JPS59189519A - しや断器操作用蓄勢器の駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 この発明は、蓄勢軸と、この軸に間欠結合によって連結
される型車とを、往復運動する駆動爪によって歩進運動
させて蓄勢ばねを蓄勢する形の、しゃ断器操作用蓄勢器
の１駆動装置に関する。

この種の駆動装置は、少なくとも電力しゃ断器の閉成に
心安な機械的エネルギを何時でも指令に応じて供給しう
るように急速に用意するという機能をその目的としてい
る。そしてとのような駆動装置は動作が確実で経済性も
良好であることが要求される。

型車を使用する方式のこの種の駆動装置は、比較的大き
な駆動工坏ルギを小さな力で供給しようとする場合に有
利である。この際型車は、その歯に係合する駆動爪の往
復運動によって歩進的に回動される。そして型車が蓄勢
ばねを完全に蓄勢した状態に達すると駆動爪およびそれ
を動かす電動機の駆動が解消するようにされなければな
らない。

さらに型車の歯の著しい負荷およびその歯に係合してい
る爪が型車の急激な運動によって著しく負荷されること
やしゃ断器の開成に十分な蓄勢ばねの最終状態以上に型
車を歩進するのを回避することが望ましい。

従来のしゃ断器操作用蓄勢器のこの種の電動機駆動装置
の一例を第１図ないし第４図に示す。第１図において、
１は回転蓄勢軸であって、軸受２゜３によって回動可能
に支持されている。この蓄勢軸１の図示右端にはクラン
ク腕４が取付けられ、これに対してクランクと７５を介
して連結棒６が取付けられている。そしてこの連結棒６
の上端には可動ばね受け７が取付けられ、それと固定ば
ね受１０との間にしゃ断器閉成用の蓄勢ばね８が装着さ
れている。また蓄勢軸１には型車１１が回動”Ｊ’　Ｎ
＠に装着されており、そのボス１２には第２図に示すよ
うに約２７０°の範囲にわたって円弧状切欠部１３が設
けら九、この切欠部１３に輔１に嵌められたキー１４が
係合して、切欠部１３とキー１４とは特定の間欠結合を
形成している。型車１１は外周に歯１５を有し、この歯
１５は一定の欠落部１６を除く全周に設けられている。

型車１１は、次のような駆動部１７によって歩進駆動さ
れる。すなわち、型車１１を挟むようにその両側に駆動
レバー１８が回動可能に設けられ、このレバー１８の間
にまたがって設けられたリンク軸１９に駆動爪２０が回
動可能に装着され、さらにこのリンク軸１９に連結され
た駆動棒２１が第４図に概念的に示す電動機２２によっ
て偏心輪を介して往復運動する。駆動爪２０は、ばね２
３によって眞１５の方向に押圧され、歯１５に作用する
。摩擦片２４は、レバー１８に装着され、第３図に示す
ように摩擦片２４を型車１１の両側の摩擦面２５に押圧
するように設けられた押圧ばね２６とともに共通のケー
ス２７内に保持されねじ２８によって押圧力がｐＨ整さ
れる。

二つの支持爪３２は、蓄勢軸１に回動可能に装着された
支持レバー３１のリンク軸３３に型車１１の周辺に対向
して取付けられ、ばね３４によって歯１５の方向に押圧
されそれぞれ歯１５に作用して爪磨１１の逆転を阻止す
る。

蓄勢ばね８が最大エネルギを蓄えたときに蓄勢軸１を鎖
錠するために、鎖錠装置が設けられている。この鎖錠装
置１１は、第１図左方と第４図に示すようにローラ３６
を有し蓄勢軸１に固定されたレバー３５と、回動可能に
支持され、鎖錠状態において、その端面３８がローラ３
６に当接し、レバー３５を介して蓄勢軸１の回動を阻止
する鎖錠レバー３７とを備え、レバー３５がこの位置に
あるとき、電動機２２の電源開閉器３９を開いている。

なお、この状態においては、クランク腕４は第２図に示
すように僅かに下方の死点を越えた位置にあり、駆動爪
２０は歯１５の欠落部１６に達しているように設定され
ている。

