JPS59224303A - 木質単板の染色方法 - Google Patents

木質単板の染色方法

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Publication number
JPS59224303A
JPS59224303A JP9988883A JP9988883A JPS59224303A JP S59224303 A JPS59224303 A JP S59224303A JP 9988883 A JP9988883 A JP 9988883A JP 9988883 A JP9988883 A JP 9988883A JP S59224303 A JPS59224303 A JP S59224303A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
veneer
dyeing
wood
veneers
dye
Prior art date
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Pending
Application number
JP9988883A
Other languages
English (en)
Inventor
博 岩野
真治 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は木質単板の染色方法に関するものである。
〔背景技術〕
従来より、木質単板を染色するには、スチーミング染色
法が用いられている。スチーミング染色法は木質単板上
に染色液を塗布したのち、木質単板を多数枚積載しスチ
ーミング処理を行なって染料を単板内部に含浸するもの
である。
ところが、このような染色方法では、スチーミング処理
時における単板の積載ずれや空気°層の発生等により染
色むらが生じ、染色した単板のうち20〜30チ程度が
色むら不良となっていた。
〔発明の目的〕
この発明は木質単板の染色むらをなくすことができる木
質単板の染色方法を提供することを目的とする。
〔発明の開示〕
この発明の木質単板の染色方法は、木質単板に染料を含
浸後、染料溶解性の有機溶剤を塗布し、ついで養生する
ことを特徴とするものである。
この発明の一実施態様を第1図を参照して説明する。す
なわち、この木質単板の染色方法は、第1図に示すより
に、ロータリー単板、スライス単板等の木質単板に染料
を塗布し、その約30枚程度を積載し、スチーミング処
理したのち、均一染色単板と色むら単板とを選別し、色
むら単板についてはその表面に染料溶解性の有機溶剤を
塗布し養生するものである。
このようにすると、色むら単板内に含浸した染料の一部
が有機溶剤に溶解され、養生工程中に単板内を淡色部へ
と移行することにより、均一な染色単板を得ることかで
ざるのであ・る。したがって、この方法によれば、従来
、スチーミング処理時の積載ずれや空気層の発生などに
よシ、20〜30係程度は発生していた色むら不良の単
板をほとんど救済することができ、歩留9を向上させる
ことができる。
前記有機溶剤としては、たとえばジメチルスルホキシド
(以下、DMSOという)1ジメチルスルホンアミド、
メタノール等が使用可能である。
また、この発明の方法は、単板素材に起因する染色単板
内の色むらの軽減にも適用可能である。
すなわち、水を媒体として用いる浸漬法による染色では
木質単板の素材特性(やに部、あて部9辺材心材等)に
染色程度が大きく影響され、染色むらが生じていた。
そのため、染料液中に木質単板を浸漬して染色したのち
、iU記と同様にこの単板にDMSO等の有機浴剤を塗
布し養生させることにより、この浴剤が単板内の染料を
溶解し、木質単板の組織を膨潤させて水系染色では充分
に浸透しなかった部分(たとえば心材部)に染料を運び
、単板内を均一に染色する。このようにして色むらをな
くした単板は代願単板の製造等に好適に使用することが
できる。
さらに、この発明の方法は、木質単板を素材とする化粧
単板の製造方法における夏材部の表現にも適用可能であ
る。すなわち、天然の木目模様を人工的に表現する化粧
単板の製造方法において、春材部と色相が等しくかつ明
度が春材部よシ低い測幅の夏材部を表現するには、単板
に夏材部を捺染するか、あるいは集成接着時の接着剤を
あらかじめ夏材部色に着色する方法が従来よシ採用され
ていたが、いずれも色調が困難で春材部と同様な色調が
得にくかった。
そのため、第2図囚ないしくD+に示すように、素材単
板1を染色槽2に浸漬して春財部色に染色後、低沸点有
機溶剤(たとえばメチルアルコ−/I/)をスプレー3
により塗布し、ついで養生したの□ち、片面(または両
面)をヒータ4等で加熱して有機溶剤を蒸発させ、素材
単板1を乾燥する。このようにすると、第2図(E)に
