって製造されるものとに大別され、前者には乾式シリカがあり、後者には湿式シリカ、シリカゲル、コロイダルシリカがある。焼成カオリンの一次平均粒径及びシリカの二次平均粒径は、それぞれ1〜30μmであることが好ましい。焼成カオリンの一次平均粒径、シリカの二次平均粒径が小さすぎると、十分な低密度効果が得られず、焼成カオリンの一次平均粒径、シリカの二次平均粒径が大きすぎると、塗工層表面の平滑性が著しく悪化し印刷均一性が低下する。
本発明の印刷用紙における塗工層は、非接触塗工方式の塗工装置により形成された塗工層を1層以上含んでいる。本発明の印刷用紙が原紙の片面又は両面に、2層以上の塗工層を積層してなる多層構造を有している場合、その多層構造を構成する塗工層の一部又は全部が、非接触塗工方式の塗工装置により形成される。本発明において、「非接触塗工方式の塗工装置」は、原紙上へ塗工液を物理的な接触をせずに供給及び計量を行う塗工装置であり、具体例としては、カーテンコーター、スプレーコーター、スロットダイコーター等が挙げられる。これらの非接触塗工方式の塗工装置の中でも特にカーテンコーターが好ましい。カーテンコーターは、塗工液をカーテン状に流下させてカーテン塗工膜を形成させ、そのカーテン塗工膜に原紙を通すことにより原紙上に塗工層を設ける塗工装置である。
原紙表面の塗工層を形成する方法としては、非接触塗工方式の他に、エアナイフ塗工法やブレード塗工法、ロール塗工法等に代表される接触塗工方式が知られているが、本発明においては、前述した印刷用紙の諸特性を考慮した結果、接触塗工方式ではなく、非接触塗工方式を採用したものである。即ち、本発明においては、柔らかな質感で高級感のある印刷品質が得られる印刷用紙の重要特性として、密度並びに塗工層表面のパーカープリントサーフラフネス(印刷時平滑性)及びMMD値(肌触り指数)に着目し、これら3つの特性がそれぞれ前記範囲にあること、つまり、密度が低いこと、並びに塗工層の表面平滑性が適当に低いこと、及び塗工層の肌触り感が比較的粗い触感であることの必要性を知見したが、そのような低密度且つ粗い触感の印刷用紙には、印刷均一性が低く、被印刷部においてインクの吸収ムラが生じやすいという課題がある。カーテンコーター等の非接触塗工方式の塗工装置は、斯かる印刷均一性の課題を解決するものであり、印刷用紙の密度並びに塗工層表面のパーカープリントサーフラフネス及びMMD値をそれぞれ前記範囲に設定すると共に、その塗工層の形成を非接触塗工方式の塗工装置によって行うことにより、柔らかな質感で且つ印刷均一性に優れ、高級感のある印刷品質が得られるようになる。
本発明の印刷用紙における塗工層は、通常、填料及び接着剤を含有する。塗工層用填料としては、この種の印刷用紙の塗工層に通常含有される填料を特に制限なく用いることができ、例えば、クレー、カオリン、シリカ、タルク、水酸化アルミニウム、酸化チタン、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、サチンホワイト、硫酸カルシウム等の無機顔料;プラスチックピグメント等の有機顔料等が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。軽質炭酸カルシウムはカルサイト、アラゴナイトのいずれでも良く、また形状についても針状、柱状、紡錘状、球状、立方形状、ロゼッタ型のいずれでも良い。これらの塗工層用填料の中でも、特に炭酸カルシウムは、安価で且つ白色度が高いため、本発明で好ましく用いられる。塗工層中における填料の含有量は特に限定されるものではないが、塗工層の全質量に対して固形分換算で、好ましくは10〜100質量%の範囲で適宜用いることができる。
