JPS5922956Y2 - 泥状物の脱水装置 - Google Patents

泥状物の脱水装置

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JPS5922956Y2
JPS5922956Y2 JP13949782U JP13949782U JPS5922956Y2 JP S5922956 Y2 JPS5922956 Y2 JP S5922956Y2 JP 13949782 U JP13949782 U JP 13949782U JP 13949782 U JP13949782 U JP 13949782U JP S5922956 Y2 JPS5922956 Y2 JP S5922956Y2
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belt
endless
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drum
sludge
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明利 岩谷
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石垣機工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、下水汚泥のような泥状物を脱水する装置に
関する。
下水処理プラントで発生するスラッジに、有機又は無機
の添加剤、或いは有機及び無機の添加剤を加えて、スラ
ッジの凝集を促進させた後、スラッジを脱水のためにベ
ルトスクリーンプレスへと送ることはよく知られている
よく知られたベルトスクリーンプレスにあっては、寸−
記のようなスラッジを、複数個の案内ロールに懸は回わ
して水平に配置された、がつ圧力の加えられていない部
分の、透水性の無端ベル1上へと供給して、スラッジを
スラッジ自体の重力により脱水した上、該スラッジを、
この無端帯に外接せしめて案内された他の複数個の案内
ロールに懸は回わされている他の無端帯との間に挾み込
み、両無端帯間に挾み込まれたスラッジをして、各無端
帯に夫々内装せしめて対向状に配した一対以上の圧搾ロ
ール間で圧搾すること、及び一方の無端帯に内接せしめ
て軸受されたドラムと他方の無端帯に内接せしめて複数
個のロールに懸は回わされた加圧ベル1〜とにより挟圧
して、加圧ベルトが、前記−ilの無端帯がその間にス
ラッジを挾み込んでいる部分を挾んでドラムへと巻きつ
けられた部分で、圧搾することが行われている。
この考案は、より詳しくは後者の方法、つまり複数個の
案内ロールに懸は回わされたニ一枚の無端帯のうち、少
くとも=一方の無端帯を透水性の濾過媒体にて構成する
と共に、この二枚の無端帯が互に外接せしめられて同一
方向へと駆動される走行区間の前位へと泥状物を供給し
て、この二枚の無端帯間に挾まれた泥状物を、一方の無
端帯に内装せしめて軸受されたドラムと、他方の無端帯
に内接せしめて複数個のロールに懸は回わされた加圧ベ
ルトとにより、挟圧して脱水する装置の改良に関するも
のである。
この種のベルトプレスタイプ脱水機としては、例えば特
開昭51−123964号及び実開昭52−10417
2号等か゛開示されている。
これらのベルトプレスタイプの脱水機では、スラッジを
挾んだ少くともその一方が、透水性の一対の無端帯自体
の張力によることなく、一方の無端帯に内接して緊張さ
れた加圧ベルI・によって、スラッジが該ベルトとドラ
j、間に作用する挟圧力によって強力に圧搾されるよう
になっている。
したがってこのベルトプレスタイプの脱水機では、スラ
ッジを挟持した透水性の無端帯には、過大な張力を作用
