JPS5917709B2 - イトソンシツナシニカドウスルイトマキキニオケル ジドウテキナボビンコウカンジニイトオガイドシセツダンスルソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 フ 本発明は、糸損失なしに稼働する糸巻機における自
動的なボビン交換時に糸をガイドし切断する装置に関し
、特に、ボビンタレツトを有する糸巻機用の自動糸切換
え装置に係る。

ボビンタレツトを有し糸損失なしに稼働する糸・ 巻機
が、自動的なボビン交換時に糸を切換えるための補助糸
ガイドを有することはドイツ連邦共和国特許出願公開第
２３１６２１８号明細書に基づいて公知になつている。

補助糸ガイドは、機枠の方へ湾曲したピンを端部に設け
たロッドとして構ヨ 成されている。この補助糸ガイド
は糸を捕捉するために糸管チャック軸の軸線方向に運動
可能であり且つ、摩擦ロールの周速度で駆動される空管
に糸を装着するために、糸巻ヘッドケーシングに在る終
端位置で平行に移動せしめられる。この公知の糸切換え
装置の欠点は、摩擦ロールに沿つて移動可能で糸巻ヘッ
ドケーシング内へ進入可能な補助糸ガイドのために糸巻
へツドケーシングの後ろ側に大きなスペースが必要にな
ること、並びに、摩擦ロールの全長にわたつて張出して
いる補助糸ガイドを正確に支承し且つ糸切換え中に該補
助糸ガイドを正確に案内するために構造経費が嵩むこと
である。

また、糸切換え装置として第１に、トラバース用糸ガイ
ドから糸を取出して規定の個所へ導く、トラバ一３運動
平面内へ旋回可能な糸案内用湾曲部材を設け、第２に、
前記糸案内用湾曲部材と協働して糸を受取９糸引渡し位
置へ案内し且つ糸捕捉・糸切断部材の作用範囲で被駆動
空管に装着する第２の補助糸ガイドを設けることはすべ
て提案されている。

この糸切換え装置はかなク満足できる現度に稼働するが
、糸巻速度が高度であるにも拘らず複数の補助糸ガイド
の運動をきわめて正確にかつ充分な確実度をもたせて互
いに調和させねばならないので、この糸切換え装置の稼
動速度は著しく緩慢である。本発明の目的は、高速運転
可能な糸巻機用の、糸損失なしにボビン交換するボピン
タレツトを有する糸切換え装置を、これまで糸切換えに
要した所要時間を短縮させしめるように構成することで
あシ、特に、糸案内用湾曲部材から補助糸ガイドへ糸を
引渡す際に、装置構成上並びに制御技術上必然的に生じ
る付随時間を除くことである。

このよりな改良が所望されるのは次の点を見ても自ら明
らかである。すなわち糸巻速度が３０００ｍ／Ｍｉｎ以
上である場合糸切換え中に毎秒少なくとも５０ｍの糸が
給糸され、この糸は、往復動するトラバース用糸ガイド
によつてトラバース運動せしめられないので、きたない
ボビン構成によつて品質を低下させることになる。更に
本発明の目的は、荒い運転にも適したコンパクトな糸切
換え装置、しかも前記の目的を満足させ、糸巻機の操作
を害なうことなく且つ僅かな取付け経費で調整できると
共に摩粍または損傷の場合に交換できるような糸切換え
装置を提供することである。

この場合本発明の技術的課題は、唯一のシリンダーピス
トンユニットによ）駆動●制御される補助糸ガイドが、
糸をｌ幀次トラバース用糸ガイドから取出して自動的に
捕捉し、且つ公知のような形式で糸ループを形成させつ
つ糸を引出して空管に装着するのに充分適しているよう
に糸切換え装置］を構成することである。

