JPS5919965Y2 - テ−プレコ−ダのテ−プ移送安定装置 - Google Patents

テ−プレコ−ダのテ−プ移送安定装置

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Publication number
JPS5919965Y2
JPS5919965Y2 JP2823478U JP2823478U JPS5919965Y2 JP S5919965 Y2 JPS5919965 Y2 JP S5919965Y2 JP 2823478 U JP2823478 U JP 2823478U JP 2823478 U JP2823478 U JP 2823478U JP S5919965 Y2 JPS5919965 Y2 JP S5919965Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
capstan
capstans
pinch
recorder
Prior art date
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Expired
Application number
JP2823478U
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English (en)
Other versions
JPS54133010U (ja
Inventor
斌 泉川
雅英 木村
直道 郡
Original Assignee
日本ビクター株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本ビクター株式会社 filed Critical 日本ビクター株式会社
Priority to JP2823478U priority Critical patent/JPS5919965Y2/ja
Publication of JPS54133010U publication Critical patent/JPS54133010U/ja
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  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、デュアルキャプスタン形式のテープレコー
ダの録音または再生動作の開始直後のテープたるみとテ
ープ走行の不安定を防止することを目的としたテープ移
送安定装置を提供するものである。
2組のキャプスタン、フライホイール、ピンチローラを
備えたデュアルキャプスタン形式のテープレコーダにお
いては、通常はテープ移送方向に対して上流側にあるキ
ャプスタンの回転速度を下流側にあるキャプスタンより
若干(0,5%程度)遅くするようにしており、これに
よって両キャプスタン間のテープに適宜の張力を与える
ようになっている。
しかしながら、テープレコーダに装填前のカセットのテ
ープのたるみが皆無であることは期し難く、また、録音
、再生、消去などのヘッドのカセット内への進入動作に
よってもテープたるみが発生することがあり、録音また
は再生動作を開始した直後には、2組のキャプスタンと
ピンチローラ間のテープにたるみが残っていることか゛
多い。
このため、両キャプスタン間の回転速度差によって、こ
のたるみを吸収し、かつ、テープに所定の張力(例えば
、20gr程度の)を付与するまでには、意外に長い時
間を要するものである。
実験によると、テープ張力の時間的変化は、例えば第3
図に示す3曲線のようなものとなる。
このグラフは、縦軸にテープ張力を、横軸に経過時間を
示している。
なお、テープに所定張力が加わっていない時には、テー
プのヘッドに対する充分な圧接力が得られず、特にテー
プのたるみが残っている場合には、テープとヘッドが離
間していることもあるため、電気磁気変換作用が不完全
になるか、あるいは全く行なわれなくなる。
また、テープの移送路には通常複数個のテープガイドが
配置されているが、テープ張力が不完全な状態では、こ
れらのテープガイドは完全なテープ走行路の規制作用を
果せないために、テープの走行不安定を招くおそれがあ
る。
従って、このような不安定過渡状態はなるべく短くしな
ければならないが、実験によると実用上に支障のない張
力に達するのには1〜2分、さらにこれが定常値に達す
るまでには5分程度を要することがある。
この考案は、以上の欠点を除去し改善したもので、録音
または再生動作の開始直後に短時間の間、上流側のキャ
プスタンの回転速度を故意に遅らして、テープたるみを
防止し、かつ、テープに所定の張力を付与し終る時間を
極く短くするようにしたものである。
第1図はこの考案の一実施例を示す平面図で、テープレ
コーダが再生動作を開始した直後の状態を示しており、
第2図はその側面図を示している。
これらの図において、1は第1のキャプスタン、1′は
第2のキャプスタンで、一体構成されたキャプスタン軸
受2,2′によってそれぞれの一端を軸承されており、
他端にはフライホイール3,3′を備えている。
フライホイール3,3′は同一の弾性ベルト4を介して
モータ5の出力軸に設けられたモータプーリ6によって
反時計方向に駆動されており、また、慣性効果を大にす
るためにフライホイール大径部7.7′を備え、これら
を互いに段違いになるように配置しており、スラスト軸
受け8,8′によってそれぞれの下端を支えている。
9は第1のピンチローラ、9′は第2のピンチローラで
、それぞれキャプスタン1,1′に転接しており、この
間に挟持されたカセットのテープ10に適宜の張力を付
与しつつ矢印A方向に移送するようになっていることは
周知のとおりで゛ある。
11はブレーキレバーで゛、メカニズム基台12の下面
に植設された軸13によって回動自在で、その先端部に
はフェルトなどの制動子14を備えており、これをフラ
イホイール大径部7の外周部に圧接して適宜の制動力を
与えることができるようにしである。
15はソレノイドで、そのソレノイドプランジャー16
の先端部にはピン17を介して摺動板18が連結されて
いる。
この摺動板18は他端をピン19に案内されて移動自在
であるが、常にスプリング20によって、その復帰方向
(ソレノイド吸着方向と反対方向)に付勢されており、
かつ、前記ブレーキレバー11との間にスプリング21
が架設され、これによって制動子14にフライホイール
大径部7に対する圧接力を与えている。
