JPS5927675B2 - ストリツプの接続方法 - Google Patents

ストリツプの接続方法

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JPS5927675B2
JPS5927675B2 JP50098980A JP9898075A JPS5927675B2 JP S5927675 B2 JPS5927675 B2 JP S5927675B2 JP 50098980 A JP50098980 A JP 50098980A JP 9898075 A JP9898075 A JP 9898075A JP S5927675 B2 JPS5927675 B2 JP S5927675B2
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JP
Japan
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welding
strip
pitch
strips
width direction
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JP50098980A
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JPS5222540A (en
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利彦 馬場
恵嗣 袖野
明通 武田
正之 中村
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、鋼板のプロセスラインにおいて、先行ストリ
ップと後行ストリップとを溶接により接続する方法に関
するものである。
従来、鋼板のストリップをラ、イン通過中に接続する方
法として、先行ストリップの後端と後行ストリップの先
端とを重ね合わせ、重ね合わせ部分を点溶接によつて接
続する方法が知られている。
この方法はストリップの板巾方向の全長に渡りー定間隔
で自動的にまたは作業者の感により点溶接を行なうもの
であつて、溶接点の分布は例えば第4図に示される。第
4図において、1は先行ストリップ、2は後行ストリッ
プであつて、符号3の示す(×)印が溶接点を表わして
いる。ところで、このように接続されたストリップは、
第1図に誇張して示すように、ラインセンタaと、先行
ストリップ1と後行ストリップ2のセンタbとが厳密に
は一致しないため、ラインテンシヨンカ劾口わつた場合
、板巾方向のいずれか一端の接続部分(第1図では右方
の符号A部分)に集中した引張力が加わる。この引張力
の集中に対処しうる充分な溶接強度を得るため、従来は
溶接点3の間隔(ピッチ)を狭め、多数点の溶接を行な
つていた。しかるに、ストリップの接続には、上記溶接
強度の他、溶接に要する時間の短かいことが不可欠の要
件とされる。すなわち、溶接強度はストリップの破断に
基くラインの停止を高い信頼度で防止するため高く維持
することが必要であり、他方、溶接時間は鋼板プロセス
ラインの他の工程との関係上、一定時間以上長くするこ
とは好ましくない。例えば、連続焼鈍炉等の焼鈍ライン
を停止させることはできないので、溶接中においても焼
鈍ラインを停止させないためのストリツプのアキユーム
レータを大としなければならず、アキユームレータの設
置スペース、コスト等に多くを要するからである。して
みれば、充分な溶接強度を得るため、ストリツプの板巾
方向全長に渡り小間隔の一定ピツチで溶接する従来方法
は、溶接時間に多くを要する点で改良の余地がある。本
発明は、上記従来のストリツプの接続方法の実情に鑑み
、溶接強度を実質上損うことなく、溶接時間の短縮を可
能としたものであつて、ラインテンシヨンがストリツプ
の板巾方向端部に集中して加わる点に着目し、鋼板プロ
セスラインにおいて先行ストリツプと後行ストリツプと
を複数個の点状の溶接によつて接続する際、上記ストリ
ツプの板巾方向端部の溶接ピツチを中央部の溶接ピツチ
より狭くするとともに、上記端部の溶接には溶接ピツチ
狭縮に伴う無効分流分を補償すべく溶接電流の大きさ、
又は通電時間の長さを調整して溶接入熱値を補正するこ
とを特徴とするものである。
また、本発明においては、上記発明と同様に溶接電流の
