JPS5921337Y2 - 電空比例弁 - Google Patents

電空比例弁

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JPS5921337Y2
JPS5921337Y2 JP12942081U JP12942081U JPS5921337Y2 JP S5921337 Y2 JPS5921337 Y2 JP S5921337Y2 JP 12942081 U JP12942081 U JP 12942081U JP 12942081 U JP12942081 U JP 12942081U JP S5921337 Y2 JPS5921337 Y2 JP S5921337Y2
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JP
Japan
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core
spool
movable
movable core
solenoid
Prior art date
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Application number
JP12942081U
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English (en)
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JPS5835067U (ja
Inventor
哲朗 徳田
秀次 藤谷
Original Assignee
焼結金属工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電空比例弁に関するものである。
弁本体に設けた複数のポート間の流路をスプールによっ
て切換えるに当り、該スプールを駆動する可動鉄心のス
トロークを吸引力がソレノイドへの通電量にほぼ比例す
る範囲内に設定し、その通電量に応した吸引力とスプー
ルに作用するスプリング等による復帰力とがバランスす
る位置に可動鉄心を変位させることにより各ポート間の
開口量を制御するようにした電空比例弁は公知であるが
、この種の電空比例弁においては、可動部分の摺動抵抗
に伴うヒステリシスや固着により弁特性の悪化が生じ易
いという欠点があった。
そこで、例えば実公昭55−2298号公報に記載され
ているように、可動鉄芯に環状段部を形成し、その大径
部外周面を案内筒に摺接させることによって可動鉄芯の
摺動抵抗を小さくしたものはあるが、可動鉄芯と弁体と
を連結するロッドを軸受に支持させているため、該ロッ
ドの摺動抵抗が弁機能に微妙な影響を及ぼし、それによ
る特性の悪化が避けられなかった。
しかも、可動鉄芯における環状段部を磁気枠における案
内筒外面への当接部と非対向の位置において該案内筒に
摺接させているため、環状段部がら案内筒を径て磁気枠
に至る磁気回路の磁気抵抗が案内筒の肉厚によって左右
されるようになり、薄肉の案内筒を使用するような場合
にソレノイドの磁気特性が悪化して比例弁の特性も悪化
するという新たな問題が生じた。
本考案は、可動部分の摺動抵抗を可及的に軽減すると同
時に、その軽減化を磁気特性の悪化を生じることなく実
現することを技術的課題とする。
上記課題解決のため、本考案においては、可動鉄心と固
定鉄心の案内管部とをそのいずれか一方に周設したラン
ドを介して摺接させ、該ランドを、可動鉄心の任意の変
位位置において上記磁気枠の案内管部外面への当接部と
対向する位置に設け、上記スプールと可動鉄心とを連結
するロッドを、これらスプールと可動鉄心との間に貫設
した案内孔に無接触状態に挿嵌するという技術的手段を
講じている。
上記技術的手段は次のように作用する。
即ち、比例弁の動作時には、可動鉄心が案内管部とラン
ドを介して小さい接触面積で摺接し、一方ロツドは、案
内孔内を無接触状態で移動する。
従って、該ロッドによる摺動抵抗はなく、可動部分の摺
動抵抗は非常に小さいものとなる。
また、上記ランドは、可動鉄心の変位位置に拘らず常に
磁気枠の案内管部外面への当接部と対向し、案内管部に
おける磁気抵抗はその肉厚とほとんど無関係となる。
従って、薄肉の案内管を使用した場合でもソレノイドの
磁気特性を悪化させることなく可動鉄心と案内管部との
摺動抵抗を軽減化することができる。
本考案によれば、次のような特有の効果を生じる。
即ち、ロッドを案内孔に無接触状態に挿嵌しているので
、固定鉄心とスリーブとの中空部が該案内孔を介して互
いに連通し、可動鉄心とスプールとの呼吸孔を共通化す
ることができる。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
に、第1図において、1は弁部、2はソレノイド部を示
し、上記弁部1における弁本体3には、ベース3a上の
接続口4. 5. 6にそれぞれ通じる供給ポート7、
出力ポート8、排出ポート9を設け、該弁本体3の内部
には、上記各ポートに通じる供給孔7a、出力孔8a、
排出孔9aを備えたスリーブ10を、ソレノイド部2に
おける固定鉄心12との間に介在させた合成樹脂等から
なるブツシュ13と、端板14との間に介在させた同様
のブツシュ15とによって両側から挟持させた状態で内
設し、該スリ、−ブ10内に、上記各社7a、 8a
、9aを開閉して各ポート7、 8. 9間の流路の切
換えとそれらの開口量の制御とを行うスプール11を摺
動自在に挿嵌している。
上記スプール11の一端は、ブツシュ13と固定鉄心1
2とに設けた案内孔16内にその孔壁と無接触状態に挿
嵌したロッド17を介して可動鉄心18に連結し、スプ
ール11の他端には、フィードバック室19を設けて該
室19をフィードバック通孔20及びチャンバー21を
介して出力ポート8に連通させると共に、スプール11
の端部に穿設したばね座孔22と端板14との間に復帰
スプリング23を介在させ、これらによってスプールの
復帰機構を形成させている。
上記ばね座孔22の内壁には、伸縮する復帰スプリング
23との接触抵抗を軽減するため、テフロンコーティン
グを施したり、テフロンフィルム等からなる円筒状の潤
滑管を嵌着するのが望ましい。
また、ソレノイド部2における上記固定鉄心12は、先
端がエツジ状をなす環状壁24 aを備えた磁極部24
と、該環状壁24 aとの間に間隙26をおいて同心状
に配置された円筒状の案内管部25とを、連結管27に
よって一体的に連結したもので、該固定鉄心12をコイ
ル28を内装した磁気枠29内に嵌着すると共に、該固