示すように溶剤に溶解した染料の一部が溶剤乾燥時に溶
剤とともに素材単板1の表面に移行し、表面にあたかも
捺染したかのごとき濃色層5(夏材部色)が形成された
染色単板7を得ることができるのである。
得られた染色単板7は、ついで第2図fFlないし卸に
示すように、その複数枚を接着剤を介して積層し凹凸型
8で圧締接着して集成フリッチ9を得、このフリッチ9
を所定方向からスライスすることにより、春材部10と
色相が等しく濃色の測幅夏材部11を表現することがで
き、すこぶる天然感。
自然感に富んだ化粧単板12を得ることができる。
また、この方法によって、素材単板1内部の色むらをも
解消することができるのはもちろんである。
つぎに、実施例をあげてこの発明の木質単板の染色方法
を説明する。
実施例1:  1.Om厚アイウスロータリー単板を柾
目型(平型)にて集成フリッチ化し、ついでスライスし
て柾目模様のスライス単板を得た。このスライス単板に
オーク調に調色【7た染色液を塗布後、スチーミング処
理した。染色後、色むら単板を選別し、これにDMSO
を塗布し養生したところ、色むらのない均一なオーク調
スライス単板が得られた。
実施例2: 南洋材の心材および辺材が混在する1、 
0 in厚ロータリーレース単板を酸性塗料の90℃水
溶液に浸漬して染色した。この単板内には、第3図に示
すように辺材部13と心材部14の染色むらが顕著に現
れていた。すなわち、辺材部13はよく染まっているの
に対し、心材部14はあまシ染まっていなかった。
この単板1′にスプレーによ5 DMSOを100f/
iの割合で両面に塗布し、ついでプラスチックシートで
密封し、−晩装置して養生した。この養生工程によシ、
単板1′は第4図に示すように心材部14と辺材部13
との染色むらが目立たなくなシ、使用に耐えうる程度に
なった。
実施例3: 南洋材の1.0 mmmクロータリーレー
ス単板プヲウン色の酸性染料で染色したのち、スプレー
によジメタツールを1009Ar?の割合で両面に塗布
し、ついでプラスチックシートで911JL、2時間放
置して養生した。しかるのち、単板の片面から熱風を当
ててメタノ−1しを蒸発させ、片面に染料の濃色層を形
成した。この単板の複数枚を接着剤を介して凹凸型内に
積層し圧締接着して集成フリッチを得、これをスライス
して第2図に示すような化粧単板12を得た。この化粧
単板12には春材部10と同色相のシャープな夏材部1
1が表現されていた。
〔発明の効果〕
この発明によれば、木質単板の染色むらをなくすことが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の方法を適用したスチーミング染色法
の工゛程説明図、第2図は化粧単板の製造方法を示す工
程説明図、第3図は実施例2における染色後の単板内の
染色むらを示す断面図、第4図は実施例2において染色
むらをなくした単板の断面図である。 1・・・素桐単板(木質単板)、2・・・染色槽、3・
・・スプレー、7・・・濃色層、9・・・集成フリッチ
、12化粧単板 第1図 (A)             (B)(H) 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 木質単板に染料を含浸後、染料溶解性の有機溶剤を塗布
    し、ついで養生することを特徴とする木質単板の染色方
    法。
JP9988883A 1983-06-03 1983-06-03 木質単板の染色方法 Pending JPS59224303A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9988883A JPS59224303A (ja) 1983-06-03 1983-06-03 木質単板の染色方法

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JP9988883A JPS59224303A (ja) 1983-06-03 1983-06-03 木質単板の染色方法

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JPS59224303A true JPS59224303A (ja) 1984-12-17

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ID=14259313

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JP9988883A Pending JPS59224303A (ja) 1983-06-03 1983-06-03 木質単板の染色方法

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