この技術的課題を解決する本発明は、糸損失なしに稼働
する糸巻機に訃ける自動的なボビン交換時に糸をガイド
し切断する装置であつて、道線案内路によつてガイドさ
れつつトラバース運動平面に沿つて往復動するトラバー
ス用糸ガイドと、規定の糸巻き位置で錠止される回動可
能なボビンタレツトと、チヤツク軸に糸管を装着するた
めに前記ボピンタレツトに回転自在に支承された少くと
も２つの糸管チヤツクと、トラバース機構のトラバース
運動ストロークの一端の前側方に配置されていてかつ糸
を捕捉する第１の位置と該糸を空管に装着する第２の位
置との間をそれ自体平行移動可能な補助糸ガイドとを備
えた形式のものにおいて、補助糸ガイドが、作動装置に
緊定された小径ロツドとして構成されて卦）、該小径ロ
ツドがその中央範囲に、豚の尾状にループラインを描く
１つの糸捕捉用環状部を有し、該糸捕捉用環状部には、
前記小径ロツドの自由端に至るまで糸誘導縁が接続して
卦ク、該糸誘導縁が前記補助糸ガイドの糸捕捉時には、
トラバース運動ストローク中点部位から糸をトラバース
運動平面に対して糸巻機前面側へ向つて鋭角的に変向さ
せて前記トラバース用糸ガイドから離れる方向に誘導で
きるように糸巻機前面側から見て前記トラバース運動平
面の後方へ侵入旋回可能に構成されて卦ｂ、かつ又、前
記糸捕捉時には前記糸捕捉用墳状部が糸巻機前面側から
見て前記トラバース運動平面より手前に間隔を卦いて位
置していることを特徴としている。

本発明によつて得られる利点は、糸切換え装置がコンパ
クトな構造ユニツトとして構成されて卦ｖ、且つ全糸切
換え動作の制御のためには唯一のシリンダーピストンユ
ニツトしか必要としない点にある。その結果、種々異な
つた運動卦よび複数の駆動ユニツトを時間的に互いに調
和させる必要がないので、糸切換え動作中の運動過程を
著しく迅速化することが可能になる。また、唯一の補助
糸ガイドによつて規定通シに糸を案内して空管に装着さ
せるので自動的なボビン交換の稼働確実度も高められる
。更に別の利点は多重糸巻ヘツドのために糸切換え装置
を効果的に適用することができることであり、その場合
多数本の糸が相前後してそれぞれ１つのボピンチヤツク
上で巻上げられるのである。次に図面につき本発明の実
施例を説明する。

第１図に示した糸巻機は、機械フレームと結合された機
械ケーシング１卦よび糸巻ヘツドのスライダ２を主体と
し、前記スライダ２は垂直案内路３に沿つて垂直方向に
運動可能である。スライダ２はトラバース用糸ガイド４
ならびに、同期モータ（図示せず）によつて駆動される
摩擦ロール７を保持している。トラバース用糸ガイド４
は直線案内路５内で往復誘導されかつ、第２図に略示し
た反転用ねじ山付きローラ６によつて駆動され、該反転
用ねじ山付きローラは前記摩擦ロール７に対して軸平行
に軸支されている。摩擦ロール７はエンドレスの糸ガイ
ド溝１３を有し、該糸ガイド溝によつて糸１４は、摩擦
ロール７の所要周速度への空管１０．２の加速中にも糸
巻付け装着中にもトラバース運動せしめられ、かつまた
、摩擦ロール７と空管との間に糸がロツクされた）或い
は締込まれた）する不都合な事態が避けられる。

摩擦ロール７の糸ガイド溝１３は回転系ガイドとして、
往復動するトラバース用糸ガイド４と協働して、糸１４
を確実に糸ガイド溝１３内へ誘導すると共に、綾巻ボビ
ンの所望の綾巻角を生ぜしめる。巻糸保持体としての糸
管１０．１，１０．２を支承するためには公知の糸管チ
ヤツク９．１訃よび９．２が使用され、該糸管チヤツク
はチヤツク軸上にそれぞれ片持式に配置されている。

チヤツク軸はボピンタレツト１２内に回転自在に軸支さ
れている。ボピンタレツト１２自体は規定の水平軸線を
中心にして回転駆動されて、公知の形式で特定の糸巻位
置で錠止可能である。第１図に示したボピンタレツト１
２の稼動位置では摩擦ロール７はほぼ満管のボビン１１
とな卦表面接触した状態にあＶ１定置の固定糸ガイド８
を通つて供給される糸１４は、前記の満管ボビン１１か
ら、すでに待機中の空管１０．２に損失なしに引渡され
ようとしている。

ボピンタレツト１２のこの稼動位置では空管１０．２も
その表面で駆動され、これによつて摩擦ロール７の周速
度に加速される。空管１０．２が摩擦ロール７の周速度
に達すると、満管ボビン１１から空管１０．２への糸切
換えが自動的に開始される。

