JPH0613120U - ノイズ防止チョークコイル - Google Patents

ノイズ防止チョークコイル

Info

Publication number
JPH0613120U
JPH0613120U JP5222992U JP5222992U JPH0613120U JP H0613120 U JPH0613120 U JP H0613120U JP 5222992 U JP5222992 U JP 5222992U JP 5222992 U JP5222992 U JP 5222992U JP H0613120 U JPH0613120 U JP H0613120U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
choke coil
magnetic
coils
magnetic path
cores
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5222992U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2585303Y2 (ja
Inventor
信 手嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP5222992U priority Critical patent/JP2585303Y2/ja
Publication of JPH0613120U publication Critical patent/JPH0613120U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2585303Y2 publication Critical patent/JP2585303Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 大きなコモンモードインダクタンスとノーマ
ルモードインダクタンスを合わせ持ち、小型で実装スペ
ースも小さく、安価で且つ良好なコモンモードノイズ、
ノーマルモードノイズおよび高調波抑制作用を持つノイ
ズ防止チョークコイルを提供することである。 【構成】 コイル16,17と、内筒と外筒とを有して
これらの間を一端側において塞いでコイル16,17の
収納部20を形成した。中空コア11,12とを含み、
これらの中空コアを磁気ギャップスペーサ13を介して
それらの他端側において組み合わせて、中心軸方向に平
行な磁路Aを形成するためのチョークコイル本体とす
る。本ノイズ防止チョークコイルは、該チョークコイル
本体に更に中空コア11,12の中空部を通してコイル
18,19を施すことにより、該チョ−クコイル本体の
周方向に無端状に形成された磁路Cを流れる磁束D,D
´と、磁路Aを流れるコイル16,17による磁束B,
B´とが互いに直交するように構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として電子機器等の電源入力部に高調波抑制を兼ねたノイズフィ ルタ回路の一部として使われるノイズ防止チョークコイルに関し、特に一個の素 子で大きなコモンモード,ノーマルモードインダクタンスが得られるノイズ防止 チョークコイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子機器の電源入力部に挿入されているコイルは例えばスイッチング電源から 発生するスイッチングノイズ等を防止する目的で使用されるコモンモードチョー クコイルがもっとも多い。また最近電力系統の電圧歪みを起こすことで問題化し ている高調波(高調波とは50または60Hzに対し、2次〜20次位までの周 波数を言い、一部の機器では障害が顕在化しているためIEC規格pub−55 5−2等で国際的に規制されつつある。)を抑制するためにも大インダクタンス (1mH〜10mH)のノーマルモードインダクタンスを有するリアクトルが使 われている。即ち図11においてリアクトル5が無い時の電源整流回路のn次の 高調波電流の比率を示す理論式は数式1、数式2のようになる。
【0003】
【数1】
【0004】
【数2】
【0005】 これに対し、図11のリアクトル5を挿入することにより数式2における通流 開始角を早め、高調波電流を抑制することが出来る。また図12のようにコモン モードチョークコイル1を挿入することでコモンモードインピーダンスを大きく することができ、コモンモードノイズ電流を抑制することができる。図11に示 す高調波電流抑制用のリアクトル5およびコモンモードチョークコイル1を構成 する場合従来は図12に示すようにフェライトまたはアモルファス磁性体等でな るコア3´に巻線2、および2′を同相に巻装してコモンモードチョークコイル 1を構成し、さらにこのコモンモードチョークコイル1と直列にケイ素鋼等でな るコア3′に巻線4を巻装した高調波抑制用のリアクトル5を接続していた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上述のように、従来はコモンモードチョークコイル1および高調波抑制用のリ アクトル5をそれぞれ互いに独立した個別の部品として構成し、接続することに より図11に示す電源回路を構成していた。そのため3個の巻線、2個のコアが 必要であるとともに結線作業が必要であり、また部品数が複数になるため実装面 積が大きくなり、高価で且つ装置が大型になるという問題があった。