せしめなくてよいので、該無端帯の無端状への縫合部が
、無端帯に作用する張力のために破断するといったおそ
れが少いといった利点が得られ、またこのようなベルト
プレスタイプの脱水機は、スラッジを挟持した無端帯の
部分が加圧ベルトとドラム間で面圧縮されるので、高い
脱水率を得ることか゛できるといった利点ももっている
特に、特開昭51−128964号に開示されているよ
うに、加圧ベルトを多数条のベルトでもって構成したも
のにあっては、ドラムに巻きついた透水性の朴側のウェ
ッブを加圧している多数条のベルトか゛、巾方向におい
て少しづつ離間されているので、特に脱水率がよいとい
った長所を有していることも認められる。
しかしなから、これらの従来装置にあっては、未だ加圧
ベル1〜によるドラム方向への面圧のかけ方には何らの
配慮がなされていなかったのが実情である。
すなわち、ドラムに封する加圧ベルトの巻付き行程が、
ドラムの回転角にして90°以下といったように小さい
場合には、加圧ベルトの緊張によってドラムの表面方向
へと加えられる加圧力は、無端帯への内接部における始
端側から終端側までの曲率が小さいので、それほど変化
しないため問題にならないが、このドラムに対する加圧
ベル1−の巻付行程が、ドラムの回転角にして180°
以−Lにもなると、該加圧ベルトの張力によるドラム表
面方向への加圧力は、無端帯への内接部における始端部
から終端部までの曲率が大きくなるので、この始端部と
終端部では加圧力が小さく、両者の中間位で最大となる
のであるが、その間の圧力差がかなり大きいものとなる
ということは、このように加圧ベルトは、それがドラム
に対して巻付いている行程の前半では、脱水のために大
きく作用するが、後半ではそれほどうまく脱水のために
作用しないということである。
また従来知られているベルトプレスタイプの脱水機では
、前記加圧ベルトが、その全加圧行程を、初めから終り
まで゛、ベルトの巾方向において同一圧迫作用面積でも
って、スラッジを挾持した透水性の無端帯へと内接され
ていたので、この加圧行程に入った瞬間において、スラ
ッジに対し急激に過大な圧搾圧が作用し、そのために、
加圧行程の初期において透水性の無端帯に目詰まりを発
生せしめ易く、ために透水性が悪化して、爾後の脱水が
、大きく加圧された割には効率よく進行していないとい
った問題を生しる。
上記のような公知のベル1−プレスフィルタに内在する
問題点は、今迄誰にも気付かれなかったところであるが
、この考案は、この点にも着眼し、加圧ベルトによるド
ラム方向への加圧力を合理化して、より円滑に且つより
効率よく脱水することができる方法を提案するものであ
る。
すなわち、本考案は、上記のようなベルトプレスタイプ
の脱水方法において、加圧ベルトを複数条となすと共に
、この複数条の加圧ベルl−による泥状物に対する加圧
作用をして、特に、無端帯かドラムに巻きついた部分を
、無端帯の走行方向において複数段に分けた上で、各段
毎に段階的に、無端帯の巾方向において変更・追加又は
変更ならびに追加した位置に対して加えることを提案す
るものである。
実施例を図について説明すると、第1〜8図において、
案内ロール3,4に懸は回わされた上側の無端帯1と、
案内ロール5. 6. 7. 8. 9゜10に懸は回
わされた下側の無端帯2は、その一部分を互に外接せし
められており、この実施例の無端帯1,2は、共に透水
性の濾過媒体に構成されている。
両無端帯1,2が互に外接された部分は、その大部分が
上側の無端帯1に内装せしめたドラム11に巻き懸けち
れており、このドラム11の軸は、所定の位置に固定さ
れた軸受(図示せず)によって回転自在に支承されてい
る。
二本の無端帯1.2を案内しているすべての案内ロール
3〜10のうち、案内ロール3. 5. 6. 7.
