JPS59180793A - 被鑑別媒体認識装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）発明の技術分野 本発明は紙葉等の被鑑別媒体認識装置に係り、特に異な
った種類の紙幣等を弁別するに適した被鑑別媒体認識装
置に関する。

（２）技術の背景 従来から被鑑別媒体である紙葉類、例えば紙幣を弁別す
るためには紙幣の所定位置の印刷パターン（インク模様
、磁気パターン等）を検出するためのパターンセンサを
固定位置に配置し、上記被鑑別媒体である紙幣を上記パ
ターンセンサに対し移動させて該紙幣の所定ゾーンを走
査した時に得られるパターンデータをＲＯＭ　（リード
オンリメモリ）等にメモリされた辞書データと比較して
パターンマツチングさせて紙幣の真偽弁別を行っていた
。またパターンマツチングを行う場合に上記パターンセ
ンサの出力を切り出すクロックは金種が異なっていても
常に一定であった。

（３）従来技術と問題点 第１図（ａｌ　（ｂ）は従来の異なる種類の紙幣をパタ
ーンセンサで走査した時の出力を固定クロックで切り出
した場合の波形図である。　第１図（ａｌの波形は第２
図に示すように幅がｗＩの紙幣１を走査した時の出力で
あり、第１図（ｂｌに示す波形は第２図に示す幅がＷ２
の紙幣２を走査した時の出方であリ、第１図（ａ）に示
すようにパターンセンサ出力波形３を１〜１０ゾーンで
示すクロックで切り出したとするとこれと同一のクロッ
クで切り出しを行う第２図の紙幣２の幅がＷ　２　＝　
Ｗ　１／　２であるとすれば第１図（ｂ）に示されるよ
うにパターンセンサからの出力波形４は０〜５迄のクロ
ックで切り出され残りの５〜１０のゾーンは出力が取り
出されない。　一般的に紙幣を認識装置に挿入して真偽
弁別を行う場合、ｌｉｔ！送手段の枠内に紙幣の左右が
反対になるように入れる場合があるので第１図（ｂ）に
示すパターンセンサ出力はゾーンＯ〜５区間の順で切り
出さずゾーン５〜０の順で切り出されて進むようなパタ
ーンとなる場合もある。

上述の如く、特定の金種出力（上の例では紙幣２）のパ
ターンデータをＯ〜５迄のまたば５〜０のゾーン内でパ
ターンマツチングを行うことはかなり困難性を伴う。　
更に解像度も低い等の弊害があった。

（４）発明の目的 本発明は上記従来の欠点に鑑み、異なる被鑑別媒体のパ
ターンマツチング弁別度を上げるために異なる被鑑別媒
体毎にクロックを異ならせ全ゾーンに媒体の出力データ
が存在する被鑑別媒体認識装置を提供することを目的と
するものである。

（５）発明の構成 そしてこの目的は本発明によれば紙葉等の被鑑別媒体を
搬送する搬送手段と、該被鑑別媒体の印刷パターンを検
出するパターンセンサと、該被鑑別媒体の形状を判定す
る形状判定手段と、該パターンセンサ出力をゾーン分割
するクロック選択手段とを具備し、上記１１！！送手段
に入れられた被鑑別媒体の形状に応じ形状判定手段から
の判定出力により上記クロック選択手段を制御し、該ク
ロック選択手段から所定のクロックを選択して、上記パ
ターンセンサ出力を選択したクロックによって切り出し
た出力値でパターンマツチングを行うことを特徴とする
被鑑別媒体認識装置を提供することで達成される。

（６）発明の実施例 以下本発明の実施例を第３図乃至第５図について詳記す
る。

第３図は被鑑別媒体と形状判定手段並びにパターンセン
サとの関係を示す斜視図、第４図は本発明の系統図、第
５図は本発明により切り出されたパターンセンサ出力波
形図である。

