JPS59188463A - 紙葉供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はプリンタ、タイシライタ等の事務機に着脱自在
に装着され、事務機側に設けられているプラテンの回転
力を利用して事務機への紙葉供給を行なう紙葉供給装置
に関する。

〔発明の技術的背景〕

プリンタ、タイグライタ等は、グラテンにピンチローラ
を周接させ、グラテンを正回転させることによジグラテ
ンとピンチローラとの間に介挿された紙葉を所定の方向
へ送るように構成さね、ている。

この種の事務機では、一般に、紙葉保持部を有する紙葉
供給装置を装着し、紙葉保持部に積層保持された紙葉を
分離ローラにより１枚ずつ取出してシラテンとピンチロ
ーラとの間へ供給するようにしているが、グラテンとピ
ンチローラとの間にある紙葉が所定の方向へ送られてい
る最中に、紙葉供給装置から次の紙葉が供給されること
のないようにする必要がある。

また一方では、紙葉供給装置に駆動源を設けず、事務機
側のグラテンの回転力を利用して紙葉供給が行なわれる
ようにすることが望壕れる。

そこで、紙葉供給装置側の分離ローラヘプラテンの回転
力を伝える場合、プラテンによる送り動作と分離ローラ
による紙葉供給動作が同時に行なわれないようにする必
要があり、その一手段としてグラテンが逆回転するとき
のみその回転力を分離ローラへ伝え、プラテンを逆回転
させながらプラテンとピンチローラとの間へ紙葉を供給
することが考えられている。

第１図ないし第５図はこのような考えにもとづいて開発
された従来装置の一例を示すものである。図中１は紙＃
供給装置側に設けられた受動回転体であシ、これはグラ
テンと連動してプラテンと共通の駆動源によシ駆動され
る。また符号２は受動回転体１と共通の割３に袋層され
たカム板で、このカム板２の回転力が紙葉供給装置側の
分離ローラへ伝えられる。受動回転体１には係合片４が
回動自在に枢支されている。

カム板２は一部に係合凹部５を有するとともにこの保合
四部５の近傍部に揺動片６を枢支している。揺動片６は
ばね７により一端をカム板２のカム面に接触させ、他端
で前記保合四部５を憶うような形になっている。また前
記係合片４は回動端に係合レン８を有しばね９によシこ
の係合ビン８を前記カム面または揺動片６の外面に接触
させている。

そこで事務機側におけるグラテン駆動用の駆動源により
紙葉供給装置側の分離ローラを回転させるには、ます納
１図のように受動回転体１を矢印方向に回転させる。こ
のときの駆動源の回転方向はグラテンを逆回転させる方
向である。

この受動回転体１の回転に伴ない、保合ビン８がカム板
２のカム面から揺動片６の外面に移行し、保合ビン８の
位置が揺動片６の支点位置を備えるとばね９による係合
ビン８の圧接力がばね７に打勝って揺動片６が第２図の
如く揺動し、揺動片６の他端がカム面に接するようにな
るＯ 受動回転体１がさらに同方向に回転し、係合ビン８が第
３図の如く揺動片６からカム面へ移行すると、揺動片６
け再びばね７によシ原位置に復帰する。

ここで駆動源の回転方向を切換えて受動回転体１を僅か
に反対方向（シラテンを正回転させる方向）へ回転させ
ると、保合ビン８が第４図の如くカム板２の係合凹部５
に落込むことになる。

次に駆動源の回転方向を再び切換えて受動回転体１を最
初の回転方向に戻すと、第５図に示５− す如く係合ビン８がカム板２の係合凹部５に係合した状
態で受動回転体１とカム板２とが一体に回転し、カム板
２の回転力が紙葉供給装置側の分離ローラへ伝えられ、
分離ローラの回転によシ事務機側への紙葉供糺が行なわ
れるようになる。