ここで第４図に概念的に示されたしゃ断器の電甑９を閉
成する場合には、鎖錠レバー３７がたとえば電磁石装置
４ｏによって矢印４１の方向に引張られる。するとレバ
ー３７の端面３８はローラ３６から外れ、蓄勢軸１の時
計方向の回動を自由にする。また、このとき蓄勢軸１は
キー１４が切欠部１３における位置から出発して］８０
０以上の角度を型車１１とは無関係に回動できる。こう
して蓄勢ばね８は連結棒６とクランク腕４とを介して蓄
勢軸１を約１８００回動させ、しゃ断器を閉成させる。

そして同時に蓄勢軸ｌに固定されたレバー３５のローラ
３６が第４図の位置から時計方向に回動すると、開閉器
３９け閉成されて電動イ犯２が始動する。したがって駆
動棒２１を介してレバー１８の往復運動が次の蓄勢のた
めに開始される。

しかしその際、駆動爪２０け型車１１の歯１５の欠落部
】６にあるので型車１Ｊには作用しない。

その代りに、第３図に示すようにレバーＪ８に設けられ
た摩擦片２４が駆動棒６の往復運動に応じて方向の変換
する駆動モーメントを摩催結合によって型車１１に与え
る。そして支持爪３２が爪車１１における反時計方向の
回動を阻止するので時計方向の駆動モーメントだけが有
効となって、型車１１は時計方向に歩進させられる。し
たがって駆動爪２０が型車１１の歯１５に係合するよう
になり、次にはこの歯１５を介して型車１１が回動され
るようになる。なお、この場合、キー１４は蓄勢ばね８
が蓄勢された状態の第２図の位置から時計方向に１８０
０変位しているので、型車１１は、その切欠部１３の端
面がキー１４に当接するまで歩進空転しうる。そしてと
の当接したときから蓄勢軸１は型車１１に追動してクラ
ンク腕４および連結棒６を駆動し、次第に蓄勢ばね８を
蓄勢して遂に第１図および第２図に示す位置に達する。

このような構成にすると、電動機は、駆動棒、駆動レバ
ー、駆動爪々どを動かすだけのほとんど無負荷状態で始
動することができ、装置に衝撃を与えることがない。し
かしながらこの装置では、駆動爪が型車の歯の欠落部に
あるとき、型車の輪体側面を摩擦面として、この面に摩
擦片をばねにより押圧して型車を摩擦歩進させるように
しており、このようなすべり摩擦だけでは摩擦面の接触
状態によう摩擦力が変化し、動作の確実性が乏しいとい
う欠点がある。また、このような構成では摩擦歩進させ
る部分の構成が複雑で部品数が多く高価になるという欠
点がある。

〔発明の目的〕

この発明は上記の欠点に鑑み安価で確実なしゃ断器操作
蓄勢器の駆動装置を提供することを目的とする。

〔発明の要点〕

この目的を達成するためにこの発明は、蓄勢ばねを蓄勢
する蓄勢軸と、この軸に間欠結合され周歩進運動させる
駆動部と、前記型車の道幅を阻止する支持爪とを備え、
前記蓄勢ばねの蓄勢終了時あ に前記駆動爪が前記歯の欠落部の位置に遂り前記型車に
対する作用を消滅するようにしたものにおいて、前記駆
動部がＵ字状に形成されその湾曲部に爪を設けた駆動爪
とこの駆動爪の開口に一端を挿入した摩擦レバーとを前
記駆動爪の両脚と摩擦レバーの一端を貫通するリンク軸
によって結合すて、型車の摩擦歩進を摩擦レバーだけの
簡単なものとし、駆動爪とともに同じ軸で装着し、同じ
ねじりはねて簡単確実に型車の歯に接触させて、接触力
を大きくしている。このようにするとまた蓄勢軸の軸心
と摩擦レバーの型車への接触位置との距離が長くなり回
転モーメントが大きいという効果もある。なおこの装置
では、支持爪がこのしゃ断器の開閉軸によシ回動範囲を
規制され、かつ蓄勢軸に対して回動自在な支持レバーに
取付けられるとともに、この支持爪を駆動部として支持
レバーによシ型車を手動で駆動するようにもできる。

