JP3124470B2 - 複数板素材の連続熱間圧延方法 - Google Patents
複数板素材の連続熱間圧延方法Info
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- JP3124470B2 JP3124470B2 JP07142453A JP14245395A JP3124470B2 JP 3124470 B2 JP3124470 B2 JP 3124470B2 JP 07142453 A JP07142453 A JP 07142453A JP 14245395 A JP14245395 A JP 14245395A JP 3124470 B2 JP3124470 B2 JP 3124470B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼材などの複数板素材
の連続熱間圧延方法に関するものである。
の連続熱間圧延方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】鋼材の連続熱間圧延では、特に鋼材のフ
ロントとテール部のいわゆる、非定常部の無張力による
擦り傷と形状不良、スレッディング速度による板幅不
良、板厚不良、加速によって生ずる温度不良による組織
の不均一と、表面品位不良などによって注文歩留りの悪
化、また不良部の除去作業や精整通板作業を、できるだ
け少なくするため、近年複数の熱間圧延用長尺鋼材を順
次接合して、連続して所定の速度で熱間圧延処理するい
わゆる連続熱間圧延方法が試みられている。
ロントとテール部のいわゆる、非定常部の無張力による
擦り傷と形状不良、スレッディング速度による板幅不
良、板厚不良、加速によって生ずる温度不良による組織
の不均一と、表面品位不良などによって注文歩留りの悪
化、また不良部の除去作業や精整通板作業を、できるだ
け少なくするため、近年複数の熱間圧延用長尺鋼材を順
次接合して、連続して所定の速度で熱間圧延処理するい
わゆる連続熱間圧延方法が試みられている。
【０００３】この連続熱間圧延方法は、一般に、シート
バー状またはコイル状にした高温の熱間圧延用長尺鋼材
を供給する工程、この圧延用鋼材の先端と後端を切断す
る工程、走行しながら先行圧延用鋼材の後端部と、後行
圧延用鋼材の先端部を、各々クランプして突き合わせて
接合する工程、複数のスタンドで該圧延用鋼材を所定の
圧延スケジュールで、所定のサイズに仕上げる熱間仕上
圧延工程、熱間仕上圧延工程を出た鋼板を冷却し巻取る
工程、熱間仕上圧延工程と巻取り工程との間にあって、
鋼板を所定の重量または長さ単位で切断する走間切断分
割工程とから構成してある。
バー状またはコイル状にした高温の熱間圧延用長尺鋼材
を供給する工程、この圧延用鋼材の先端と後端を切断す
る工程、走行しながら先行圧延用鋼材の後端部と、後行
圧延用鋼材の先端部を、各々クランプして突き合わせて
接合する工程、複数のスタンドで該圧延用鋼材を所定の
圧延スケジュールで、所定のサイズに仕上げる熱間仕上
圧延工程、熱間仕上圧延工程を出た鋼板を冷却し巻取る
工程、熱間仕上圧延工程と巻取り工程との間にあって、
鋼板を所定の重量または長さ単位で切断する走間切断分
割工程とから構成してある。
【０００４】そこで、前記接合工程における、走行接合
装置としては、装置内に、特開平４−３０００１号公報
で開示の如く、先行圧延板素材の後端部クランプ装置
と、後行圧延板素材の先端部クランプ装置を、各々首振
り可能にすると共に圧延板素材の供給方向および、反供
給方向に各々単独走行可能に設置したものを用いると共
に、特公昭６２−５３２４２号公報で開示の如く、この
走行接合装置の走行路には、各ローラーが圧延板素材パ
スラインから下降退避・上昇復帰可能に設置したローラ
ーテーブルが配設されている。
装置としては、装置内に、特開平４−３０００１号公報
で開示の如く、先行圧延板素材の後端部クランプ装置
と、後行圧延板素材の先端部クランプ装置を、各々首振
