JPS591778A - 繊維の集束剤 - Google Patents

繊維の集束剤

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JPS591778A
JPS591778A JP57103836A JP10383682A JPS591778A JP S591778 A JPS591778 A JP S591778A JP 57103836 A JP57103836 A JP 57103836A JP 10383682 A JP10383682 A JP 10383682A JP S591778 A JPS591778 A JP S591778A
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JP
Japan
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sizing agent
vinyl acetate
phenol resin
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ethylene
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太田 博紀
向山 巍
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  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は繊維の集束剤、特にセメント負利料の補強材に
用いる繊維に対し、耐アルカリ性を有効に示す集束剤に
係るものである。
硝子繊維は通常短繊維と長繊維に分類され、このうち長
繊維は通常”400〜2000個のオリフィスを有する
白金合金製のブッシングから溶融硝子を引き出し、延伸
してフィラメント群となし、これに集束剤を付与してス
トランドとなし、これを巻き取シ、集束剤を硬化せしめ
て製造されている。
集束剤はその用途によシ、織物、プラスチック、ゴム、
セメント質物質等の補強利用として夫々に適した集束剤
が開発されている。
そしてこれらのうち、セメント質物質補強用の繊維表面
処理剤としては、フェノール樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポ
リビニルアルコール樹脂、フラン樹脂等の樹脂を基体と
し、又はこれらを用いずしてカップリング剤、潤滑剤、
分散剤、耐アルカリ性を向上させる金属塩、アルミナゾ
ル、シリカゾル等を添加した製品が開発されつつある。
しかしながら、これら表面処理剤中、集束剤として用い
得るものけ少なく、セメント質物佃との付着性がよく、
又、耐アルカリ性を効果的に向上させ得る集束剤の開発
が望まれる。
本発明者はかかる点に鑑み、耐アルカリ性を効果的に向
上させ、且その効果が持続し得る集束剤を見出すことを
目的として種々研究、検討した結果、特定樹脂の混合エ
マルジョンを用い、更にこれに特定の添加物を添加する
ことにより、前記目的を達成し得ることを見出した。
カくシて本発明は、エチレン・酢酸ビニル共重合体と、
フェノール樹脂との混合エマルジョンにリグニンスルホ
ン酸塩を添加して成る繊維の集束剤を提供するにある。
本発明に用いられるフェノール樹脂は、文字通りフェノ
ール樹脂であって差し支えないが、その中間体であるレ
ゾール樹脂を用いると特に耐アルカリ性の持続性に効果
的である。
又、用いられる混合エマルジョンとしての濃度は、50
〜500%稈度が適当である。エマルジョン濃度が前記
範囲に満たない場合には、繊維への樹脂の核種性が粗と
なり、耐アルカリ性が得難くなシ、逆に前記範囲を超え
る場合には、ケーキ状態でストランドの糸離れやロービ
ングの作業性、セメント質利料とのなじみや成形性が極
度に悪化する虞れがあるので何れも好ましくない。そし
てこれらエマルジョン餌度のうち、100〜300%を
採用する場合には、ケーキの状態、ロービングの作業性
、セメント質材料との成形性等に支障がないことと、耐
アルカリ性が著しく向上するので特に好丑しい。
又、本発明においてエチレン・酢酸ビニル共重合体と、
フェノール樹脂との混合比率は、固型分比でエチレン・
酢酸ビニル共重合体98〜02:フェノール樹脂02〜
9.8ケ採用するのが適当である。
混合比率がAd記範囲を逸脱する場合には、前述の如く
ケーキの状態、ロービングの作業性、セメント質材料と
の成形性、並びに耐アルカリ性等に問題が生じるので好
寸しくない。
そして上記範囲のうち、上記表示に従い、90〜5.5
:1.0〜4!2.を採用する場合には、ストランドへ
の樹脂の被覆性が緻密となり、耐アルカリ性が向上し、
ロービング作業性、セメント質拐刺との成形性も良好な
ので特に好ましい。
本発明に用いられるエチレン・酢酸ビニル共重合体は、
酢酸ビニルの含有量か10〜40重fl:%、特に15
〜35重量%含まれた共重合体が好ましい。
又、本発明に用いられるリグニンスルフォン酸塩は、リ
グニンスルフォン酸のアルカリ金属地若しくはアルカリ
土類金属塩が用いられる。
かかるリグニンスルフォン酸塩の使用量は、フェノール
樹脂に対し、01〜70重供%、好ましくは5〜50重
量%を採用するのが適当である。
使用量が01重都チに満たない場合には、所期の目的で
ある耐アルカリ性の持続性の効果が実質的に得難く、逆
に70重昂係を超える場合には、ロービングの作業性及
びセメント質イ」別との成形性に支障を来たし、最早や
而・1アルカリ性の持続性に対してはそれ以上を期待し
得ないので何れも好ましくない。
更に本発明において上記成分の他に例えばアルキルイミ
ダゾール誘導体、ペラボン酸アマイド、テトラエチレン
ペンタミン誘導体■の柔軟性+t−/j剤、ビニルエト
キシシラン、γ−メタクリルオキシグロビルトリメトキ
シシラン、γ−メタクリルオキシプロビルトリメトキシ
シラン等の架橋剤、ポリエチレングリコール、塩化アン
モニウム等の静電防止剤、酢酸、塩酸、アンモニア水等
のPH調整剤等を本発明の目的をN」害しない限り用い
ることが出来る。その使用量は厳密には用いられるこれ
ら物質によって決められるが、一般に3重量−以下が好
ましい。
かくして得られた集束剤は、適宜な手段によシ繊維に付
与される。
例えば硝子繊維を例に採ると、所望の組成を有する硝子
原料を溶融し、白金合金製のブッシングが有する多数の
オリフィスから流出させ、延伸しつつガラスフィラメン
トとなし、このフィラメントをローラ一式の塗布機に接
触せしめ、本発明集束剤を塗布し、ストランド単位に集
束してトラバーサ−を経て巻取機上に巻取られる。
次いで巻き取られた繊維は、通常120〜140℃にて
12時間程度加熱され、集束剤を硬化せしめる。
本発明に用いられる繊維としては、硝子繊維、ロックウ
ール、石綿等の無機繊維が広く用いられるが、このうち
硝子繊維、特に耐アルカリ性硝子繊維を採用すると好結
果が得られる。かがる耐アルカリ性繊維としては、夫々
重量%で表示して、SiO250〜70、ZrO21o
〜22、好ましくはアルカリ金属酸化物とアルカリ土類
金属酸化物の合量で10〜30.その他の酸化物又はハ
ロゲン化物等0〜20を採用するのが好ましい。かくす
ることにより、高い耐アルカリ性とその持続性が得られ
る。本発明の集束剤により表面処理された繊維の用途は
、主としてセメント質物質の補強であるが、アルカリ性
物質と接触するような部材として用いることも出来る。
本発明に用いられる前記セメント質物質としては、例え
ばポルトランドセメント、アルミナセメント、マグネシ
アセメント、石膏、石灰、珪酸カルシウム原料等に砂、
砂利、骨材、石綿、パルプその他各種添加剤等を必要に
応じて添加したも°のであり、とりわけ従来アルカリ性
が強く、硝子繊維による補強の強度劣化が指摘されてい
たポルトランドセメント系のセメント質物質に対し、本
発明の集束剤は面1アルカリ性の効果とその持続性が顕
著である。
次に本発明を実施例により説明する。
尚、以下の実施例においては、夫々庫片;係で5i02
58、ZrO215、Oao 5、Na2O18、Li
2O3、Na2SO41の組成を有し、粋、細径13μ
の硝子フィラメント204本に夫々示した本発明による
集束剤を付与し、これを1本のストランドとして巻き取
り乾燥させた。
比較例 レゾール位j脂エマルジョン(フライオーフェンTD4
302)28重量% γ−アミノプロピルトリエトキシシラン(A−1100
)0.3 ステアリン酸・テトラエチレンペンタミン(ンフノンH
G1.80)8 ポリエチレングリコール(PG2000)1 酢  酸(1)H5,5に調整) イオン交換水                  残
実施例ニ ブライオーフェン TD4302         2
8重量係リすニンスルホン酸カルシウム       
   28N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピル
トリメトキシシラン(A1120)3 ソ7/ンHG180               0
.8NH4C10,1 酢 酸(pH5,0に調整) イオン交換水                   
残実施例2 レゾール樹脂エマルジョン(BKUA 2370 ) 
   27 乗(5係リクニンスルホン酸カルシウム8
1 β−(3,4エポキシシクロヘキシ)エチルトリメトキ
ンシラン(A186)4 カブリリック酸・テトラエチルペンタミン(ケミチレン
5GF2)0.9 アクリル変成樹脂エマルジョン(セビアンA46753
)  0.1酢  酸(pH45に調整) イオン交換水                   
残実施例3 レゾール樹脂エマルジョン(工A1007)     
27重量%リクニンスルホン酸カルシウム]−3,5γ
−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(A17
4)  0.4カプリル酸・ペラボン酸・テトラエチレ
ンペンタミン塩を酢酸に溶解した潤滑剤(C1rras
ol 185A )      ]P G 2000 
                         
