JPS59187065A - 粘着剤の接着面用付着液 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粘着剤用処理液、さらに詳しくは粘着剤の設け
られた粘着テープ等の接着面側に塗布等により付着する
ことによって粘着テープを被接着物に対して接１１１Ｆ
自在とじつる粘着剤用処理液に関するものである （背景技術） 一般に粘着テープを紙等の被接着物に接着した後これを
被接着物から剥離すると、特に被接着物が紙の場合には
紙の表面が剥がれたり破けたりするおそれがあり、しか
も一旦接着した粘着テープを被接着物から剥離した場合
には、粘着テープの接着力がかなり低下し、よって上記
のような粘着テープを被接着物に対して繰り返して接着
、剥離することは従来においては決して出来なかったも
のである。

そこで上記粘着テープを被接着物に対して接離自在とす
るために、該粘着テープと被接着部上の接着面を円滑に
する物質、たとえばシリコン樹脂を粘着テープの接着面
側に付着することも試みられているが、この場合には次
のような問題が生じていた。

すなわち上記粘着テープは通常トルエンや酢酸エチル等
を溶媒としてアクリル樹脂系や合成ゴム系の粘着剤を付
着させてなるものであるが、シリコン樹脂自体は上記の
ような溶媒に溶解しないため、シリコン樹脂を仮に粘着
テープの接着面側に付着したとしてもシリコン樹脂が粘
着剤と混和せず、よって粘着ナープを被接着物に一旦接
着した後剥離するとシリコン樹脂のみが被接着物側に付
着して粘着テープから除去されてしまうという問題点が
あった。

そしてシリコン樹脂は上記トルエンや酢酸エチル以外の
あらゆる有機溶媒に対しても十分溶解しないため、シリ
コン樹脂を上記粘着剤に混和させることができず、よっ
て上述のような問題点を解決することができなかった。

この結果、紙等の被接着物に対して接離自在な粘着テー
プが未だ開発されないまま現在に至っているのである。

（解決課題、技術目的） 本発明は上述のような問題をすべで解決することを課題
として発明されたもので、その目的とするところは、粘
着テープの接着面に付活することによって該接着面に設
けられた粘着剤とほぼ完全に混和し、しかも粘着テープ
と被接着物との接着面を円滑化し、よって粘着テープを
被接着物に対して接離自在にしうる全く新規且つ有用な
粘着剤用処理液を提供するにある。

（発明の開示） 本発明は上述のような目的を達成するために、流動パラ
フィンが上記シリコン樹脂と同様に粘着テープと被接着
物との接着面を円滑化する性質を有する点にｆＪ　’Ｂ
・して構成されたもので、その構成上の特徴は、流動パ
ラフィンに、クロロホルム等のトリクロルアルカンを混
合せしめてなるにある。

すなわち、通常はとＸ７どの溶媒に溶解し難い流動パラ
フィンをクロロホルム等の溶媒によって完全に溶解せし
めた粘着剤用の処理液にある。そしてこのような処理液
を粘着テープの接着面に付着すると、該処理液に含まれ
ているクロロホルム等の溶媒は流動パラフィンのみなら
ず粘着テープに設けられたアクリル樹脂系等の粘着剤を
も溶解し、よってこの粘着剤、流動パラフィン、及び溶
媒が完全に混和することとなるのである。そして溶媒か
揮発した後においても混和した粘着剤と流動パラフィン
とは決して分離することがないのである。

（効果） 零発り」は上述のような特徴を有する粘着剤用処理液な
るため、次のような顕著な効果を有するに至った。

（イ）　すなわち、上記構成からなる処理液を粘着テー
プに付着すると、処理液中の流動パラフィンが上述のよ
う忙クロロホルム等の溶媒の存在により粘着テープＫｉ
けられた粘着剤と完全に混和するため、粘着テープを被
接着物に接着しその後剥離しても流動パラフィンのみが
被接着物側に付着して粘着テープから除去されることも
なく、シかも流動パラフィンの存在によって粘着テープ
と被接着物との接着面が円滑化されるため、粘着テープ
の剥離がスムーズに行なえ且つその剥離によって決して
被接着物が破４ｎすることもないのである。

