JPS5932517A - 自動車ウィンドのモ−ルディング取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動車のフロントガラスあるいはりャガラス
等の周縁に沿って装着する装飾用モールディングのクリ
ップに係り、特に、合成樹脂により成形したクリップの
改良に関する。

自動車の車体窓開口縁にウィンドガラスを接着したフロ
ントウィンド、リヤウィンドには、その車体の窓開口縁
とガラスの縁部との間にできる間隙を覆い、窓回りを装
飾するモールディング（以下、モールと称す）を装着す
ることは一般に行われていることである。

このモールの取付けは、例えば、自動車のフロントウィ
ンドにおいては、第１図に示すように、ウィンドガラス
Ｇの周縁部を覆うモール４の背後に、これをウィンドガ
ラスＧよ及び車体の窓開口縁２に固定するための多数の
固定部材ビ（以下、クリップと称する。）が挿設されて
いる。

このモール取付構造について、第２図、第３図を参照し
て説明する。

クリップ１′は、車体の窓開口縁２に背面を両面粘着テ
ープ３０等で取付けられる基板１１と、基板１１がら上
方に向かって起立し、自由端に係止爪１３を備えたモー
ル保合部１２により形成されていて、このクリップ１′
は予め窓の開口縁２に適当な間隔をおいて両面粘着テー
プ３０を用いて仮止めされる。

−力、これとは別にウィンドガラスＧ縁部に沿って、シ
ーラントの室内側への食み出し防止用ダム部材５を貼着
するとともに、硬化したときに、ゴム弾性を自する反応
型シーラント６、例えば、チオコールシーラント、ウレ
タンシーラントを塗布し、このウィンドガラスＧを車体
の窓開口に嵌込んで、その開口縁２に接着し、次いで、
このシーラント６が硬化しないうちに、前記クリップ１
′の係止爪１３にモール４の外縁部４１を係合させてい
た。

仮止めしであるクリップ１′の一部分は、シーラント６
中に埋入され、その状態でシーラン］・６が硬化するこ
とによりクリップ１′が車体の窓開口縁２に固着される
。

ところが反応型シーラント６は、硬化反応して完全に硬
化するまでには、３〜４時間かかるので、モール４の組
付は後において、前記ダム部材５の弾発力等によりウィ
ンドガラスＧが若干押し上げられ、それにイ＋ってモー
ル４に、その内縁部４２をＩＩ−がらす力が加わる。こ
の結果、モール外縁部４１に係合するクリップ１゛の係
合部１２を介して、洪板背面の両面粘着テープ３ｏに対
しＣ剥’ｇｔｉカが作用し、これにより、クリップ１′
が車体の窓開１−Ｊ縁２から離脱することがあった。

このために、モール４が浮」−かり、モール表面と自動
車の窓周縁部の車体外板面とが面一とならずに段差を生
し、これが自動車の外観不良といった欠陥となっていた
。

このような欠陥を解消するために、この種の合成樹脂製
クリップについては、種々の１−２人が施されているが
、未だに解決するまでに至っていないのが現状である。

本発明は、前記従来の欠点に鑑みてなされたものであっ
て、自動中車体の窓開ｒ」縁に組付けられたモールの浮
上がりを防止し、窓周縁の車体外板面に対しζモール表
面を而−に保持できるようにした自動車ウィンドのモー
ルディングクリップ（以ト、モールディングについては
単にモールと称す。）を提供するものである。

本発明は、車体の窓開［」縁に止着される基板と、基板
から上方に向がって起立し、且つ自由端に係止爪を備え
たモール保合部からなるクリップ主体の前記基板背面に
接着テープ等の接着層を設けたモールクリップにおいて
、耐熱性合成樹脂により前記クリップ主体を成形すると
ともに、軟質発砲体により芯板を形成し、この芯板の表
裏両面に、ペースト状の熱硬化型接着剤を塗着さゼた基
布を貼設して形成した接着層を、前記クリップ主体の基
板背向に設けることにより上記目的を達成するものであ
る。

以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。

なお、同実施例において、前記第２．３図の従来例と同
−又は相当部分については、第２．３図と同一の符号を
付することにより説明を省略する。

この実施例は、クリップ主体１を耐熱性を有する合成樹
脂、例えば、ポリブチレンテレフタレート樹脂、フェノ
ール樹脂により成形したもので、その構成は、第４図に
示す如く、基本的には前記従来のクリップ１′と同様に
、車体の窓開ｌコ縁に止着される基板１１と、基板から
上方に向かって起立し、■つ自由端に係止爪１３を備え
たモール保合部１２からなる。

