JPS59166854A - 限界電流式酸素センサ - Google Patents

限界電流式酸素センサ

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JPS59166854A
JPS59166854A JP58040630A JP4063083A JPS59166854A JP S59166854 A JPS59166854 A JP S59166854A JP 58040630 A JP58040630 A JP 58040630A JP 4063083 A JP4063083 A JP 4063083A JP S59166854 A JPS59166854 A JP S59166854A
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temperature
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Keiichi Saji
啓市 佐治
Kiyoharu Hayakawa
清春 早川
Takashi Takeuchi
隆 武内
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    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/403Cells and electrode assemblies
    • G01N27/406Cells and probes with solid electrolytes
    • G01N27/4065Circuit arrangements specially adapted therefor

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 酸素濃度を測定するセンサとして、磁気式、ノルコニア
式、ガル・ぐ二電池式等がある。磁気式のものは酸素の
常磁性を、後の2者は酸素のイオン性を応用したもので
ある。本発明は、酸素のイオン性を利用した限界電流式
酸素濃度センサに関するものである。
従来技術の問題点 固体電解質板の両面に電極を設け、その1司に電流を流
すと固体電解質を通して酸素を一方向に移動するCとが
出来る。1そこで、一方の電極に気密性のある覆いをし
て、覆いの中へ一定量の酸素を外部から連続的に供給し
てやると、酸素の供給量に比例した酸素イオンの移動が
生じる。それによって、電極間に電流が流れる。この電
流値力・ら覆いの中に流入した酸素量を求める。こうし
た動41巨原理を実現する限界電流式酸素センサとして
、次のようなものが提案されている。焼結固体電解質板
の上下面に電極をもうけ、一方の電極に緻密な覆いをす
ると共に、小さな穴を設け、ここを通る測定気体中の酸
素が拡散律速となるようにしたもの、穴の付いた覆いの
働きをポーラスなコーティング層を設けることによって
実現したもの、ざらには、中空円筒状焼結体の内側と外
側に電極をもうけ、外側電極に測定する酸素ガスが律速
するようにコーティングした方法のものもある。実際に
使用する場合には固体電解質中を酸素ガスが酸素イオン
となりイオン伝導するようにするため、上記構造のセン
サを傍熱ヒータで500〜800℃に加熱して固体電解
質の抵抗を下げて使用される。
しかし、こうした方法では、実用的には酸素濃度検出装
置自体が犬きく、複雑になることから最近では、センサ
とヒータを一体化した装置も提案されている。ところで
、上記のような方法で構成された場合でも、次のような
問題点があった。
(−)  センサ抵抗を下げ、良好な酸素イオン伝導を
得るため、センサ全体を高温にする必要がある。
(b)  センサ電極間に流れる電流を律速させるため
、センサ全体を有孔画体でコーティングする必要があり
この有孔画体の穴径の若干の差】俵によって特性が大き
くばらつく。
(c)  センサの寸法形状が大きいためセンサ電極間
に多くの電力を要する。
発明の目的 本発明は限界電流式酸素センサにおける前言己従来技術
の問題点を解決し、測定範囲力(広く、比較的低温度で
も良好々特性が得らJt、安定性力くよく、特性のばら
つきが小さく、寸法形状の/J\さな限界電流式酸素セ
Zすを提供することを目的とする。
発明の構成 本発明は前記目的を達成するため、センサ抵抗を低くシ
、かつ安定な酸素ガスの律速力ぐ行なわれるよう構成さ
れている。
本発明は、基本的な構成として、基体上にガス透過性の
第1電極、薄膜固体電解質およびガス透過性の第2電極
を順次積層した構成を有している。
センサ抵抗を低くするため、薄膜固体電解質には特定方
向に結晶方位配列した01〔μm〕〜30〔μm〕の膜
厚のものが用いられる。また第1.第2電極には電極界
面抵抗を小さくできるPt 、 pd 。
Agの単体またはそれらを主成分とする合金が用いられ
る。
酸素ガスの律速を行なう部分としては、基体、電極、ガ
ス透過性のコーティング層等のいずれかが選ばれる。基
体あるいは電極が律速部分として選ばれる場合には、そ
の部分で安定な律速か行なわれるようにガスの透過路を
規制する緻密なコーティング層が設けられる。
また、律速部分をガス透過性のコーティング層として構
成する場合には、そのコーティング層妊はAZ O,5
102r スビ* /l/ l SiC+ 5j3N4
等カヨ5 く、その膜厚は1〔μm〕、気孔率は30[%]以下と
するのがよい。
また、基体をStで構成し、センサ部だけでなく限界電
流を検出して電圧に変換する回路、加熱ヒータの定温制
御回路等のセンサを作動させるのに必要な処理回路を同
−Si基板上に構成してもよい。
以下、実施例により詳細に説明する。
実施例の説明 (固体電解質の膜厚) 酸素イオンのみを透過させる緻密な固体電解質の製作方
法として、焼結法、グリーンシートを用いる方法、スク
リーン印刷法、さらには、本発明で用いている物理化学
的製膜法(ス・!ツタ、蒸着。
CVD等)等がある。こうした各方式について製作した
固体電解質(ZrO2+Y2O3)の抵抗率一温度特性
を調べると第1図のような特性になる。同図から明らか
なように、製作手法の違いによって、固体電解質(Zr
O2+Y20.)の抵抗率が大きく違ってくる。すなわ
ち高純度しかも、緻密でイオン伝導性の良い固体電解質
を得るなめには、焼結促進のためのガラス質添加なしで
ブレス焼成する方法を用いる方が良い。しかし、この方
法では、焼成するための条件として、大気中2000〔
℃〕、2〜3時間の条件を要する。一方、ガラス質を添
加して焼成する方法(プレス焼成、グリーンシート。
スクリーン印刷等)では、焼成条件としては1600〔
℃〕以下の温度条件でも十分緻密な焼結体が得られる。
しかし、添加物が混入されているため、抵抗率は大幅に
増大する。さらに、以上述べた製作手法では、電気抵抗
を小さくする方法として固体電解質の厚みを薄くする法
がある。ところが、固体電解質の膜厚を50(μm〕以
下にすることは不可能である。それに対し、物理化学的
製膜法(スパッタ、蒸着、 CVD等)で製作した固体
電解質薄膜は、製作条件によりて結晶性が良く、緻、密
な膜が製作可能である。よって、ガラス質添加なしでプ
レス焼成法で製作したものより若干抵抗率は大きくなる
が、比較的、低抵抗率の固体電解質薄膜を得ることがで
きる。しかも、膜厚を数10〔μm〕〜数〔X〕まで可
変して製作することが可能である。よって、物理化学的
製膜法(ス・ぐツタ。
蒸着、 CVD等)を用いて、薄膜化を図ることにより
計算上では電解質の電気抵抗を従来の焼結法にて製作し
たものに比較して1/100〜11500にすることが
可能である。
実際には、薄膜化可能な範囲があると共に、薄膜化を図
ったといっても、膜質が悪ければ、固体電解質の抵抗が
小さくなるようなことはなく、シかも安定性に欠ける。
そこで、安定性が良く、結晶化した、良質の膜をいかに
して作るかが重要なポイントになると共に、膜厚最適ボ
α囲がある。本実施例で製作した、固体電解質薄膜の雰
囲気温700〔℃〕における膜厚と抵抗の関係を調べた
結果を第2図に示す。
同図の結果によれば、固体電解質の膜厚が01〔μm〕
以下になると抵抗は急激に低下し、ショートする。しか
し膜厚0.1[μm9以上では膜厚と抵抗の関係は、は
ぼ比例し、膜厚が増すに従って抵抗は増大する。よって
、膜厚としては、0.1[μm3以上必要である。また
、実用上から考えた場合、物理化学的製膜法での製膜速
度は数10〜数100〔X/min〕と遅い、しかも、
膜厚が厚くなると抵抗値が大きくなり、検出電流値も小
さくなる等の問題が生じる。よって、膜厚としては0.