〔背景技術の間鋺点〕

以上のように、事務機側におけるプラテン駆動用の駆動
源によって紙葉供給を行なう従来の装置では、グラテン
を逆回転させるときのみ分離ローラを回転させるように
しているが、このためにカム板２、係合片４、揺動片６
等を組合せた複雑な機構を必要とし、しかも駆動源の回
転方向を何度も切換えねばならず、駆動源を制御するだ
めの事務機側の制御系も複雑になる問題があった〇 さらに、紙葉供給装置への紙葉の補給は分離ローラを紙
葉表面から引離した状態で行なう必要があるが、このよ
うな操作も別操作として行なわねばならない面倒があっ
た。

６− 〔発明の目的〕 本発明はこのような事情にもとづいてなされたもので、
その目的は、きわめて簡単な構成により、事務機側のグ
ラテンの回転力を分離ローラへ伝えて紙葉供給を行なう
ことができ、紙葉補給等を行なう際の面例な操作も不要
な紙葉供給装置を提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明による紙葉供給装置は、グラテンにピンチローラ
を周接させそのプラテンを正回転させることによりプラ
テンとピンチローラとの間に介挿された紙葉が所定の方
向へ送られるように構成された事務機に対して着脱自在
に装着される供給装置本体と、この供給装置本体に設け
られ紙葉保持部に＃を層保持された複数枚の紙葉の内最
端位置の紙葉の表面に圧接し所定の方向へ回転すること
によ如その最端位置の紙葉を前記グラテンとピンチロー
ラとの間へ供給する分離ローラと、前記供給装置本体に
回動自在に設けられた［ｇＩ動レバーと、この回動レバ
ーに軸支７− されかつ上記分離ローラと同軸で一体回転し分離ローラ
を紙葉に対して離接させる作動回転体と、この作動回転
体を挟んで両側に設けられた１対のがイドノーりと、前
記プラテンの回転に伴ない回転可能に設けられた駆動ノ
ーリと、この駆動ノーリ、上記１対のガイドプーリおよ
び前記作動回転体に巻回されグラテンの回転を１対のが
イドプーリに伝達するとともにグラテンが正回転した場
合にはその張力で前記分離ローラを紙葉より引離し、プ
ラテンが逆回転した場合には分離ローラを紙葉に接触さ
せ分離ローラによるシラテン方向への給紙を可能にする
回転伝達用無端ベルトとを具備した構成である。これを
第６図に示す原理図を参照して説明すると、図中符号（
Ａ）は供給装置本体に設けられた分離ローラと同軸で一
体回転するように設けられた作動回転体を示す。この作
動回転体（４）は回動レバー（Ｂ）に軸支されており、
回動レバー（Ｂ）の回動に伴ない回動する。この作動回
転体（Ａ）を挟んで両側に１対のガイドブー’Ｊ　（Ｃ
）　、　（Ｄ）が設けられてい８− る。そして作動回転体（Ａ）、１対のガイドプーリ（Ｃ
）　、　（Ｄ）　、プラテン（Ｅ）のローに伴ない回転
可能に設けられた駆動グー’）　（Ｆ’）には回転伝達
用の無端ペル）　（Ｇ）が巻回されている。そしてグラ
テン（匂が正回転（図中実線矢印で示す）した場合には
上記回転伝達用無端ペル）　（Ｇ）が図中実線矢印で示
す方向に移動して作動回転体囚および作動回転体（４）
と同軸に設けられた分離ローラを紙葉（６）から引離す
方向に回動させる。一方グラテン（Ｅ）が逆回転（図中
１点鎖線矢印で示す）した場合には上記回転伝達用無端
ペル）　（Ｇ）が図中１点鎖線矢印で示す方向に移動し
て作動回転体（Ａ）および分離ローラを紙葉αめに接触
させる方向に回動させ分離ローラによるグラテン（Ｅ）
方向への給紙を可能にする構成である。

したがって、きわめて簡単な構成によシ、プラテンの回
転力を分離ローラへ伝えて紙葉供給を行なうことができ
、シラテンが逆回転しているときのみ分離ローラが紙葉
表面に対し圧接されているので、紙葉補給等を行なう際
にも分離９− ローラを紙葉表面よシ引離す操作が不要となる。