【0007】 このような問題点を解消するものとして、図13のようなコモンモードインダ クタンスとノーマルモードインダクタンスをあわせもつノイズ防止チョークコイ ルが考えられている。しかしながら、このようなチョークコイルにおいては、コ モンモードインダクタンスを得るための磁気回路が、中足コア6と外側コア8, 9と磁気ギャップ7により構成されており、磁気ギャップ7が入ることからリア クタンスが大きくなり、よって大きなコモンモードインダクタンスが得られない という問題があった。
【0008】 本考案は上述する問題点を解決しようとするもので、大きなコモンモードイン ダクタンスとノーマルモードインダクタンスを合わせ持ち、小型で実装スペース も小さく、安価で且つ良好なコモンモードノイズ、ノーマルモードノイズおよび 高調波抑制作用を持つノイズ防止チョークコイルを提供しようとするものである 。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、第一,第二のコイルと、内筒と外筒とを有してこれらの間を 一端側において塞いで前記第一,第二のコイルの収納部を形成した第一,第二の 中空コアとを含み、前記第一の中空コアと第二の中空コアとを磁気ギャップスペ ーサを介してそれらの他端側において組み合わせることにより、中心軸方向に平 行な第一の磁路を形成するためのチョークコイル本体とし、該チョークコイル本 体には前記第一,第二のコアの中空部を通して第一,第二の巻線を施すことによ り、該チョ−クコイル本体の周方向に無端状に形成された第二の磁路を流れる第 二の磁束と、前記第一の磁路を流れる第一の磁束とが互いに直交するようにした ことを特徴としたノイズ防止チョークコイルが得られる。
【0010】 なお、前記第一,第二の巻線は、該第一,第二の巻線によってそれぞれ発生す る磁束の向きがノーマルモード時には互いに打ち消し合うように又コモンモード 時には互いに相加わるように施される。
【0011】 本考案によれば、第一,第二のコイルと、内筒と外筒とを有してこれらの間を 一端側において塞いで前記第一,第二のコイルの収納部を形成した第一,第二の 中空コアとを含み、前記第一,第二のコアはそれぞれ中心軸に平行な面で2分割 して第一,第二の対の分割コアとされ、しかも前記第一,第二の対の分割コアは それぞれギャップスペーサを介して連結されて中空コアを形成するようにされて おり、それらの他端側において組み合わせることにより、中心軸方向に平行な第 一の磁路を形成するためのチョークコイル本体とし、該チョークコイル本体には 前記第一,第二のコアの中空部を通して第一,第二の巻線を施すことにより、該 チョ−クコイル本体の周方向に無端状に形成された第二の磁路を流れる第二の磁 束と、前記第一の磁路を流れる第一の磁束とが互いに直交するようにしたことを 特徴としたノイズ防止チョークコイルが得られる。
【0012】
【実施例】
高調波を抑制するには、前述のように大きなノーマルモードインダクタンス( 例えば1mH〜10mH)が必要でしかも振幅の大きい基本波或いは高調波電流 で飽和しないことが必要である。コモンモードノイズを防止するためにはノイズ フィルタ構成時のコンデンサによるライン−アース間の漏洩電流の増加防止も踏 まえ、相応な大きさ(例えば1mH〜50mH)と高周波特性(例えば10kH z〜30MHz)を有したコモンモードインダクタンスが必要である。
【0013】 図1は本考案のノイズ防止チョークコイルの第1の実施例を示す斜視図、図2 は本考案の第1の実施例の分解斜視図である。図1、図2においてコア11、コ ア12は、例えば圧粉磁心やフェライトコア等の磁性材からなり、内筒と外筒と を有してこれらの間を一端側において塞いでコイル16,17の収納部20を形 成している。コア11,12は、その内部にコイル16、コイル17を収納する 収納部20を有し、円筒形の中心部に貫通孔14を有した円筒形ポット型コアで ある。コイル16、コイル17の巻線は、該巻線にノーマルモード電流を重畳す ることによってそれぞれ中心軸に平行な方向に発生する磁束B,B′が磁路Aで 互いに相加わるように施されている。コイル16、コイル17は前記巻線の入出 力端のリード端末21,22,31,32がリード引き出し孔15(コア12側 のみ図示)より引き出されるようにコア11、コア12の収納部20に挿着され る。
【0014】 さらに、コア11とコア12はこれらの外筒の端面の間にギャップスペーサ1 3を介して内筒の端面は直接接合一体に組み合わされ、接合された後コイル18 ,19が巻回される。コイル18,19はこれにノーマルモード電流を重畳する ことによって発生する磁束D,D′がコア11,12の周方向に形成される磁路 Cで互いに打ち消しあうような向きに巻回される。コイル18,19はそれぞれ リード端末33,34、リード端末23,24を有し、コイル16とコイル19 及びコイル17とコイル18は、それぞれリード端末22と23、リード端末3 2と33とによって接続される。