り可能にすると共に圧延板素材の供給方向および、反供
給方向に各々単独走行可能に設置したものを用いると共
に、特公昭６２−５３２４２号公報で開示の如く、この
走行接合装置の走行路には、各ローラーが圧延板素材パ
スラインから下降退避・上昇復帰可能に設置したローラ
ーテーブルが配設されている。
【０００５】そしてこの接合装置による走行圧延用鋼材
の後端部と、後行圧延用素材の先端部との接合は、走行
接合装置の前進走行通過時に干渉する各ローラーを、圧
延用鋼材パスラインから順次下降退避させ、これを前進
通過後に順次各ローラーを圧延用鋼材パスラインに上昇
復帰させながら走行して、先行圧延用鋼材の後端部と後
行圧延用鋼材の先端部とをクランプし突き合わせた後、
これらを接合するものであった。
の後端部と、後行圧延用素材の先端部との接合は、走行
接合装置の前進走行通過時に干渉する各ローラーを、圧
延用鋼材パスラインから順次下降退避させ、これを前進
通過後に順次各ローラーを圧延用鋼材パスラインに上昇
復帰させながら走行して、先行圧延用鋼材の後端部と後
行圧延用鋼材の先端部とをクランプし突き合わせた後、
これらを接合するものであった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】切断した先行圧延用鋼
材の後端部および後行圧延用鋼材の先端部は、走行接合
装置のクランプ装置でクランプするまでの間に、鋼材自
体の平面形状の変化や蛇行、キャンバーが発生すること
が多く、かくなると該接合用各端部の切断端面を全面突
き合わせるために後行圧延用鋼材の先端部を、クランプ
したクランプ装置を回転駆動させて切断端面位置を修正
し、修正のきかない先行圧延用鋼材の後端部の切断端面
と平行にした後、接合しなければならない。
材の後端部および後行圧延用鋼材の先端部は、走行接合
装置のクランプ装置でクランプするまでの間に、鋼材自
体の平面形状の変化や蛇行、キャンバーが発生すること
が多く、かくなると該接合用各端部の切断端面を全面突
き合わせるために後行圧延用鋼材の先端部を、クランプ
したクランプ装置を回転駆動させて切断端面位置を修正
し、修正のきかない先行圧延用鋼材の後端部の切断端面
と平行にした後、接合しなければならない。
【０００７】しかしながら、走行接合装置の入側および
出側における各テーブルロールは、常に圧延用鋼材パス
ラインにあるため、先行圧延用鋼材および後行圧延用鋼
材ともに直線状で搬送される。このため前述の如く、後
行圧延用鋼材の先端部の切断端面位置の修正は、その修
正移動量を吸収する部分が後行圧延用鋼材の先端部の近
傍に無く不可能である。
出側における各テーブルロールは、常に圧延用鋼材パス
ラインにあるため、先行圧延用鋼材および後行圧延用鋼
材ともに直線状で搬送される。このため前述の如く、後
行圧延用鋼材の先端部の切断端面位置の修正は、その修
正移動量を吸収する部分が後行圧延用鋼材の先端部の近
傍に無く不可能である。
【０００８】また、先行圧延用鋼材の圧延速度の変動に
対する緩衝機能も全く無い。これを解決するには、特公
昭５２−１７５１０号公報、特公昭５１−２１６０３号
公報等で開示のストリップ溶接方法のように、後行圧延
用鋼材の接合部近傍所定長さ部を、ループ形成機構の突
き当て上昇によって一旦上昇ループを形成し、この後直
ちにループ形成機構を下降させて、この残存ループによ
り、前記後行圧延用鋼材の先端部の切断端面位置の修正
移動量を吸収することが公知である。
対する緩衝機能も全く無い。これを解決するには、特公
昭５２−１７５１０号公報、特公昭５１−２１６０３号
公報等で開示のストリップ溶接方法のように、後行圧延
用鋼材の接合部近傍所定長さ部を、ループ形成機構の突
き当て上昇によって一旦上昇ループを形成し、この後直
ちにループ形成機構を下降させて、この残存ループによ
り、前記後行圧延用鋼材の先端部の切断端面位置の修正
移動量を吸収することが公知である。
【０００９】しかしながら、熱間圧延用の極厚で超重量
級の高温鋼材を、前処理する走行接合装置の走行路に配