1〔μm〕〜30〔μm〕の範囲が良い。
(固体電解質の膜質) 第3図は本発明の一実施例の限界電流式酸素センサの構
造を示すものである。
S iO2からなる絶縁性の基板6の一面に、Pt膜の
陰極5、Y2O3とZ r O2からなる固体電解質薄
膜3、Pt膜の陽極4、その陽極4の一部が露出するよ
うに開口部を設けたAt203薄膜コーテイング膜7が
順次積層されてセンサ部が構成され、そして絶縁性基板
6の反対面にはセンサ部を加熱するためのpt薄膜から
なるジグザグ・やターンのヒータ1が積層されている。
さらに全体が機械的保護のため多孔性(ポーラス)のコ
ーティング層で被覆されている。ヒータ1.陽極4.陰
極5にはそれぞれ50〔μmφ〕のpt線のリード線8
.8’、9.10が接続されている。
固体電解質薄膜を用いた限界電流式酸素センサにおいて
は、いかにして結晶性が良く、シかも、安定性の良い電
解質薄膜を作るかが重要なポイントになる。すなわち、
機能として、電気抵抗が小さく、緻密で、電解質薄膜内
を酸素イオンのみが伝導する膜にするのが望ましい。こ
の要請を満たす条件を明らかKするため、次のような検
討を行石英基板〔寸法20X20X0.5C欄〕)の上
面にハイレートスハノタリング装置を用いて、固体電解
質(zrO2+Y2O3)を下記の条件で約2〜4〔μ
m〕積層した。
ターゲット−基板間距離 75〔胡〕 ス・臂ツタ雰囲気■Ar20CI=/m雰囲気中圧力4
X10  (Torr〕、■10 (%] 02/Ar
雰囲気中圧カー4 X 10−3(Torr〕 入力電力 300 [W:] 反射波電力〜0〔W〕入
力電流0.2[A] 基板温度 20(℃)、200[℃〕、500C℃]。
700〔℃〕、1000〔℃〕 ス・2ツタ時間 4〜8時間 スノセッタしたzrO2+Y2O3薄膜についてX線回
折による分析を実施したところ、下記の表のように、ガ
ス雰囲気・基板温度によっては、異なる結晶構造を示す
ことが分った。
第1表 こうして製作した膜を、大気中1000 [℃:]で3
時間熱処理して、再度X線回折を行ない、熱処理前後の
膜構造変化を調べた。その結果、熱処理前はアモルファ
ス状であ−)た膜では一部[111]+〔220〕方向
に若干結晶成長する。しかし、一旦特定方向に結晶成長
した膜については熱処理しても膜質の変化はほとんどな
かった。そ仁で、上記各種製作条件で製作した膜を用1
いて、第3図に示すような多層構造からなるセンサを作
成した。作成したセンサについて、N2ガス中の02ガ
ス濃度をパラメータに取り電流−電圧特性を調べた。そ
の結果を第4図に示す。さらに、印加電圧0.75(V
〕一定における酸素濃度−電流特性を調べた。なお、セ
ンサ加熱温度は700 (℃)一定とした。その結果、
第5図に示すように製膜条件によって特性が大きく変わ
ることはなく、初期特性としては酸素濃度によって、出
力電流は比例して増大する。さらに、こうしたセンサの
安定性を調べるため、センサ加熱温度700〔℃〕一定
にして、大気中での時間経過と出力電流の変化を調べた
。その結果を第2表に示す。
第2表の結果によれば、アモルファス状をした膜質の固
体電解質薄膜では時間経過と共に出力電流が増大し、経
時変化が大きい。しかし、特定方向に結晶成長した固体
電解質薄膜は出方電流の変化も小さく安定性が良いこと
が分かる。
以上のことから、何らかの結晶方位配列をした膜−を酸
素センサ材料として用いることが必要である。
本実施例では薄膜電解質材料としてzro2+Y2o3
材料を用いた例について述べたが、ZrOK Yb 0
2    23 l Gd2O3* MgO、CaOr 5c203等を安定
化剤として含むもの、あるいは、B12o3にY2O2
,Er2o3゜WO3等を含ませた材料をターr7ト材
として用い薄膜電解質を作成したものも、結晶方位配列
した膜を作淋ことが必要である。
(電極材料) 第6図は本発明の第2の実施例の断面図である。
本実施例の限界電流式酸素センサは、第6図のように緻
密なコーテイング膜7を用いて、酸素ガスを陰極5の部
材中で律速するような構造となっている。この構造によ
り、酸素ガスは、陰極5を通って酸素イオンとなり、固
体電解質薄膜3内を伝導し、陽極4へ移動した後、コー
テイング膜7に設けた穴から酸素ガスとなり抜けて行く
。この場合、電極部材の機能として、固体電解質薄膜と
オーミックな電極特性を示すことを必要とする。よって
最適電極材料を選ばないと次のような現象が生じ、温度
特性が悪くなる原因となる。すなわち固体電解質材料に
電極を付け4端子法および2端子法抵抗測定法により抵
抗温度特性を調べると、第7図のような抵抗一温度特性
を示す。さらに、固体電解質の酸素ガス濃度10[チ〕
雰囲気において1.ガス温度をノやラメータに取った場
合の電流−電圧特性を第8図に示す。第7図の結果によ
れば、ガス温度が低下するに従って、4端子法で測定し
た場合の抵抗と、2端子法で測定した場合の抵抗とは大
きく異なってくる。4端子法による測定値は固体電解質
のみの抵抗値を示すので、2端子法により測定した抵抗
値と4端子法により測定した抵抗値の差が、電極界面抵
抗を表わしていることになる。従って第7図に示すよう
に、低温側へ行くに従って2端子法により測定した抵抗
値の方が大きくなっていることは界面抵抗値の増大を表
わしているものと考えられる。さらに第8図の結果によ
れば、ガス温度によって電流−電圧特性は大幅に変って
いる。このことは先に述べた電極界面抵抗の影響が表わ
れていることを示している。
以上述べたことから、電極桐材としての条件は酸素ガス
を酸素イオンに変換して固体電界質にイオンを送る機能
が高いこと、すなわちオーミックな電極機能を示すこと