【0015】 チョークコイル全体としては電源電流や高調波電流などのノーマルモード電流 重畳時には磁路Aにおいてコイル16、コイル17により発生する磁束B,B′ は互いに相加わる向きとなり、磁路Cにおいて、コイル18、コイル19により 発生する磁束D,D′は互いに打ち消しあう向きとなる。またコイル16,17 にコモンモードノイズ電流を重畳することによって発生する磁束B,B′が磁路 Aで互いに打ち消しあうように、又コイル18,19にコモンモード電流を重畳 することによって発生する磁束D,D′が磁路Cで互いに相加わる向きとなる。
【0016】 大振幅の電源電流(例えば1A,2A,5A,10A等)であるノーマルモー ド電流に対して磁路Aにギャップスペーサ13を設けたことにより、このギャッ プによりコアを飽和させずノーマルモードノイズ防止に必要な、かつ、大きなノ ーマルモードインダクタンスが得られる最適値に調整できる。また比較的小電流 (例えば100μA〜100mA)のコモンモードノイズ電流に対しては磁気ギ ャップの入らない無端状の閉磁路構造である磁路Cが働くため磁気抵抗が小さく 大きなコモンモードインダクタンスが得られる。
【0017】 図3に従来のコモンモード、ノーマルモード兼用チョークコイル等価回路を、 図4に本考案によるコモンモード、ノーマルモード兼用チョークコイルの等価回 路を示す。
【0018】 図3の磁気抵抗(リアクタンス)r1 ,r2 ,r3 は図13の(従来の)コイ ルの各コア部のリアクタンスを示しており、図4のリアクタンスr1 ′,r2 ′ ,r3 ′,r4 ′は本考案によるコイルに使用するポットコアの各コア部のリア クタンスを示している。また図13のコイル4−1、コイル4−2による起磁力 をN1 N (N1 :巻数、IN :ノーマルモード電流( 商用周波数と高調波) ) 、コイル2−1,2−2による起磁力をN2 N (N2 :巻数)とする。Φ1 は コイル4−2部での起磁力により発生する磁束である。Φ1-2 ,Φ1-1 はそれぞ れΦ1 から外側コア8部および中足コア6部に分流する磁束を示す。同様にΦ2 はコイル4−1部での起磁力により発生する磁束であり、Φ2-2 ,Φ2-1 はそれ ぞれΦ2 から外側コア9および中足コア6部に分流する磁束を示す。Φ3 ,Φ4 はそれぞれコイル2−2、コイル2−1に電流を流して得られる起磁力により発 生する磁束を示す。本考案ではΦ1 、Φ2 はそれぞれコイル16,17により発 生する磁束である。この関係からノーマルモードインダクタンスLN を計算する と(過程は省略)従来のノーマルモードコモンモード兼用チョークコイルでは次 の数式3となり、
【数3】 本考案のチョークイルでは次の数式4となる。
【0019】
【数4】
【0020】 ここで従来のコイルではリアクタンスr3 に磁気ギャップを、本考案のチョー クコイルではリアクタンスr1 ´及びr2 ´に磁気ギャップを含んでいるため、 このギャップの調整により、コアが大振幅電流により飽和しないように最適の値 にリアクタンスr1 ´,r2 ´,r3 ´を可変することができる。
【0021】 図3(b)と図4(b)は従来及び本考案のコモンモード時の磁束の状態を示 す。Φ5 はコイル4−2部での起磁力により発生する磁束、Φ5-2 ,Φ5-1 はそ れぞれΦ5 から外側コア8部および中足コア6部に分流する磁束を示す。同様に Φ6 はコイル4−1部での起磁力により発生する磁束で、Φ6-2 ,Φ6-1 はそれ ぞれΦ6 から外側コア9部および中足コア6部に分流する磁束を示す。Φ8 ,Φ7 は各々中足コア6部のコイル2−1およびコイル2−2での起磁力により発生 する磁束を示す。Φ7-1 ,Φ7-2 ,Φ8-1 ,Φ8-2 は各々Φ7 ,Φ8 から外側コ ア9,外側コア8に分流する磁束を示す。本考案ではΦ5 ,Φ6 はそれぞれ、コ イル18,19により発生する磁束である。詳細な計算過程は省略するが従来の コモンモードノーマルモード兼用チョークコイルにおけるコモンモードインダク タンスLC は数式5に示す通りである。
【0022】
【数5】
【0023】 一方、本考案のコモンモードノーマルモード兼用チョークコイルにおけるコモ ンモードインダクタンスLC ′は数式6に示す通りである。
【0024】
【数6】
【0025】 従来のチョークコイルでは、リアクタンスr3 が磁気ギャップを含むことから 実際には大きなリアクタンスとなり、数式5より大きなコモンモードインダクタ ンスを得ることができない。これに対し、本考案のコモンモードノーマルモード 兼用チョークコイルは、リアクタンスr4 ´には磁気ギャップを含まないので小 さなリアクタンス値に設定でき、数式6より大きなコモンモードインダクタンス を得ることができる。
【0026】 図5は、図1に示されたチョークコイル1´に、電流重畳したときのインダク タンス特性を示した図である。