置のローラーテーブル内に設置するループ形成機構は、
大容量でかつ複雑なものとなる。また鋼材をループ形成
機構のルーパーロールで突き当て上昇する途中におい
て、この突き当てられる鋼材部分は、大きく湾曲塑性変
形しながら移動するため、割れが発生したり、矯正装置
による矯正が必要になるなど種々の問題を抱えることに
なる。
級の高温鋼材を、前処理する走行接合装置の走行路に配
置のローラーテーブル内に設置するループ形成機構は、
大容量でかつ複雑なものとなる。また鋼材をループ形成
機構のルーパーロールで突き当て上昇する途中におい
て、この突き当てられる鋼材部分は、大きく湾曲塑性変
形しながら移動するため、割れが発生したり、矯正装置
による矯正が必要になるなど種々の問題を抱えることに
なる。
【００１０】また上昇ループを形成してこの後直ちにル
ープ形成機構を下降させて残存ループを形成するさい、
後行圧延用鋼材の先端部の切断端面位置の修正移動量を
吸収することができる程度のループ変形余裕量が生ずる
ルーパーの下降過速度の制御が必要である。なぜなら、
該修正移動量を吸収するループ変形余裕量を越えると、
急峻な落下現象を起こし鋼材やルーパーロールに損傷を
与えるからである。しかし、現実的に、先行圧延用鋼材
の圧延速度の変動に対する緩衝も考慮して、かつ後行圧
延用鋼材の先端部の切断端面位置の修正移動量を前もっ
て把握することは非常に困難であり、前記上昇ループ形
成方法は断念せざるをえなかった。
ープ形成機構を下降させて残存ループを形成するさい、
後行圧延用鋼材の先端部の切断端面位置の修正移動量を
吸収することができる程度のループ変形余裕量が生ずる
ルーパーの下降過速度の制御が必要である。なぜなら、
該修正移動量を吸収するループ変形余裕量を越えると、
急峻な落下現象を起こし鋼材やルーパーロールに損傷を
与えるからである。しかし、現実的に、先行圧延用鋼材
の圧延速度の変動に対する緩衝も考慮して、かつ後行圧
延用鋼材の先端部の切断端面位置の修正移動量を前もっ
て把握することは非常に困難であり、前記上昇ループ形
成方法は断念せざるをえなかった。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来技術の問題点を、全て解決するためになされたもので
あり、その特徴とする手段は後述する図１と図２の実施
例に示す如く、次の２点にある。 （１）板素材を複数接合して連続熱間圧延する方法にお
いて、先行圧延用素材の後端切断面と、後行圧延板素材
の先端切断面とを、連続熱間圧機の入側で走行接合装置
により走行接合するに際して、走行接合装置の走行路に
配置のローラーテーブルの各ローラーを、圧延板素材パ
スラインから下降退避・上昇復帰可能に設置し、走行接
合装置の前進走行通過時に干渉する各ローラーを、圧延
板素材パスラインから順次下降退避させ、これを前進通
過後も維持させてこの下降退避の各ローラー上に、後行
圧延板素材の垂れループを形成させながら走行して、先
行圧延板素材の後端切断面と、後行圧延板素材の先端切
断面とを突き合わせた後、これらを接合することを特徴
とする複数板素材の連続熱間圧延方法。
来技術の問題点を、全て解決するためになされたもので
あり、その特徴とする手段は後述する図１と図２の実施
例に示す如く、次の２点にある。 （１）板素材を複数接合して連続熱間圧延する方法にお
いて、先行圧延用素材の後端切断面と、後行圧延板素材
の先端切断面とを、連続熱間圧機の入側で走行接合装置
により走行接合するに際して、走行接合装置の走行路に
配置のローラーテーブルの各ローラーを、圧延板素材パ
スラインから下降退避・上昇復帰可能に設置し、走行接
合装置の前進走行通過時に干渉する各ローラーを、圧延
板素材パスラインから順次下降退避させ、これを前進通
過後も維持させてこの下降退避の各ローラー上に、後行
圧延板素材の垂れループを形成させながら走行して、先
行圧延板素材の後端切断面と、後行圧延板素材の先端切
断面とを突き合わせた後、これらを接合することを特徴
とする複数板素材の連続熱間圧延方法。