〔発明の実施例〕

以下この発明の実施例を第５図および第６図に□示す図
面に基づいて詳細に説明する。第５図および第６図にお
いて、しゃ断器操作用蓄勢器の蓄勢軸１は第１図および
第２図に示す従来のものと同様に軸受２，３により回動
可能に支持され、クランク腕４、クランクビン５および
連結棒６を介してしゃ断器閉成用の蓄勢ばね８を蓄勢す
るようにされている。型車１１は従来のものと同様に一
部の欠落部１６を除きその全外周に歯１５が設けられ、
蓄勢軸１に回動可能に装着されている。ただと当接させ
て間欠結合とされている。

この型車１１を駆動する駆動部１７も、従来のものと同
様に型車１１を両側面から挟むように回動可能に設けら
れた駆動レバー１８にこの間を連結するリンク軸１９が
設けられ、リンク＠１９は、電動機２２０回動運動を偏
心輪４２によって変換されて往復運動する連結棒２１と
連結されて運動する。しかしこのリンク軸１９には駆動
爪２０とともに従来の摩擦片に代る摩擦レバー３０が装
着されている点が従来Ωものと異なる。すなわち駆動爪
２０はＵ字状に形成され、この湾曲部に爪が形成されて
いる。摩擦レバー３０は、その一端が駆動爪２０のＵ字
脚の開口に挿入され、この両脚と摩擦レバー３０の一端
とを貫通するリンク軸９で連結して一体とし、型車１１
の周辺を拘くようにぐ字状に配置されている。そして軸
１９に巻き付けられたねじりはね２３の両端がそれぞれ
駆動爪２０の爪と摩擦レバ〜３０の他端とを歯１５に押
付けている。

支持爪３２は従来のものと同様にその２組が、蓄勢軸１
に回動可能に装着された一つの支持レバー３１の両端に
取付けられたリンク軸３３に型車１１を挟んで型車】ｌ
の周辺に対向して装着され。

ばね３４によって歯１５の方向に押圧されている。

この発明ではレバー３１に切欠き４３を設け、この切欠
き４３の端面がこのしゃ断器の開閉軸４４に当接するよ
うにして、レバー３１の回動運動の範囲を規制するとと
もにレバー３１の一端にパイプ４５を固定しである。し
たがってこのパイプ４５にハンドルを挿入すれば、この
ハンドルによりレバー３１を手動で往復回動させ、支持
爪３２を駆動爪とし１本来の駆動爪２０を支持爪として
手動駆動することもできる。

蓄勢軸ｌの蓄勢ばね８を最大蓄勢状態において鎖錠する
ための鎖錠装置は、従来の第４図に概念的に示す状態（
ただし蓄勢軸１０回動方向は逆である）と全く同様に、
ローラ３６を有し、蓄勢軸ｌに固定されたレバー３５と
端面３８を有する鎖錠レバー３７を備え、レバー３５の
ローラ３６は鎖錠レバー３７の端面３８に当接し、蓄勢
軸１は鎖錠されている。このとき電源開閉器３９は開い
て電動機２２を停止させている。

次にこの装置の動作は既に述べた従来のもの表はぼ同様
であるからその異なる部分を主として説明すると、第５
図および第６図において、蓄勢ばね８は蓄勢された状態
でクランク腕４は上方の僅かに死点を越えた位置にあり
、蓄勢軸１は第４図に示すように鎖錠されている。ここ
でしゃ断器の電極９を閉成するには、電磁石装置４０に
よって鎖錠レバー３７を矢印４１の方向に引張るとロー
ラ３６は鎖錠レバー３７から外れ、蓄勢＠ｌは蓄勢ばね
８の付勢によって約１８０°回動じ、電極９を閉成させ
る。このときレバー３５が蓄勢軸１とともに回動して開
閉器３９が閉じ、′醒動機２２が始動する。すると駆動
棒２１、したがってレバー】８が往イと運動をはじめて
次の蓄勢動作が開始される。しかしこのとき駆動爪２０
は型車１１の歯１５の欠落部にあるので型車１１に作用
せず代りに駆動爪２０とともに装着された摩擦レバー３
０が往復運動をして型車１１を往復回動させようとする
。このとき摩擦レバー３０は、その形状により、時計方
向には小さな駆動モーメントを作用させ、反時計方向に
は大きな駆動モーメントラ作用させる。しかし時計方向
の回動は支持爪３２によって阻止されるので反時計方向
の１駆動モーメントだけが有効となって、型車１１は反
時計方向に歩進される。すると駆動爪２０が歯１５に係
合するようになり、以後型車１１は、駆動爪２０により
回動される。しかし型車１１は、そのピン２９がキー１
４に当接するまで歩進空転する。そしてビン２９がキー
１４に当接してはじめて蓄勢軸１は、爪Φ、１１に追動
して、クランク腕４、連結棒６および蓄勢ばね８を第５
図および第６図に示す位置まで駆動する。ここでレバー
３５が頚錠レバー３７によって鎖錠される。このときク
ランク腕４Ｈ上方の死点を僅かに越え、駆動爪２０が歯
１５の欠落部１６に達し、開閉器３９が開き電動機２２
が停止する。