〔発明の実施例〕

第７図ないし第１１図は本発明の一実施例を示すもので
、第７図はプリンタ、タイグライタ等の事務機１ノの上
面に紙葉供給装置１２を装着した状態を示している。紙
葉供給装置１２は事務機１１に対して着脱自在となって
いる。また、第８図は紙葉供給装置１２を事務機１１側
と関連づけ、かつ一方（手前側）の側板を省略して示す
縦断面図である。

第８図に示す如く、事務機１１はプラテン１３、これに
周接するピンチローラ１４プラテン１３の外周に沿って
配設されたペーパガイド１５およびプラテン駆動用のモ
ータ１６等を備えている。

一方、紙葉供給装置１２は供給装置本体１７の底部に着
脱可能な取付台１８を備えている。

前記プラテン１３の掘（プラテン軸）１９にはグラテン
歯車２０およびプラテン駆動用２１が取付けてあり、モ
ータ１６側のモータグーリ１０− ２２けベルト２３を介してプラテングーリ２１を駆動す
るようＫｍ成されている。

前記紙葉供給装置１２の取付台１８ば、前部左右（片側
のみ図示する）に設けられた脚部２４をノラテン軸１９
に載置して事務機１ノに装着されるが、一方の脚部２４
には上下１対の伝達歯車２．５　、２６が設けられ、下
方の伝達歯車２６をノラテン陳゛車２０に噛合させてい
る。

また、前記供給装置本体１７の一方の細板下部には受動
歯車２７および駆動グーリとしてのタイミングプーリ２
８が同軸上に設けられ、受動歯車２７を前記伝達歯車２
５に噛合させている。さらに、上記一方の側板には、前
部および後部に１対のがイドノーりとしてのタイミング
グーＩＪ　２９　、．９０が設けられており、さらに後
部にはタイミングプーリ３ノが設けらノ１ている。

また供給装置本体゛１７の左右側板（片側のみ図示する
）にはそれぞれ回動レバー３２ａ、、９２ｂが第９図の
如く設けられ、両レバー３２ａ。

３２ｂにはローラ軸３３が両端部を回転自在に軸支さｔ
ｌ、ている。このローラ軸３３には左右１対の分離ロー
ラ３４および一端側には作動回転体としてのタイミング
プーリ３５がそれぞれ一体的に取付けられている。そし
てこれらのタイミングプーリ２Ｂ、２９，３５，３０．
３１には回転伝達用無端ベルトとしてのタイミングベル
ト３６が掛渡され、前記伝達歯車２５．２６と共に回転
伝達機構３７が構成されている。なお、図中３８ａ、３
８ｂ’、３９ａ、３９ｂは回動レバー３２ａ、３２ｂの
回動範囲で制限するためのストッパである。まだ、第８
図中４０゜４１はタイミングベルト３６の背面に接して
このベルト３６をガイドするガイドローラであシ、４２
けばね４３の弾力によシベルト３６の背面に押伺けられ
たテンションローラである。前記タイミンググーＩ７３
０には小歯車４４が一体的に設けられている。そして、
このタイミングプーリ３０の下方位置には、装置本体１
７の左右１１１１板間に軸支されたクランク軸４５が配
設されている。クランク軸４５０両端には、第９図の如
く円板状のクランク４６ａ、４６ｂが一体的に取付けて
あり、同クランク軸４５の一端部には大径の減速歯車４
７ｆ備えだ一方面クラッチ４８が設けられている。そし
て減速歯車４７を前記小歯車４４に・宵合させ、タイミ
ング−ｆ−リ３０の回転を一方面クラッチ４８へ伝達す
るように構成されている。なお、上記一方向クラッチ４
８は第８図において反時計方向へ回転するどきその回転
力を両クランク４６ａ、４６ｂへ伝達し、時計方向へ回
転するときは伝達しない構成のものである。また、一方
のクランク４６ａの外周には、第８図の如くブレーキレ
バー４９の一端かばね５００弾力によって接触させであ
る。