9.10は何れも一所定の位置に固定された軸受(図示
せず)によって支承されているが、案内ロール4及び8
の軸受は、夫々第1図の矢印A及びB方向へと附勢され
ていて、二本の無端帯1,2には適当な張力が附与され
ている。
この脱水装置へは、上側の無端帯1が案内ロール3,4
間に懸は回わされた部分の左側上方位(矢印Cで示す位
置)と、下側の無端帯2が案内ロール8,9間に懸は回
わされた部分の右側の上方位(矢印りで示す位置)の、
何れか一方又は両方の位置に、薬注された泥状物の投入
部が設けられる。
透水性の無端帯1,2上へと上記投入部C及び又はD位
置で供給された泥状物は、無端帯が矢印E方向へと走行
するとき、その上で泥状物自体の重力により透水性の無
端帯1,2によって濾過される。
このため、重力濾過ゾーンの下方には、濾液受パン12
.13が配設されている。
投入部C及び又はD位置で装置上へと投入された泥状物
は、二枚の無端帯1,2間に挾まれて、それがドラム1
1へと巻き懸けられた加圧ゾーンへと進む。
このため、互に外装されてその間に泥状物を挾みドラム
11へと巻き懸けられた二枚の無端帯1,2を矢印E方
向へと走行させるための入力は、案内ロール10に対し
て行われるようになっている。
したがって案内ロール10は、この実施例の装置におい
ては駆動ロールを構成する。
ドラム11は前記せる如く従動自在に支承されていて、
それに巻きついた無端帯1,2に従動して回転する。
以上説明した構成のベルトプレスによっても、二枚の無
端帯1,2に夫々案内ロール4,8でもって一定の張力
を附与すれば、二枚の透水性の無端帯1,2間に挾み込
まれた泥状物は、二枚の無端帯1,2がドラム11に巻
きついて走行する加圧ゾーンでは、無端帯2自体に作用
する張力でもって加圧脱水される。
この考案の特徴は上記のように構成された二枚の無端帯
が、その間に、泥状物を挾んでドラム11の外周を走行
するとき、下側の無端帯2の内周面に、ドラム11方向
へと向けて次のような仕方でもって圧力を加えることに
ある。
もつとも、下側の透水性の無端帯2に対して、それに内
接する加圧ベルトを作用させることは、すでに公知であ
るが、この考案にしたがった実施例の加圧ベルトは、特
に複数条の■ベル) (15)O・(15) 1・(1
5) 2・(15) 3でもって構成され、各Vベルト
(15) O・(15) 1・(15) 2・(15
) 3は、次のような案内手段に懸は回わされて、それ
自体に加えられるテンションにより、その外周面でもっ
て前記下側の無端帯2の内側面をドラム11方向に加圧
する。
すなわち、無端帯2の中吉に沿って整列されたすべての
Vベルト (15) O・(15) 1・(15)
2・(15) 3のうち、両端のVベルト (15)
O・(15)0、と中央のVベルト(15) 1は、
案内ロール9゜20、16.17.10に懸は回わされ
ており、案内ロール10,9間に懸は回わされた部分を
無端帯2に内接せしめられている。
両端の■ベル) (15) Oとその間のVベルト
−(15) 1間には、■ベル) (15)Oや(15
) 1よりも短いVベルト(15) 2が、無端帯2の
巾方向においてはパ等間隔に整列するように配列せしめ
て、案内ロール18.16.17.10に懸は回わされ
ており、案内ロール10.18間に懸は回わされた部分
を、各■ベル) (15) 0・(15) 1間で、無
端帯2に内接せしめられている。
このようにして無端帯2に内接された上記Vベルト(1
5)O・(15) 1及び(12) 2の間に形成され
た間隔部には、案内ロール19.17.10に懸は回わ
された■ベル) (15) 3が、案内ロール10.1
9間に懸は回わされた部分を、無端帯2に内接せしめら
れているのである。
各Vベルト(15) O・(15) 1・(15) 2
・(15)3をこのように懸は回わして案内するため各
案内ロール9,10及び16.17.18.19には、