なお、この装置は制御電源の停電や電動機回路が故障し
た場合は、パイプ４５にハンドルヲ挿入して、手動で型
車１１を回動させ、支持爪３２を、駆動爪とし、駆動爪
２０を支持爪として作用させ手動操作により蓄勢ばね８
を蓄勢することもできる。この場合、支持爪３２は、レ
バー３１の切欠き４３の端面がしゃ断器の開閉軸４４の
当接する範囲内で移動するように規制されている。

〔発明の効果〕

以上述べたようにこの発明によれば、型車を蓄勢初期に
回動させる駆動部が摩擦レバーで構成され１、駆動爪と
一体にリンク軸に装着され、摩擦レバーは、駆動爪を型
車方向に押付けるねじりばねによってともに型車の歯に
押付けるようにされているので駆動部の構成が簡単槙で
ある。しかも摩撒レバーは型車の歯に押付けられるから
摩擦力は強く、かつ摩擦ソバ−０回動半径が長いから小
さい力でも動作は拡大され型車に強く作用し、十分その
目的を達することができる。また、電動操作も一手動操
作も自在にできるという優れた装置である。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は従来のしゃ断器操作用蓄勢器の駆
動装置の一例を示し、第１図は一部切欠き側面図、第２
図は第１図の正面図、第３図は第２図におけるＸ−Ｘ線
に沿う拡大断面図、第４図は作動状態を示すための略構
成配置結線図、第５図および第６図は本発明によるしゃ
断器操作用蓄勢器の駆動装置の一実施例を示し、第５図
は側面図、第６図は第５図におけるＹ−Ｙ線に沿う正面
断面図である。 １・・・蓄勢軸、８・・・蓄勢ばね、１１・・・型車、
１５・・・型車の歯、１６・・・型車の歯の欠落部、Ｊ
７・・・駆動部、１９・・・リンク軸、２０・・・５駆
動爪、２２・・・駆動電動機、２３・・・ばね、２４・
・・摩擦片、２９・・・ピン、３０・・摩擦レバー、３
１・・・支持レバー、３２・・・支持爪、４４・・・し
ゃ断器の開閉軸。 才５区 オｌ＝図 ５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 】）蓄勢ばねを蓄勢する蓄勢軸と、この軸に間欠結合さ
   れ周囲に一部が欠落した歯を有する型車と、５駆動爪を
   有し電動機の回転を往復運動に変換して前記型車を歩進
   運動させる駆動部と、前記型車の逆転を阻止する支持爪
   とを備え、前記蓄勢ばねの蓄勢終了時に前記駆動爪が前
   記歯の欠落部の位置にあり前記型車に対する作用を消滅
   させるようにしたものにおいて、前記駆動部がＵ字状に
   形成されその湾曲部に爪を設けた駆動爪とこの駆動爪の
   開口に一端を挿入した摩擦レバーとを前記、駆動爪の両
   脚と摩擦レバーの一部を貫通するリンク軸によって結合
   するとともに前記駆動爪と摩擦レバーの曲端とをばねに
   よシ前記型車の歯の方向に付勢してなることを特徴とす
   るしゃ断器操作用蓄勢器の駆動装置。 ２、特許請求の範囲第１項に記載のものにおいて、支持
   爪がこのしゃ断器の開閉軸により回動範囲を規制され、
   かつ蓄勢軸に対して回動自在な支持レバーに取付けられ
   るとともに、この支持爪を、駆動部として前記支持レバ
   ーにより型車を手動で駆動するようにしたことを特徴と
   するしゃ断器操作用蓄勢器の駆動装置。