【００１２】（２）走行接合装置として装置内に、先行
圧延板素材の後端部クランプ装置と、後行圧延板素材の
先端部クランプ装置を、各々首振り可能にすると共に、
圧延板素材の供給方向および反供給方向に、各々単独走
行可能に設置し、かつ後行圧延板素材の先端部クランプ
装置の入側方向の圧延板素材パスラインに、テーブルロ
ールとその上方に押さえロールを設置した走行接合装置
を用いることを特徴とする（１）記載の複数板素材の連
続熱間圧延方法。
圧延板素材の後端部クランプ装置と、後行圧延板素材の
先端部クランプ装置を、各々首振り可能にすると共に、
圧延板素材の供給方向および反供給方向に、各々単独走
行可能に設置し、かつ後行圧延板素材の先端部クランプ
装置の入側方向の圧延板素材パスラインに、テーブルロ
ールとその上方に押さえロールを設置した走行接合装置
を用いることを特徴とする（１）記載の複数板素材の連
続熱間圧延方法。
【００１３】
【作用および実施例】本発明の作用と実施例を図１と図
２に基づき詳細に説明する。本発明は、前記構成の如
く、走行接合装置４の前進走行通過時に干渉する各ロー
ラー５Ａを、圧延板素材パスラインから順次下降退避さ
せ、これを前進通過後も維持させ、この下降退避の各ロ
ーラー５ＡＤ上に、後行圧延板素材２の垂れループＤＬ
を静かに形成させながら走行して、先行圧延板素材１の
後端切断面１Ａと、後行圧延板素材２の先端切断面２Ａ
とを突き合わせるので、その突き合わせ時の後行圧延板
素材２の先端部の切断端面２Ａ位置の修正は、その修正
移動量ＣＲが大きくとも、その上先行圧延用素材１の圧
延速度の変動があっても、十分に前記下降退避の各ロー
ラー５ＡＤ上のループＤＬの捩じれ変形ＦＲにより吸収
することができる。また垂れループＤＬであるから、該
ローラー５ＡＤの他に特別の支持機構および制御機構は
必要とせず、単に走行接合装置の後方に垂れループ形成
用の速度可変制御可能なピンチロールＰＲの設置でよ
い。
２に基づき詳細に説明する。本発明は、前記構成の如
く、走行接合装置４の前進走行通過時に干渉する各ロー
ラー５Ａを、圧延板素材パスラインから順次下降退避さ
せ、これを前進通過後も維持させ、この下降退避の各ロ
ーラー５ＡＤ上に、後行圧延板素材２の垂れループＤＬ
を静かに形成させながら走行して、先行圧延板素材１の
後端切断面１Ａと、後行圧延板素材２の先端切断面２Ａ
とを突き合わせるので、その突き合わせ時の後行圧延板
素材２の先端部の切断端面２Ａ位置の修正は、その修正
移動量ＣＲが大きくとも、その上先行圧延用素材１の圧
延速度の変動があっても、十分に前記下降退避の各ロー
ラー５ＡＤ上のループＤＬの捩じれ変形ＦＲにより吸収
することができる。また垂れループＤＬであるから、該
ローラー５ＡＤの他に特別の支持機構および制御機構は
必要とせず、単に走行接合装置の後方に垂れループ形成
用の速度可変制御可能なピンチロールＰＲの設置でよ
い。
【００１４】また、後行圧延用素材２の先端部クランプ
装置４Ｂを首振り可能にしてあるから、先端部クランプ
装置４Ｂの前進動作のみを続けるだけで、各切断端面１
Ａ，２Ａが全面突き当たることになり、レーザー式等の
接合機４Ｅによる確実な接合が可能となるものである。
接合機４Ｅは素材幅方向に走行しながら接合する。また
走行接合装置４において、後行圧延板素材２の先端部ク
ランプ装置４Ｂの入側方向の圧延板素材パスラインＰＬ
に、テーブルロール４Ｃとその上方に押さえロール４Ｄ
を設置したため、走行接合装置４が前記接合を完了後
に、該テーブルロール４Ｃをその上方の押さえロール４
Ｄを下降させて挟むことにより、走行接合装置４内に後
行圧延板素材２のループ変形部ＤＬが進入するとき、簡
単に矯正して真っ直ぐにし、円滑な進入移動通過を可能
にし、しかも接合部分の曲損や折損、あるいは剥離等を
完全に防止して円滑安全な連続熱間圧延操業を実現させ
たものである。
装置４Ｂを首振り可能にしてあるから、先端部クランプ
装置４Ｂの前進動作のみを続けるだけで、各切断端面１