である。そこで電極材料として、どのような材料が適当
かを検討するため、次のような資料を作成し、特性を測
定した。
イ〕 試料 イー1) 一定酸素濃度での電流−電圧特性を調ベベる
ための試料 コーテイング膜/各種電極材料を用いた電極/ Zr0
z薄膜/各種電極材料を用いた電 1極と順次アルミナ
基板上に積層した試料(第6図参照)。
イー2)2端子法による抵抗測定試料 各種電極材料を用いた電極/ ZrO2薄膜/各棟電極
材料を用いた電極を順次At203基板上に積層した試
料 イー3)4端子法による抵抗測定試料 アルミナ基板上にたんざく状のZ r O2薄膜を作成
し、等間隙に4ケ所から電極を取り出した試料 口)特性測定法 a)ガス温500C℃、] 、5[係〕酸素濃度雰囲気
印加電圧0.5 〔V〕での検出電流値を測定する。
b)ガス温500[℃:]、印加電圧0.5 〔V)一
定条件でO〔係〕酸素濃度から5〔係〕酸素濃度雰囲気
と変えた場合、電流が50 C%:]変化するまでの応
答時間を測定する。
C)ガス温500〔℃〕大気中において2端子法と4端
子法にて測定した固体電解質抵抗値の差から電極界面抵
抗を調べる。
その結果をまとめたのが第3表である。
この第3表の結果によれば、用いる電極材料によって、
検出電流、応答性、界面抵抗値が大きく異なっており、
電極材料として適する界面抵抗の小さい材料は、Pt 
、 Pd r Ag単成分およびpt 。
Pd j Agを主成分とする合金であることが分る。
(酸素ガス律速部分としての基板) 第9図は、酸素がスを律速させる部分を薄膜固体電界質
を支える基板6とした実施例を示すものである。基板6
の一方の面にはヒータ1を、そして基板6の他方の面に
は陰極5、固体電解質材料3、陽極4、および陽極4の
一部に対応して穴をあけた緻密女コーティング膜7を積
層したセンサ部を有している。そして全体は多孔性のコ
ーテイング膜で被覆きれている。この実施例においては
、酸素を適切に律速する基板6の選定が重要である。
そこで、透過空気量の異なる各種の材料の基板を用いて
、第9図の構造の限界電流式酸素センサを作成した。な
お、透過空気量は基板寸法20〔胴φ〕、板厚0.3 
[mm〕f用いて板の片側に空気圧I CKp/crl
 ]の圧力を加えた場合に、板の反対側に透過してくる
空気量を測定することによって調べた。
そして作成した各種の基板のセンサについて、センサ温
度700〔℃〕、酸素濃度5〔チク一定条件での電流−
電圧特性を調べた。第10 +’aはその結果を示すも
ので、基板の空気透過量を・ぞラメータとする特性であ
る。−この結果によれば、基板の空気透過量の違いによ
って、酸素ガスの律速のされ方が異なる。すなわち、空
気透過量が3 [cc/min ]以下の基板材料を用
いた場合には成田が変化してもほぼ一定になる限界電流
特性を示し、限界電流式酸系センサとしての十分な特性
が得られることが分る。また実用的にI″i空気透過量
が50 (cc/mjn :)位まで基板材料として用
い得ることが分る。
なお、基板材料としてAt203.5in2. SiC
S iN 4系のいずれの物でもよい。
(酸素ガス律速部分としてのコーテイング膜)第11図
は酸素ガスを律速する方法々してコーテイング膜を利用
する実施例を示すものである。
Cの実施例のセンサは、St基板6上に5IO2の絶縁
性薄膜11、ヒータ1、At203またばS iO2の
絶縁膜9、陰極5、固体電解質薄膜3、陽極4、コーテ
イング膜7が順次積層された構成を有してイル0センサ
加熱所要電力を極力低減したい場合には、Si基板の他
の一方の面から異方性エツチング法にて、センサ部に相
当する部分のSiを工、チングし、Siを取り去っても
よい。この実施例のセンサでは、コーテイング膜がセン
サ特性に大きな影響を与える。よって、次のような方法
を用いて、コーティング膜厚および気孔率とセンサ特性
との関係を検討した。
イ)ハイレ−)スノ+ツタ装置を用いて、コーテイング
膜7材としてAt203ターゲツト材料をスパッタ、A
t203膜厚をパラメータに取り、5〔係〕o2ガス濃
度雰囲気における電流−電圧特性を調べた。
その結果を、i12図に示す。
口)コーテイング膜7材としてAt203の粒子径+7
) 異ナルAt2o3系ペーストを用いて、スクリーン
印刷法にて約10〔μm〕mmトした。コーテイング膜
の気孔率を・セラメータに取り5 (%102ガス雰囲
気における電流−電圧特性を調べた。その結果を第13
図に示す。
第12図の結果によれば膜厚で5〔μm〕以上、第13
図の結果から気孔率では10〔副以下にすると、電圧0
.2〜1〔v〕と電圧を変えても電流値はほとんど変わ
らない特性を示すようになる。すなわち、酸素ガスが律
速されてψることを表わしている。第12図の結果から
、実用的には、フーティング膜厚として1〔μm〕以上
、第13図からみて気孔率として30 (%〕以下にな
るようにすることが望ましい。また、使用する材料とし
ては、At203゜SiO+スピネル、 SiC、5t
3N4等の材料ならば、いずれの材料を用いてもよい。
(固体電解質材料) センサ抵抗を下げ、良好な酸素イオン伝導体を得る方法
として、前述の薄膜化を図ることのほかに、固体電解質
材料を選別する方法もある。
第14図に焼結法によって製作した各種固体電解質の抵
抗率一温度特性を示した。そこで、zrO2+Yb2O
3,zro2+5c20.+Yb2O3,BI203+
W03等の各固体電解質材料をターゲツト材として用い
ハイレートスパッタリング装置を用いて、第6図に示す
構造のヒータ付きセンサを作成し、酸素濃度と電流との
関係を測定した。第15図および第16図はその測定結
果を示すもので、第15図は、Z r O2にYb2O