糸切換を行なうために５スライダ２に装備された本発明
の糸切換え装置１５が設けられている。この糸切換え装
置１５は、シリンダービストンユニツト１６と小径ロツ
ド状の補助糸ガイド１７とから成力、該補助糸ガイドは
ピストン棒２０の下端部で長さ調整可能である。補助糸
ガイド１７は圧力媒体制御式ピストン棒によつて動かさ
れ、且つ、制御カム（第６図参照）によつて規定された
運動経路に沿つて案内される。糸切換え装置１５には更
に、大体に卦いて水平方向の且つトラバース運動平面に
対して傾斜した剛性の心棒１８が所属していて、該心棒
は糸切換え装置の下方で補助糸ガイド１７の上限位置と
下限位置との間に配置されて訃勺、これは、糸１４に糸
ループを形成するため、並びに、糸を受取る空管上に糸
を装着したのちに予備系を形成するために設けられてい
る。本発明の糸切換え装置については後述の通シである
。満管ボビン１１へ向つて走行する糸区分を糸切換え後
に切断するために、糸管チヤツクには糸切断ナイフ１９
が設けられて卦ｖ、該糸切断ナイフは例えば、糸管１０
によつて部分的に被覆されて配置することができる。

第１図では、補助糸ガイド１７が、糸１４をトラバース
用糸ガイド４から受取つて捕捉するために、往復動する
トラバース用糸ガイド４と回転する糸ガイド溝１３との
間のトラバース運動平面内へ旋回せしめられた時点で糸
切換え装置１５が図小されているのに対して、第２図で
は、ピストン棒２０の押出しによつて心棒１８上で糸ル
ープが形成される補助糸ガイド１７のほぼ下限位置が破
線で示されている。

この下限位置では、固定糸ガイド８から補助糸ガイド１
７へ走行する糸区分は空管１０．２に当てつけられ、か
つ満管ボビン１１へ走行する糸区分は、糸張力の増大に
基づいて空管の糸捕捉ノツチと補助糸ガイド１７の糸捕
捉用壊状部２１との間で前記糸切断ナイフ１９によつて
切断される。第３図の糸切換え装置１５の平面図では、
糸捕捉位置にある補助糸ガイド１７と、トラバース運動
平面へ対して傾斜した剛性の心棒１８との配置関係が詳
示されている。

補助糸ガイド１７は、真直なシヤフトと糸誘導縁２２と
、該糸誘導縁２２から前記シヤフト範囲への移ジ部に設
けたいわば糸陥穿として構成された自動的な糸捕捉用環
状部２１とから成つている。補助糸ガイド１７は、第５
図から判るようにシリンダーピストンユニツト１６のピ
ストン棒２０に長さ調整可能に締込まれているので、補
助糸ガイド１７を取付けたシ或るいは損傷時に交換する
場合の後調整を簡便に行なうことが可能である。剛性の
心棒１８は殊に有利には円筒状の管として構成されてい
る。

この心棒は、すでに第１図について説明した通ジ、補助
糸ガイド１７の上限位置と下限位置との間で６大体に訃
いて水平方向に且つトラバース運動平面に対して傾斜し
て配置されているが、しかしながら、往復動するトラバ
ース用糸ガイド４と回転する糸ガイド溝１３との間のト
ラバース運動平面に侵入することはない。片持式の心棒
１８の突設端部には、心棒の半径方向に作用する糸スト
ツパ２３が設けられて卦シ、糸切換え時に、部分的に心
棒１８に巻掛けられて更にトラバース運動せしめられる
糸区分が心棒端部を渭如過ぎて再びトラバース用糸ガイ
ド４によつて掴み込まれる不都合が前記糸ストツパ２３
によつて阻止される。また心棒１８にはダブルコーン状
の２つの円錐形の渭ク面２４，２５が設けられて＄？ク
、両滑ク面はトラバース運動ストローク端部の範囲に共
通の誘導カーブ２６を有している。トラバースストロー
ク範囲から離反した方の円錐形滑ク面２４の１つの母線
上では、心棒１８に設けた縦スロツト２８（第１図卦よ
び第４図参照）内を軸方向に案内されるピン２７が移動
可能に配置されている。このピン２７の構成及び配置は
、糸引渡し後に空管１０．２上に予備系を形成するため
に没立つ。トラバース運動平面に対する滑ｖ面２４の規
定の勾配に基づいて糸自体力珀動的には達することので
きないような位置２７．１へピン２７を縦スロツト２８
に沿つて制御運動せしめることによつて予備系のワイン
デイング数が調整可能である。ピン２７は心棒１８内に
卦いて例えば電磁式又は油圧式のピストン棒（図示せず
）によつて動かされる。第４図には糸巻機に卦ける本発
明の糸切換え装置１５の有利な適用例が示されてお）、
この場合その都度２つの満管ボビン１１，１卦よび１１
２が互いに相前後して同時に巻上げ可能である。

