JPS5940252Y2 - ちぎれ易い蓋を有する発泡プラスチック容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は発泡プラスチック容器に関する。

従来、第１〜３図で示す如く、発泡ポリスチレン等に基
づく発泡プラスチック容器が知られている。

これらの発泡プラスチンク容器は本体ａと蓋すが薄肉と
なった折目ｄ、ｅを有する条片状の細長い連結部Ｃによ
って一体に連結されている。

これらの発泡プラスチック容器は容器本体ａに、例えば
納豆が詰められている場合、上記本体に対して蓋すは邪
魔になることが多く上記蓋をちぎられ易いように成形す
ることが望まれる。

そのため第１図に示す如くミシン目ｆを細長い折目連結
部Ｃの中央部に沿って長手方向に入れていた。

ミシン目ｆの存在は確かに容器本体ａから蓋すのちぎれ
るのを容易にするが、上記ミシン目により容器本体ａに
対して蓋すを閉じた場合、第２図及び第３図に見る如く
折曲部分が側方に突出し、このため横幅が大きくなり発
泡プラスチック容器を用いた流れ作業による充填包装作
業を妨げるようなことが生じ易く、且つ外観的にもミシ
ン目ｆを入れないものと比較して劣っていた。

本考案の目的は、蓋を容易にちぎることができ且つ充填
包装作業に影響を与えない発泡プラスチック容器を提供
するにある。

本考案は、容器本体１と蓋２を細長い折目連結部３を介
在させて一体成形した発泡プラスチック容器において、
細長い折目連結部３の外側に多数のリブ４を上記連結部
を横切るように設け、且つ上記連結部の長手方向に沿っ
て上記リブと交互に多数の切目５を直線状に設けて成る
ことを特徴とする発泡プラスチック容器である。

次に本考案を図面によって詳細に説明する。

第４−６図は本考案の発泡プラスチック容器を示すもの
で、容器本体１と蓋２は細長い折目連結部３を介在させ
て、例えば発泡ポリスチレンにより一体成形されている
。

細長い折目連結部３が容器本体１と蓋２の間に介在する
もので、上記本体に対して上記蓋を、第４図に示す如く
、夫々の端縁部を密接させて閉じることができる。

第７〜９図は、本考案に係る細長い折目連結部３の構造
を示すもので、上記連結部の外側には長手方向に直角に
多数のリブ４が設けである。

更に上記連結部の長手方向に沿って上記リブと交互に多
数の切目５を直線状に設けである。

本考案の発泡プラスチック容器は上述したような構造を
有しているので、容器の蓋２を閉じた状態では、多数の
切目５が存在してもリブ４の助けにより、第４図に示す
如く、］字形又は２字形となり、細長い折目連結部３が
側方に突出するようなことはない。

又細長い折目連結部３を境にして容器本体１と蓋２を側
方に引張る場合には、折目５の存在により上記本体と蓋
を容易にちぎり分離させることができる。

本考案によれば、蓋をちぎり易く、蓋の折曲げ部分が測
方に突出して包装作業を妨げるようなことがなく、きち
んとした包装品を供給できるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は折目連結部にミシン目を入れた従来の発泡プラ
スチック容器の斜視図、第２図は第１図の発泡プラスチ
ック容器の蓋を閉じて示す正面図、第３図は折曲部を拡
大して示す概念図的断面図、第４図は本考案の発泡プラ
スチック容器の正面図、第５図は同じく蓋を開いて示す
正面図、第６図は同じく平面図、第７図は細長い折目連
結部の部分拡大図、第８図は第６図■−■線における拡
大断面図、第９図は第６図ＩＸ−ＩＸ線における拡大断
面図である。 １・・・・・・容器本体、２・・・・・・蓋、３・・・
・・・折目連結部、４・・・・・・リブ、５・・・・・
・切目、ａ・・・・・・容器本体、ｂ・・・・・蓋、Ｃ
・・・・・・細長い連結部、ｄ、ｅ・・・・・・折目、
ｆ・・・・・・ミシン目。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 容器本体１と蓋２を細長い折目連結部３を介在させて一
   体成形した発泡プラスチンク容器において、細長い折目
   連結部３の外側に多数のリブ４を上記連結部を横切るよ
   うに設け、且つ上記連結部の長手方向に沿って上記リブ
   と交互に多数の切目５を直線状に設けて成ることを特徴
   とするちぎれ易い蓋を有する発泡プラスチック容器。