【0027】 このとき用いられたチョークコイルは、透磁率μi=2500のMn−Znフ ェライトコアを使用し、該コアに線径φ0.45mmの銅線を50ターン巻回し て形成されたコイル16,17を、コア11,12に収納し、ギャップスペーサ (板厚0.35mmのリング)を介して組み立てた後、コイル18,19として 線径φ0.45mmの銅線を各々24ターン巻回して、試作されたものである。
【0028】 該チョークコイルはコモンモードインダクタンスで3.7mH、ノーマルモー ドインダクタンスで1.4mHのインダクタンスが得られた。又、該チョークコ イルの電流重畳によるインダクタンス特性は、定格電流(1A)において、コモ ンモードで約3mH、ノーマルモードで約1.3mHのインダクタンスが得られ 、電流が1A以上のとき、磁気飽和が起こる。
【0029】 図6は、本考案におけるチョークコイルを実際に使用する電子機器(パーソナ ルコンピュータ)に、図7に示すような配線にてノイズフィルタ構成として挿入 した場合の周波数とノイズレベルとの関係を示した図である。又、図8は、高調 波抑制率を高調波次数を1次〜13次に変化させて測定した結果を示した図であ る。図6においてノイズ防止効果は150kHz〜30MHzの周波数帯域で4 0dB〜90dBの効果が得られ、図8において高調波は3次〜13次(150 Hz〜650Hz)において8%〜84%の抑制率が得られることがわかる。
【0030】 尚、本考案のチョークコイルにおけるコアの形状は必ずしも円柱型のポットコ ア型には限らない。例えば図9に示すように、四角形の内筒と外筒を有した四角 形状のコア11´,12´の収納部にそれぞれコイル16,17を収納し、ギャ ップスペーサ13を介して組み合わせたものでもよい。
【0031】 又、本考案の他の実施例を図10を参照して説明する。
【0032】 中空コア11´,12´は、図9の例と同様、四角形の内筒と外筒とを有し、 これらの間を一端側において塞ぐことによりコイル16,17を収納する収納部 を持つように形成されている。さらにコア11´,12´をそれぞれ中心軸に平 行な面で2分割し、第一,第二の対の分割コアを形成する。さらに前記第一,第 二の対の分割コアをそれぞれギャップスペーサ13´を介して連結し、それらの 他端側を突き合わせるように組み合わせてチョークコイル本体を形成する。該チ ョークコイル本体にコア11´,12´の中空部を通してコイル18,19を巻 回し、リード端末32と33、リード端末22と23を接続することによって本 考案の他のノイズ防止チョークコイルを形成する。
【0033】 尚、該チョークコイル本体にコア11´,12´の中空部を通してコイル18 ,19を巻回することによって、該チョ−クコイル本体の周方向に無端状に形成 された磁路Cを流れる磁束と、中心軸に平行(コアの両端面部を除く)な磁路A を流れる磁束とは互いに直交することになる。
【0034】
【考案の効果】
本考案によれば1個の部品でありながらコモンモードノイズ、ノーマルモード ノイズおよび高調波をも効果的に抑制出来、特にコモンモードインダクタンスを 形成する磁路が無端状であるため大きなコモンモードインダクタンスを得ること ができる。又、ノーマルモードインダクタンスをも兼ね備えた複合コイル型であ るため小型で、実装スペースも小さく、且つ安価なノイズ防止チョークコイルを 提供出来、より効果的な高調波およびノイズ抑制機能を持った小型、低価格な電 子機器の実現に対し大きく貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるコモンモード、ノーマルモードイ
ンダクタンス兼用ノイズ防止チョークコイルの第1の実
施例を示す斜視図である。
【図2】本考案によるコモンモード、ノーマルモードイ
ンダクタンス兼用ノイズ防止チョークコイルの第1の実
施例を示す分解斜視図である。
【図3】従来のコモンモード、ノーマルモードインダク
タンス兼用ノイズ防止チョークコイルの実施例の磁束の
状態を示す電気的等価回路図である。
【図4】本考案によるノイズ防止チョークコイルの第1
の実施例においの磁束の状態を示す電気的等価回路図で
ある。
【図5】本考案によるノイズ防止チョークコイルの第1
の実施例にて実際に試作したチョークコイルの直流電流
重畳によるインダクタンス特性を示した図である。
【図6】同じくパーソナルコンピュータに用いたときの
ノイズ防止効果を表わした雑音端子間電圧特性(VCC
I規格による)を示した図である。
【図7】本考案のノイズ防止チョークコイルをノイズフ
ィルタ構成とし、電子機器の電源入力部に挿入したとき
の例を示す回路図である。
【図8】そのチョークコイルをパーソナルコンピュータ
に用いたときの高調波抑制特性を示した図である。
【図9】本考案のノイズ防止チョークコイルの別の実施
例を示す斜視図である。
【図10】本考案のノイズ防止チョークコイルのさらに
別の例を示す斜視図である。
【図11】従来のチョークコイルによる電子機器への電
源入力回路の例を示す図である。
【図12】同じく従来のチョークコイルを用いた具体的
な結線状態を示す図である。
【図13】従来のコモンモード、ノーマルモードインダ