前記タイミングプーリ２９は、左右俳１板間に支持され
た輔５ノに回転自在に［ｌｌ１ｔＩ支されているそして
この軸５）には紙葉受入れローラ５２が一体的に喉付け
てあ如、同軸５ノの一端部には一方向クラッチ５３が設
けられている。この−１３一 方向クラッチ５３は、タイミングプーリ２９が第８図に
おいて反時計方向へ回転するときその回転力を軸５１を
介して紙葉受入れローラ５２へ伝達し、タイミングプー
リ２９が時計方向へ回転するときは伝達しない構成のも
のである。

また前記供給装置本体１７の左右側板（片側のみ図示す
る）内面にはカセット装填溝５４が設けられ、両装填溝
５４には紙葉保持部としての紙葉保持カセット５５が供
給装置本体１７に対してやや後方へ傾斜した角度で上方
よシ装填されている。

前記紙葉保持カセット５５は内部に紙葉載置板５６を有
するもので、との紙葉載置板５６はカセット５５内部に
上端縁部を回動自在に枢支されている。そしてとの紙葉
載置板５６には一定寸法の紙葉５７が積層保持される。

また紙葉載置板５６は下端部を下面側よりばね５８で外
方へ付勢されているが、その付勢方向への最大回動量は
、積層保持した紙葉５７の最上位置のものの表面をスト
ッｚ４′５９に当接させることに１４− より制限されるように構成されている。

前記両回動レバー３２ａ　、３２ｂと紙葉保持カセット
５５とは、回動レノ々−３２ａ、３２ｂの回動によシ前
記分離ローラ３４を最上位置の紙葉５７の表面下部に選
択的に接触させ得る関係になっている。そして各回動し
、、”＋　　３２８　＋３２ｂは、それぞれ復帰ばね６
０ａ、６０ｂによって分離ローラ３４を紙葉５７の表面
より引離す方向へ常時付勢され、前記スト、ツ・４’３
８ｈｒ３８ｂに当接保持されている。また前記各クラン
ク４６ａ、４６ｂには、回転中心から一定量外れた位置
に連結片６１ａ、６１ｂの一端が枢支され、各連結片６
１ａ、６１ｂの他端と各クランク４６ＩＬ、４６ｂとの
間には引張コイルスゲリングよりなる圧接ばね６２ａ、
６２ｂが掛渡されている。上記圧接ばね６２ａ、６２ｂ
は、回動レバー３２ａ、３２ｂがスト、ソノ’？３８ａ
＋３８ｂ側にあり、かつ連結片６１ａ、６１ｂが回動レ
バー３２ａ、３２ｂに最も接近したときほぼ自由長（張
力ゼロ）となるように調整されている。ぞして連結片６
１ａ、６１ｂがクランク４６ａ、４６ｂの回転（第８図
における反時計方向の回転）に伴ない回動レバー３２ａ
。

３２ｂから遠ざかるに従い、圧接ばね６２ａ。

６２ｂの張力が増大し、前記復帰ばね６０ａ。

６０ｂに抗して回動しパー３２ａ、３２ｂをス）　ッ／
ｊ　３９．　ａ　、　３９　ｂ側へ回動させ連結片６１
ａ。

６１、　ｂが一定範囲を移動する間中（すなわちクラン
ク４６ａ、４６ｂが１回転毎に一定範囲を移動する間中
）、分離ローラ３４を紙葉５７の表面に圧接させるよう
に構成されている。

さらに、前記カセット装填溝５４の前方位置には、事務
機１１側よシ送出された処理所みの紙葉５７を受入れる
ストッカ６３が設けられている。そして前記紙葉受入れ
ローラ５２はこのストッカ６３の下部位置にあり、受入
れ用ピンチローラ６４を周接させている。