3を添加した固体電解質、およびZ r O2にYb2
O3+5C203を添加した固体電解質を用いて製作し
たセンサに印加電圧0.75 [v)一定、センサ加熱
温度700〔℃〕で測定した電流−酸素濃度特性を示し
、第16図はWO2にBi2O,を添加した固体電解質
を用いた場合の、印加電圧0.75 [V:]一定、セ
ンサ加熱流度300 [’C)での電流−酸素濃度特性
を示すものである。
これらの結果によれば用いる固体電解質の材質によって
は、センサ動作温度を大幅に低下することが出来る。さ
らに、出力電流も大きく取れる。
よって、伝導性の向上を図り大きな出力電流を得るため
にもZ rO2にY2O3,Yb2O3,Gd2O3,
5C203の内の一種類またはそれ以上を安定化剤とし
て含むもの、あるいはB 1203にY2O5+ Er
2C)3+ WO2等を含む材料が望ましい。
(基体の形状) 結晶性の良い薄膜固体電解質を物理化学的製膜法にて、
各種の基板上に任意に製作できることから、基体の形状
は板状(第3.6,9,11゜19図)、円筒状(第1
7.18図)、球状等のいずれでもよく、形状に制約は
ない。
センサ側を測定気体に接し、基体の反対側は測定気体と
は異なる気体系、たとえば空気を導入してもよい。その
ような使用に適するセンサの構成としては、第17図の
ような一方が閉じた中空円筒状の基体6′を用1/また
もの、あるいは第18図のような両端が開いた中空円筒
状態の基体6“を用いたものがある。基体6′または6
〃の円筒内面にヒータ1を形成し、円筒外面に陰極5、
固体電解質薄膜3、陽極4、コーテイング膜2が順に積
層されている。々お、12は絶縁膜である。
また、第11図に示すようにエツチング技術等を用いて
作られた、ブリッジあるいはダイヤフラム形の基体でも
良い。よって、限界電流センサ出力電流を電圧に変換す
る変換回路、ヒータの抵抗全測定し、ヒータ温度を検出
する回路、ヒータ温度を調節するために目標温度を設定
する設定回路、ヒータへの供給電力を制御する回路、ヒ
ータ温度上昇速度を制御する回路等の処理回路部をもう
けたSi基板上に、第11図に示すような積層構造のヒ
ータ付き薄膜限界電流式センサを作り出してもよい。そ
のようなセンサの構造の一例を第19゜20図に示す。
第19図は断面図、第20図は平面図である。
81基板6の一部に処理回路部13が形成され、他の一
部にこの処理回路13と電気的に接続されたセンサ部が
構成されている。センサ部はSi基板6上に5i02膜
11、ヒータ1、At2o、膜14、陰極51電界質薄
膜3、陽極4等が積層されている。
なお、15,16はAt203膜、1Bはpt電極、1
7はSi2N4膜である。
(処理回路) 以下、図面により処理回路について詳細に説明する。
第21図は本発明のセンサに使用できるヒータ温度調節
装置の概略を示すブロック図である。センサを加熱する
ためのヒータlの抵抗から温度を検出する温度検知蔀3
2の出力と、センサの温度を設定する温度設定部33の
出力とは第1比較部34へ供給され、この第1比較部3
4でこれらの検出温度と設定温度が比較され、差が出さ
れる。
その差は第1増幅部35で増幅されて、最小値選択部3
6へ入力される。
一方、温度検出部32、で検出した温度は湯度上昇レー
ト検知部37にも入力される。この温度上昇レート検知
部37はその入力から温度上昇レートを検出して、その
検出出方を第2比較部38の一方の入力に供給する゛。
温度上昇レート設定部39には使用するセンサに許容で
きる温度上昇レートが予め設定されており、その設定値
は第2比較部38の他方の入力に供給される。第2比較
部38では、検出された温度上昇レートと設定された温
度レートの2つの入力が比較され、差が出される。その
差を表わす出力は第2増幅部4oで増幅され、最小値選
択部36へ入力される。最小値選択部36では第1増幅
部35の出力と第2増幅部40の出力とを比較して低い
方の値が選択され、選択された値に基いてヒータの加熱
制御が行なわれる。
このように構成することにより、ヒータ加熱ノ初期には
温度設定部33の設定値よりも温度検知部32で検出さ
れる実際の温度が非常に低いので、第1増幅部35の出
力は大きな値になる。この値によりヒータの加熱の制御
を行なうと温度上昇レートが高くなる。この温度上昇レ
ートは温度上昇レート検知部37によって検出され、第
2比較部38で温度上昇レート設定部39の設定値との
差がとられるが、ヒータ加熱の初期に前述のように温度
上昇レートが急増し、従って第2比較部38の出力は急
速に零に近づく。最小値選択部36は、第1増幅部35
と第2増幅部40の出力の小さい方の値を選ぶので、検
出した温度上昇レートが設定した温度上昇レートに近づ
くと、第2増幅部40の出力を選択し、温度上昇レート
が設定した温度上昇レートを越えないようにヒータの加
熱を制御する。
このように1温度上昇レートが大きくなろうとすると抑
制されて、設定した温度上昇レート以上で温度上昇する
のを防止する。
ヒータ温度が設定値に近くなると第1増幅部35の出力
が小さくなって、ヒータ温度の上昇が抑制されて一定の
温度に制御される。
第22図は、第21図の実施例をもう少し詳細に示すブ
ロック図である。最小値選択部36からの出力信号(電
圧又は電流等)は電力増幅部61に入力し、電力増幅部
61からの出力は電流検出部21を経由してヒータ1の
一端に入力し、ヒータ1の他端は便宜上接地しておく。
電力増幅部61の出力と接地間には電圧検出部22を設
ける。
電圧検出部22の出力信号(電圧又は電流)と電流検出
部21の出力信号を比演算部23に導く。
比演算部23の出力信号を抵抗温度変換部24へ入力し
、その出力を第1比較部34および微分部71へ入力す