図面から判るように糸１４．１及び１４．２をトラバー
ス運動させて巻上げかつ切換えるための全部材が２重に
設けられている。シリンダーピストンユニツト１６，該
ユニツトによつて駆動・案内される補助糸ガイド１７な
らびに心棒１８から成る糸切換え装置がコンパクトに構
成されていることに基づいて、このような装置を多数、
糸巻ヘツドのスライダ２に配置して所要スペースを大幅
に節減することが可能であ９、その場合このように配置
することによつて糸巻ヘツドの操作可能性が不都合に阻
害されることはない。糸音チヤツクの構成該糸管チヤツ
ク上に互いに間隔を卦いて順次配置された糸切断ナイフ
の構成卦よび、糸管の相互間隔を維持するために糸管端
面に設けた突設スペーサ２９の構成は種々異なつた態様
で実施することができる。第５図｝よび第６図にはシリ
ンダーピストンユニツト１６の細部が示されて訃り、該
シリンダーピストンユニツトによつて補助糸ガイド１７
は駆動され且つまた、スライドガイド路３０によつて規
定された１つの運動経路に沿つて匍脚されつつ案内され
る。

シリンダーピストンユニツト１６は２実質的に、圧力媒
体接続口３２，３３，３４を有するシリンダ３１，該シ
リンダ内に共軸的に配置された固定マンドレル３５，制
御リングピストン３８と主リングピストン３９卦よび、
補助糸ガイド１７を保持するピストン棒２０から成つて
いる。ｉ固定マンドレル３５はその一方の端部に圧力媒
体分配通路３６を有し且つ他方の自由端部に、スライド
ガイド路３０内に係合するスライドブロツク（渭子）３
７を保持している。ピストン棒２０は２本の共軸の内管
、外管４０，４１から成り、主リつングピストン３９を
保持する内管４０の内面に前記スライドガイド路３０が
成形加工されて卦り、且つ外管４１は圧力油損失不能に
シールされている。内部にガイド路を有するかかる圧力
媒体匍卿式シリンダーピストンユニツトはすでに公知で
あ５る。しかしながら第５図に示したシリンダーピスト
ンユニツトでは主リングピストン３９以外にな卦付加的
な制御リングピストン３８が配置されている。これによ
つて唯一の駆動・制御ユニツトに｝いて補助糸ガイドの
全運動経過が統制される一Ｏ方、糸捕捉位置に訃ける予
め選定可能な待ち時間を公知の形式で制御回路装置にプ
ログラミングすることが可能である。シリンダーピスト
ン系統の制御は糸切換えのために必要な条件に相応して
構成されたプログラム１１ｂ１御装置（図示せず）によ
つて行なわれるが、この制御装置は本発明の構成要件の
範囲を逸説しているので特別の説明はここでは省く。

本発明の理解を助けるために糸切換え動作を装置の機能
との関連Ｖｃ卦いて説明する。

タイムリレーによつてか、又はボビンの巻き太ｂによ）
制御される切換え接点によつて導人される糸切換え動作
の開始時には補助糸ガイド１７は、糸巻き運転中に占め
ている待機位置にな卦位置している。

この場合シリンダーピストンユニツト１６は、第５図に
示した位置にあり、この位置では圧力媒体接続口３３卦
よび３４には制御空気が存在しかつシリンダは圧力媒体
接続口３２と信号記憶装置とを介して排気される。この
位置では主リングピストン３９は制御リングピストン３
８に当接している。糸切換え動作をトリカーするための
接点が接触したのちシリンダの上方部分は圧力媒体接続
口３３を介して完全に排気され且つ、圧力媒体接続口３
４に存在している制御空気は制御リングピストン３８卦
よび主リングピストン３９を共に上限位置へ押圧する。
この上限位置で補助糸ガイド１７は糸浦捉位置（第３図
）へ旋回せしめられ且つ糸誘導縁２２はトラバース運動
平面へ侵入する。この位置に補助糸ガイド１７が留まつ
ている時期は、圧力媒体接続口３３で制御空気がもはや
流出しなくなク、制御回路内の絞９を前置したノツト素
子が応動し且つ匍脚弁が切換わつて、シリンダの下方部
分を圧力媒体接続口を介して排気しつつ圧力媒体接続口
３２に制御空気が給圧されるまでである。ノツト素子の
手前に在る前記の絞）は、糸捕捉位置における補助糸ガ
イドの選定可能な滞在時間を設定するために可変である
。圧力媒体接続口３２を介して主リングピストン３９を
負荷することによつて補助糸ガイド１７はスライドガイ
ド路３０に相応した運動経路で下限位置へ移動する。