クタンス兼用ノイズ防止チョークコイルの例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1,1′ チョークコイル 5 リアクトル 11,12 コア 13,13´ ギャップスペーサ 14 貫通孔 15 リード引き出し孔 16,17,18,19 コイル 20 コイル収納部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一,第二のコイルと、内筒と外筒とを
    有してこれらの間を一端側において塞いで前記第一,第
    二のコイルの収納部を形成した第一,第二の中空コアと
    を含み、前記第一の中空コアと第二の中空コアとを磁気
    ギャップスペーサを介してそれらの他端側において組み
    合わせることにより、中心軸方向に平行な第一の磁路を
    形成するためのチョークコイル本体とし、該チョークコ
    イル本体には前記第一,第二のコアの中空部を通して第
    一,第二の巻線を施すことにより、該チョ−クコイル本
    体の周方向に無端状に形成された第二の磁路を流れる第
    二の磁束と、前記第一の磁路を流れる第一の磁束とが互
    いに直交するようにしたことを特徴としたノイズ防止チ
    ョークコイル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のノイズ防止チョークコイ
    ルにおいて、前記第一,第二の巻線が、該第一,第二の
    巻線によってそれぞれ発生する磁束の向きがノーマルモ
    ード時には互いに打ち消し合うように又コモンモード時
    には互いに相い加わるように施されたことを特徴とする
    ノイズ防止チョークコイル。
  3. 【請求項3】 第一,第二のコイルと、内筒と外筒とを
    有してこれらの間を一端側において塞いで前記第一,第
    二のコイルの収納部を形成した第一,第二の中空コアと
    を含み、前記第一,第二のコアはそれぞれ中心軸に平行
    な面で2分割して第一,第二の対の分割コアとされ、し
    かも前記第一,第二の対の分割コアはそれぞれギャップ
    スペーサを介して連結されて中空コアを形成するように
    されており、それらの他端側において組み合わせること
    により、中心軸方向に平行な第一の磁路を形成するため
    のチョークコイル本体とし、該チョークコイル本体には
    前記第一,第二のコアの中空部を通して第一,第二の巻
    線を施すことにより、該チョ−クコイル本体の周方向に
    無端状に形成された第二の磁路を流れる第二の磁束と、
    前記第一の磁路を流れる第一の磁束とが互いに直交する
    ようにしたことを特徴としたノイズ防止チョークコイ
    ル。
JP5222992U 1992-07-24 1992-07-24 ノイズ防止チョークコイル Expired - Lifetime JP2585303Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5222992U JP2585303Y2 (ja) 1992-07-24 1992-07-24 ノイズ防止チョークコイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5222992U JP2585303Y2 (ja) 1992-07-24 1992-07-24 ノイズ防止チョークコイル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0613120U true JPH0613120U (ja) 1994-02-18
JP2585303Y2 JP2585303Y2 (ja) 1998-11-18

Family

ID=12908910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5222992U Expired - Lifetime JP2585303Y2 (ja) 1992-07-24 1992-07-24 ノイズ防止チョークコイル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2585303Y2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51105525U (ja) * 1975-02-19 1976-08-24
JPS5342725U (ja) * 1976-09-13 1978-04-12
JPS5499721U (ja) * 1977-12-21 1979-07-13
JP2000040626A (ja) * 1998-07-24 2000-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd チョークコイル
JP2002050938A (ja) * 2000-08-04 2002-02-15 Toshiba Lighting & Technology Corp フィルタ回路、フィルタ装置および放電灯点灯装置