る。その他の構成は第21図と同様である。
以上のように構成された第22図の温度調節装置の動作
について説明する。ヒータ1の抵抗はヒータ1に印加し
た電圧Eとヒータ1に流れる電流工との比である。従っ
て、電圧検出部22で求めた電圧に対応する信号と、電
流検出部21で求めた電流に対応する信号の比(商)を
求めると、その値がヒータの抵抗に対応する値になりて
いる。
又、白金Pt1タングステンW1ニツケルNi等の材料
からなるヒータの抵抗は温度上昇に対してほぼ直線的に
増加する。従って、温度とヒータの抵抗との間には対応
関係があり、別途、感温体(熱電対や感温抵抗体)を設
けなくてもヒータの温度を知るこ七ができる。それ故、
抵抗温度変換部24において、ヒータ抵抗(又はそれに
対応した電圧又は電流等の信号)から温度(又はそれに
対応した電圧又は電流等の信号)に変換することができ
る。又、電力増幅部61では最小値選択部36からの出
力信号(電圧又は電流等)を増幅し、ヒータ1を目的温
度に加熱するのに必要な大きさの電圧および電流等にし
て、ヒータ1へ供給する。
なお、その他の部分の作用は第21図の回路と同じであ
る。
第23図は、本発明の他の実施例を示すものである。第
21図および第22図に示した実施例と異なる点は温度
上昇レート設定部および温度上昇レート検知部等を設け
るかわりに、ランプレート設定部41およびランプ関数
発生部42を設けfな点である。このため、ヒータ加熱
の初期の動作としては、ラング関数によって決まる電力
(電圧又は電流)に従って温度上昇速度が限定される。
第21図および第22図に示す回路に比べて第23図の
回路は簡易に構成できるという利点がある。
第24図は本発明のセンサに用いることのできる処理回
路の他の例を示すもので、ヒータ加熱初期におけるヒー
タの温度上昇速度を制@jする昇温速度制御部を有する
点に特徴がある。
同図において、ヒータRNを一辺とし、抵抗R1+R2
、および可変抵抗VR,で構成したホイートストンブリ
ッジ回路はヒータの加熱と温度検出を兼ねる部分である
。そして抵抗R1とヒータRNの接続点は演算増幅器o
p、の反転入力部に接続され、抵抗R2と可変抵抗VR
1の接続点は演算増幅器OPlの非反転入力部に接続さ
れている。演算増幅器OP1の出力部は抵抗R4を介し
てダイオードD1の陽極に接続されるとともに、演算増
幅器OP3の非反転入力部に接続されている。ダイオー
ドD1の陰極は演算増幅器oP2の出力部に接続されて
いる。演算増幅器OP3の出力部は、その反転入力部へ
帰還され、また演算増幅器oP4の反転入力およびトラ
ンジスタTR1のペースへ接続されている。トランジス
タTR,はNPN型のノ’?ワーダーリントントランノ
スタであり、そのコレクタは正電源線50へ接続され、
エミッタは抵抗R1とR2の接続点へ接続されている。
ヒータRNと可変抵抗VR,の接続点はO(:V)の線
51へ接続される。抵抗Rsの一端は正電源線50へ接
続され、他端は定電圧ダイオードZDlの陰極へ接続さ
れている。
定電圧ダイオードzDlの陽極はo (v’)の線51
に接続され、その定電圧ダイオードzD1の両端には可
変抵抗VR2が接続され、同ダイオードZD1の陰極は
また抵抗R7を経由して演算増幅器OP2の非反転入力
部へ接続される。可変抵抗器VR2の分圧端子は抵抗R
6を経由して演算増幅器OP2の反転入力部へ接続され
ている。演算増幅器op2の出力部はコンデンサC1を
介してその反転入力部へ接続されている。トランジスタ
TR1のベースと演算増幅器OP1の反転入力部との間
にはコンデンサC2が接続されている。定電圧ダイオー
ドZD2の陰極は正電源線50に、陽極は抵抗R8の一
端にそれぞれ接続され、その陽極と抵抗R8の接続点は
演算増幅器OP4の非反転入力部に接続され、抵抗R8
の他端ば0〔v〕の線51へ接続されている。
演算増幅器OP4の出力部に発光ダイオードIJO2が
抵抗R1を介して接続されている。
以上に説明した部分は温度調節装置の定温制御部52と
昇温速度制御部53および昇温確認部54の構成である
。次に限界電流式酸素センサを用いての酸素濃度の検出
回路関係部分の構成について説明する。
抵抗R17の一端を正電源線50へ接続し、抵抗R1g
の一端をo〔v〕の線51へ接続する。抵抗RI7とR
lBの接続点は演算i幅器OP8の非反転入力部へ接続
する。演算増幅器oP8の出力は同op8の反転入力部
へ接続する。これがセンタ電圧出刃部55の構成である
抵抗RIOの一端は正電源線5oへ接続し、他端は可変
抵抗vR3の一端へ接続する。同vR3の他端は抵抗R
11を介して演算増幅器の出方(すなわち、センタ電圧
線57)へ接続する。可変抵抗VR3の分圧出力部は演
算増幅器OP5の非反転入力部へ接続する。同OP5の
出方部は同oP5の反転入力へ帰還すると共に限界電流
式リーンセンサR16の正電圧入力端子へ接続する。同
センサR16の負電圧入力端子は演算増幅器oP6の反
転入力端子へ接続する。センタ電圧線57がら抵抗R1
2を介して演算増幅器OP6の非反転入力端子へ接続す
る。同演算増幅器OP6の出力部がら可変抵抗VR,の
一端および分圧端子へ接続する。同VR4の他端は演算
増幅器OP6の反転入力端子へ接続する。
センタ電圧線57より抵抗R13を介して演算増幅器O
P7の非反転入力部へ接続する。演算増IIVX 器O
P6の出力部から抵抗R14’f介して演算増幅器OP
7の反転入力部へ接続する。同演算増幅器OP7の出力
部より抵抗R1sを介して同oP7の反転入力部へ帰還
する。センタ電圧線と演算増幅器OP7の出力部の間の
電圧が酸素濃度に対応した出力となる。
次に以上のように構成された回路の動作について説明す
る。
