JPS5947650B2 - 合成樹脂射出成形方法 - Google Patents

合成樹脂射出成形方法

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Publication number
JPS5947650B2
JPS5947650B2 JP10210376A JP10210376A JPS5947650B2 JP S5947650 B2 JPS5947650 B2 JP S5947650B2 JP 10210376 A JP10210376 A JP 10210376A JP 10210376 A JP10210376 A JP 10210376A JP S5947650 B2 JPS5947650 B2 JP S5947650B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injection molding
nozzle
mold
synthetic resin
temperature
Prior art date
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Expired
Application number
JP10210376A
Other languages
English (en)
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JPS5326855A (en
Inventor
博臣 松永
健治 宮脇
照夫 妻藤
博士 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication of JPS5326855A publication Critical patent/JPS5326855A/ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はホットランナ−システムを備えた新規な合成樹
脂射出成形方法に関する。
合成樹脂の射出成形においては、従来、成形品と同時に
スプルー、ランナーを成形した後、不必要なスプルー、
ランナーを除去し、所望の製品に仕上げる、いわゆるコ
ールドランナ一方式が一般的であった。
しかし、材料費や人件費の上昇によるコストアップによ
り成形の自動化が大きなテーマとなり、取出装置などの
省力化機器が急速にとり入れられてくるとともに、コー
ルドランナーをなくする、いわゆるランナーレス成形が
注目されてきた。
ランナーレス成形には、ウェルタイプノズル、延長ノズ
ル、インシュレートランナー等の方式があるが、いずれ
も高度なテクニックを必要とし、安定性も悪く、現状で
はホットランナ一方式が本格的ランナーレス装置として
実用化され、市販されている。
ホットランナ一方式を大別すれば、ゲートを熱的に閉塞
する方式と機械的に閉塞する方式とに分けられるが、熱
的方式には、ゲート部温度で適当な一定温度に保つ方式
と、ショット毎にゲートの溶融、固化を繰り返す方式が
あり、機械的方式にはニードルによるゲート閉塞方式や
、型の摺動によるゲート切断方式等がある。
これらのいずれのホットランナ一方式も以下に示す点で
、コールドランナ一方式に対して経済性と得られる製品
品質においてすぐれている。
すなわち、 (1)材料の100%製品化 従来のコールドランナ一方式では30〜50%の材料ロ
スがある。
(2)成形サイクルのアップ 比較的厚肉のランナーがないだめ、冷却時間が短縮され
サイクルが向上する。
(3)品質の向上 寸法精度が安定し、残留応力が減少する。
(4)仕上げ工程が不要 製品のみの成形であるので、後仕上げが不要である。
しかしながら、これらの既存のホットランナ−システム
は溶融樹脂の射出成形作業を行うだめの必要条件として
金型内に樹脂加熱用のホットランナ一部と、さらに射出
成形作業が樹脂の溶融固化を繰り返す作業の関係上、高
温を不可とするゲート部分の三箇所のパートが必要不可
欠である。
しだがって必然的にホットランナ部である高温部と製品
のゲート部である低温部とが金型構造的に相隣りあうた
め、お互いに冷熱影響し合う部分が共存することとなり
、射出成形作業を進める上で種種の問題点が発生してい
る。
すなわち、(1)作業性 ■ ゲートのつまり 特に変性ポリフェニレンオキシド、ポリカーボネート、
ポリスルホンなどの高加工温度を要する樹脂では金型と
の温度差が大きく、ノズルチップの温度が不十分となり
、樹脂の溶融粘度が著しく上昇してノズル孔がつする。
■ 糸ひき、鼻たれ ナイロン、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン
テレフタレートなどの結晶性樹脂においては融点がはっ
きりしているため、ノズルチップのわずかな温度低下に
よってゲート孔が閉鎖し逆に上昇しすぎると、ゲートか
らの樹脂もれを起したり、糸ひき。
鼻たれ現象を起したりする。