  0.1酢 酸(1)H3,5に調整) イオン交換水                  残
実施例4 プライオーフェンTD4302         15
重量%エチレン・酢酸ビニル共重合エマルジョン(モビ
ニール181B)5 リグニンスルホン酸ソータ3 ビニル・トリス(β−メトキシエトキシ)シラン(A1
72)     0.4C1rrasol 185A 
                    0.8NH
4C10,1 酢 酸(pH4,5に調整) イオン交換水                  残
実施例5 BKUA 2370               1
5重量%アクリル樹脂エマルジョン(プライマルHA1
6)   15リクニンスルホン酸カルシウム    
      3A172              
       0.5テトラエチレンペンタミ7(C1
rrasol 120)       0.8ポリエチ
レングリコール(PGlooO)      0.1酢
  酸(pHa5に調整) イオン交換水                 残実
施例6 ■Al007                 15
重量%酢酸ビニル・第3級合成飽和カルボン酸ビニルエ
ステル(VVう7−ツクス5AH)         
   15リクニンスルホン酸ソーダ        
    3A−11000,5 C1rrasol 185 A           
     0.7PG2000           
        0.1酢 酸(pH5,0に調整) イオン交換水                  残
実施例7 ■Al007                 15
重量%エポキシ樹脂エマルジョン(BP−601)  
    15リクニンスルホン酸マグネシウム    
     3AI100              
       O,4ケミチレン5GF2      
          0.8NH4CI       
               O,1酢 酸(pH5
,oに調整) イオン交換水                  残
実施例8 プライオーフェンTD4302          9
重量%酢酸ビニルとエチレンの共重合体エマルジョン(
1!!VA−AD 5 )1 リグニンスルホン酸カルシウム          3
A174                     
0.4ソフノンHG180             
  0.8セビアンA46753          
     0.1酢  酸(pHs、sに調整) イオン交換水                  残
実施例9 プライオーフェンTD4302         21
重量%KVA−AD5               
   9リクニンスルホン酸カルシウム       
   4A−11000,4 ケミチレンS、GF2               
 0.8NH4C10,1 酢 酸(TIH5,Oに調整) イオン交換水                 残実
施例10 プライオーフェンTD4302         15
重量%モビニール181 E3.5 リクニンスルホン酸カルシウム           
02A−11000,4 ケミチレン5GF2               0
.8PGI100                 
  O,1酢 酸(pH5゜0に調整) イオン交換水                 残実
施例11 プライオーフェンTl14302          
6重量%モビニール181E            
   14リグニンスルホン酸ソーダ        
    IA−1100Q・4 ケミチレン5GF2                
0.8NH4C10,1 酢 酸(pH5,0に調整) イオン交換水                 残実
施例12 プライオーフェンTD4302         24
重量%明細書の浄書(内容に変更ない モビニール181凹              56
重量−リゲニンスルホン酸ソーダ          
  ζ8ム−1100α4 ケミチ1.zン8GF2              
 1.2INH4C10,2 酢 酸(pHs、oに調整) イオン交換水                 残実
験結果 手続補正書防式) %式% 1、事件の表示 特願昭57−103836号 2、発明の名称 繊維の集束剤 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所  東京都千代田区丸の内二丁目1番2号氏名 (
004)旭硝子株式会社 4、代理人 〒105 住所  東京都港区虎ノ門−丁目24番11号第二岡田
ビル ゛ 6、補正の対象 明細書15頁目 7、補正の内容