夫々その外周面の所要箇所に上記■ベルl−(15)
O・(15)1・(15) 2・(15) 3を懸
は囲わすためのV溝を形成してあり、特に案内ロール1
0では、■溝が形成された残りの外周面が、透水性の無
端帯2に内接して、二枚の無端帯1,2間に挾まれた泥
状物Sをドラム11方向に押圧して脱水するための、プ
レスロールとしても作用しうるように、その回転位置を
設定して支承されている。
上記加圧ベルトを構成している各■ベル)(15)O・
(15) 1・(15) 2・(15) 3に夫
々所望の張力を附与するために、例えば各案内ロール2
0.18゜19の各軸受装置は、夫々テークアツプ装置
(図示せず)によって矢印H,I、 Jで示した方向
へと弾力的に附勢されていて、先づVベルト(15)0
・(15) 1か゛案内ロール9,10間の最も長い回
転区間を無端帯2へと内接してドラム11に巻き懸けら
れ、次いで■ベル) (15) 2が、二番目に長い
回転区間を案内ロール18.10間で無端帯2へと内接
してドラム11に巻き懸けられ、最後にVベルト(15
) 3が、最も短い回転区間を案内ロール19゜10間
で無端帯2へと内接してドラム1]に巻き懸けられてい
る。
この間係は各■ベル) (15) 0・(15)
1・(15) 2・(15) 3を各個に取出し
て示した側面図(第2図)と、第3図に示した展開図に
よって理解させる通りであって、案内ロール9から案内
ロール10に倒るまでの間のドラム11に巻きついた加
圧脱水ゾーンは、この実施例のものでは、Vベルト(1
5)0・(15) 1のみが透水性の無端帯2へと内接
された第1次加圧ゾーンP1がら、Vベルト(15)
O・(15) 1間にVベルト(15)2が追加して内
接された第2次加圧ゾーンP2へと、そして第2次加圧
ゾーンP2からは各Vベルト(15) 0・(15)
1・(15) 2間に夫々Vベルト(15)3が更に追
加して内接された第3次加圧ゾーンP3へと、進むに従
って、各加圧ゾーンP1・P2・P3の順に、二枚の無
端帯1,2間へと挾まれた泥状物Sに加えられる加圧作
用が、加圧Vベルトによって加圧作用を加えられる位置
と面積を追加されて、順次段階的に強化される仕組みに
なっている。
つまり、第1次加圧ゾーンP1では、二枚の透水性の無
端帯1,2間に挾まれた泥状物Sが、両端の■ベルl−
(15) O・(15) 0によるシール作用によって
無端帯の巾方向へのはみ出しを防止された状態に保たれ
ると共に、同時に作用されるVベル1− (15)
1によっては、上記シール作用に悪影響を与えない巾
方向位置で、先づ泥状物Sの巾方向における中間位置が
加圧される。
第2次加圧ゾーンP2では、Vベルト(15)O・(1
5) 1にて加圧し残された部分が、これらの■ベル
) (15) O・(15) 1間へと作用するVベル
ト(15) 2によって追加して加圧され、更に第3
次加圧ゾーンP3では、上記Vベルト(15) 0・(
15)1・(15) 2にて加圧し残された部分が、こ
れらのVベルト(15) 0・(15) 1・(15)
2間へと夫々作用する各■ベルl−(15) 3に
よって、更に追加して加圧されることになるのである。
最終の第3次加圧ゾーンP3においては、各■ベル)
(15) 0・(15) 1・(15) 2・(1
5) 3のイ固々の巾aよりも、各Vベルト(15)
0・(15) 1・(15) 2・(15) 3間に形
成される隙間βの方が、小さくなるように、加圧ベルト
は密になることが好ましい。
かくして脱水を完了されたケーキは、二枚のベル1〜1
,2が互に遠さ゛がる方向へと案内されている第1図の
矢印K(立置に取り出される。
なお上記実施例の装置では、二次の無端帯1゜2を共に
透水性の濾過媒体に構成したが、二枚の無端帯1,2は
、その一方すなわちドラム11に対して外側でまきつく
無端帯2のみが透水性であってもよい。
その場合には、泥状部の投入部はD位置だけでよい。
