JPS5923902Y2 - 直動形直流電磁切換弁 - Google Patents

直動形直流電磁切換弁

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JPS5923902Y2
JPS5923902Y2 JP13758180U JP13758180U JPS5923902Y2 JP S5923902 Y2 JPS5923902 Y2 JP S5923902Y2 JP 13758180 U JP13758180 U JP 13758180U JP 13758180 U JP13758180 U JP 13758180U JP S5923902 Y2 JPS5923902 Y2 JP S5923902Y2
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JP
Japan
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spool
cylinder chamber
oil
sliding
passage
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Application number
JP13758180U
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English (en)
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JPS5685769U (ja
Inventor
正比古 細野
良樹 守山
Original Assignee
豊興工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、直流電磁気装置の励磁にょるスプールの切換
時とばねにより復帰するスプールの切換時に発生する衝
撃を軽減するようにした直劾形直流電磁切換弁に関する
従来、この種直動形直流電磁切換弁は、弁本体の摺動孔
へ摺動可能に嵌挿した油の流れ方向を切換えるスプール
端にシリンダ室を形成し、シリンダ室を並設した各別の
絞り弁と逆止弁とを介して低圧部へ連通させ、絞り弁に
よりシリンダ室の油を絞り排出することでスプールの摺
動速度を低速摺動して油の流れ制御を除々にせしめ、切
換時に発生する衝撃を軽減するようにしている。
ところが、スプールの摺動速度を該スプールの保持位置
と摺動端間の全摺動領域にわたり低速摺・動しているた
め、スプールの切換作動時間が不必要に長くなり迅速な
切換作動が得られない欠点があった。
本考案は、かかる欠点を解消するもので、直流電磁気装
置の励磁によるスプールの切換時とばねにより復帰する
スプールの切換時とも衝撃の発生を軽減してスプールの
摺動速度を変化させ、切換作動時間が短縮し得るように
した直劾形直流電磁切換弁を提供するものである。
このため本考案は、弁本体の摺動孔へ油の流れ方向を切
換えるスプールを摺動可能に嵌挿し、スプール端部に低
圧部へ連通する油室を設けて油室にシリンダ室形成部材
とスプールを復帰するばねとを配設し、シリンダ室形成
部材を貫通し弁本体側部に設置した直流電磁気装置の作
用力をスプールに付与する伝達部材を設け、シリンダ室
形成部材内に形成するシリンダ室と油室間をスプールの
摺動に伴って連通遮断する通路と常時絞縮連通する絞り
通路とを設けて成り、直流電磁気装置の励磁によるスプ
ールの切換時と直流電磁気装置を消磁してばねにより復
帰するスプールの切換時ともスプールの摺動速度を高速
摺動と低速摺動とに切換制御するようにシリンダ室と油
室間の前記通路をスプールの摺動に伴って連通遮断させ
て設け、スプールの保持位置と摺動端間の往復切換時と
も衝撃の発生を軽減してスプールの摺動速度が容易に変
化され、切換作動時間を良好に短縮できるようにしてい
る。
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
1は弁本体で、圧油供給口Pと連通した環状溝2、およ
び負荷接続口A、 Bと連通した環状溝3.4を有しか
つ両端に排出口T1.T2と連通し段部が設けられた孔
5,6を有する摺動孔7が穿設されている。
該摺動孔にはスプール8が摺動可能に嵌挿されており、
圧油供給口Pと負荷接続口A。
B間を連通遮断するスプール8の切換稜部には深さの異
なる半円形の四部を複数個組み合せて形成した油の流通
を絞縮制御する切欠溝8Aをスプールが径方向の不平衡
力を受けないよう円周上に2個以上設けている。
半円形の凹部からなる切欠溝8Aはスプールの切換綾部
外周方向からエンドミル等で加工するのみでよいから、
従来のV字形の溝に比べて軸方向長さを高精度にするこ
とができる利点があり、さらにスプールに作用する流体
力の影響を軽減することができる。
孔5,6には閉止部材9,10が設置されて排出口T1
.T2を介して低圧部へ連通する油室11.12を形成
しており、該油室にはばね受座13.14を有する円筒
状のシリンダ室形成部材15.16が配設されている。
17.18はばね受で、シリンダ室形成部材15.16
のばね受座13.14との間にばh19,20を係装し
前記孔5,6の段部に当接せられている。
21、22は伝達部材で、シリンダ室形成部材15.1
6に摺動可能に貫挿されてシリンダ室23.24を形成
し、ロッド部25.26が閉止部材9,10を貫通して
弁本体1の両側面に突出せられている。
27.28はシリンダ室形成部材15.16に穿孔した
絞り通路で、油室11.12とシリンダ室23.24間
を常時絞縮連通するものである。
なお、絞り通路27.28はシリンダ室形成部材15.
16に穿孔することなく、シリンダ室形成部材15.1
6と伝達部材21.22の嵌合すきまで形成することも
可能である。
29.30はシリンダ室形成部材15,16の内周面に
設けた環状溝で、油室11.12と連通している。
31.32は伝達部材21.22の外周面に開口して設
けられた通路で、第1図の如く中立位置では前記環状孔
29.30と連通し油室11.12とシリンダ室23.