抵抗R1とヒータ抵抗RNの分圧により温度を検出する
。抵抗R,と可変抵抗VR1の分圧により目標温度を設
定する。演算増幅器OPlはこれらの温度検知部と温度
設定部に相当する部分からの電圧差を増幅する機能を有
する。抵抗R5と定電圧ダイオードZD、の分圧により
正電源電圧が変動した場合においても定電圧ダイオード
の両端には一定の電圧が発生する。その一定電圧を可変
抵抗VR2で分圧して抵抗R6へ供給する。抵抗R6’
Fc流れた電流はコンデンサC1を充電してラン゛ノ関
数を発生する。演算増幅器OP、の出力電圧が演算増幅
器OP2の出力電圧より大きい場合にはダイオードDl
を通じて電流が流れてダイオードDlの陽極の電圧を引
き下げる。逆に演算増幅器OP1の出方電圧より演算増
幅器oP20出方電圧の方が大きい場合にはダイオード
D1には電流は流れず、演算増幅器OP1の出力電圧と
ダイオードD1の陽極電圧はほぼ等しくなる。演算増幅
器oP3は負帰還接続であるので、その出力電圧は非反
転入力部の電圧と等しくなり電流増幅の機能を有してい
る。コンデンサC1、抵抗R6、可変抵抗VR2および
定電圧ダイオードZD、からなる部分がランプレート設
定部である。
前述のダイオードD1は演算増幅器op、および同OP
2の出力電圧の内のより低い値を選択して演算増幅器O
P3へ送る働きをする。
ヒータの抵抗が正の温度係数を有するものを用いた場合
には、ヒータ電圧の上昇とヒータ抵抗の上昇とが対応す
る。そのため、ヒータRNを含む部分のブリッジ回路と
演算増幅器oPlおよびO20とトランジスタTR,f
f含む部分で負帰還回路を構成しており、同ブリッジ回
路の左側部分の分圧比と右側部分の分圧比の差が、この
回路全体の増幅ダインの逆数に等しくなったときに釣り
合いが取れて定常状態に到る。演算増幅器のゲインは1
0−10倍程度と非常に高いから、その逆数は10−4
〜10−8となり、極めて小さく通常は無視してさしつ
かえない。従って、この負帰還回路はヒータの抵抗があ
る一定の値になるよう機能する。ヒータの抵抗と温度は
特定の関係を有するから、ヒータの抵抗が特定の一定値
に制御されることは、温度が特定の一定の温度になるこ
とを意味する。このようにして温度調節機能を果すので
ある。
ヒータ加熱の初期には、ヒータ抵抗は小さいので演算増
幅器OP1の非反転入力部への入力電圧に比べて反転入
力部への入力電圧の方が小さく、従って演算増幅器OP
Iの出力電圧は大きい。もし、演算増幅器OP2のラン
プ関数発生部がないとしたら、その大きい出力電圧によ
ってトランジスタTR1が制御され、ホイートストンブ
リッジに大きな電流が流れ、ヒータRNが急速に加熱さ
れ、例え設定温度以内であったとしても、その大きな温
度上昇速度のために大きな熱歪が生じ、ヒータやセンサ
を劣化したり破損させたりする恐れがある。
しかし、ランプ関数発生部である演算増幅器OP2があ
り、ヒータ加熱の初期にはその演算増幅器OP2の出力
電圧はコンデンサC1の充電に従って徐々に犬きくなる
ものである。従って、ヒータ加熱の初期にはダイオード
Dlが導通し、演算増幅器OF、の出力が演算増幅器O
P sを介してトランジスタTR1を制御するので、ヒ
ータの温度が急上昇するのを抑制することができる。
ヒータ加熱電力と温度の関係は低い周波数では追従する
が、高い周波数では充分に追従することはできないから
、負帰還の関係が維持できなくなる。それで高い周波数
ではトランジスタ等の位相遅れも手伝って、正帰還の関
係になって発振する場合がある。発振することは不都合
であって、その対策としてコンデンサC2を入れる。こ
のコンデンサC2は周波数が高くなる程インピーダンス
が低下して負帰還ダインを上げる働きをするので発振が
抑制されて回路が安定に作動するのに寄与する。
K155sのコンデンサC3は電源ラインノ高周波にお
けるインピーダンスを下げる働きをする。
電源ラインのインピーダンスが高いと、電源ラインを通
して不要な結合を生じ、往々にして正帰還を生じて発振
に到り、前記と同様の不都合を生ずる0なお、電源に高
周波インピーダンスの低いものを用いた場合にはコンデ
ンサC3を省くことができる場合もある。
演算増幅器OP4は前記負帰還増幅器を構成している温
度調節部が正常に働いているかどうかを確認するための
ものである。即ち、演算増幅器op。
およびO20の出力電圧、およびトランジスタTR。
のエミッタ電圧が正常な動作範囲〔大体、電源電圧より
2〔73以上低い〕にあれば、演算増幅器OP4の出力
電圧が電源重圧近くになり、発光ダイオードLF、Dが
点灯して正常であることを表示する。
ヒータからの放熱電力量が増加したり、電源電圧が低下
したりして、ヒータを設定温度に維持するのに必要な電
力を供給することができなくなった場合には、定電圧ダ
イオードzD2と抵抗R8の接続点の電圧よりも演算増
幅器OP3の出力電圧の方が高くなり、演算演幅器OP
4の出力電圧力f O[V]近くになり、発光がイオー
ドI、EDが消灯して異常を知らせる◎ 逆に電源電圧が高過ぎる場合にはTRIの消費電力が大
きくなって電力損失が大きくなると共に発熱による温度
上昇も問題になる。それ故、発光ダイオードLEDが点
灯する最低の電圧に電源電圧を設定すれば、温度調節の
正常な作動と最り氏子床の電力損失とiす、好都合であ
る。
次にセンタ電圧出力部550回路の動作について説明す
る。これは電源電圧に対し、R17とR18の分圧比で
決まる電圧を出力する回路である。従って、センタ電圧
出力つきの電源を用いた場合にはセンタ電圧出力部の回
路を省略することもできる。
次に酸素濃度検出部56の回路の動作について説明する
。演算増幅器op5は負帰還回路であり、センタ電圧5