Ａ，２Ａが全面突き当たることになり、レーザー式等の
接合機４Ｅによる確実な接合が可能となるものである。
接合機４Ｅは素材幅方向に走行しながら接合する。また
走行接合装置４において、後行圧延板素材２の先端部ク
ランプ装置４Ｂの入側方向の圧延板素材パスラインＰＬ
に、テーブルロール４Ｃとその上方に押さえロール４Ｄ
を設置したため、走行接合装置４が前記接合を完了後
に、該テーブルロール４Ｃをその上方の押さえロール４
Ｄを下降させて挟むことにより、走行接合装置４内に後
行圧延板素材２のループ変形部ＤＬが進入するとき、簡
単に矯正して真っ直ぐにし、円滑な進入移動通過を可能
にし、しかも接合部分の曲損や折損、あるいは剥離等を
完全に防止して円滑安全な連続熱間圧延操業を実現させ
たものである。
【００１５】
【発明の効果】以上の説明で明らかなとおり本発明は、
前記構成によって、先行圧延用素材の後端部と後行圧延
用素材の先端部とを接合する際の、その突き合わせ時の
後行圧延用鋼材の先端部の切断端面位置の修正は、その
修正移動量が大きくとも、その上先行圧延用鋼材の圧延
速度の変動があっても、十分に前記下降退避の各ローラ
ー上のループの捩じれ変形により吸収することができ
る。また垂れループであるから、該ローラーの他に特別
の支持機構および制御機構は必要とせず、単に走行接合
装置の後方に垂れループ形成用の速度可変制御可能なピ
ンチロールの設置でよい。
前記構成によって、先行圧延用素材の後端部と後行圧延
用素材の先端部とを接合する際の、その突き合わせ時の
後行圧延用鋼材の先端部の切断端面位置の修正は、その
修正移動量が大きくとも、その上先行圧延用鋼材の圧延
速度の変動があっても、十分に前記下降退避の各ローラ
ー上のループの捩じれ変形により吸収することができ
る。また垂れループであるから、該ローラーの他に特別
の支持機構および制御機構は必要とせず、単に走行接合
装置の後方に垂れループ形成用の速度可変制御可能なピ
ンチロールの設置でよい。
【００１６】また、後行圧延用素材の先端部のクランプ
装置を首振り可能にしてあるから、先端部クランプ装置
の前進動作のみを続けるだけで、各切断端面が全面突き
当たることになり確実な接合が可能となるものである。
さらに走行接合装置内に後行圧延板素材のループ変形部
が進入するとき、簡単に矯正して真っ直ぐにし、円滑な
進入移動通過を可能にし、しかも接合部分の曲損や折
損、あるいは剥離等を完全に防止して円滑安全な連続熱
間圧延操業を実現させたものである。
装置を首振り可能にしてあるから、先端部クランプ装置
の前進動作のみを続けるだけで、各切断端面が全面突き
当たることになり確実な接合が可能となるものである。
さらに走行接合装置内に後行圧延板素材のループ変形部
が進入するとき、簡単に矯正して真っ直ぐにし、円滑な
進入移動通過を可能にし、しかも接合部分の曲損や折
損、あるいは剥離等を完全に防止して円滑安全な連続熱
間圧延操業を実現させたものである。
【図１】本発明方法の１実施例を示す全体測面図
【図２】先行圧延用素材の後端部と後行圧延用素材の先
端部とを接合する際の、その突き合わせ時に走行圧延用
鋼材の先端部の切断端面位置の修正を行う状態を示す説
明図
端部とを接合する際の、その突き合わせ時に走行圧延用
鋼材の先端部の切断端面位置の修正を行う状態を示す説
明図
１ 先行圧延素材 １Ａ 後端切断面 ２ 後行圧延素材 ２Ａ 先端切断面 ３ 連続熱間圧延機 ４ 走行接合装置 ４Ａ 後端部クランプ装置 ４Ｂ 先端部クランプ装置 ４Ｃ テーブルロール ４Ｄ ロール ４Ｅ 接合機 ５ ローラーテーブル ５Ａ ローラー ５ＡＤ ローラー ＰＬ 圧延板素材パスライン ＤＬ 垂れループ Ｓ 圧延素材供給方向 Ｎ 圧延素材圧供給方向 ＣＲ 修正移動量 ＦＲ 変形 ＰＲ ピンチロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−300001（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−1007（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−24502（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−199579（ＪＰ，Ａ) 特公 昭62−53242（ＪＰ，Ｂ２) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B21B 1/26,15/00,39/12 B23K 9/025,37/04