なお第８図中６５．６６は供給装置本体１７の下部に設
けられた供給用パー・母ガイドおよび受入れ用ぺ−ｉ′
ｅガイドであって、供給用ぺ−・母ガイド６５は前記分
離ローラ３４によって取出された紙葉５７を事務機１１
側のプラテン１３とピンチローラＪ４との間へ導びくも
のであり、受入れ用ベーパガイド６６は事務（戊１１側
よシ送出さｔした処理済みの紙葉５７を鋪記紙葉受入れ
ローラ５２と受入れ用ピンチローラ６４との１￥ｌ］へ
下方より縛くものでおる。また、前記ストッカ６３の背
板部下端には、ストッカ６３の内部より前記供給用パー
・母ガイド６５へ通じる単一紙葉挿入ガイド６７が設け
られている。

次に、動作を説明する。

まず一定寸法の紙葉５７を紙葉保持カセット５５の紙葉
載置板５６上に積層し、そのカセット５５をカセット装
債溝５４に挿入して第８図の状態となる。

そこで紙葉５７を供給するだめの所定の操作が行なわれ
ると、事務機１１側のモータ１６が起動してプラテン１
３を逆回転（第８図における反時計方向への回転）させ
る。そしてプラテン歯車２０の回転力が伝達歯車２６．
２５を順１７− 次発して受動歯車２７へ伝達される。そしてさらにタイ
ミングベルト３６を介してタイミングベルト３０，３５
，２９を図中時計方向へ回転させ、タイミングベルト３
０の回転力は一方向クラッチ４８を介してクランク４６
ａ、４６ｂへ伝達される。

これによってクランク４６ａ、４６ｂは図中時計方向へ
回転するが、その回転は圧接ばね６２ａ、６２ｂを介し
て回動レバー３２ａ。

３２ｂへ伝達され、回動レノぐ一３２ｍ、３２ｂがスト
ツノ４３８ａ、３８ｂ側よりスト、ツノや３９ａ。

３９ｂ側へ回動する。そこで分離ローラ３４が第１０図
の如く、最上位置の紙葉５７０表面に圧接し、分離ロー
ラ３４の回転により１枚だけ紙葉５７が取出され、供給
用ペーパガイド６５を通してプラテン１３とピンチロー
ラ１４との間へ供給されることになる。なお、このとき
プラテン１３は逆回転しているので上方より供給された
紙葉５７がプラテン１３とピンチローラ１４との間へ引
込まれることはなく、紙葉５７１８− の下端は！ラテン１３とピンチローラ１４に当接する一
定位置に保持される。

一方、前記クランク４６ａ、４６ｂは圧接ばね６２ｍ　
、６２ｂを最長の長さまで引伸ばした後、これらのばね
６２　ａ　、６２　ｂに蓄勢された弾力によシ同一方向
へ急速に回転し、これらのばね６２ｍ、６２ｂの弾性力
の減少に伴ない回動レバー３２ａ、３２ｂが復帰ばね６
０ａ。

６０ｂによシストラ・９３８ａ、３８ｂ側へ復帰する。

このときモータ１６への通電は停止されるが、クランク
４６ｈ、４６ｂは圧接ばね６２ａ。

６２ｂを最短の長さとする位置に留まらず、自己の慣性
力によって所定量回転する。したがって、回動レバー３
２ｍ、３２ｂｉｌ：也びストッ・り３り＊、３９ｂ方向
へ僅かに回動し、分離ローラ３４を、いったん送出した
紙葉５２の上端部に軽く接触させた位置に保持される。

ここで、上記紙葉５７は第１１図の如く下端をプラテン
１３とピンチローラ１４に当接させ、上端部には分離ロ
ーラ３４を当接させて上方への戻りを禁止され、中央部
を若干たわませて、上下へ伸びる弾性力を内在させた状
態に保持される。

次に紙葉５７に対する処理、たとえば印字を開始するだ
めの操作が行なわれると、モータ１６がシラテン１３を
正回転させる方向へ駆動され、！ラテン１３の回転力は
伝達歯車２６，２５、受動歯車２７およびタイミングベ
ルト３６を介してタイミングプーリ２９，３５，３θへ
伝達される。