7と電源電圧を抵抗RIGとR11および可変抵抗UR
3で分圧した電圧を出力する。排気センサとして限界電
流式リーンセンサを用いる場合にはセンタ電圧に対して
0.75 (:U)が適当である。
演算増幅器OP6の反転入力部の電圧は抵抗R12の働
きでセンタ電圧とほぼ等しく制御される。それ故、限界
電流式リーンセジサRI6の両端には0、75 (V、
)が印加される。演算増幅器OP6および可変抵抗VR
4により、電流検出回路を構成している。演算増幅器O
P6のセンタ電圧を基準にした出力電圧としては可変抵
抗器VR4により設定した抵抗値と限界電流式リーンセ
ンサに0.75 [V]を印加したときに流れる電流値
の積の電圧の正負を反転し念ものが得られる。
演算増幅器OP、は反転増幅器である。
次に限界電流式リーンセンサの一定酸素濃度における温
度と電流の関係を第25図に示す。
第26図はヒータ加熱初期における時間と酸素濃度に対
応すべき電流の関係を示す。
定温加熱の制御を行なわずに定電圧印加等の方法で加熱
をした場合には第26図のc、d、e曲線の如く、最終
の値に達する迄の時間が非常に長くなるので、センサを
即時作動させることができない。又、放熱状態が悪けれ
ばCの如く温度が高くなり過ぎて、本来の値より高い値
になる。又、風速が高いなどの放熱状態が良ければeの
如く温度が低くなり過ぎて、本来の値より非常に低い値
になる。
一方、通常の定温加熱を行なった場合にはaの如くなり
、一定の温度すなわち一定の値によることができるが、
昇温のレートが高くなり過ぎるため、ヒータやセンサの
劣化を起こしやすい。
第24図の回路によるときはbの如くなり、センサが許
容できる昇温レートで昇温するので、劣化の問題は解消
できると共に短時間に目標温度に到達でき、一定の電流
値が得られる。
発明の効果 以上詳述したように、本発明は基体上にセンサ部を積層
した簡単な構造であるので、製造が容易であるとともに
、小形化することができる。またヒータを同一基体上に
構成できるので、加熱する場合の電力消費を少なくでき
る。
また、本発明は特定方向に結晶方位配列した膜厚0,1
〔μm〕〜30〔μm〕の薄膜固体電解質を用いるので
、センサの電気抵抗を従来に比べて1/100〜115
00と著しく小さくできしかもそれが安定であり、従っ
て検出電流値を大きく取ることができ、正確で安定な酸
素濃度の測定が可能となる。
また電極材料に電極界面抵抗を小さくできる金属を用い
ることにより、検出電流値の大きい、応答性の良い、よ
り低い温度でも使用できるセンサが得られる。
また、緻密なコーティング層を用いて、酸素ガス透過路
を適切に限定し、酸素ガス律速部が安定に動作するよう
構成したので、特性にばらつきのない均一な製品が得ら
れる。
また、センサの作動に必要な処理回路をもセンサと同一
基体上に一体に構成することにより、接続のためのリー
ド線やコネクタが省略でき全体として極めて小形化する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は各種製作法で製作した固体電解質の抵抗率一温
度特性を示す図である。 第2図は、固体電界質の膜厚と抵抗との関係を示す図で
、試料寸法3 x 3 (mm) 、測定温度700〔
℃〕電極材料Pt、電極寸法2X2(wn:L大気中の
条件で測定した結果である。 第3図は本発明の一実施例の限界電流式酸素センサの構
造を示す斜視図である。 第4図はN2  ガスの02ガス濃度を)!ラメータと
した第3図の酸素センサの電流−電圧特性の一例を示す
図である。 第5図は、センサ加熱温度700〔℃〕一定、印加電圧
0.75 〔V)一定における酸素濃度−電流特性を示
す図である。 第6図は酸素ガスを陰極部材中で律速するように構成し
た実施例の断面図である。 第7図は固体電解質の抵抗一温度特性を示す図である。 第8図は固体電解質の10 C%)酸素ガス濃度雰囲気
においてガス温度を・やラメータに取った’iJt流電
圧流電全特性図である。 第9図は酸素ガスを基板部で律速するように構成した実
施例の断面図である。 第10図は基板の空気透過量を/ぐラメータに取った場
合の電流−電圧特性を示す図である。 第11図は酸素ガスをコーテイング膜部分で律速するよ
うに構成した実施例の断面図である。 第12図はコーテイング膜としてAt205を用い、そ
の膜厚をパラメータに取り、5〔係〕の酸素がス雰囲気
における電流−電圧特性を示す図である。 第13図はコーテイング膜の気孔率を・やラメータに取
り、5[%]の酸素ガス雰囲気における電流−電圧特性
を示す図である。 第14図は焼結法によって製作した各種固体電解質の抵
抗率一温度特性を示す図である。 第15図は各種固体電解質を用いて製作したセンサの、
センサ加熱温度700〔℃〕、印加電圧0、75 [:
V]一定での電流−酸素濃度特性を示す図である。 第16図はWO2にB l 20 sを添加した固体電
解質を用いて製作したセンサの、センサ加熱温度300
〔℃〕、印加電圧0.75 [:V]一定での電流−酸
素濃度特性を示す図である。 第17図および第18図は基板形状が円筒形である本発
明の実施例を示す図である。 第19図は処理回路部を同一基板上に設けた本発明の実
施例の断面図、第20図はその平面図である。 第21図は本発明の限界電流式酸素センサに使用できる
ヒータ温度調節回路の一例の概略ブロック図、第22図
は第21図をさらに具体的に示したブロック図である。 第23図は本発明の限界電流式酸素センサに使用できる
ヒータ温度調節回路の他の例を示すブロック図である。 第24図は本発明の限界電流式酸素センサに使用できる
処理回路の例を示す図で、ヒータ加熱初期におけるヒー
タの温度上昇を適切に制御するようにしたヒータ温度調