無効分流の影響にも拘らず、より高い溶接強度を維持さ
せ得るように、鋼板プロセスラインにおいて先行ストリ
ツプと後行ストリツプとを複数個の点状の溶接によつて
接続する際、上記ストリツプの板巾方向端部の溶接ピツ
チを中央部の溶接ピツチより狭くするとともに、上記中
央部の溶接ピツチによる板巾方向全長に亘る定常打溶接
後に、これと反対方向から上記各端部の増打溶接を施し
、溶接電流の無効分流を低減させたことを特徴とするも
のである。第3図に示す溶接点3の分布は本発明方法に
よる溶接点分布の一例を示すもので、ストリツプ1,2
の板巾方向両端部は、それぞれ中央部の定常打に比し増
打されて溶接ピツチが狭くなつており、この溶接ピツチ
によるストリツプ1,2両端の溶接強度は、第1図に示
すような引張力の集中に対して充分対処しうる強さであ
る。そして、溶接点3を第3図のように形成する際、溶
接電流の無効分流を考慮した次のような溶接方法を用い
ることにより、一層高い溶接強度を容易に得ることがで
きる。すなわち、第5図において、1,2は被溶接スト
リツプ、4,5は電極、6は溶接トランス、7,8は溶
接トランス6と電極4,5とを接続する導体、31は既
に溶接した溶接点のナゲツトであるが、溶接時には、電
極5に至る溶接電流1wのすべてが溶接ナゲツト32の
形成に寄与するわけではなく、溶接電流1wのうちには
、溶接ナゲツト31等を通り溶接に寄与しない無効分流
1Nが含まれている。
この無効分流1Nの溶接電流1wに対する割合は、スト
リツプ1,2の材質、板厚および溶接ピツチ等の要因に
よつて影響を受けるから、これらの要因の変化するとき
は、溶接条件を補正しないと同一の溶接強度を得ること
ができない。例えば、三相低周波式点溶接機を用い、9
m1厚のステンレス鋼板を補正を行なわずに溶接ピツチ
50j!lで溶接した場合と、一点だけ溶接した場合と
を比較すると、無効分流の影響で前者の溶接引張剪断強
度は後者のそれの最大50%まで低下する。そこで本発
明では、この無効分流による溶接強度の低下を防止する
第一の方法として、溶接点3のピツチが小となる増打溶
接のうち無効分流INが定常打溶接に比して大となる場
合については、溶接電流1wを大きくし、または一点当
りの通電時間を長くすることにより被溶接ストリツプ1
,2に対する入熱を補正する。また、第二方法として、
溶接点3の形成順序を第4図に示す従来の増打工法のよ
うにストリツプ1,2の板巾方向全長に亘り、予め狭い
間隔を保つて一方向に増打溶接点を形成する順序を採ら
ず、第3図に示すように予めストリツプ1,2中央部溶
接ピツチに相当する定常打によつて板巾方向全長に亘り
溶接を行ない、次いでストリツプ1,2両端部の増打溶
接を定常打溶接の際とは逆方向に電極移動をさせて行な
うようにする。この定常打溶接する時にはその無効分流
を無視できる程極めて小さく抑えることができ、その溶
接強度を著しく高く維持することができることになる。
つまり、この方法によれば、無効分流の増加影響を蒙る
のは、逆方向の電極移動時の増打分だけであるので従来
例と比べて高い端部溶接強度を得ることができる。勿論
、第一、第二の方法を併用することも可能である。第6
図、第7図は、本発明方法を実施するための装置の一例
を示すもので、符号1ないし8は第5図の同一符号の構
成要素と共通の構成要素を示す。9は車輪10を有して
レール11上を移動可能な移動フレーム、12,13は
該移動フレーム9に支持された電極4,5の加圧装置、
14,15は電極4,5を上下させることが可能な電極
ホルダ、16,17はストリツプ1,2の板巾両端を検
知する光電管の発光器と受光器、18,19は溶接時に
おいてストリツプ1,2の移動を止める出側クランプと
入側クランプを示す。
この装置は溶接時においては加圧装置12,13が電極
4,5間に位置するストリツプ1,2に加圧力を与え、
同時に電極4,5間に溶接電流が流れて点溶接が行なわ
れる。一方、溶接ピツチだけ移動フレーム9が移動する
とき、およびストリツプ1,2がラインテンシヨンを受
けて移動するときには、電極ホルダ14,15が電極4
,5をストリツプ1,2から開放する。なお、出側と入
側のクランプ18,19は、上記溶接時においてのみス
トリツプ1,2を固定し、ストリツプ1,2の移動時に
はこれを開放する。また、光電管16,17は移動フレ
