JPH0893172A - 壁紙貼着用下地材及び壁紙の貼着方法 - Google Patents

壁紙貼着用下地材及び壁紙の貼着方法

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JPH0893172A
JPH0893172A JP6229429A JP22942994A JPH0893172A JP H0893172 A JPH0893172 A JP H0893172A JP 6229429 A JP6229429 A JP 6229429A JP 22942994 A JP22942994 A JP 22942994A JP H0893172 A JPH0893172 A JP H0893172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
base
wallpaper
base material
sticking
Prior art date
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Pending
Application number
JP6229429A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Hayashi
林  幸治
Shigeru Tanaka
茂 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOMURA KOGEISHA KK
Konishi Co Ltd
Original Assignee
NOMURA KOGEISHA KK
Konishi Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NOMURA KOGEISHA KK, Konishi Co Ltd filed Critical NOMURA KOGEISHA KK
Priority to JP6229429A priority Critical patent/JPH0893172A/ja
Publication of JPH0893172A publication Critical patent/JPH0893172A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】壁紙の模様替えに便利な貼着用下地材並びに貼
着方法を提供する。 【構成】壁紙の貼着下地を形成するために壁面に対し適
用される下地材であって、壁紙に比べ接着適性に欠ける
可撓性基材シートを具備し、該基材シートの裏面には、
基材シートを壁面に対し貼着固定するための粘着剤層が
形成され、該下地材の基材シートの表面には壁紙が低接
着力の接着剤を適用して貼着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は壁紙貼着用下地材及び壁
紙の貼着方法に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】壁紙は、展示会場などにおけ
る仕切壁,既設壁,棚などの各種壁面に対し、通常水性
接着剤を用いて貼着されている。模様替えなどに際し壁
紙を壁面より剥す場合は、通常、長時間水で湿らした後
に、引剥がし、残った切れ片や接着剤はたわし等で擦っ
て除去しているが、このような作業はなかなか面倒であ
るばかりでなく、接着剤などを完全に除去することは難
しいために、壁面に新たに壁紙を貼った場合に凹凸がで
き、見栄えが悪くなるという問題点があった。
【0003】本発明はこのような従来の問題点を一掃す
ることを目的としてなされたものである。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明は、壁紙の貼着
下地を形成するために壁面に対し適用される下地材であ
って、壁紙に比べ接着適性に欠ける可撓性基材シートを
具備し、該基材シートの裏面には、基材シートを壁面に
対し貼着固定するための粘着剤層が形成されていること
を特徴とする壁紙貼着用下地材に係る。
【0005】さらに本発明は、上記構成の壁紙貼着用下
地材を用いて壁面に貼着下地を形成した後、該貼着下地
に対し低接着力の接着剤を適用して壁紙を貼着すること
を特徴とする壁紙の貼着方法に係る。
【0006】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添附図面にもとづ
き説明すると次の通りである。
【0007】図1は本発明下地材の実施の一例を示して
いる。
【0008】本発明下地材は図1に示すように、基材シ
ート1を具備し、該基材シート1としてはロール状巻取
り状態での施工現場への搬入、さらには壁面のコーナ部
などへの折曲貼着などを可能とするために可撓性のもの
が用いられる。
【0009】基材シート1は壁紙を剥離可能に貼着する
ための貼着下地を構成するためのものであり、プラスチ
ック材料とりわけ壁紙に比べ接着適性に欠けるもの例え
ばポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン系の
樹脂から成形される。基材シート1の厚みは貼着下地と
しての強度を保持し得る範囲であれば特に制限はなく、
通常は10-5〜10-2m程度の範囲から適宜選択され
る。
【0010】基材シート1の裏面側には該基材シート1
を壁面に対し貼着固定するための粘着剤層2が設けられ
る。
【0011】粘着剤層2を構成する粘着剤は基材シート
1並びに壁面に対し比較的大きな接着力を発現し得るこ
とが必要であり、公知の各種粘着剤のうちから基材シー
ト1並びに壁面の材質を考慮し、適宜選択される。
【0012】例えば基材シート1がオレフィン系樹脂か
ら構成され、また壁面が木材、板紙、石こう、ポリスチ
レン、ポリウレタンなどから構成されている場合には、
アクリル系又はゴム系の粘着剤が適当である。
【0013】粘着剤層2の基材シート1並びに壁面に対
する接着力は、通常0.7〜2.5kgf/25mm程度
のものである。
【0014】粘着剤から粘着剤層2を形成するに際して
は、常法に従い粘着剤に硬化剤を加えることができる。
【0015】粘着剤層2は使用時まで剥離紙(図示せ
ず)により保護することができる。基材シート1をロー
ル状に巻取る場合には、基材シート1の片面を剥離処理
しておくことにより、該基材シート1の片面を剥離紙と
して利用できる。
【0016】図2に本発明下地材の一使用状況が概略的
に示されている。
【0017】図2から明らかなように本発明下地材は、
裏面側の粘着剤層2において壁面3に粘着固定される。
よって壁面3には基材シート1からなる貼着下地が形成
される。
【0018】貼着下地を形成している基材シート1の表
面に壁紙4を貼着するに際しては、最初に壁紙4の裏面
に接着剤5が塗工され、次いで壁紙4が壁面3に対し接
着剤5を介し貼着される。
【0019】接着剤5としては、壁紙4を貼着下地即ち
基材シート接着界面から剥離可能とするために、該基材
シート1に対し低接着力例えば0.1〜0.4kgf/
25mm程度の接着力のものが使用される。ちなみに壁紙
4は材質的に基材シート1に比べ接着適性に優れている
ので、接着剤5と壁紙4との間の接着力は、基材シート
1との間の接着力よりも大きくなる。
【0020】而して、壁紙4の貼着状態において、各層
間の接着力につき検討すると、接着剤5と基材シート1
との間の接着界面が最も接着力が小さくなるので、壁紙
4を上記接着界面で容易に剥離することができる。
【0021】接着剤5はアクリル系、酢酸ビニル系、ウ
レタン系などのエマルジョン型、溶液型、ホットメルト
型、反応硬化型など、種々の接着剤を用いることができ
るが、水性エマルジョン型のものが施工性に優れている
ので適当である。
【0022】例えばオレフィン系樹脂からなる基材シー
ト1に適用される接着剤5としては、有効成分としてア
クリル系接着剤とデンプン糊とを含む10〜70%程度
の濃度の水性エマルジョン型接着剤が適当である。
【0023】この場合、デンプン糊の占める割合があま
り大きくなりすぎると基材シート1への接着力が不足
し、またあまり小さすぎると接着力が過剰となって剥離
性が低下することに加え、塗工後、乾燥までの時間が早
くなりすぎ施工性が低下する。従ってデンプン糊の占め
る割合は、アクリル系接着剤100重量部に対し、5〜
50重量部(固形比)、特に10〜30重量部程度が適
当である。
【0024】上記混合割合の接着剤は乾燥までの時間が
デンプン糊の場合とあまり変らず、貼着状態での柄合せ
などを支障なく行うことができる。
【0025】以下に本発明の実験例を上げる。
【0026】
【実験例】アクリル系粘着剤〔ボンドKH53(商品
名)、コニシ(株)製〕15kgに硬化剤(硬化剤55
(商品名)、コニシ(株)製〕220gを混合し、離型
紙上に、45μm(dry)の塗布量になるように均一
に塗工し、100℃オーブン中で3分間乾燥する。これ
に、ポリオレフィン系シート〔POシート(商品名)、
オカモト(株)製〕を貼り合わせ、圧着したものを室温
で、7日間以上養生し、本発明下地材を得た。これを壁
面に張り合わせ、ポリオレフィン系シートからなる貼着
下地を形成した。
【0027】デンプン糊〔壁装スターチ(商品名)、山
口糊商店製〕1kg、水1kg、アクリル系接着剤〔N
EX−100専用ボンド(商品名)、(株)乃村工藝社
(販売元)〕2kgを混合したものを、壁紙に塗布量約
300g/m2 塗布し、上記壁面の貼着下地上に貼り合
わせた。これにより実用上、充分な強さと、美粧性の壁
面を得た。
【0028】これを1ケ月後に、壁紙のみ剥離したとこ
ろ、記載シートには何も残らず、きれいに剥離でき、こ
の基材シート面には本発明法に従う壁紙の接着・剥離が
何度も繰り返し可能であった。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、壁面に対し壁紙を剥離
可能に貼着することができるので、模様替えを簡単容易
に行うことが可能となり、特に展示会場などにおいて、
大規模に壁紙を貼着する場合に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明下地材の一例を概略的に示す縦断面図で
ある。
【図2】本発明下地材の一使用状況を概略的に示す説明
図である。
【符号の説明】
1 基材シート 2 粘着剤層 3 壁面 4 壁紙 5 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JLE E04F 13/08 Z 9127−2E