また、塗工層用接着剤としては、この種の印刷用紙の塗工層に通常含有される水分散性又は水溶性接着剤を特に制限なく用いることができ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。水分散性接着剤としては、例えば、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体ラテックス、スチレンーメチルメタクリレートーブタジエン共重合体ラテックス等の共役ジエン系共重合体ラテックス、アクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステルの重合体又は共重合体ラテックス等のアクリル系重合体ラテックス、エチレン−酢酸ビニル重合体ラテックス等のビニル系重合体ラテックス、あるいはこれらの各種重合体ラテックスをカルボキシル基等の官能基含有単量体で変性した重合体又は共重合体ラテックス等が挙げられる。水溶性接着剤としては、例えば、ポリビニルアルコール、酸化澱粉、陽性澱粉、エステル化澱粉、デキストリン等の澱粉類が挙げられる。塗工層中における接着剤の含有量は特に限定されるものではないが、塗工層の全ての填料100質量部に対して固形分換算で、好ましくは5〜50質量部の範囲で適宜用いることができる。
本発明の印刷用紙における塗工層には、填料及び接着剤以外の他の成分、例えば、この種の塗工層に通常含有される塗工適性を向上させるための各種薬剤を含有させることができる。特に、本発明の印刷用紙における塗工層は、界面活性剤を含有することが好ましい。非接触塗工方式の塗工装置により形成された塗工層に界面活性剤が含有されているということは、該塗工装置で塗工する塗工液に界面活性剤が含有されているということであるところ、それにより塗工液の動的表面張力が低下するため、例えばカーテンコーターを用いて塗工液を原紙に塗工した場合においてカーテン塗工膜がより一層安定する。特に、凹凸のある原紙への塗工においては、塗工液のレベリング性が一層高められ、原紙の凹凸に追従した輪郭塗工ができる。従って、塗工層が界面活性剤を含有していることにより、印刷用紙の印刷均一性をより一層向上させることが可能となる。
塗工層に含有可能な界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤の何れでも良いが、特に、カルボン酸塩、スルホン酸塩、硫酸エステル塩、リン酸エステル塩等のアニオン性界面活性剤は、塗工液との相溶性が良いため、本発明で好ましく用いられる。塗工層中における界面活性剤の含有量は、塗工層の全質量に対して固形分換算で、好ましくは0.03〜0.30質量%、さらに好ましくは0.05〜0.20質量%である。塗工層中における界面活性剤の含有量が少なすぎると、所定の効果が十分に奏されず、逆に多すぎると、塗工液の原紙への浸透性が高くなりすぎる結果、却って印刷均一性の低下を招くおそれがある。
本発明の印刷用紙における塗工層は、原紙の片面のみに形成されていても良く、両面それぞれに形成されていても良く、また、単層構造でも良く、二層以上が積層された多層構造でも良い。原紙の片面側についての塗工層の坪量は、該塗工層が単層構造か多層構造かを問わずに該塗工層全体の坪量として固形分換算で、好ましくは5〜20g/m2、さらに好ましくは7〜16g/m2である。また、非接触塗工方式の塗工装置によって原紙に塗工される塗工液の固形分濃度は、通常30〜70質量%である。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例により制限されるものではない。
〔実施例1〕
パルプとして、ユーカリを原料とする漂白クラフトパルプ100質量%を使用し、ダブルディスクリファイナーでカナディアンスタンダードフリーネスによる叩解度が380mlの原料パルプスラリーを調製した。この原料パルプスラリーに、焼成カオリン(BASF社製、アンシレックス93)7質量%、湿式シリカ(グレース社製、サイロイド74X4500)5質量%、ロジンサイズ剤を対パルプ質量当たり固形分濃度で0.2質量%添加して原料スラリーを調製し、この原料スラリーを常法に従って湿式抄紙して坪量100g/m2の原紙を得た。
また別途、固形分濃度45質量%の塗工液を調製した。填料として軽質炭酸カルシウム(商品名:タマパールTP221GS、奥多摩工業社製)70質量部及び重質炭酸カルシウム(商品名:FMT−OP2A、ファイマテック社製)30質量部を含有し、接着剤としてリン酸エステル化デンプン(商品名:MS#4600、日本食品加工社製)5質量部及びスチレンーメチルメタクリレートーブタジエン共重合体ラテックス(商品名:PA3803、日本エイアンドエル社製)15質量部を含有する塗工液を調製した。
