JPS59204862A - 静電記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、トナーとキャリヤとからなる２成分現像剤を
用いて現像を行なう静電記録装置に係わるもので、常に
同一濃度の良好な複写画像が得られるよう改良がなされ
た静電記録装置に関するものである。

従来技術 従来、電子写真複写機等の静電記録装置にあっては、ト
ナー濃度を一定に制御して複写画像を安定するよう努力
がなされている。そのための方法としては、静電像形成
体に形成した標準潜像を現像した後、その標準像の濃度
を検出してトナー補給を制御する方法や、現像器内で現
伶スリーブ近くの現像剤の透磁率を測定してトナー濃度
を一定に制御する方法がとられている。し２かし上記の
トナー濃度を制御する方式はいずれもレスポンスが悪い
という欠点をもつ。即ちトナー濃度が制御すべき値から
ずれた場合、これを修正しようとしても、定められた値
へ戻るには少なくても数枚の複写を必要とするので、急
激なトナー濃度の変動には全く制御能力がない。ところ
が複写機特に高速複写機においてはトナーの消費も速く
このような急激なトナー濃度の変動が起こる場合がある
。

静電記録装置における現像器の機能は、静電潜像が形成
されたドラム或いはシーに状の誘電体や感光体の像保持
体上にトナーを供給して現像することであるが、新たな
トナーを現像剤中へ供給し、混合する機能をも持ってい
る。現像器は一般には現像がなされてトナーが消費され
る部分（以下現像領域と言う）と、新たなトナーが供給
されて攪拌される部分（以下攪拌領域と言う）とは離れ
た場所にあるため、供給されたトナーが現像に寄与する
までにはある時間を必要とする。そのため複写画像を現
像している間は常に現像領域と攪拌領域とでトナー濃度
に差が生じ、攪拌領域のトナー濃度の方が高い状態とな
る。

一方、静電記録装置においては、単一の駆動装置によっ
て静電像形成体、現像器、転写材搬送装置が駆動されて
いる。従ってコピーボタン等のスタートボタンが押され
てから記録装置が停止するまでは静電像形成体、現像器
、転写材搬送装置はすべて作動している。この現像器の
作動は、指定された枚数の現像を行なって可視像を形成
する可視像形成主根だけでなく、現像に先立って例えば
感光体、照明ランプ等が安定するまで行なわれる予備作
動工程から、例えば転写材を記録装置外へ排出させ或い
は次の記録の準備のために行われる後処理工程まで作動
している。従来の静電記録装置にあってはこの予備作動
工程および後処理工程では現像はなされないで、トナー
は消費されないようになっていた。

よって最後の現像が終ったあとの後処理工程や、次の複
写を始めるまでの予備作動工程においては、現像が行な
われない状態で現像器が作動しているため、現像器内の
トナー濃度は均一化される。

よって例えば高速複写機で連続コピーを行なったときに
は、連続コピー中の現像領域のトナー濃度と攪拌領域の
トナー濃度の間では２０％〜５０％の差異があるので、
連続コピー中の複写濃度と、次のコピーを行なったとき
の複写濃度との間では顕著な濃度差が生じてしまう。

発明の目的 本発明の目的は、現像領域におけるトナー濃度を常に安
定処し、良質で安定した画像記録を得ることにある。

発明の構成 本発明は、トナーとキャリヤとからなる２成分現像剤で
現像を行なう現像器が現像に必要な時間以外の時間にも
作動する静電記録装置において、現像時間以外の時間に
トナーを像保持体に移すようにしたことを特徴とする静
電記録装置な提供するものである。

即ち、トナーが消費されないで現像器が作動すると、現
像領域におけるトナー濃度は大きく変動するので、本発
明においては可視像形成工程以外の予備作動工程及び／
又は後処理工程でもトナーを消費させるよ５にして、複
写画像の濃度を安定させるようにしたものである。