この考案は、以上のような構成であるから、第1図に示
すように録音または再生動作が開始されてピンチローラ
9,9′がキャプスタン1,1′に圧着されるのと同時
に、あるいはやや早目に制御回路を通じてソレノイド1
5に通電され、短時間(約0゜5秒)の間、ソレノイド
15を作動させて、前記摺動板18を介してブレーキレ
バー11を回動させ、その先端部に備えた制動子14を
フライホイール大径部7に圧接して、ブレーキ作用を行
なわせた後に、制御回路中の時定数回路によって電源を
断ち、ブレーキ作用を停止するようにしである。
なお、制御回路による上記ソレノイド15への通電時間
は、テープレコーダの増幅回路中に設けられた信号出力
のミューティング回路の作動時間よりは短くしてあり、
テープ走行の過渡状態における録音または再生は行なわ
れないようにしである。
このようにテープ移送方向の上流側にあるフライホイー
ル7に短時間の制動作用を与えることによって、カセッ
トのテープ10のテープたるみは殆んど皆無となるとと
もに、そのテープ張力は第3図に示すグラフの6曲線の
ように、短時間で定常値に達する。
以上の実施例では、フライホイールに対する短時間の制
動作用をソレノイドを用いて行なったが、これに限定さ
れるものではなく、他の適宜の機械的手段によって行な
ってもよい。
この考案は、以上のように、デュアルキャプスタン形式
のテープレコーダにおいて、第1のキャプスタンとピン
チローラおよび゛第2のキャプスタンとピンチローラと
の転接によって回転挟持してテープを走行するテープ走
行時に、テープの移送方向に対して上流側のキャプスタ
ンもしくはフライホイールに、制御回路を通じてテープ
レコーダの増幅回路中に設けられた信号出力のミューテ
ィング回路の作動時間より短い時間制動部材により制動
力を与えてテープの走行動作の開始直後では、上記上流
側のキャプスタンの回転速度を定常速度より故意に遅く
なるように構成したテープレコーダのテープ移送安定装
置を提供したので、録音または再生動作の開始直後のテ
ープたるみを解消できるとともに、2つのキャプスタン
とピンチローラによって付与されるテープ張力を速やか
に定常値に達しせしめることができるとともに、上流側
のキャプスタンもしくはフライホイールに制動力を与え
る時間を信号出力のミューティング回路の作動時間より
短い時間としであるため、録音または再生の初期にテー
プ上の記録信号またはテープよりの再生信号が歪んだり
、ドロップアウトなどの問題を完全に解消することがで
きる特長がある。
また、短時間でテープが安定した定常走行状態になるの
で、テープガイドの微調整のような組立工程における調
整作業の所要時間を短縮することができ、さらに、タイ
マー録音の場合のように、走行中のテープたるみを目視
によってチェックできない時にはこの考案装置は特に便
利である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のテープレコーダのテープ移送安定装
置の実施例を示す平面図、第2図はその側面図、第3図
は従来例とこの考案とのテープ張力の時間推移の比較を
示すグラフである。 1.1′・・・キャプスタン、2,2′・・・キャプス
タン軸受、3,3′・・・フライホイール、4・・・弾
性ベルト、5・・・モータ、6・・・モータプーリ、7
,7′・・・フライホイール大径部、8,8′・・・ス
ラスト軸受、9,9′・・・ピンチローラ、10・・・
テープ、11・・・ブレーキレバー、12・・・メカニ
ズム基台、14・・・制動子、15・・・ソレノイド、
18・・・摺動板、20.21・・・スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1および゛第2のキャプスタンとそれぞれのキャプス
    タンに結合された2つのフライホイールおよび上記2つ
    のキャプスタンにそれぞれ転接する2つのピンチローラ
    とを備え、これらの第1のキャプスタンとピンチローラ
    および第2のキャプスタンとピンチローラとの転接によ
    って回転挾持してテープを移送するようにしたデュアル
    キャプスタン形式のテープレコーダにおいて、第1のキ
    ャプスタンとピンチローラおよび第2のキャプスタンと
    ピンチローラとの転接によって回転挾持してテープを移
    送するテープ走行時に、テープの移送方向に対して上流
    側のキャプスタンもしくはフライホイールに、制御回路
    を通じてテープレコーダの増幅回路中に設けられた信号
    出力のミューティング回路の作動時間より短い時間制動
    部材により制動力を与えてテープの走行動作の開始直後
    では、上記上流側のキャプスタンの回転速度を定常速度
    より故意に遅くなるように構成したことを特徴とするテ
    ープレコーダのテープ移送安定装置。
JP2823478U 1978-03-06 1978-03-06 テ−プレコ−ダのテ−プ移送安定装置 Expired JPS5919965Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2823478U JPS5919965Y2 (ja) 1978-03-06 1978-03-06 テ−プレコ−ダのテ−プ移送安定装置

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JP2823478U JPS5919965Y2 (ja) 1978-03-06 1978-03-06 テ−プレコ−ダのテ−プ移送安定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54133010U JPS54133010U (ja) 1979-09-14
JPS5919965Y2 true JPS5919965Y2 (ja) 1984-06-09

Family

ID=28873823

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2823478U Expired JPS5919965Y2 (ja) 1978-03-06 1978-03-06 テ−プレコ−ダのテ−プ移送安定装置

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JPS54133010U (ja) 1979-09-14

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