上記に詳しく説明した実施例のように、二枚の無端帯1
,2を共に透水性の濾過媒体に構成した場合にあっては
、前記ドラム11を、特に次のように構成しておくと、
その脱水性が向モされる。
すなわち第8図に示す如く、ドラム11の円周面11b
つより無端帯1が巻きつく円周面を、パンチングメタル
状の多孔板に構成すると共に、より好ましくは、各パン
チ孔22に、内周面11 aから適宜高さのブッシング
23を、ドラム11内方向へと向けて突設し、このブッ
シング23にて各パンチ孔22における濾液のドラム1
1内向きの濾液の誘導出口を形成せしめるのである。
ドラム11をこのような多孔板にて構成した場合には、
前記第1〜第3次の各加圧ゾーンP1〜P3で加圧され
て、泥状物Sから透水性の無端帯1を透してドラム11
の表面方向へと排出される濾液が、直ちにこのパンチ孔
22を経てドラム11内周面方向へと排出され、ドラム
11の内周面11 a上を伝ってドラム11の側方へと
流出する。
したがって前記のようなブッシング23を各パンチ孔2
2に夫々突設しておくときは、加圧ベルト(15) 0
・(15) 1・(15) 2・(15) 3及び案内
ロール9.18.19.10等の加圧作用によってパン
チ孔22から排出された濾液が、パンチ孔22から逆滲
透して再び泥状物方向に還流するのを未然に防止し得て
、良好な脱水効率をうろことに役立つ。
また、ドラム11の外周面に上記のようなパンチ孔22
をあけた場合には、ドラム内周面11 aにテーパーを
附与しておくと (図示せず)パンチ孔22を経てドラ
ム内周面11 a方向へと排出された濾液が、ドラム内
周面11 aの底部がら速やかに排出されることを保障
せしめうる。
下側の透水性の無端帯2に内接した加圧ベルトによって
、泥状物が加圧された部分では、勿論透水性の無端帯2
によって濾過された濾液が、無端帯2を透過して加圧ベ
ルトの側方へと滲出する。
したがって、加圧ベルトを実施例のような■ベル1−
(15) O・(15) 1・(15) 2・
(15) 3でもって構成しておくときは、無端帯2
は、この■ベルI・の背面つまり巾が広い側によって加
圧されることになるので、加圧ベルトによる加圧力が、
透水性の無端帯2つまり濾布に対して、喰い込まないよ
う加えられることになり、しかも滲出濾液は、この■ベ
ルトの斜面を伝わって速かに流下することになるので、
この加圧ベルトによる加圧が解除された最終端を含む全
加圧行程において、濾液の切れが非常に良好になるとい
った効果が得られる。
また、上記実施例における■ベル) (15) 0及び
(15) 1 (殊に(1!5)1)の泥状物Sに
対するドラj111の中心方向への加圧力は、案内ロー
ル9.10間の中間位において最も強力に作用し、■ベ
ル1〜(15) 2の泥状物Sに対するドラム11の中
心方向への加圧力は、案内ロール18.10間の中間位
(案内ロール19位置あたり)において最も強く作用し
、■ベル) (15) 3の泥状物Sに対するドラム
11中心方向への加圧力は、案内ロール19.10間の
中間イ立においても最も強く作用する。
したがって他の実施例においては、第9図に示す如く、
案内ロール19.10間で各平ベルト(15) 0・(
15)1・(15) 2・(15) 3の背面へと、
1個又は複数個の加圧ロール25、又はこのようなロー
ル25.25懸は回わした平ベルト(図示せず)を内接
させて、各平ベルトをより強くドラム11方向へと加圧
せしめてもよい。
また更に他の実施例においては、加圧ベルトによる加圧
力の強化段数をより細分化して、より多段階になしても
よいことは勿論である。
また上記実施例においては、3段階の加圧ゾーンP1・
P2・P3において加圧作用する加圧ベルトの数が、平
ベルト(15) 1を2本、平ベルト(15)2を6
本、■ベル) (15) 3を9本として例示したが
、この平ベルトの本数は上記実施例に限定されるもので
はなく、要するにこの実施例のようなものでは、加圧ゾ