そこでプラテン１３とピンチローラ１４に下端を当接さ
せて待機状態にあった紙葉５７は、プラテン１３の回転
開始と同時にこのプラテン１３とピンチローラ１４との
間に引込まれ、プラテン１３の回転により＜　−ｚｆガ
イド１５に沿ってプラテン１３の外周に巻付くような紙
送シがなされる。

また、このときのタイミングプーリ３θの回転方向は一
方向クラッチ４８にとって逆回転であるから、クランク
４６ａ、４６ｂへの回転力の伝達はなされない。そして
タイミングベルト３６が走行し始めると、回動レバー３
２　ａ　＋　３２ｂはタイミングベルト３６の張力およ
び復帰ばね６０ｈ、、６０ｂによりストッ／ｆＪ　８　
ａ　＋　３８　ｂ側へ直ちに復帰し分離ローラ３４を紙
葉５７の表面よシ離間させることになる。したがって分
離ローラ３４の回転方向は紙葉供給方向とは逆であるに
も拘らず次の紙葉がプラテン１３の正回転中に供給され
てしまうことはない。

一方事務機１１内で処理された紙葉５７は受入れ用槓−
Ａガイド６６を通して紙葉受入れローラ５２と受入れ用
ピンチローラ６４との間へ導びかれるが、このとき、紙
葉受入れローラ５２には一方向クラッチ５３を介してプ
ラテン１３側からの回転力が伝達されており、しかもそ
の回転方向は紙葉５７を上方向へ送る方向であるため、
受入れ用ペーパがイド６６を通して事務機１ノ側より送
出され九紙葉５７は紙葉受入れローラ５２と受入れ用ピ
ンチローラ６４との間に引込まれ、上方向へ送られてス
トッカ６３内２１− に収容されることになる。

したがって、このように構成された紙葉供給装置によれ
ば、タイミングベルト３６を介してタイミングプーリ３
５および回動レバー３２ａ。

３２ｂを回動させることにより分離ローラ３４を選択的
に紙葉５７の表面に圧接させるので、プラテン１３がい
ずれの方向へ回転するときもその回転力を分離ローラ３
４へ伝達しておくことができる。そしてこのような構成
にすることによシ、第１図〜第５図に示したような複雑
な機構が不要になり、簡単な構成にすることができる。

また、分離ローラ３４はプラテン１３を逆回転させない
限り紙葉５７の表面に圧接することはないので、紙葉補
給等の際の紙葉保持カセット５５の引抜きおよび挿入は
、別に分離ローラ３４を引離す操作を伴なうことなく、
容易に行なうことができる。そしてタイミングベルト３
６による回転伝達は遊びが少なく応答が早いので、操作
の切シ換えがスムーズに行なわれまた誤動作も少ない。

２２− なお本発明は上記実施例に限定されるものではない。た
とえば上記実施例では回動し・々−３２ａ、３２ｂｚク
ランク４６ａ、４６ｂ、’ｆＪ５１帰ばね６０ａ、６０
ｂ、圧接ばね６２　ａ、６２　ｂ等を左右１対ずつ設け
て左右同時に動作させ、これによって複数の分離ローラ
３４を紙葉５７表面に均等に圧接させるものとしたが、
供給装置本体１７の左右側板に１本の軸を回転自在に軸
支させ、その軸の両端部に左右の回動し・マー３２ａ、
３２ｂを固着して両レバー３２＆。

３２ｂを一体動作するように構成すれば、クランク、復
帰ばね、圧接ばね等を片側のみとすることができる。ま
た、分離ローラ３４が１個のみであれば、第１２図のよ
うにローラ軸３３の一端を回動レバー３２ｍに支持させ
、ローラ軸３３の他端は他方の側板に支持させて、その
一方の回動レバー３２ａを回動させることによシ分離ロ
ーラ３４を紙葉５７の表面に接離させることができる。

さらに、上記実施例では回転伝達機構３７として歯車お
よびベルト伝導による機構を採用しだが、回転伝達機構
はこれに限らず、たとえば歯車のみによって構成しても
よい。