３は、クリップ主体１の基板背面に設けた接着層であり
、この接着層３は、第５図に示すように軟質発砲体より
なる芯板３１の表裏両面に、ペースト状の熱硬化型接着
剤３２を塗着させた基布３３を貼設して形成されている
。

芯板３１は、車体の窓開口縁２における塗装だね、ある
いはプレス疵等の悪い面オｎ度を吸収することのできる
軟質発砲体、例えば、ネオプレンゴム、ウレタンゴノ・
、軟質塩化ビニール樹脂等の発砲体により形成する。

基布３３の表裏両面に塗着されるペースト状状の熱硬化
型接着剤３２は、エポキシ系接着剤、ポリエステル系接
着剤等があり、この接着剤３２は塗装乾燥炉内で加熱さ
れて硬化するまでの間、車体の窓開口縁２にクリップ主
体１を、仮止めできる粘着力を保持するものである。

基布３３としては、不織布、フェルト、織布等が用いら
れ、この基布３３は前記接着剤３２の硬化反応初１１１
において生ずる粘性低下によるフローを抑制するもので
ある。

次に、以上の構成による自動車の生産ラインにおけるモ
ール組付けについて説明する。

まず、自動車車体の塗装ラインにおいて、中塗り塗装が
施され、中塗り乾燥された車体の窓開［」縁２に、所定
数のクリップ主体１を、その基板背面に設けられている
接着層３の粘着力により仮止めする。

この車体を上塗り塗装した後、上塗り乾燥炉に通し、こ
の乾燥炉内の約１４０〜１５０°Ｃの晶温雰囲気内にお
いて、前記ペースト状の熱硬化型接着剤３２を加熱して
硬化反応を促進させ、はぼ完全硬化させる。このクリッ
プ主体ｌは、車体の窓開口縁２に強固に固着される。

次に、自動車の組立精製ラインにおいて、縁部に沿って
反応型シーラント６を塗布したウィンドガラスＧを車体
の窓開口に嵌込んで、その開口縁２に接着したる後、塗
装ラインで窓開口縁２に固着したクリップ主体１のモー
ル係合部１２の係止爪１３にモール外縁部４１を係合さ
ゼて、モール４の車体窓開口縁２への組付けを完ｒする
。

本発明に係る接着層の実施例について、ＪＩＳＫ　　６
８２９ｒ自動車用接着剤試験方法」により、せん断強さ
を測定し、その結果を第６図に示゛４゜第６図において
、Ａは本発明に係る接着層のせん断強さを示し、１３は
従来の両面粘着ケープのせん断強さを示している。

本発明に係る接着Ｉ―は、従来の両面粘着ケープのせん
断強さに比べ、約３倍に近いせん断強さを有しており、
この特性は、クリ、プ主体を車体の窓開口縁に対して強
固に固着することができることを示すものである。

本発明は上記のように４１（成したので、自動車ウィン
ドモールの浮」二がりを皆無として、モール表面と車体
外機面の面一状態を確実に確保できるという優れた効果
を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図はフロントガラスの略示正面図、第２図は従来の
自動車ウィンドのモールクリップを示す斜視図、第３図
は第２図に示すクリップによりモールを取付けた状態を
示す略示斜視図、第４図は本発明に係る自動車ウィンド
のモールクリップを小ず斜視図、第５図は第４図の要部
である接着Ｊ―を示す拡大断面図、第６図はせん断強さ
を比較したグラフである。 ２−一車体の窓開口縁 ＋１−ｍ−一基板 １３　　　係止爪 １２−　モール係合部 ■−−−−クリップ主体 ３１−　　芯板 ３２−−−−熱硬化型接着剤 ３３−−−基布 第６図 Ａ３

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 車体の窓開口縁に止着される基板と、基板から上方に向
   かって起立し、且つ自由端に係止爪を備えたモール保合
   部からなるクリップ主体の前記基板背面に接着テープ等
   の接着層を設けたモールディングクリップにおいて、 耐熱性合成樹脂により前記クリップ主体を成形するとと
   もに、軟質発砲体により芯板を形成し、この芯板の表裏
   両面に、ペースト状の熱硬化型接着剤を塗着させた基布
   を貼設して形成した接着層を、前記クリップ主体の基板
   背面に設けたことを特徴とする自動車ウィンドのモール
   ディングクリップ。