(2)製品品質 キャビティプレートが高温のノズルに接触しているだめ
、キャビティの温度が高すぎた虱温度分布が広すぎだり
するため、製品の冷却が不均一となり、変形、ひけ等の
原因となる。
(3)適用範囲 高度な温度制御、精密な成形条件の規定が必要となり、
全型代が高価となるとともに熟練した高度な成形技術が
要求され、使用樹脂ならびに製品の適用範囲が狭められ
ている。
本発明者は上記のような状況に鑑み、鋭意研究を続けた
結果、本発明に到達した。
本発明により既存のシステムにみられる上記の欠点がこ
とごとく解決された。
すなわち本発明はホットランナ−を有する合成樹脂射出
成形用金型を用いる成形において、溶融樹脂を金型に注
入するだめのノズルをキャビティプレートの貫通孔に嵌
合した状態で射出成形する工程と、射出成形完了後に該
ノズルと該キャビティプレートを分離せしめる工程とか
らなる合成樹脂射出成形方法に関する。
以下、図面に示しだ一実施例に基すき、本発明を説明す
れば次の通りである。
第1図は溶融樹脂を金型に射出する工程を、第2図は射
出成形完了後、ノズルとキャビティプレートを分離させ
る工程を示している。
第1図において、ノズル4とキャビティプレート5は断
熱層11を有しているが、所望の樹脂成形品と接するノ
ズル先端においては相互に接触している。
キャビティプレート5には温度調節用の冷却水孔6が設
けられている。
射出成形機により射出された樹脂はホットランナ−ブロ
ック2の中に設けられたホットランナ一部1を通り、ノ
ズル4を通過して各キャビティ7へ分配される。
溶融樹脂が各キャビティに充てんされた後、ニードルが
図の下方へ前進し、ゲートを閉鎖する。
ここで本実施例はニードルによる機械的ゲート閉塞方式
を例示しであるため、ノズル部にニードルが設けられて
いるが、ニードルの有無は本発明では特に限定されるも
のではない。
説明を第2図へ移す。
射出成形完了後、金型が開くと同時に、スプリング10
の弾性力によりキャビティプレート5がスライド用ピン
9に沿って摺動し、ストッパー突起8に当り停止する。
停止した状態ではノズルとキャビティプレートとは完全
に分離されるようになっている。
本発明におけるキャビティプレートの摺動機構として、
スプリング方式は小型化でき好ましいが、特に限定され
るものではなく、油圧シリンダー、エアーシリンダー等
によって行うこともできる。
本発明の成形の実施例として、ポリスルホン(UCC製
P 1700)をシリンダ一温度およびランナ一温度4
40℃、金型温度100℃の設定で、1500wc”の
圧力で成形を行ったところ、ノズルと金型の温度はほぼ
設定通りであり、寸法、外観とも良好な成形品が得られ
た。
さらに比較例として、ノズルとキャビティプレートの分
離機構を有しないことを除いて実施例と同じ機構を有す
る金型を用いて実施例と同条件で成形を行ったところ、
金型温度がノズル付近で160℃になるとともに、ノズ
ルが詰まり、樹脂が射出されなかった。
さらにシリンダ一温度およびランナ一温度を370℃寸
で上げたところ、断続的に射出は可能であったが、金型
温度がノズル付近で200℃となり、成形品の固化が不
十分であり、良好な成形が行なえなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はともに金型の断面図である。 第1図は溶融樹脂を金型に射出する工程、第2図は射出
成形完了後、ノズルとキャビティプレートを分離させる
工程の→りである。 1・・・・・・ホットランナ−12・・・・・・ホット
ランナ−ブロック、3・・・・・・ニードル、4・・・
・・・ノズル、5・・・キャビティプレート、6・・・
・・・冷却水孔、7・・・・・・キャビティ、8・・・
・・・ストツバ−19・・・・・・スライド用ピン、1
0・・・・・・スプリング、11・・・・・・断熱層、
12・・・・・・溶融樹脂。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ホットランナ−を有する合成樹脂射出成形用金型を
    用いる成形において、溶融樹脂を金型に注入するだめの
    ノズルをキャビティプレートの貫通孔に嵌合した状態で
    射出成形する工程と、射出成形完了後に該ノズルと該キ
    ャビティプレートを分離せしめる工程とから成る合成樹
    脂射出成形方法。
JP10210376A 1976-08-25 1976-08-25 合成樹脂射出成形方法 Expired JPS5947650B2 (ja)

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JPS5326855A JPS5326855A (en) 1978-03-13
JPS5947650B2 true JPS5947650B2 (ja) 1984-11-20

Family

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