定鉄心12における案内管部25及び環状壁24 a内
に上記可動鉄心18を摺動自在に挿嵌している。
この場合、両鉄心12.18間の接触面積を小さくして
摺動抵抗を軽減させるため、可動鉄心18の両端にはラ
ンド30.31を周設し、該ランド30.31を固定鉄
心12における案内管部25の内面に摺接させており、
その際、両鉄心間の磁気抵抗が増大するのを防止するた
め、一方のランド30を可動鉄心18の任意の変位位置
において上記磁気枠29の案内管部外面への当接部と対
向する位置に形成している。
さらに、上記可動鉄心18と固定鉄心12の磁極部24
との間には、可動鉄心18のストロークを規制するため
の消磁板32を介在させ、この消磁板32で可動鉄心1
8の吸着端におけるストロークをカットすることにより
、第4図に示す吸引力特性におけるLlの部分を除去し
て吸引力がストロークの如何にかかわらず略一定となる
L2の部分のみを取出し、これによって吸引力をコイル
28に流す電流値に比例してコントロールできるように
している。
上記実施例では、ランド30.31を可動鉄心18に設
けているが、第2図に示すように固定鉄心12における
案内管部25の内面に設けてもよく、いずれの場合にも
磁極部24側に位置するランド31の幅は非常に狭くす
ることができる。
なお、上記実施例の如くランドを設けた場合には、磁極
部24における環状壁24 aと可動鉄心18とを、そ
れらの間に微小のクリアランスを設けることにより無接
触とするのが望ましい。
第3図は鉄心部分の更に異なる実施例を示すもので、そ
の上半部は、可動鉄心18にランド30.31を形威し
、磁極部24側のランド31を環状壁24 aに摺接さ
せた場合を示し、また下半部は、固定鉄心12の案内管
部25と磁極部24の環状壁24 aとにランド30.
31を形設した場合を示している。
上述したいずれの実施例においても、ランド30、31
の摺接面にテフロンコーティングを施しておけば、その
摺動抵抗をさらに軽減することができる。
なお、第1図において33は、案内孔16を外部に連通
させる呼吸孔である。
次に、上記電空比例弁の作用について説明する。
第1図はコイル28への非電通状態を示しているが、こ
の状態からコイルに通電すると、可動鉄心18と固定鉄
心12との間にその通電量に比例した吸引力が作用し、
可動鉄心18は上記吸引力と復帰スプリング23の付勢
力とがバランスする位置まで図の右方へ移動し、これに
伴うスプール11の移動により供給孔7aと出力孔8a
とが連通し、排出孔9aが閉塞された切換状態となる。
この状態になると、出力ポート8からフィードバック室
19へ流体がフィードバックされ、スプール11は、こ
の流体圧力と復帰スプリング23の付勢力との合成力が
吸引力とバランスする新たな位置へ移動し、出力ポート
8の出力圧が設定される。
上述した構成は電空比例弁を減圧弁として使用する場合
であるが、これを流量弁として使用する場合には、出力
ポート8からの流体のフィードバック機構は省略するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図は本考
案の他の実施例を示す要部断面図、第3図は上半部と下
半部とで本考案のさらに異なる実施例を示す要部断面図
、第4図はソレノイド部の吸引力特性を示す線図である
。 2・・・ソレノイド部、3・・・弁本体、7. 8.
9・・・ポート、10・・・スリーブ、11・・・スプ
ール、12・・・固定鉄心、18・・・可動鉄心、23
・・・復帰スプリング、24・・・磁極部、25・・・
案内管部、29・・・磁気枠、30.31・・・ランド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体が流通する複数のポートを備えた弁本体のスリーブ
    内に上記各ポート間の流路を切換えるスプールを摺動自
    在に挿嵌した弁部と、コイルを内装した磁気枠内に案内
    管部と磁極部とからなる固定鉄心を嵌着し、該固定鉄心
    内に可動鉄心を摺動自在に挿嵌したソレノイド部とから
    なり、上記スプールの一端をロッドを介して可動鉄心に
    連結すると共に、該スプールの他端に復帰力を作用させ
    る復帰機構を設け、上記可動鉄心のストロークを吸引力
    がソレノイドへの通電量にほぼ比例する範囲内に設定し
    て、その通電量に応じた吸引力と上記復帰力とがバラン
    スする位置に可動鉄心を変位させることにより各ポート
    間の開口量を制御するようにしたものにおいて、上記可
    動鉄心と固定鉄心の案内管部とをそのいずれか一方に周
    設したランドを介して摺接させ、該ランドを、可動鉄心
    の任意の変位位置において上記磁気枠の案内管部外面へ
    の当接部と対向する位置に設け、上記スプールと可動鉄
    心とを連結するロッドを、これらスプールと可動鉄心と
    の間に貫設した案内孔に無接触状態に挿嵌したことを特
    徴とする電空比例弁。
JP12942081U 1981-08-31 1981-08-31 電空比例弁 Expired JPS5921337Y2 (ja)

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JP12942081U JPS5921337Y2 (ja) 1981-08-31 1981-08-31 電空比例弁

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Publication Number Publication Date
JPS5835067U JPS5835067U (ja) 1983-03-07
JPS5921337Y2 true JPS5921337Y2 (ja) 1984-06-22

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ID=29923084

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JPS59148185U (ja) * 1983-03-19 1984-10-03 株式会社電元社製作所 電気抵抗溶接機
JP2007056910A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Aisin Aw Co Ltd ソレノイド駆動装置及びリニアソレノイドバルブ
JP5768737B2 (ja) * 2012-02-14 2015-08-26 株式会社デンソー リニアソレノイド

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