そして、カーテンコーターを用いて前記原紙の両面それぞれに前記塗工液を塗工して塗工層を形成し、原紙の両面それぞれに単層構造の塗工層を有する印刷用紙を得た。塗工量は、原紙の両面側で互いに同じであり、それぞれ固形分換算で10g/m2であった。
〔実施例2〕
実施例1において、原紙中における湿式シリカの含有量を9質量%とした以外は実施例1と同様にして、原紙の両面それぞれに塗工量10g/m2の単層構造の塗工層を有する印刷用紙を得た。
〔実施例3〕
実施例1において、印刷用紙のパーカープリントサーフラフネスが6.13μmになるように原紙にエンボス加工を施した以外は実施例1と同様にして、原紙の両面それぞれに塗工量10g/m2の単層構造の塗工層を有する印刷用紙を得た。
〔実施例4〕
実施例1において、原料パルプスラリーに青色染料を適量添加して白色度を低下させた以外は実施例1と同様にして、実施例1と同構成の印刷用紙を得た。
〔比較例1〕
実施例1において、原紙中における湿式シリカの含有量を12質量%とした以外は実施例1と同様にして、原紙の両面それぞれに塗工量10g/m2の単層構造の塗工層を有する印刷用紙を得た。
〔比較例2〕
実施例1において、原紙中における湿式シリカの含有量を12質量%とし、印刷用紙のパーカープリントサーフラフネスが8.89μmになるようにエンボス加工を原紙に施した以外は実施例1と同様にして、原紙の両面それぞれに塗工量10g/m2の単層構造の塗工層を有する印刷用紙を得た。
〔比較例3〕
実施例1の印刷用紙をキャレンダーにより平滑化した以外は実施例1と同様にして、原紙の両面それぞれに塗工量10g/m2の単層構造の塗工層を有する印刷用紙を得た。
〔比較例4〕
実施例1において、非接触塗工方式の塗工装置であるカーテンコーターに代えて、接触塗工方式の塗工装置であるエアナイフコーターを用いて塗工層を形成した以外は実施例1と同様にして、原紙の両面それぞれに塗工量10g/m2の単層構造の塗工層を有する印刷用紙を得た。
〔比較例5〕
実施例1において、キャレンダーにより原紙を平滑化し、その平滑化した原紙にエアナイフコーターを用いて塗工層を形成した以外は実施例1と同様にして、原紙の両面それぞれに塗工量10g/m2の単層構造の塗工層を有する印刷用紙を得た。
〔評価試験〕
実施例及び比較例の印刷用紙について、JIS P8118に準拠して密度を測定すると共に、塗工層表面のパーカープリントサーフラフネス及びMMD値並びにUV−CUT白色度をそれぞれ前記方法により測定した。また、実施例及び比較例の印刷用紙について、インク着肉性、印刷均一性及び印刷強度をそれぞれ下記方法により評価すると共に、風合い及び印刷の色コントラストをそれぞれ下記評価基準に基づいて評価した。それらの結果を下記表1に示す。
<インク着肉性の評価方法>
評価対象の印刷用紙に対し、オフセット枚葉印刷機を用いて藍インキをベタ印刷した部分を目視観察し、下記評価基準に基づいて評価した。インク着肉性は、印刷むらと密接に関連し、インク着肉性が良好なほど印刷むらが低減され、印刷均一性のレベルが向上する。
<印刷均一性の評価方法>
評価対象の印刷用紙に対して、バーンアウト処理などとも呼ばれる以下の加熱処理を施す。即ち、イオン交換水500gとエタノール450gとの混合溶液に塩化アンモニウム50gを溶解させてバーンアウト溶液を調製し、このバーンアウト溶液中に評価対象の印刷用紙を1時間浸漬させた後、オーブンにて該印刷用紙を190〜200℃で30分間加熱処理する。加熱処理後の印刷用紙を目視観察し、下記評価基準に基づいて印刷均一性を評価する。印刷用紙をバーンアウト処理すると、印刷用紙中の有機物は炭化され黒くなり、塗工層中の填料は白く見えるようになるので、その白い部分の均一性、即ち填料分布の均一性を視覚的に判断する。填料分布の均一性が高いほど、塗工むらが少なく印刷均一性に優れ、高評価となる。
<印刷強度の評価方法>
評価対象の印刷用紙10,000枚に対し、オフセット枚葉印刷機を用いて印刷速度8,000枚/時で4色印刷を行った後、ブランケットの汚れ状態を目視観察し、下記評価基準に基づいて評価した。