Claims (2)
- 【請求項１】 板素材を複数接合して連続熱間圧延する
方法において、先行圧延板素材の後端切断面と、後行圧
延板素材の先端切断面とを、連続熱間圧機の入側で走行
接合装置により走行接合するに際して、走行接合装置の
走行路に配置のローラーテーブルの各ローラーを、圧延
板素材パスラインから下降退避・上昇復帰可能に設置
し、走行接合装置の前進走行通過時に干渉する各ローラ
ーを、圧延板素材パスラインから順次下降退避させ、こ
れを前進通過後も維持させてこの下降退避の各ローラー
上に、後行圧延板素材の垂れループを形成させながら走
行して、先行圧延板素材の後端切断面と、後行圧延板素
材の先端切断面とを、突き合わせた後、これらを接合す
ることを特徴とする複数板素材の連続熱間圧延方法。 - 【請求項２】 走行接合装置として装置内に、先行圧延
板素材の後端部クランプ装置と、後行圧延板素材の先端
部クランプ装置を、各々首振り可能にすると共に、圧延
板素材の供給方向および反供給方向に、各々単独走行可
能に設置し、かつ後行圧延板素材の先端部クランプ装置
の入側方向の圧延板素材パスラインに、テーブルロール
とその上方に押さえロールを設置した走行接合装置を用
いることを特徴とする請求項１記載の複数板素材の連続
熱間圧延方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07142453A JP3124470B2 (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | 複数板素材の連続熱間圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07142453A JP3124470B2 (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | 複数板素材の連続熱間圧延方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08309403A JPH08309403A (ja) | 1996-11-26 |
| JP3124470B2 true JP3124470B2 (ja) | 2001-01-15 |
Family
ID=15315671
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07142453A Expired - Fee Related JP3124470B2 (ja) | 1995-05-18 | 1995-05-18 | 複数板素材の連続熱間圧延方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3124470B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4992298B2 (ja) * | 2006-05-30 | 2012-08-08 | 日産自動車株式会社 | ワーク位置決め装置 |
-
1995
- 1995-05-18 JP JP07142453A patent/JP3124470B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08309403A (ja) | 1996-11-26 |
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