ーム9の移動に際しストリツプ1,2の板巾両端を検出
し、移動フレーム9の移動端を規制する。したがつて、
移動フレーム9の1駆動装置により移動フレーム9を必
要な溶接ピツチで移動させ、各移動点で溶接を行なえば
予め定めた溶接点分布を得ることができる。この移動フ
レーム9の1駆動制御は、ストリツプ1,2の板巾、該
板巾に応じて定めた前記定常打溶接と増打溶接の各ピツ
チを制御装置の記憶部分に記憶させる等の公知手段を用
いれば、容易に行なうことができる。また、無効分流を
考慮した入熱の補正を行なうには、例えば溶接トランス
6の一次側の開閉器、例えばイグナイトロンの点弧角度
を変えればよい。なお、本発明は、以上に説明した点溶
接の他、回転電極を使用したロールスポツト溶接につい
ても適用可能である。
以上述べた通り、本発明に係るストリツプの接続方法は
、鋼板プロセスラインにおいて、先行ストリツプと後行
ストリツプの接続部分に加わる引張力が、ストリツプの
板巾方向の一端に集中するのに対処するため、ストリツ
プの両端部における溶接ピツチだけを中央部の溶接ピツ
チに比して小とした溶接手段を採るとともに、その際上
記両端部の溶接にその入熱値の補正を行うようにするこ
とにより、あるいはまた上記中央部の溶接ピツチによる
板巾方向全長に亘る定常打溶接後に、これと反対方向か
ら両端部の増打溶接を施すことにより、無効分流の影響
にも拘らず高い両端部の溶接強度を維持できるようにし
たものであるから、両端部における溶接ピツチに相当す
るピツチでストリツプの全巾に渡り溶接した従来方法に
比し、溶接時間の短縮を図ることができ、したがつて作
業能率の向上、ラインのアキユームレータの縮少、ライ
ン速度の増加等を図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は通常のストリツプの接続状態を誇張して示す平
面図、第2図は、第1図の側面図、第3図は、本発明方
法による溶接点分布の一例を示す平面図、第4図は、従
来の溶接点分布の一例を示す平面図、第5図は、点溶接
時の無効電流を説明するための接続図、第6図は、本発
明方法を実施する装置の一例を示す正面図、第7図は、
第6図の右側面図である。 1・・・・・・先行ストリツプ、2・・・・・・後行ス
トリツプ、3・・・・・・溶接点。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鋼板プロセスラインにおいて先行ストリップと後行
    ストリップとを複数個の点状の溶接によつて接続する際
    、上記ストリップの板巾方向端部の溶接ピッチを中央部
    の溶接ピッチより狭くするとともに、上記端部の溶接に
    は溶接ピッチ狭縮に伴う無効分流分を補償すべく溶接電
    流の大きさ、または通電時間の長さを調整することによ
    り溶接入熱値を補正することを特徴とするストリップの
    接続方法。 2 鋼板プロセスラインにおいて先行ストリップと後行
    ストリップとを複数個の点状の溶接によつて接続する際
    、上記ストリップの板巾方向端部の溶接ピッチを中央部
    の溶接ピッチより狭くするとともに、上記中央部の溶接
    ピッチによる板巾方向全長に亘る定常打溶接後に、これ
    と反対方向から上記各端部の増打溶接を施し、溶接電流
    の無効分流を低減させたことを特徴とするストリップの
    接続方法。
JP50098980A 1975-08-14 1975-08-14 ストリツプの接続方法 Expired JPS5927675B2 (ja)

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JPH035027Y2 (ja) * 1978-02-27 1991-02-08
JPS59144083A (ja) * 1983-02-08 1984-08-17 Fujitsu Ltd 磁気テ−プクリ−ニング方式
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JP7195982B2 (ja) * 2019-03-15 2022-12-26 株式会社Subaru 溶接順序設定方法

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