JP2016516318A (ja) * 2013-02-13 2016-06-02 ヴァレオ システム ドゥ コントロール モトゥール 電磁干渉をフィルタリングするためのデバイス及び方法
JP2019021918A (ja) * 2017-07-11 2019-02-07 プレモ・エセ・アPremo, S.A. 中空トロイダル磁気パワーユニット
JP2019201317A (ja) * 2018-05-16 2019-11-21 株式会社オートネットワーク技術研究所 ノイズフィルタ
KR20220011586A (ko) * 2020-07-21 2022-01-28 독터. 인제니어. 하.체. 에프. 포르쉐 악티엔게젤샤프트 Dc 필터 장치

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51105525U (ja) * 1975-02-19 1976-08-24
JPS5412407Y2 (ja) * 1975-02-19 1979-05-31
JPS5342725U (ja) * 1976-09-13 1978-04-12
JPS5499721U (ja) * 1977-12-21 1979-07-13
JP2000040626A (ja) * 1998-07-24 2000-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd チョークコイル
JP4585663B2 (ja) * 2000-08-04 2010-11-24 東芝ライテック株式会社 フィルタ回路、フィルタ装置および放電灯点灯装置
JP2002050938A (ja) * 2000-08-04 2002-02-15 Toshiba Lighting & Technology Corp フィルタ回路、フィルタ装置および放電灯点灯装置
JP2016516318A (ja) * 2013-02-13 2016-06-02 ヴァレオ システム ドゥ コントロール モトゥール 電磁干渉をフィルタリングするためのデバイス及び方法
JP2019021918A (ja) * 2017-07-11 2019-02-07 プレモ・エセ・アPremo, S.A. 中空トロイダル磁気パワーユニット
JP2019201317A (ja) * 2018-05-16 2019-11-21 株式会社オートネットワーク技術研究所 ノイズフィルタ
WO2019220911A1 (ja) * 2018-05-16 2019-11-21 株式会社オートネットワーク技術研究所 ノイズフィルタ
US11264965B2 (en) 2018-05-16 2022-03-01 Autonetworks Technologies, Ltd. Noise filter
KR20220011586A (ko) * 2020-07-21 2022-01-28 독터. 인제니어. 하.체. 에프. 포르쉐 악티엔게젤샤프트 Dc 필터 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2585303Y2 (ja) 1998-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3063619B2 (ja) チョークコイル
JP3064853B2 (ja) チョークコイル
JPH0613120U (ja) ノイズ防止チョークコイル
JPH0766041A (ja) インダクタ
JP2567360Y2 (ja) ノイズ防止チョークコイル
JP2567363Y2 (ja) ノイズ防止チョークコイル
JPH07263262A (ja) 複合型交流リアクトル
JP2004288882A (ja) ノイズフィルタ
JPH07245222A (ja) リアクター及びトランス
JPH05121255A (ja) ノイズフイルタ
JP2523993Y2 (ja) ラインフィルタ
JP2729848B2 (ja) Acリアクター
JPH0233390Y2 (ja)
JP2006186620A (ja) ラインフィルタ
JPH0334900Y2 (ja)
JP2567381Y2 (ja) ノイズ防止チョークコイル
JPH02235419A (ja) ノイズフィルタ
JPH0134322Y2 (ja)
KR100264145B1 (ko) 콤온모드필터와차동모드필터를일체화한인덕터
JPH082992Y2 (ja) チョークコイル
JP2010219193A (ja) インダクタンス素子及びノイズフィルタ
JPS5820129B2 (ja) ノイズフイルタ
JP2580367Y2 (ja) ノイズフィルタ用チョークコイル
JP2588916Y2 (ja) ノイズフィルタ用チョークコイル
JPS5915461Y2 (ja) パルストランス

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980812

EXPY Cancellation because of completion of term