24間を連通しており、スプール8の摺動に伴って流路
の方向が切換えられないラップ量りの間シリンダ室23
、24は油室11.12と連通し、切換時シリンダ室2
3、24は圧縮側で油室11.12との連通が遮断され
、他側の膨張側で閉止後再び通路31,32によって油
室11,12と連通されるように設けている。
33゜34は弁本体1両側部に設置せられた直流電磁気
装置で、固定鉄心35.36、コイル37.38、およ
び可動鉄心39.40からなり、コイル37.38に通
電すると励磁されて可動鉄心39.40が吸引され伝達
部材21.22を介してスプール8を押圧するものであ
る。
次に上記実施例における作動を説明する。
第1図の状態は直流電磁気装置33.34のどちらも励
磁しておらず、スプール8はは゛ね19.20により中
立状態に保持している。
今一方の直流電磁気装置34を励磁すると、スプール8
は伝達部材22を介して可動鉄心40の作用力が付与さ
れ左方に摺動し、他方の伝達部材21でばね19をたわ
ませ通路31が環状溝29と連通して油室11とシリン
ダ室23間を連通している間すなわちラップ量りの区間
はシリンダ室23間の油が速かに油室11へ排出して高
速摺動し、通路31が遮断するとシリンダ室23内の油
が絞り通路27を通って油室11へ排出しスプール8は
低速摺動する。
したがって圧油供給口Pに導入された圧油は切欠溝8B
の作用と相俟って徐々に負荷接続口A間に流れ、油圧ア
クチュエータ(図示せず)は衝撃なく始動して騒音を低
減する。
他方のシリンダ室24はスプール8の摺動に伴って膨張
するが、油の流れ方向の切換えが終了する膨張端近傍で
第2図に示すように通路32により油室12と連通せら
れ油が速やかに充満せられる。
次に電磁気装置34を消磁して負荷接続口A、Bに接続
せられた油圧アクチュエータを停止する際について説明
する。
第2図の状態より直流電磁気装置34を消磁すると、ば
ね19によりスプール8は押圧されて伝達部材22を右
行しながら中立位置へ復帰するが、油室12とシリンダ
室24間が連通している間は高速摺動し、通路32がシ
リンダ室形成部材16の内壁で遮断されると、低速摺動
してラップ量りに相当する区間で環状溝30と通路32
とが連通されて再び高速摺動する。
他方のシリンダ室23は膨張せられるが膨張端近傍で環
状溝29と通路31との連通により油室11の油が速か
に充満する。
したがって圧油供給口Pと負荷接続口Aを流れる圧油は
切欠溝8Aの作用と相俟って徐々に遮断され、油圧アク
チュエータは衝撃なくなめらかに停止する。
直流電磁気装置33を励消磁するとスプール8は前述と
逆の切換を行なう。
なお、伝達部材21.22に摺動孔を設は該摺動孔にシ
リンダ室形成部材15,16を挿入してシリンダ室23
.24形威したり、二位置弁に適用したりすることもで
きる。
このように本考案は、弁本体の摺動孔へ油の流れ方向を
切換えるスプールを摺動可能に嵌挿し、スプール端部に
低圧部へ連通ずる油室を設けて油室にシリンダ室形成部
材とスプールを復帰するばねとを配設し、シリンダ室形
成部材を貫挿し弁本体側部に設置した直流電磁気装置の
作用力をスプールに付与する伝達部材を設け、シリンダ
室形成部村内に形成するシリンダ室と油室間をスプール
の摺動に伴って連通遮断する通路と常時絞縮連通する絞
り通路とを設けて成り、直流電磁気装置の励磁によるス
プールの切換時と直流電磁気装置を消磁してばねにより
復帰するスプールの切換時ともスプールの摺動速度を高
速摺動と抵速摺動とに切換制御するようにシリンダ室と
油室間の前記通路をスプールの摺動に伴って連通遮断さ
せて設けたことにより、スプールの保持位置と摺動端間
の往復切換時とも衝撃の発生を軽減させてスプールの摺
動速度を容易に変化することができ、切換作動時間の短
縮が良好に得られて迅速な切換作動ができる。
しかも部品点数が少なく小型にまとめることができ、既
存弁への実施が容易で廉価に製作できる等の特長を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す直動形直流電磁切換弁
の縦断面図、第2図は切換後の状態を示す部分拡大図、
第3図はスプールに設けた切欠溝の詳細図、第4図は第
3図における■■−■V線に沿う断面図である。 7・・・・・・摺動孔、8・・・・・・スプール、11
.12・・・・・・油室、15.16・・・・・・シリ
ンダ室形成部材、21.22・・・・・・伝達部材、2
3.24・・・・・・シリンダ室、27.28・・・・
・・絞り通路、31.32・・・・・・通路、33.3
4・・・・・・直流電磁気装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁本体の摺動孔へ油の流れ方向を切換えるスプールを摺
    動可能に嵌挿し、スプール端部に低圧部へ連通する油室
    を設けて油室にシリンダ室形成部材とスプールを復帰す
    るばねとを配設し、シリンダ室形成部材を貫挿し弁本体
    側部に設置した直流電磁気装置の作用力をスプールに付
    与する伝達部材を設け、シリンダ室形成部材内に形成す
    るシノンダ室と油室間をスプールの摺動に伴って連通遮
    断する通路と常時絞縮連通する絞り通路とを設けて成り
    、直流電磁気装置の励磁によるスプールの切換時と直流
    電磁気装置を消磁してばねにより復帰するスプールの切
    換時ともスプールの摺動速度を高速摺動と低速摺動とに
    制御するようにシリンダ室と油室間の前記通路をスプー
    ルの摺動に伴って連通遮断させて設けた直劾形直流電磁
    切換弁。
JP13758180U 1980-09-26 1980-09-26 直動形直流電磁切換弁 Expired JPS5923902Y2 (ja)

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JPS5685769U JPS5685769U (ja) 1981-07-09
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