実施例 第１図は本発明に係る静電記録装置の一例を示す電子写
真複写機の構成図で、第２図は第１図に示した複写機の
タイムチャートを示したものである。

電子写真複写機やファクシミリに代表される静電記録装
置においては、原稿を露光走査して得られる反射光また
は電気情報信号罠より感光体または誘電体上に原稿また
は電気情報の静電潜像を形成し、静電潜像を現像して可
視像とし、この可視像を記録紙圧転写した後定着して記
録像を形成している。第１図は従来の電子写真複写機の
概略構成を示しており、矢印（実線）方向に移動する原
稿台１上に゛載置した原稿Ｇを照明ランプ２で照射し、
原稿Ｇからの反射光を矢印方向に回転する回転ドラム３
の感光体３ａ上に投射して感光体３ａ上に原稿の静電潜
像を形成する。回転ドラム３０周面には感光体３ａを一
様に帯電する帯電極４と、現像器５と、転写電極６と、
分離電極７と、クリーニング装置８（ファーブラシ方式
）とが順次に配置されている。静電潜像は現像器５によ
り現像されて可視像とされ、可視像はカセットなどの給
紙装置１０から給紙ローラ１１により給紙された記録紙
Ｐは進入ガイド板１２により導かれて転写電極６により
転写される。転写後記録紙Ｐは分離電極７により感光体
３ａかも分離され、搬送装置１３により定着装置１４に
搬送され、そこで定着された排紙皿１５　Ｋ排紙される
。

一方、現像によって消費されたトナーは、トナー補給ロ
ーラ１８の回転によってトナーホッパー９から現像器５
に供給される。現像器５の攪拌領域では攪拌羽根１７に
より供給されたトナーを現像剤中に均一に攪拌し、現像
スリーブ１６によって現像領域に搬送され、現像に寄与
する。

第２図は本発明のタイムチャートの１例を示したもので
、帯電工程と露光工程の状態圧よって現像が行われるか
どうかを示している。１３で示した領域は記録装置の作
動を安定にするために行われる予備作動工程で、約１秒
程度である。１４で示した領域は指定された枚数を現像
する可視像形成工程で、１５で示した領域は転写した記
録紙Ｐを記録装置外へ排出するための後処理工程で、こ
の間は感光体３＆を局面に有した回転ドラム３も現像器
５も回転していて、約２秒程度である。本実施例では後
処理工程の工程で約１秒前後の間帯電を作動させ、かつ
その間は露光を作動させないようにして、その間現像を
行なうことにより現像領域のトナー濃度を低下させ、次
の複写を行なったとき、画像濃度が前の画像濃度と比較
して異常に高くならないようにしている。

後処理工程で現像されたトナーはそのまま感光体ドラム
３に付着させておいても良いが、記録装置が停止する直
前のみ現像させないことによってクリーニングしても良
い。この時間は約０．２〜０．３秒程度で、この時間も
加味して現像する時間を決めれば問題にならない。

クリーニングされ、たトナーはクリーニング装置８内に
収拾されるが、回収装置を設けて収拾されたトナーを再
び現像器５へ戻すよう構成されていることが好ましい。

なお本実施例では後処理工程で画像濃度を一様にするた
めの現像を行なっているが、之に限定するものではな（
、予備作動工程で上記現像を行な５ことも、また後処理
工程と予備作動工程との両工程で上記現像を行なうこと
も可能であって、何れも同様の効果を得ることができる
。

発明の効果 本発明により、例えば連続してなされる連続複写や１枚
宛の単一複写が入り混ってなされるような複写条件にお
いても、常に安定した同一濃度の複写画像が得られる静
電記録装置を得ることができた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用される静電記録装置の１例を示し
た構成図で、第２図は本発明によるタイムチャートの１
例を示す。 ３・・・感光ドラム　　　５・・・現像器８・・・クリ
ーニング　　１３・・・予備作動工程１４・・・可視像
形成工程　１５・・・後処理工程１６・・・現像スリー
ブ　　１７・・・攪拌羽根１８・・・トナー補給ローラ ーヌ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）トナーとキャリヤとからなる２成分現像剤で現像
   を行なう現像器が現像に必要な時間以外の時間にも作動
   する静電記録装置において、現像時間以外の時間にトナ
   ーを像保持体に移すよう処したことを特徴とする静電記
   録装置。
2. （２）　　記録動作が前記像保持体上に可視像を形成す
   る可視像形成工程と、該工程の前に行なわれる予備作動
   工程と前記可視像形成工程の後に行なわれる後処理工程
   とからなる記録動作を行なう特許請求の範囲第１項記載
   の静電記録装置において、前記予備作動工程及び／又は
   前記後処理工程のための時間の全部又は一部において、
   像保持体にトナーを移すようにしたことを特徴とする静
   電記録装置。