1.インク着肉性の評価基準(○以上が合格)
◎:ベタ印刷部のむらが全く見られず、極めて良好。
○:ベタ印刷部のむらがほとんど見られず、良好。
△:ベタ印刷部のむらが見られ、不良。
×:ベタ印刷部のむらが非常に目立ち、不良。
2.印刷均一性の評価基準(○以上が合格)
◎:塗工むらが全く見られず、極めて良好。
○:塗工むらがほとんど見られず、良好。
△:塗工むらが見られ、不良。
×:塗工むらが非常に目立ち、不良。
3.印刷強度の評価基準(○以上が合格)
◎:ブランケット汚れが全く見られず、極めて良好。
○:ブランケット汚れがほとんど見られず、良好。
△:ブランケット汚れが見られ、不良。
×:ブランケット汚れが非常に目立ち、不良。
4.風合いの評価基準
手による官能試験により風合いを5点法で評価し、4点以上を合格とした。
5.印刷の色コントラストの評価基準(○以上が合格)
◎:画線部と非画線部とのコントラストが非常に明瞭で、極めて良好。
○:画線部と非画線部とのコントラストが明瞭で、良好。
△:画線部と非画線部とのコントラストが不明瞭で、不良。
×:画線部と非画線部とのコントラストが非常に不明瞭で、不良。
Figure 0006480199
表1に示す通り、実施例1、2、3の印刷用紙は5つの評価項目の全てが良好な結果であった。これに対し実施例4の印刷用紙は、インク着肉性、印刷均一性、風合いといった、本発明で特に重視される評価項目については実施例1、2、3と同等であったが、印刷の色コントラストの点で、実施例1、2、3に劣る結果となった。これは、UV−CUT白色度が低いことに起因するものと推察される。
比較例1の印刷用紙は、密度が低すぎるため、印刷強度及び印刷強度に劣る結果となった。比較例2の印刷用紙は、塗工層表面のパーカープリントサーフラフネスが大きすぎる(印刷時平滑性が低すぎる)ため、インク着肉性に劣る結果となった。比較例3の印刷用紙は、密度が高すぎると共に、塗工層表面のMMD値の値が小さすぎる(つるつるとした触感を感じる)ため、風合いに劣る結果となった。比較例4の印刷用紙は、低密度且つ低平滑性の原紙に塗工液を塗工する手段として接触塗工方式の塗工装置を用いたため、印刷均一性に劣る結果となった。比較例5の印刷用紙は、キャレンダー処理を施した高平滑性の原紙に接触塗工方式の塗工装置により塗工液を塗工したため、高密度且つ低MMD値となって印刷特性は向上したが、風合いに劣る結果となった。
以上のことから、印刷用紙の密度を0.65〜0.75g/cm3とし且つ塗工層表面のパーカープリントサーフラフネスを8.0μm未満、MMD値を0.011以上とすると共に、原紙に塗工層を形成する手段として非接触塗工方式の塗工装置を用いることは、柔らかな質感で且つ印刷均一性に優れ、高級感のある印刷品質が得られる印刷用紙を得る上で有効であることが明らかである。加えて、印刷用紙のUV−CUT白色度を88%以上とすることは、印刷の色コントラストを改善し、質感や印刷品質を一層向上させる上で有効であることが明らかである。

Claims (5)

  1. 原紙の少なくとも片面に、非接触塗工方式の塗工装置により形成された塗工層を1層以上有し、且つ、密度が0.65〜0.75g/cm3、JIS P8151に基づきソフトバッキングを用いてクランプ圧980kPaで測定した塗工層表面のパーカープリントサーフラフネスが8.0μm未満、塗工層表面のMMD値が0.011以上である印刷用紙。
  2. JIS P8148に準拠した測光器の光路に420nmカットオフフィルタを設けて測定した白色度が88%以上である請求項1に記載の印刷用紙
  3. 前記塗工装置がカーテンコーターである請求項1又は2に記載の印刷用紙。
  4. 前記原紙は、パルプと、焼成カオリン及び/又はシリカとを含んで構成され、該パルプの70質量%以上が、ユーカリを原料とする漂白クラフトパルプである請求項1〜3の何れか一項に記載の印刷用紙。
  5. 前記塗工層は界面活性剤を含有する請求項1〜4の何れか一項に記載の印刷用紙。
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