節回路や酸素濃度検出回路等からなるものである。 第25図は本発明による限界電流式酸素センサ(リーン
センサ)の一定酸素濃度における温度と電流の関係を示
す図である。 第26図はヒータ加熱初期における時間と酸素濃度に対
応すべき電流の関係を示す図である。 ■・・・ヒータ、2・・・ガス透過性コーテイング膜、
3・・・薄膜固体電解質、4・・・陽極、5・・・陰極
、6・・・絶縁性基板、7・・緻密なコーテイング膜、
818Z9.10・・・リード線。 特許出願人 株式会社豊田中央研究所。 代理人星 野 恒 司 −!li’   瓜 M 第9図 第10図 0 0.5  +  1.5 2.0 f L fV) 第12図    第13図 1.5 養艮(V)     電劇EV) 第14図 第15図 N2寺の025171 1%1 第16図 N2才の02儂戻〔%〕 手続補正書(方式) υ人印紙金額 円 昭和58年7月25日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1 事件の表示 特願昭58−/10630号 2発 明 の名称 限界電流式酸素センサ 3 補正をする者 事件との関係  出願人 0 所   愛知県愛知郡長久手町大字長漱字横道41
番地の1名称   (360)株式会社豊田中央研究所
代表省      小   松       登5、手
続補正指令書の日付 昭和58年6月 8日(発送日昭和58年6月28日)
第10図 4′ 瓜 (V)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電気絶縁性の基体上に、ガス透過性の膜状の第1
     ’fM、極、一方向に結晶化した0、 11jtm)
     〜30〔μm〕の厚さの薄膜固体電解質、およびガス
    透過性の膜状の第2電極を順次積層し、その一部または
    全部をガスを透過し得る電気絶縁性のコーティング層で
    覆った限界電流式酸素センサ。
  2. (2)  前記基体のセンサ部に相当する部分を工。 チング等により除去し、また前記ガスを透過し得るコー
    ティング層にAt2o5.5io2’ 、スピネル。 SiC* 5tsNaのいずれかを用い、その気孔率を
    30 C%E以下、膜厚を1〔μm〕以上としたことを
    特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の限界電流式
    酸素センサ。
  3. (3)  第1電極および第2電極が、Pt 、 Pd
     、 Agのいずれかの単体またはそれらを主成分とす
    る合金から成ることを特徴とする特許請求の範囲第(1
    )項または第(2)項記載の限界電流式酸素センサ。
  4. (4)薄膜固体電解質の材料としてzrO2にY2O3
    ゜Yb203r Gd2O3+ MgO+ CaO+ 
    5c205の内の一種または、それ以上を安定化剤とし
    て含むもの、あるいは、B 120 sにY2O3+ 
    F’r2031−vV05等を含む材料からなることを
    特徴とする特許請求の範囲第′(1)項ないし第(3)
    項のいずれか1項に記載の限界電流式酸素センサ。
  5. (5)電気絶縁性の基体上に、ガス透過性の膜状の第1
    電極、一方向に結晶化した0、1〔μm〕〜30〔μm
    〕の厚さの薄膜固体電解質、およびガス透過性の膜状の
    第2電極を順次積層した限界電流式酸素センサにおいて
    、さらにガスの透過路を規制するための緻密なコーティ
    ング層を設けたことを特徴とする限界電流式酸素センサ
  6. (6)  前記緻密なコーティング層は、第1電極、薄
    膜固体電解質および第2電極からなる基体上の積層体の
    外表面を、第2電極の外表面の一部を残I7て、すべて
    覆うように形成され、かつ基体はガス透過性のある構造
    体が用いられてガスの律速部として構成されたことを特
    徴とする特許請求の範囲第(5)項記載の限界電流式酸
    素センサ。
  7. (7)  前記緻密なコーティング層は、第1電極、薄
    膜固体電解質および第2電極からなる前記基体上の積層
    体の外表面を、第1電極の外表面の一部および第2電極
    の外表面の一部を残して、すべて覆うように形成され、
    かつ基体は緻密な構造体が用いられ、第2電極ががスの
    律速部として構成されたことを特徴とする特許請求の範
    囲第(5)項記載の限界電流式酸素センサ。゛
  8. (8)  810基体の一部上に、ガス透過性の膜状の
    第1電極、一方向に結晶化したO31〔μm) = 3
    0〔μm〕の厚さの薄膜固体電解質、およびガス透過性
    の膜状の第2電極を順次積したセンサ部を形成し、前記
    ゛基体の他の一部上に、センサ部出力よして得られる限
    界電流を検出し電圧に変換する回路、センサ部を加熱す
    るヒータの温度を一定温度に制御する定温制御回路等の
    センサを動作させるための処理回路を形成したことを特
    徴とする限界NH式酸素センサ。
JP58040630A 1983-03-14 1983-03-14 限界電流式酸素センサ Granted JPS59166854A (ja)

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JP58040630A JPS59166854A (ja) 1983-03-14 1983-03-14 限界電流式酸素センサ
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