ーンがPlがらP3へと段階的に進むに従って、平ベル
ト (15) 1・(15) 2・(15)3の合
計本数が順次増加される関係に設定されており、且つそ
れらによる加圧作用が、後段に到るにしたがって段階的
に強化されていることが望ましく、始■ベルト(15)
1・(15) 2・(15) 3の無端帯2の巾方向
における配列位置及び本数は、脱水しようとする泥状物
Sの脱水性に応じて適当に選択するとよい。
したがって、泥状物の脱水性が悪い場合には、他の実施
例として第10図に示す如く、ドラムを複数(この場合
2個)となして、直列的に配列されたこの2個のドラム
111,211まわりを順次経過する間に、上記同様の
加圧作用を繰返し作用せしめてもよいし、更にまた他の
実施例においては、第11図に示す如く、ドラムを複数
個(この場合3個)となして、直列的に配列された3個
のドラム311゜411.511のまわりを順次経過す
る毎に、段階的に、■ベル1〜(15) 0・(15)
1間へと、平ベルト(15)2・(15) 3を追
加して内接せしめるようになして、より長い加圧ゾーン
にて段階的に変化する加圧作用を加えてもよい。
更にまた、−上記実施例は何れも、加圧ゾーンが進行す
るに従って順次段階的に加圧ベルトの本数が追加される
場合の実施例であるが、他の実施例においては、加圧ゾ
ーンが進行するに従って、複数の加圧ベルトによる回圧
作用が、上記の如く段階的に追加して加えられるのでは
なくて、加圧ゾーンの前段では、複数条の加圧ベル1へ
による加圧作用が巾方向において異った位置へと段階的
に変化して加えられ、後段ではそれが巾方向において追
加して加えられるようになしてもよいのであって、第1
2〜14図には、そのようになされた装置例を示しであ
る。
すなわち、第12図〜14図に示した装置例が、第1図
〜第3図に示した実施例と異っている点は、図面からも
容易に理解されるように、第1次加圧ゾーンP1で゛は
平ベルト(15) 1が案内ロール9゜20、18に懸
は回わされていて、第2次加圧ゾーンP2に到ると、こ
れと交代的に、■ベル) (15) 2が、無端帯2の
中方向において平ベルト(15)1とは異なった位置へ
と懸は回わされている点にある。
第2次加圧ゾーンP2がら第3次加圧ゾーンP3へは、
■ベル) (15) 2の本数を追加して懸は回わ
しであるが、この点はさきに詳しく説明した実施例と同
様である。
以上、この考案の装置を実施例について説明したが、上
記したところからも容易に理解されるように、この考案
の脱水装置は、二枚の無端帯間に挾まれた泥状物を、そ
れが巻き懸けられたドラムの周囲で、泥状物への加圧ベ
ルトによる作用位置を段階的に変化せしめつつ、次第に
圧搾圧を強化して脱水する装置であるから、加圧ゾーン
の初期の段階においては、含水率の高い泥状物に対し極
く部分的な圧力を加えることによって、つまり透水性の
無端帯を加圧ベル1〜によって大きく閉塞することなく
、透水性よく圧搾することによって、加圧ベルI・が接
触作用されていない部分での濾液透過作用を最大限に発
揮せしめ、もって透水性の無端帯に目詰まりを生ぜしぬ
ることの少ない比較的低い透水圧でもって脱水せしめ、
含水率が低下した後段の加圧ゾーンに進むにしたがって
、異った作用面つまり加圧ベルトか当っていたため目詰
まりしていない作用面で濾過せしめるとか、より密な加
圧作用面積(合計面積)でもって加圧ベルトを作用せし
めることにより、前段階で加圧し残された部分の泥状物
を、追加された位置から加圧して脱水せしめる方法であ
るから、加圧行程の前段から後段に到る間において、で
きるだけ平均化された流量でもって濾液を滲出せしめ、
目詰まりを生せしめることなく極めて円滑に脱水せしめ
うるちのである。
特にこの考案の装置では、従来装置のように、加圧ベル
I・による加圧行程の初期において泥状物の巾方向の全
面に対して急激に過大な圧力を作用せしめるものではな