第３図において、被鑑別媒体（以下紙幣と記す）として
は金種の異なる例えば１万円札と千円札の紙幣１．２が
パターンセンサ８と搬送方向（Ｗ方向）形状の検出を行
う形状センサ６で形状、真偽の検出が行なわれる。　こ
のためには紙幣は搬送手段（図示せず）によって矢印Ａ
方向に一定速度で送られる。　形状センサ６の検出出力
は第４図に示す金種に応じた形状の出力を形状判定回路
９に出力して形状による金種の判別をする。パターンセ
ンサ８は、紙幣が形状判定回路９の結果が出た後に、パ
ターンセンサ８を通過するように配置されている。さら
にパターンセンサ８の出力は例えば紙幣２を走査すると
第５図の波形１７で示すような波形が取り出されるが−
１この出力を増幅回路１０→アナログデジタル変換回路
１２に加えて５− デジタル化する。　この際に本発明では形状判定回路９
で判定した金種に応じてゾーン切り出しクロック、すな
わち読み出しクロックをコンピュータ１４の記憶手段等
から選択し、クロック選択回路１１を通じてアナログデ
ジタル変換回路１２に加えて第５図のように例えば、第
１図（ｂ）に示すと同一の紙幣２のパターンは紙幣１の
幅ＷＩに対応するゾーンまで拡げられる。　すなわちク
ロックＣの周期を短縮するようにする。

このようにすると第１図（ｂｌで示されている紙幣２の
パターンセンサ出力波形４のように５〜１０のゾーンが
出力零ということがなくなり第５図のようにＯ〜１０ま
でのゾーンを有効に利用できる。

アナログデジタル変換回路１２でデジタル変換されたデ
ジタル信号はバッファ１３を通してパスライン１６に加
えられる。　パスライン１６を経てコンピュータ１４に
加えられ切り出されてデジタル化されたパターンセンサ
出力波形は辞書ゾーン１５とパターンマツチングのため
に比較されて真偽弁別判定出力がコンピュータより出力
される。

６− 尚、第３図、第４図の点線で示す如く、紙幣１或いは紙
幣２の長手方向を測長する、即ち、Ｙ１或いはＹ２を測
長する形状センサ５，７を追加してこの出力と前記形状
判定手段６の出力により形状判定回路９で紙幣の幅と長
さより金種判定を行うようにすれば、より金種判定が確
実になり、より適切なりロックの選択が行える。

（７）発明の効果 以上、詳細に説明したように本発明の被鑑別媒体認識装
置によれば、第５図に示す波形１７ば第１図ｆｂ）に示
す波形に比べてパターンマツチングに用いる情報量が多
くなるため金種弁別能力は向上すると共に解像度も上昇
させることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図＋ａｌ　（ｂ）は従来の異なる被鑑別媒体をパタ
ーンセンサで走査したときの出力とゾーンの関係を示す
波形図、第２図は異なる紙葉等の被鑑別媒体の形状関係
を示す平面図、第３図は本発明の異なる被鑑別媒体と形
状センサとパターンセンサとの関係を示す斜視図、第４
図は本発明の被鑑別媒体認識装置の系統図、第５図は本
発明の被鑑別媒体認識装置によって得られたパターンセ
ンサ出力とゾーンの関係を示す波形図である。 １．２・・・紙幣等の被鑑別媒体　　　３．４．１７・
・・パターンセンサ出力波形　　　５．７・・・搬送と
直角方向の形状センサ　　　６・・・搬送方向（Ｗ方向
）の形状センサ　　　８・・・パターンセンサ　　９・
・・形状判定回路１０・・・増幅回路　　　１２・・・
アナログデジタル変換回路　　　１３・・・バッファ１
４・・・コンピュータ　　　１５・・・Ｌｉｔデータ　
１６・・・パスライン 特許出願人　　富士通株式会社 第１図 ５１９

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 紙葉等の被鑑別媒体を搬送する搬送手段と、該被鑑別媒
   体の印刷パターンを検出するパターンセンサと、該被鑑
   別媒体の形状を判定する形状判定手段と、該パターンセ
   ンサ出力をゾーン分割するクロック選択手段とを具備し
   、上記搬送手段に入れられた被鑑別媒体の形状に応じ形
   状判定手段からの判定出力により上記クロック選択手段
   を制御し、該クロック選択手段から所定のクロックを選
   択して、上記パターンセンサ出力を選択したクロックに
   よって切り出した出力値でパターンマツチングを行うこ
   とを特徴とする被鑑別媒体認識装置。