この結果、粘着テープが被接着物に対し、て接離自在に
なるという従来なし得なかった画期的な効果を有するに
至った。

（ロ）　しかも流動パラフィンの存在によって」二記接
看面が円滑化される結果、粘着剤自体も被接着物１１！
Ｉ　Ｋ　極端に付着することがなく、よって粘着テープ
の接着、剥離を繰り返し行なっても決して接着効果が激
減することもないのである。

（９さらに従来の粘着テープの接着面に上記処理接離自
在な粘着テープが得られるため、その作業が著しく容易
である他、コスト而においても非常に経済的であるとい
う大なる実益がある。

（実施例） ”以下、本発明の実施態様について説明すると、先ず一
実施例としての粘着剤用処理液は、流動パラフィンとク
ロロホルムとをｌ＝１の割合で混合して構成されている
。

次にこのような構成からなる処理液をアクリル樹脂系粘
着剤を設けた粘着テープの接着面に塗布すると、該粘着
剤が処理液中のクロロホルムに溶解し、粘着剤、流動パ
ラフィン及びクロロホルムカ完全に混和することとなる
。その後クロロホルムは揮発するが、流動パラフィンは
粘着剤と混和して完全に一体化した状態となる。

よってこのように処理液を塗布して流動パラフィンを付
着させた粘狗テープを紙に接着しても流動パラフィンが
粘着剤と混和しているため、流動パラフィンのみが被接
着物である紙１１１１１Ｖｃ付着することはな（、よっ
て粘着テープを紙から剥離しても決して流動パラフィン
が粘着テープから除去されることはないのである。しか
も粘着テープと紙との接着面は流動パラフィンによって
円滑化されるため、粘着テープの剥離の原状して紙の表
面が剥かれたり紙が破れたりすることもないのである。

この結果、上記処理液の塗布によって紙に対して接離自
在な粘着テープが得られることとなった。

尚、上記実施例においては処理液を塗布することによっ
て粘着テープの接着面に付着させでなるが、塗布以外に
たとえばスプレー容器に上記処理液を収納して吹き付け
ることによって粘着テープに付着してもよい。

さらに処理液中の流動パラフィンを溶解させる溶媒とし
ては、該実施例のクロロホルムに限らず、たとえばトリ
クレン（１，１，１−トリクロルエタン）を溶媒として
使用してもよい。要はクロｏ　ホ／Ｌ’ム（）　’）ク
ロルメタン）やトリクレン等のトリクロルアルカンが使
用されていればよいのである。

さらに粘着テープ側に設けられる粘着剤も該実施例のア
クリル樹脂系粘着剤に限らず、合成ゴム系粘着剤やその
他天然ゴム系、天然樹脂系等のものであってもよい。

さらに上記粘着剤の用途も通常の文具用粘狩テープのみ
ならす、たとえばガムテープ＃ＦＫ使用することも可能
であり、その用途は一切問うものではない。従って被接
着物も上記実施例の紙に限らすダンボール箱、タック紙
或いはその他のものであってもよい。

出　願　人　株式会社プラニング 代　理　人　弁理士　藤　　木　　昇 自発手続補正書 １８′Ｊ件の表示 昭和５８年８１！ｌ許願第３６２５５号２　発明の名称 粘着剤用処理液 ３　補正をする者 事件との関係　　　　出願人 住所 名　称　　株式会社プラニング ４代理人　■５４２ 住　所　　大阪府大阪市南区南船場１丁目１１番９号長
堀八千代ビル　電話（０６）　２７１−７９０８８　補
正の内容 （１）明細書第７頁第１７行の「トリクレン（１を削除
。

（２）　　明細１（：第７頁第１８行の「エタノ））を
ｉ］−クン」に補正。

（３）明細書第７頁第１９行の［トリクし・ン（を゛１
，１１−トリクロルエタン」に補正。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 流動パラフィンに、クロロホルム等のトリクロルアルカ
   ンを混合せしめてなることを特徴とする粘着剤用処理液
   。