いから、従来装置のように、泥状物を挾んでいる濾過媒
体としての透水性の無端帯に、加圧行程の初期において
ひどい目詰まりを惹起せしめ、そのため爾後の加圧行程
における脱水効率の低下を招来するといったような欠点
がないのである。
また無端帯がドラムへと巻きついている部分において、
該無端帯へと加圧作用位置を追加して作用せしめられる
複数の加圧ベルトによる加圧作用は、上記せる如く、加
圧ベルトの張力によってドラム方向へと作用される圧力
が、最も強力にドラム方向に作用される位置を、各加圧
ベルト毎に段階的に異にしているので、この点でも、本
考案の装置によれば、泥状物が脱水のために圧搾される
部位を、順次追加されるばかりでなく、該部位に対する
作用圧力が、ドラムの回転方向においても交替的に若干
変更されつつ加えられて脱水されることになり、決して
泥状物に対して一斉に無理な圧力が加えられることにら
なないから、極めて円滑に脱水作用が営まれるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る脱水装置を概略的に示した側面
図、第2図a−1はドラムに巻き懸けられた二枚の無端
帯と3種類の加圧ベルトを各個に取り出して示した側面
図、第3図はドラムに巻き懸けられた無端帯と各加圧ベ
ルトがドラムの外周面に作用している部分の展開図、第
4図は第3図のIV−IV線断面図、第5図は第3図の
V−V線断面図、第6図は第3図の■I−■■線断面図
、第7図は第3図のVll−VII線断面図、第8図は
ドラムの一部切欠断面図、第9〜12図は夫々他の実施
例を示した脱水装置の概略側面図、第13図は第12図
に示した実施例においてドラムに巻き懸けられた二枚の
濾布と4種類の加圧ベルトを取出して示した側面図、第
14図は第12図のドラムに巻き懸けられた無端帯と各
加圧ベル1〜がドラムの円周面に作用している部分の展
開図である。 1.2・・・無端帯、3〜10・・・案内ロール、11
.111゜211、311.411.511・・・ドラ
ム、(15) 0〜(15) 3・・・■ベルト(
加圧ベルト)、16〜20・・・案内o−/l/、22
・・・パンチ孔、23・・・ブッシング、25・・・加
圧ロール、S・・・泥状物。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 夫々複数個の案内ロールに懸は回わされた二枚の無
    端帯の少くとも一方の無端帝を透水性の濾過媒体にて構
    成すると共に、この二枚の無端帯が互に外接せしめられ
    て同一方向へと駆動される走行区間の前段に、二枚の無
    端帯間に泥状物を挾持せしめうるように泥状物を供給で
    きる泥状物の供給装置を配設し、前記二枚の無端帯が互
    に外接せしめられた部分を、二枚の無端帯間に挾まれた
    泥状物を挟圧するために、一方の無端帯に内接せしめて
    軸受されたドラムと他方の無端帯に内接せしめて複数個
    のロールに懸は回わさi′シた加圧ベル1〜にて挟圧せ
    しめ、前記加工ベルトを、無端帯の中方向に兼列して配
    列された多数条の加圧ベルトでもって構成しである、泥
    状物の脱水装置で゛あって、無端帝へと内接せしめられ
    た前記加圧ベルI・の条数が、前記無端帯の走行方向に
    おいて、段階的に増加せしめられていること、を特徴と
    する泥状物の脱水装置。 2 前記多数条の加圧ベルトを構成している個々の加圧
    ベルトが■ベルトである、実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載の泥状物の脱水装置。 3 前記ドラムがパンチングメタル状の多孔板でもって
    構成されている、実用新案登録請求の範囲第1項又は第
    2項に記載の泥状物の脱水装置。
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