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁紙の貼着下地を形成するために壁面に対
    し適用される下地材であって、壁紙に比べ接着適性に欠
    ける可撓性基材シートを具備し、該基材シートの裏面に
    は、基材シートを壁面に対し貼着固定するための粘着剤
    層が形成されていることを特徴とする壁紙貼着用下地
    材。
  2. 【請求項2】基材シートがポリエチレン,ポリプロピレ
    ンなどのようなポリオレフィン系の樹脂から、また粘着
    剤層がアクリル系又はゴム系の粘着剤から、それぞれ構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の下地材。
  3. 【請求項3】粘着剤が使用時まで剥離紙により保護され
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載の下地材。
  4. 【請求項4】請求項1記載の下地材を用いて壁面に貼着
    下地を形成した後、該貼着下地に対し、低接着力の接着
    剤を適用して壁紙を貼着することを特徴とする壁紙の貼
    着方法。
  5. 【請求項5】貼着下地を構成している基材シートがポリ
    オレフィン系の樹脂からなり、また貼着下地への壁紙の
    貼着に適用される接着剤が水性であって、有効成分とし
    てデンプン糊とアクリル系エマルジョン型接着剤とを含
    有していることを特徴とする請求項4記載の貼着方法。
  6. 【請求項6】水性接着剤の濃度が10〜70%であり、
    且つ有効成分であるデンプン糊とアクリル系エマルジョ
    ン型接着剤との混合比が1:2〜1:20(固形分比)
    であることを特徴とする請求項5記載の貼着方法。
JP6229429A 1994-09-26 1994-09-26 壁紙貼着用下地材及び壁紙の貼着方法 Pending JPH0893172A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10330697A (ja) * 1997-06-03 1998-12-15 Kuraray Co Ltd 壁紙貼着用下地材
JP2001152116A (ja) * 1999-12-01 2001-06-05 Yayoi Chemical Industry Co Ltd 水性系接着剤

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10330697A (ja) * 1997-06-03 1998-12-15 Kuraray Co Ltd 壁紙貼着用下地材
JP2001152116A (ja) * 1999-12-01 2001-06-05 Yayoi Chemical Industry Co Ltd 水性系接着剤
JP4587343B2 (ja) * 1999-12-01 2010-11-24 ヤヨイ化学工業株式会社 水性系接着剤

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