そのあいだ糸１４は、往復動するトラバース用糸ガイド
４によるトラバース運動を阻止され且つ糸誘導縁２２に
沿つて運動し逐には糸捕捉用環状部２１内へ落ち込んで
捕捉されるに至る。その場合直線案内路５に沿つて条片
（図示せず）を設けたことに基づいて、糸１４が捕捉前
にトラバース用糸ガイド４から離脱する不都合が避けら
れる。このような離脱が生じるのは、糸張力の増大に基
づき場合によつては糸がトラバース運動平面内へ渭り戻
ることがあるからである。下限位置（第２図）へ補助糸
ガイド１７が運動する際に、糸捕捉用環状部２１内に保
持され且つ該糸補捉用環状部２１を通つて走行する糸は
（な卦エンドレスの糸ガイド溝１３によつてトラバース
運動せしめられ満管ボビン１１に巻上げられるが）心棒
１８をめぐつて導かれつつ下方へ引出されて糸ループを
形成する。その場合補助糸ガイド１７は、糸誘導縁２２
が空管１０またはボピンタレツト１２のその他の部分と
接触しないように，旋回されねばならない。心棒１８に
沿つてトラバース運動ストロークの中点へ向つて更にト
ラバース運動をせしめられる糸が滑落する不都合は糸ス
トツパ２３によつて防止される。引出された糸ルーブは
、心棒１８を介して引張る際にダブルコーン状の滑シ面
２４と２５の個所で区分され、しかも、固定糸ガイド８
から糸捕捉用環状部２１へ走行する糸区分は前記渭り面
２４を介して引張られかつ、糸捕捉用壊状部２１と摩擦
ロール７との間で渭り面２５上に位置する糸区分は心棒
の張出し端部上へ渭ク卦クることができる。空管１０．
２を通過したのち補助糸ガイド１７は、ピストン棒２０
のスライドガイド路３０をそれ相応に構成したことによ
つて内方へ向つて旋回せしめられるので、固定糸ガイド
８から延びる糸区分は空管１０２に設けた糸捕捉ノツチ
の作用範囲内へ達する。前記空管１０．２の糸捕捉ノツ
チと、更に駆動される満管ボビン１１との間の糸の緊張
によつて糸１４＆＄ピストン棒２０の下限位置Ｖｃ卦い
て糸切断ナイフ１９で切断される。切断済みの糸区分は
糸捕捉用壊状部２１を通過しつつ解放されて満管ボビン
１１に巻上げられるのに対して、更に供給されてくる糸
１４は今度は空間１０．２上に巻上げられる。しかしな
がら前記糸１４は差当つては、トラバース運動平面内へ
戻り落ちるのを阻止される。それというのは糸は心棒１
８の渭り面２４に沿つて自動的に渭ｖあがることがでさ
ないからである。しかし、この渭ｖあがジは、ピン２７
か圧力媒体により作動されて破線位置２７．１へ移動す
ることによつて達成される。このために必要な設定可能
な時間（その間に糸はトラバース用糸ガイド４のトラバ
ース運動ストロークの範囲外に導かれている）内に、多
数の巻条の予備系が空管に巻きつけられる。次いで糸は
心棒１８１ｆＣ沿つて渭）卦ｖ且つトラバース運動平面
内へ落ち、そこでトラバース用糸ガイド４によつて自動
的に捕捉されてトラバース運動を行なう。ピストン棒２
０がその下限位置へ移動せしめられ且つシリンダ３１の
下方部分の圧力媒体接続口３４を介して排気されている
限！）．シリンダーピストンユニツト１６の制御装置内
に設けたいま１つのノツト素子は応動することはない。

