JPH01316892A - 紙幣識別方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、紙幣識別方法に関するもので、特に紙幣の表
面に光線を投射し、その反射光を解析して紙幣の真偽を
識別する方法に関する。

（従来の技術） 乗車券あるいは、カード類の自動販売機における紙幣の
識別方法としては、磁気センサと光センサを備えた装置
によるものがあった。

この装置を用いて紙幣の識別を行う場合は、光センサを
使用して光を遮断したり、透過させたりする方法で紙幣
の幅、長さあるいは厚さを読み取る。これと同時に磁性
体の混入したインクで印刷された紙幣上の文字や模様を
磁気センサで読み取り、その波形の位置や出力の変化を
、予め記憶されている真券のものと比較して紙幣の真偽
を判定する。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、このような従来の識別方法には、次のような問
題点があった。即ち、光センサには光の透過量で紙幣の
透明度のみを識別させており、他方の磁気センサには、
紙幣のインクに混入されている磁性体からの情報のみを
識別させているためインクに混入されている磁性体のバ
ラつきがある場合には、この情報は不安定なものとなる
。

従って、従来の磁気センサや光センサで行う識別方法は
、その精度の信頼性が低いため、判定精度を上げて真券
の呑込率を厳しくすると呑込率が減少し自動販売機で使
用できる紙幣が非常に少なくなる。その反対に判定精度
を緩めると呑込率は上昇するが偽券も容易に呑込むとい
う問題が起こる。

本発明は、このような問題点を解消し簡便な方法で確実
に紙幣を識別する方法を提供することを目的とする。

（問題を解決するための手段） 上記の目的を達成するため本発明は、紙幣識別機本体に
構成した反射光センサで、挿入された紙幣に光線を投射
し反射光を得、この反射光の出力波形を検出機構で信号
化し、その後この出力波形（ａ号を前記検出機構に予め
記憶されている真券の出力波形信号と比較し、波形信号
の振幅の大きさの相違を解析する構成となっている。

（実施例） 次に図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は本実施例に使用する紙幣識別機会体の斜視図、
第２図は紙幣識別機の上蓋を除いた平面図、第３図は第
２図の■−■線断面側面図、第４図（Ａ）は検出機構に
記憶されている真券の出力波形図、第４図（Ｂ）は偽券
の出力波形図の一例である。

本実施例に用いる紙幣識別機２の内部には反射光センサ
９及び反射光センサ９より得られた紙幣の情報を解析す
る検出機構１６と磁気センサ２９が構成されている。

紙幣識別機２は上箱２１と下箱２２からなり。

下箱２２の上端に紙幣の投入口６より順次第１０−ラ３
０、第２０−ラ３２、第３０−ラ３４を設置し、上箱２
１にも下箱の各ローラに相対するように第４０−ラ３１
、第５０−ラ３３、第６０−ラ３５を設置する。そして
上記第１乃至第３０−ラ及び第４乃至第６０−ラにはそ
れぞれ下ベルト４１、上ベルト４２が掛は渡されている
。

さらに、下箱２２上の第１０−ラ３０と第２０−ラ３２
の間および上箱２１の第４０−ラ３１と第５０−ラ３３
の間に各々１個の反射光センサ９を配設する。反射光セ
ンサ９は紙幣の中心点に、その光線を投射できるような
位置に設置する。なお、反射光センサ９の数は複数個で
もよい。

検出機構１６を下箱２２の一部に設置し、検出機構１６
の内部のＩＣ−ＲＯＭ等に上記反射光センサ９で得られ
た真券の出力波形をデジタル信号化して記憶させておく
。

同時に、受光部９ｂから得られる反射光の出力波形を検
出機構１６でデジタル４４号化させて真券の信号と比較
し、信号の振幅の相違を解析することにより紙幣の真偽
を判断する。

上記の磁気センサ２９は上箱２１の上ベルト４２と下箱
２２の下ベルト４１の両脇にそれぞれ設置されている。

該磁気センサ２９は紙９Ｗ　Ｐの表面の印刷インク内に
混入した磁性体を検知して紙幣の真偽を識別する。

このように構成した本実施例の作用を以下に説明する。

投入口６に紙幣Ｐを入れると紙幣Ｐの先端部は第１０−
ラ３０と第４０−ラ３１に巻き込まれる。紙幣Ｐが巻き
込まれてその端部が反射光センサ９部を通過する際に、
光線が投光部９ａより紙幣Ｐに投射される。

すると光線の一部は紙幣Ｐによって反射され。

受光部９ｂで受光される。受光された光線は検出機構１
６にてデジタル信号に変換される。一方、検出機構１６
の検出機構にはＩＣ−ＲＯＭ等を設置して真券から得ら
るれるデジタル信号を予め記憶させておき、この記憶さ
れている真券の信号の振幅の幅の大きさと、挿入された
紙幣Ｐの信号の振幅の幅の大きさとを比較し、その相違
を解析することにより紙幣Ｐの真偽を判断する。

すなわち、紙幣の印刷用インクは１０種類以上の各種イ
ンクを混合したものであり、そのため、インクの光沢度
が低く反射率が低い。

一方、通常の印刷に使用されるインクは複数のインクを
混合することはあっても１紙幣印刷用のインクのように
多種類のインクを混合することはなく、また紙幣用印刷
インクと同一の混合をすることはできない。

従って紙幣印刷用のインクと通常インクおよびその印刷
方法でも反射率に大きな差を生じその反射率の差は波形
のパターンではなく、振幅の大きさとして表れてくる。

本発明はこの波形の振幅の大小（反射率の大小）を予め
記憶しである真券のものと比較し、その振幅の幅の大き
さを比較するものであるが、この波形の振幅の大きさは
、第４図（Ａ）（Ｅ）にみられるように真券の出力波形
の振幅の幅と偽券の出力波形の振幅の幅の大きさの相違
として顕著である。

そのため、容易に真券と偽券の判断をすることができる
が、許容できるものであれば真券として扱い、その振幅
の幅の大きさが許容できないものであれば偽券としとて
扱うものである。

こうして紙幣Ｐが偽券と判断された場合は、紙幣Ｐを投
入口６へ返却し、真券と判断した場合はそのまま紙幣識
別装置内に呑込むようになっている。なお、光線の投射
は紙幣裏表同時でもよいし。

どちらか一方の面でもよい。

この発明による紙幣識別機本体に使用される反射光セン
サは非常に小型であるため、ローラとローラとの間の非
常に狭い部分にも設置が可能かつ反射光センサ自体も安
価である。

（発明の効果） 以上説明したように１本発明による紙幣識別方法を使用
することにより小型でかつ簡便な方法で確実に紙幣を識
別することが可能となり、コスト的にも従来より安価で
ある等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は発明案の実施例を示すもので、第１図は本実施例
に使用する紙幣識別様全体の斜視図、第２図は紙幣識別
機の上蓋を除いた平面図、第３図は第２図のＩＩＩ　−
ＩＩＩ線断面側面図、第４図（Ａ）は検出機構に記憶さ
れＣいる真券の出力波形図、第４図（Ｂ）は偽券の出力
波形図の一例である。 ２・・・紙Ｉ７１￥識別機、９・・・反射光センサ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 紙幣識別機本体に構成した反射光センサで、挿入された
   紙幣に光線を投射し反射光を得、この反射光の出力波形
   を検出機構で信号化し、その後この出力波形信号を前記
   検出機構に予め記憶されている真券の出力波形信号と比
   較し、波形信号の振幅の大きさの相違を解析することに
   より紙幣の識別をする紙幣識別方法。