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)  エチレン・酢酸ビニル共重合体と、フェノー
    ル樹脂との混合エマルジョンにリグニンスルフォン酸塩
    を添加して成る繊維の集束剤。 (2)  エチレン・酢酸ビニル共重合体と、フェノー
    ル樹脂との混合エマルジョンの濃度は、50〜500%
    である請求の範囲(1)の集束剤。 (8)  エチレン・酢酸ビニル共重合体と、フェノー
    ル樹脂との混合比率は、固型分比で前者が98〜0.2
    に対し、後者が02〜98である請求の範囲(1)の集
    束剤。 (4)リグニンスルフォン酸塩ハ、 、リグニンスルホ
    ン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金蔵塩である請求
    の範囲(1)の集束剤。 (6)  リグニンスルフォン酸塩の使用量は、フェノ
    ール樹脂に対し、0.1〜70ili、fa′チである
    請求の範囲(1)の集束剤。
JP57103836A 1982-06-18 1982-06-18 繊維の集束剤 Expired JPS6047387B2 (ja)

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JPS6047387B2 JPS6047387B2 (ja) 1985-10-21

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61137760A (ja) * 1984-11-29 1986-06-25 ポラロイド コーポレーシヨン 熱記録装置
KR20160081027A (ko) 2014-12-30 2016-07-08 한국에너지기술연구원 리그닌을 포함하는 표면 소수성 석탄 및 그 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61137760A (ja) * 1984-11-29 1986-06-25 ポラロイド コーポレーシヨン 熱記録装置
KR20160081027A (ko) 2014-12-30 2016-07-08 한국에너지기술연구원 리그닌을 포함하는 표면 소수성 석탄 및 그 제조방법

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