しかしながら制御空気が排除された終端位置に卦いてノ
ツト素子は切換わ９且つ戻クストロークを開始させる。
両リングピストン３８，３９は今や圧力媒体接続口３３
，３４を介して給圧され且つシリンダ３１の上方部分は
圧力媒体接続口３２を介して排気される。これによつて
ピストン棒２０は再び、初めに述べた待機位置へ戻る。
この待機位置にシリンダーピストンユニツト１６が留ま
るのは、新しいボビンが形成され且つ接点により新たな
糸切換え信号が送出されるまでである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による糸切換え装置を有する糸巻機の斜
視図，第２図は糸切換え動作中の糸経過を示した糸巻機
の横断面図、第３図は補助糸ガイド卦よび糸ルーブ形成
用の心棒の平面図２第４図はボピンタレツトの各ボピン
チヤツク上でそれぞれ２つの管糸を形成する装置を有す
る糸巻機の側面図、第５図は補助糸ガイドを案内・制御
するためのシリンダーピストンユニツトの縦断面図、第
６図はスライドガイド路を有する第５図に示したピスト
ン棒の略示図である。 １・・・・・・機械ケーシング、２・・・・・・スライ
ダ、３・・・・・・垂直案内路、４・・・・・・トラバ
ース用糸ガイド、５・・・・・値線案内路、６・・・・
・・反転用ねじ山付きローラ、７・・・・・・摩擦ロー
ル、８・・・・・・固定糸ガイド、９．１，Ｓ２・・・
・・・糸管チヤツク、１０，１０・１，１α２゜゜゜・
・・・・・巻糸保持体としての糸管、１１，１１．１，
１ｔ２・・・・・・ほぼ満管のボビン、１２・・・・・
・ボピンタレット、１３，１３１，１３２・・・・・・
エンドレスの糸ガイド溝、１４，１４．１，１４．２・
・・・・・糸、１５゜゜゜゜゜゜糸切換え装置、１６，
１６．１，１６．２・・・・・・シリンダーピストンユ
ニツト、１７．１７．１．１７２補助糸ガイド、１８，
１８．１，１８．２゜゜゜゛゜心棒、１９・・・・・・
糸切断ナイフ、２０・・・・・・ピストン棒、２１・・
・・・・糸捕捉用環状部、２２・・・・・・糸誘導縁、
２３・・・・・・糸ストッパ、２４，２５・・・・・・
ダプルコーン状の滑シ面、２６・・・・・・誘導カープ
、２７・・・・・・ピン、２７．１・・・・・・ピンの
移動位置、２８゛゜゜゛゜″縦スロツト、２９・・・・
・・突設スペーサ、３０・・・・・・スライドガイド路
、３１・・・・・・シリンダ、３２，３３，３４・・・
・・・圧力媒体接続口、３５・・・・・・固定マンドレ
ル、３６・・・・・・圧力媒体分配通路、３７・・・・
・・スラィドブロツク、３８・・・・・・制御リングピ
ストン、３９・・・・・・主リングピストン、４０，４
１・・・・・・共軸の内外管。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 糸損失なしに稼働する糸巻機における自動的なボビ
   ン交換時に糸をガイドし切断する装置であつて、直線案
   内路によつてガイドされつつトラバース運動平面に沿つ
   て往復動するトラバース用糸ガイドと、規定の糸巻き位
   置で錠止される回動可能なボビンタレツトと、チャック
   軸に糸管を装着するために前記ボビンタレツトに回転自
   在に支承された少くとも２つの糸巻チャックと、トラバ
   ース運動ストロークの一端の側方手前に配置されていて
   かつ糸を捕捉する第１の位置と該糸を空管に装着する第
   ２の位置との間をそれ自体平行移動可能な補助糸ガイド
   とを備えた形式のものにおいて、補助糸ガイド１７が、
   作動装置１６に緊定された小径ロッドとして構成されて
   おり、該小径ロッドがその中央範囲に、豚の尾状にルー
   プラインを描く１つの糸捕捉用環状部２１を有し、該糸
   捕捉用環状部には、前記小径ロッドの自由端に至るまで
   糸誘導縁２２が接続しており、該糸誘導縁が前記補助糸
   ガイド１７の糸捕捉時には、トラバース運動ストローク
   中点部位から糸１４をトラバース運動平面に対して糸巻
   機前面側へ向つて鋭角的に変向させて前記トラバース用
   糸ガイド４から離れる方向に誘導できるように糸巻機前
   面側から見て前記トラバース運動平面の後方へ侵入旋回
   可能に構成されており、かつ又、前記糸捕捉時には前記
   糸捕捉用環状部２１が糸巻機前面側から見て前記トラバ
   ース運動平面より手前に間隔をおいて位置していること
   を特徴とする、糸損失なしに稼動する糸巻機における自
   動的なボビン交換時に糸をガイドし切断する装置。