JPS5923406Y2 - 4端子型コンデンサ - Google Patents

4端子型コンデンサ

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Publication number
JPS5923406Y2
JPS5923406Y2 JP9397477U JP9397477U JPS5923406Y2 JP S5923406 Y2 JPS5923406 Y2 JP S5923406Y2 JP 9397477 U JP9397477 U JP 9397477U JP 9397477 U JP9397477 U JP 9397477U JP S5923406 Y2 JPS5923406 Y2 JP S5923406Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wound body
electrodes
terminals
wound
winding
Prior art date
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Expired
Application number
JP9397477U
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English (en)
Other versions
JPS5420330U (ja
Inventor
明夫 小泉
Original Assignee
ソニー株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ソニー株式会社 filed Critical ソニー株式会社
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、4端子型コンテ゛ンサに係わる。
第1図に示すように、例えば2枚のシート状電極1a及
び1bと、誘電体層2a及び2bとが交互に重九合せら
れて第2図に示すように巻込まれた巻回体3が構成され
、これの各電極1a及び1bの両端より夫々入力端子t
1及びt2、出力端子t3及びt4が導出された4端子
型コンテ゛ンサが提案されている。
このような構造の4端子型コンテ゛ンサは、その等他回
路図を第3図に示すように、いわゆる平衝π型フィルタ
を形成する。
図においてLl及びL2は、巻回体3の両電極1a及び
1bの巻回によって形成する本来のインダクタンス成分
で、これらは、巻回体3の巻回数を増すことによってそ
の増加を図っている。
Ls1〜LS4は、端子t1〜t4の導出材のインダク
タンス分である。
インダクタンス成分L1及びL2は、両電極1a及び1
bが同一方向に巻かれて形成されたものであって、いわ
ゆる無誘導巻きとはなされていないので、両者は相互イ
ンダクタンスMを持っている。
M=kJ口]]7 (但しkは結合係数で0<:にく1
)したがって、結合係数kをでるきだけ1に近く大きく
する場合は、これらインダクタンス分L1及びL2を通
ずる互に逆向きの電流成分を打ち消すことができる。
一方、第1図及び第2図に説明した4端子型コンテ゛ン
サの巻回体3において、電極と共にシート状金属磁性体
を巻込んで、インダクタンスの増大化と結合係数の増大
化を図るものが提案された。
しかしながら、このような磁性材を介在させることは、
全体の容量が減小する。
即ち、今、第4図に示すように、磁性体を介在させるこ
となく、誘電体(図示せず)を介して巻回した巻回体3
においては、巻回によって積層された各電極1a及び1
b間、即ち各電極1a及び1bの表裏間に夫々容量が形
成され、これらが並列接続された構成となるので、この
場合、第1図に示すような展開された電極1a及び1b
間にのみ容量を形成する場合に比し、全体の容量値は格
段的に増大するが、第5図に破線で示すように磁性材4
を介在させる場合、このような効果が生じなくなる。
したがって大きな容量を得るためには、各電極1a及び
1bの面積を大にする必要が生ずるが巻回体3の巻径に
は制限がりあ、磁性材の使用量にも制限があるので、こ
のように磁性材を介在させてもインダクタンス増加を左
柱図ることができない。
また金属磁性材における渦電流発生のために高周波領域
での改善も左柱図れない。
更に、電解コンデンサとする場合、電解液によって磁性
材としての例えば鉄が侵かされるなど信頼性も低く、こ
れが侵かされることがないように表面処理を施せば、そ
の厚みが大となって前述した容量の減少は、更に顕著と
なる。
本考案は、このような欠点を回避した4端子型コンテ゛
ンサを提供せんとするものである。
即ち、本考案においては、第1図において説明したと同
様に、例えば2枚のシート状電極1a及び1bと、誘電
体層2a及び2bとがシート状磁性体を用いることなく
、交互に重ね合せられて第2図に示すように巻込まれた
巻回体3を構成し、これの各電極1a及び1bの両端よ
り夫々入力端子t1及びt2、出力端子t3及びt4が
導出し、4端子型コンテ゛ンサを構成するが、特に本考
案においては、この巻回体3の中心部に磁性体を挿入す
る。