〔発明の効果〕

本発明による紙葉供給装置は、供給装置本体に設けられ
た分離ローラと同軸で一体回転するように作動回転体を
設けこの作動回転体を回動レバーに軸支させ回動レバー
の回動に伴彦い回動する構成とする。そしてこの作動回
転体を挟んで両側に１対のガイドグーりを設け、作動回
転体、１対のＩイドプーリ、プラテンの回転に伴ない回
転可能に設けられた駆動プーリに回転伝達用の無端ベル
トを巻回した構成である。そしてプラテンが正回転した
場合には上記回転伝ら引離す方向に回動させ、またプラ
テンが逆回させる方向に回動させ分離ローラによるプラ
テン方向への給紙を可能にする構成である。

したがって、きわめて簡単な構成により、プラテンの回
転力を分離ローラへ伝えて紙葉供給を行なうことができ
、プラテンが逆回転するときのみ分離ローラが紙葉表面
に対し圧接されているので、紙葉補給等を行なう際にも
分離ローラを紙葉表面より引離す操作を特に必要とせず
、また回転伝達用無端ベルトにより回転を伝達している
ので遊びが少なく、応答も早いので操作の切シ換えがス
ムーズに行なわれ誤動作も少ないなど優れた効果を得る
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図は従来例を示す平面図、第６図は本
発明の原理を示す図、第７図ないし第１１図は本発明の
一実施例を示すもので、第７図は事務機に紙葉供給装置
を装着した状態を示す斜視図、第８図は紙葉供給装置を
事務機と関連づけて示す縦断面図、第９図は回動レバー
とクランクとの関係を示す概略斜視図、第１０図は分離
ローラが最上位置の紙葉に圧接し紙葉を敗り出す状態を
示す一部縦断面図、第１１図２５− はクランクの慣性力により一旦離れた分離ローラが再度
紙条上端部に軽く当接した状態を示す図、第１２図は本
発明の他の実施例を示す部分平面図である。 １ノ・・・事務機、１２・・・紙葉供給装置、１３・・
・プラテン、１４・・・ピンチローラ、２８・・・タイ
ミングプーリ（駆動ノー’））、２９ｖｓｏ・・・タイ
ミングプーリ（１対のガイドノーＩＪ　）　ｓ　２ａ　
。 ３２ｂ・・・回動レバー、３５・・・タイミングベルト
（作動回転体）、３６・・・タイミングベルト（回転伝
達用無端ベルト）、５５・・・紙葉保持カセット（紙葉
保持部）。 出願人代理人　弁理士　鈴　江　武　彦２６− 第　１　図 第２図 第３図 第４図 第　７　図 第９図 第１０　日

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. プラテンにピンチローラを周接させそのグラテンを正回
   転させることによジグラテンとピンチローラとの間に介
   挿され九紙葉が所定の方向へ送られるように構成された
   事務機に対して着脱自在に装着される供給装・置本体、
   と、この供給装置本体に設けられ紙葉保持部に積層保持
   された複数枚の紙葉の内最端位首の紙葉の表面に圧接し
   所定の方向へ回転することによシその最端位置の紙葉を
   前記プラテンとピンチローラとの間へ供給する分離ロー
   ラと、前記供給装置本体に回動自在に設けられた回動レ
   バーと、との回動レバーに軸支されかつ上記分離ローラ
   “と同軸で一体回転し分離ローラを紙葉に対して離接さ
   せる作動回転体と、この作動回転体を挟んで両側に設け
   られた１対のがイドジーりと、前記プラテンの回転に伴
   ない回転可能に設けられた駆動グ＋７と、この駆動プー
   リ、上記１対のがイドゾーリおよび前記作動回転体に巻
   回されプラテンの回転を１対のがイドジーりに伝達する
   とともにプラテンが正回転した場合にはその張力で前記
   分離ローラを紙葉よシ引離し、プラテンが逆回転した場
   合には分離ローラを紙葉に接触させ分離ローラによるプ
   ラテン方向への給紙を可能にする回転伝達用無端ベルト
   とを具備したことを特徴とする紙葉供給装置。