JPS5926965Y2 - 流し元灯 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は流し元灯に関するものである。

従来、ランプの前面を被覆するカバーをねじ止めしたも
のがあったが、ランプ交換時にカバーの着脱自在が面倒
であるという欠点があった。

またランプの前面および下面を一枚力バーで被覆し、弾
性支持したものがあったが、不測の外力で外れ易くまた
強度上カバーを大きくすることができないため、下面照
度を十分に得ることができないという欠点があった。

したがって、この考案の目的は、カバーの着脱がワンタ
ッチででき、簡単に外れることがなく、シかも下面照度
を十分にとることができる流し元灯を提供することであ
る。

この考案の一実施例を第１図ないし第８図に示す。

すなわち、この流し元灯は、器具本体１と前面パネル２
と下面パネル３からなる。

まず器具本体１は、天板４、背板５、端板６および安定
器ボックス７で構成され、天板４および背板５の適所に
釘ねじＡを通す取付孔８が穿孔される。

また下面パネル３を取付けるため、背板５の下縁に第１
のパネル受け９をＵ字形に折返えして形成し、パネル受
け９の上縁より所定間隔をおいてアングル１０の立片を
背板５に取付け、端板６および安定器ボックス７の端板
７ａの下端にパネル受け９の上縁と同高さの第２のパネ
ル受け１１を張出し、その前縁側にストッパ１２を設け
ている。

一方前面パネル２を取付けるため、天板４および安定器
ボックス７の天板４′にＵ字形金具１３をビス１４によ
り固定し、金具１３の前面側にガイド孔１５を形威し、
ガイド孔１５の上縁と天板４，４′の上縁とを距離ｌい
とし、金具１３の下片に挾持ローラ１６を有するキャッ
チャ１７を取付けている。

そして天板４には螢光ランプ交換時） １８．１８’が
対向して取付けられ、安定器ボックス７には安定器（図
示省略）、スイッチ１９およびコンセント２０その他の
電気部品が内装される。

下面パネル３は透光性の帯状板で、寸法は器具本体１の
下面を閉塞するように設定され、まず両端部をストッパ
１２の上に載せて第５図および第６図のように斜めに挿
入し、パネル３の前縁３ａをストッパ１２の内側に落し
込む。

このとき、パネル３の奥側３ｂは第１のパネル受け９の
上縁とアングル１０に支持され、両端側は第２のパネル
受け１１に支持され、前方（手前）へのスライドはスト
ッパ１２に規制され、前記逆の手順をとったときにのみ
外すことができる。

前面パネル２は、器具本体１の前面を閉塞できる寸法で
、第３図のように天板４の上面に当接する上片２ａと、
下縁部を折返えして内向きに傾斜した折返し片２ｂとを
形成し、この折返し片２ｂの内側にガイド２１の下端部
を嵌め、ガイド２１の上片２１ ａを上片２ａに当接し
ビス２２に止めている。

このガイド２１は上片２１ ａの下面から所定距離１２
（１２＞ ｌ １）にガイド孔１５の幅に相当するガイ
ド突片２１ ｂを形成し、またキャッチャ１７に挟着さ
れるキャッチャ突片２３を形成している。

第８図のようにガイド突片２１ ｂを器具本体１のガイ
ド孔１５に挿入し、上片２１ ａを天板４の上面との間
に位置させながら、パネル２を押すとキャッチャ突片２
３がキャッチャ１７に挾持され、同時に折返し片２ｂが
下面パネル２の前縁部を支持する。

このとき折返し片２ｂの傾斜により下面パネル３の中央
がたわんでいてもその傾斜面で押上げる。

このように構成したため、この流し石灯はつぎのような
効果がある。

すなわち、（１）前面パネル２および下面パネル３が着
脱自在であるので、器具本体１の取付けが容易である。

（２）下面パネル３はストッパ１２によりそのままの姿
勢で手前にスライドできないので螢光ランプの交換時に
外れることがない。

（３）ガイド突片２１ ｂをガイド孔１５に挿入するこ
とにより、前面パネル２の上下左右の位置決めが容易に
でき、取付けが容易となる。

（４）傾斜した折返し片２ｂにより、下面パネル３の前
縁がたわんでいても、前面パネル２を押込むだけで簡単
に下面パネル３を支持できる。

下面パネルを器具本体の背板および両端板のパネル受け
に架載してその架載状態でストッパにより抜止めし、前
面パネルをキャッチャで器具本体に着脱自在に取付ける
ことにより下面パネルを支持するようにしたため、前面
パネルおよび下面パネルがワンタッチで着脱でき、ラン
プ交換が容易になるとともに不測の外力によって簡単に
外れることがないので取付状態が確実であり、しかも前
面パネルと下面パネルで構成したため一枚のカバーで構
成する場合と比較して下面パネルの面積を大にすること
ができ、下面照度を大きくとることができるという効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例の分解斜視図、第２図は器
具本体の断面図、第３図は前面パネルの分解断面図、第
４図は部分拡大斜視図、第５図および第６図は下面パネ
ルの取付過程の断面図、第７図は前面パネルの断面図、
第８図は前面パネル取付状態の断面図：である。 １・・・・・・器具本体、２・・・・・・前面パネル、
２ｂ・・・・・・折返し片、３・・・・・・下面パネル
、４・・・・・・天板、５・・・・・・背板、６・・・
・・・端板、７・・・・・・安定器ボックス、７ａ・・
・・・・端板、８・・・・・・取付孔、９・・・・・・
第１のパネル受け、１１・・・・・・第２のパネル受け
、１２・・・・・・ストッパ、１５・・・・・・ガイド
孔、１７・・・・・・キャッチャ、２１・・・・・・ガ
イド。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）天板、背板および両端板を一体連接して天板およ
   び背板に取付孔を形威した器具本体と、この器具本体の
   背板および両端板の内側下部に設けた下面パネル受けに
   前面側から挿入して架載されるとともにその架載状態で
   前記両端板に設けたストッパより抜止めされた下面パネ
   ルと、前記器具本体に設けたキャッチャに着脱自在に取
   付けられて前記下面パネルの前縁を支持する支持部を有
   する前面パネルとを備えた流し元灯。
2. （２）前記前面パネルは前記器具本体の大根上面に停戦
   される上片と、前記器具本体に設けたガイド孔に嵌る位
   置決めガイド突片とを有する実用新案登録請求の範囲第
   （１）項記載の流し元灯。
3. （３）前記前面パネルの下部はＵ字形に折返えされ、そ
   の折返し片は内向きに傾斜して、その上縁により前記下
   面パネルを支持する実用新案登録請求の範囲第（２）項
   記載の流し元灯。