例えば、第6図に示すように、例えば高周波特性の良い
フェライトより成るいわゆる壺型コア内に巻回体3を配
置する。
図示の例では、夫々カップ状をなし中心部に中心コア6
A及び6Bを有する断面E字状の対のコア5A及び5B
を設け、両者をその各中心コア6A及び6Bを巻回体3
の中心内に挿入させて合致させて機械的に互に合体する
このようにして両コア5A及び5Bによって巻回体3を
包囲して閉磁路を形成するようになし得る。
7は、巻回体3りよ端子t1〜t4を導出するリード取
り出し孔である。
第7図の例では、両コア5A及び5Bの中心コア6A及
び6B間に磁気空隙Gを形成し、一方の中心コア6Aに
、その軸心に沿って進退自在にトjマコア8を螺入して
、このコア8の先端の空隙Gへの突出長を調整し得るよ
うにして磁気回路の特性調整を行うことができるように
した場合で、第7図において第6図と応対する部分には
同一符号を付して重複説明を省略する。
上述したように本案構成によれば、巻回体3中に磁性体
が挿入されるようにしたので、第1図ないし第3図に説
明した両電極1a及び1bの巻回によって形成するイン
ダクタンス成分L1及び土。
の増大化と、両者の結合係数の増大化るはがることかで
き、しかも、冒頭に述べたような巻回体の巻込みと共に
シート状磁性体を巻込む場合の諸欠点を回避できる。
更にコア5A、5Bによって巻回体3を包囲するときは
磁束の漏洩を効果的に回避できる。
またコアとしてフェライトの如き非導電体材を用いると
きは渦電流の発生を回避でき、高周波領域での特性改善
がなされる。
従って本考案の4端子コンデンサにあっては、インダク
タンスを大きくすることができ他のコイルを付加するこ
となく良好な特性を有するローパスフィルタを実現する
ことができる。
更に相互インダクタンスが大きいためこのローパスフィ
ルタはノーマルモードノイズの除去に加えてコモンモー
ドノイズの除去に対しても相当の効果を発揮し得るもの
である。
尚、上述した例では、対の中心コアを有干るカップコア
を用いた場合であるが、中心コアを有する1つのカップ
コアを用いこのカップコアの深さを巻回体の軸方向の長
さに対応して選定して用いることもでき、このカップコ
アの開放端を他の板状コアによって閉塞するなどの構造
も採り得るなど、種々の変型をなし得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は4端子型コンデンサの展開状態の断面図、第2
図はその巻回体の斜視図、第3図はその等価回路図、第
4図及び第5図は夫々本考案の説明に供する線図、第6
図及び第7図は夫々本考案による4端子型コンデンサの
各側の断面図である。 1a及び1bは電極、2a及び2bは誘電体層、3は巻
回体、5A及び5Bはコア、6A及び6Bはその中心コ
アで゛ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 対向電極となる2枚のシート状電極と誘電体層とが交互
    に重ね合せられて巻込まれ、その巻込中心に磁性体が挿
    入され、上記各電極の巻込中心部と外側部とより夫々対
    の端子が導出され、該巻込中心部及び外側部より導出さ
    れた夫々対の端子のうちのl方の対の端子を入力端子と
    し、他方の対の端子を出力端子とした4端子型コンテ゛
    ンサ。
JP9397477U 1977-07-14 1977-07-14 4端子型コンデンサ Expired JPS5923406Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9397477U JPS5923406Y2 (ja) 1977-07-14 1977-07-14 4端子型コンデンサ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9397477U JPS5923406Y2 (ja) 1977-07-14 1977-07-14 4端子型コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5420330U JPS5420330U (ja) 1979-02-09
JPS5923406Y2 true JPS5923406Y2 (ja) 1984-07-12

Family

ID=29025561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9397477U Expired JPS5923406Y2 (ja) 1977-07-14 1977-07-14 4端子型コンデンサ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0516927Y2 (ja) * 1986-09-24 1993-05-07

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JPS5420330U (ja) 1979-02-09

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